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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「フォックスキャッチャー(2014)」ベネット・ミラー/三人の男が肉体をぶつけあったり嫉妬しあう

実話 (スポーツ) (ドラマ) サイコウォーリアー 〈アメリカ〉 【映画】

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原題: Foxcatcher

ベネット・ミラーは三作目で、一作目の「カポーティ」は面白かった。そして2作目の「マネーボール」が個人的に物凄く面白くて感動した、異常に好き。
そして三作目。またも実在の人物。
この監督は、重厚な映像や描写で実在の孤独な変わり者を扱うのが好きらしい。


●あらすじ

コンプレックスの塊である大富豪のデュポン氏(スティーブ・カレル)が、同じくコンプレックスの塊のレスリング金メダリストのマーク(チャニング・テイタム)と、その兄の同じくレスリング選手で家庭を築いて幸せな人格者兄デイヴ(マーク・ラファロ)を、自分が設立したレスリングチーム結成プロジェクト「フォックスキャッチャー」に招こうとする。
金メダル獲ってもロクな仕事につけないし人望もないマークは飛びつくが、満たされている兄デイヴは「ここで仕事も家庭もあるから俺はいいや」と断り、マークだけ招聘される。
ブラコンのマークとマザコンのデュポン氏は、お互いに抜けた穴を補い合うかのように、仲良くやっているが(真夜中にレスリング練習場に二人で練習しているシーンがFUCKしてるようにしか見えない)、デュポン氏は母親が自分を全く愛していない事を確認するたびにキレてマークに八つ当たりし、兄デイヴを金の力で家族ごと呼ぶことに成功する。
それまではマークをめっちゃ可愛がってたのに、今度は
デイヴをチヤホヤし始める。
デイヴが来た事によりマークは一気に情緒不安定になっていくし、同時にデュポン氏もおかしくなっていく。。


●映画は事実と違っててもいい
といった感じの話。終盤までは三角関係のBLっぽい。
まず第一に、本当にあった話として考えると事実とは反する部分や、重要だったり面白そうな部分なのに描かれてない所が多いようだ。
むしろ、省かれた部分を見ると監督が何を描きたかったのか浮かび上がってくる。
しかし、こういうトゥルーストーリーものって、監督がこの話いいなと脚本選ぶみたいな感じで実話をチョイスして自分がやりたいフィクションを作るだけだから、事実と合ってるかどうかは割とどうでもいい。


●どうなんでしょうね‥
デュポン氏とマークのコミュ障コンビは、途中までそれなりに仲良くやっていたのに亀裂が入るのは中々悲しいものがあった。
「スーパー!」で主人公が、特殊な部分で真に通じ合えるのはエレン・ペイジだけだったのに本人がそれに気づいてないうちに悲劇が起こる悲しさに似ていた。
兄デイヴは、人として立派過ぎて近くにいると確かに腹立つタイプかもしれないなと思った。全く間違った事してるわけではないが、
デュポン主観でデイヴ親子を訪ねた時、デイヴ夫妻は完全にクッションに身を沈めたまま「ああ、どうも」とそっけなく挨拶する。
マークは「デュポン氏がせっかく来てくれたのにちゃんと挨拶するのも面倒なのか!」
と怒るがデイヴ夫妻は「だって別に呼んでないし、会いたかったわけでもないし、そもそもここ俺らの部屋だから」みたいな事を自信満々で言う。確かにその通りって言えばその通りだが、この場面だけは夫婦にムカついたな。
ラストについて、最初はバッドエンドかなと思ったが、あれは望んだ形ではないが自立したぜ‥という事だと思った。
スティーブ・カレルとラファロは好きだったが、チャニング・テイタムには特に興味なかったのだが本作でいいなと思った。


何か妙に歯切れが悪いのは、観終わったばかりでモヤモヤさせられて消化しきってないかもしれない。マネーボールみたいに超好きなわけではないが本作も面白かった。


そんな感じでした。

www.imdb.com

www.youtube.com

 

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