gock221B

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『イコライザー』(2014)/デンゼル・ワシントンが本当に強すぎる!都会でならランボーやジョン・ウィックより強い。イーストウッド級👨🏾‍🦲


原題:The Equalizer 2 主演&製作:デンゼル・ワシントン 監督:アントワーン・フークア 脚本:リチャード・ウェンク 原作&製作:マイケル・スローンのTVドラマ『ザ・シークレット・ハンター』(1985-1989) 製作国:アメリカ 上映時間:132分 シリーズ:「イコライザー」シリーズ第1作目

 


これはすごく面白かった。
あらすじは

顔なじみの娼婦(クロエ・モレッツ)を殴ったポン引きチンピラ軍団怒ったホームセンター店員マッコール(デンゼル・ワシントン)が彼らを皆殺しにし、ついでだから彼らのバックにいたロシアンマフィアも根絶やしにする

これだけ。デンゼル・ワシントンが強すぎるのと暴力描写が凄くいい感じ。
‥という事で感想は終わりなので序盤の展開を画像とGIF貼り祭りで振り返ってみよう。
GIFをどれくらい貼ったらどれくらい重いのかも確かめたいからな

 

ホームセンターで働いている人当たりが良い中年男性マッコール(デンゼル・ワシントン)。
だが、どこか謎めいたところがあり、同僚に過去を訊かれても昔は歌手だったと踊っておどけてみせるのみ。
また彼は不眠症らしく毎晩のように絵画「ナイトホークス」を思わせる深夜のダイナーに行き、いつも「読むべき名作百冊」的なベタな名作を読書している。それが彼の楽しみ。
ダイナーには、同じくいつも来ている娼婦(クロエ・モレッツ)がいて顔見知りらしく、たまに会話しては談笑している微笑ましい二人。
この触れ合いは少ないが、デンゼル・ワシントンとクロエ・モレッツの演技力によって画面持たせ力が溢れんばかりで凄くよかった。この二人の触れ合いだけ二時間続いて終わってもいいくらいだ。
クロエ・モレッツはクリスティーナリッチと経歴がどんどん似てきてて、子役でブレイクした女優はハイティーンで処女を失う役や少女娼婦役をよくやるけど、それはヲタ切りっていうか今までの「皆の親戚の子供」みたいな子供イメージをリセットするためなのかもね。
彼女のキャラも魅力的で、トゲトゲのポーチを持ってるところからして世界への警戒心を表していた。
彼女は自分の荒い社会にはいない知的で優しいマッコールに懐いている。少し会話しただけで「静かな声をありがとう‥」と言って仕事に行くあたりから彼女の荒んだ生活が感じられて心が痛んだ。

 


そんなある日、彼女はポン引きに殴られて重体となり入院してしまう。
マッコールはポン引きの元に行き9800ドルの札束を差し出し「これをやるから彼女を自由にしてくれ」と身請けしようとするがポン引きは無下に断るばかりか彼女を侮辱する。
主人公は「やれやれ、チャンスはやったのだが‥」という呆れ顔でストップウォッチを押して彼らに歩み寄ったと思うと、丸腰の状態で銃や刃物で武装したギャングをこらしめる‥どころかいきなり皆殺し
この間わずか19秒
マッコールは、皆殺しできるまでの予想時間が自分の予想より3秒遅く、16秒かかった事が不服そうだ。
最初に撃った一番憎たらしいリーダーは、10秒くらい経って失血死する箇所を撃ってあるので、マッコールはそいつが息絶えるまで嫌味を聞かせる。

リーダーは人生最後の10秒間、マッコールの嫌味をたっぷり聞かされて絶命。。
強い!強いというかやりすぎ!
「てっきり全員半殺し→報復してきたギャングとの抗争」みたいに段階を追って暴力と復讐の連鎖が激化していくのかと思ってたら、まさかの皆殺し。飛躍しすぎなのが最高。
この飛躍はどんどん激しくなっていく。
ナイフで悪者を刺す時も「記号として刺しました」という感じではなく確実に絶命するように急所をチャッチャチャッチャ!と何度も何度も刺すのが最高。
まあヤクザ者のメンツを潰したら徹底的に報復されるのでキリないから最初にいきなり殺してしまう方が合理的なのだろう。

ちなみに彼は後の描写でも、用意するのは監視カメラや照明などの間接的な道具だけで、直接相手を殺す武器はその場にあるものや敵が持ってる武器しか使わない。愚地独歩みたいな美学なのかな。
そしてパターンとして、相手が自白や自首したりなど、何か人として正しい事をすれば見逃してやる打診を一応する(誰も従わないので結局ぶち殺すのだが)。
だがポン引きチンピラ軍団のバックには、巨大なロシアンマフィアがいた。
そして本国から強いロシアンマフィアが派遣されて来た。一体、どうなってしまうのか‥(どうなってしまうのかっていうか、普通に皆殺しにしてしまうのだが‥)。


一昨日観たキングスマン同様、マナーの良い紳士が実はあまりに強すぎるしクズをすぐ殺して特に反省もしない感じが本当に気持ちよかった。
こういう映画を観れば観るほど「『グラントリノ』のイーストウッドは普通にチンピラ達を皆殺しにするだけでよかったのでは?」とか思って可笑しくなる。
序盤に大柄バイトに優しくしたら、その善意が直接的に帰ってくる展開も良かった。終盤、デンゼル・ワシントンが唯一手こずった巨漢の敵はなかなか死ななかった。「何故このどうでもいい雑魚は中々死なないんだ?」と不思議に思って観てると、主人公が優しくしてた大柄バイトが伏線を回収する形で助けてくれて「あぁ大柄バイトのサポートを見せるためメタ的に手こずってたのか」と笑った。
そして立ち上がるのがやっと、人の肩を借りないと歩けないくらいの傷を負ったマッコールだが数分経ったら全快してるのも最高。
そして映画が進む上映時間に比例してマッコールの強さもどんどん増大していく。
映画の冒頭、一般人の強さが1だとするとマフィアの強さは10、マッコールは50くらい。しかし映画が終わる頃にはマッコールの強さは100くらいにまで達している!
ロシアンマフィアもまるで「ついで」のように壊滅してしまう。
いや、徐々に強くなったというより、敵が強大になったので前半よりも少しだけ本気を出しただけか。
ジャングルや砂漠などではそうもいかないだろうが、街の中ではランボーより強いかもしれん。
物理的な強さだけじゃなくて、どうやら社会的にも強いみたいだし。
普通だったら最後にホームセンターを後にした後もう帰ってこないのが復讐ヒーローだけど、以前と同じ街に住んでるのがビビった。この辺にマッコールの底知れぬ恐ろしさを感じさせた。
マッコールが敵にする説教が「悪の法則」で主人公が終盤に電話でされる説教「この最後はお前が作った。選択はもうなされた」みたいなやつに似てて、好きなタイプの説教だった。
ロシアからの刺客とレストランで会話してる時の、イヤミも強烈だった。
また、怪我したり撃たれたら即、熱した鉄や油を患部に当てて無理やり治療するマッコールも恐い。
とにかくフィジカル、技術、知能、知識、話術、社会的にも、全てが強い。
デンゼル・ワシントンは、コンボイ司令官やパブリックエナミーのチャックDなどの真面目で出来すぎる奴に共通する狂気を感じた。
それにしても変な映画だ。。

 


そんな感じでした

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〈他のアントワン・フークア監督作〉
『サウスポー』(2015)/主人公が凄い速度で堕ちてフォレスト・ウィテカーに出会って凄い勢いで急浮上する映画👊 - gock221B

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The Equalizer (2014) - IMDb

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