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「肉 (2013)」食人鬼版『北の国から』みたいな映画だった

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原題:We are What We are 監督:ジム・ミックル
製作国:アメリカ 上映時間:105分

この監督の、ランズデール原作映画「凍てついた七月」と吸血鬼映画「ステイク・ランド」が面白かったので観た。

田舎の貧乏一家。体調悪そうな母親が引き付けで死亡。
残されたのは、頑固ですぐキレる働かない父親、ローティーンの姉妹、幼い弟。
どうやら地下にイキのいいペットも飼っている様子。
この監督作常連の、名前知らんオッサンとケリー・マクギリスも出てた。
ひっそり暮らす一家だが、実は人をさらっては地下に閉じ込め殺してシチューにして食っている食人一家だった。


という内容から想像するようなスプラッターホラーめいたものではなくゴア描写も殆どなく割と上品で淡々と進む。
なぜ食人の儀式をしてるのか?という切っ掛けも一応は語られるが、この一族が何故それを続けているのかは、はっきりとは語られない。
だが殺したくて仕方ないとか食いたくて仕方ないという雰囲気でもない。
登山家の山登りみたいなものか?
ホラーというより不条理劇とか昔の松本人志のコントみたいな文学的な雰囲気。
‥と書くと面白そうだけど、いまいち家族に魅力ないし頑固親父が人を殺して子供にも強要して食べさせてるというネガティブで地味な展開も盛り上がらず楽しくなかった。
また、この親父が有益な事を何にもしない上に一切会話が通じないレベルの頑固者で、他人を自分の思い通りにしようとする奴なので本当にイライラした。
娘の恋愛を邪魔するし娘の唇にキスするのも気持ち悪いし(普段から悪戯してるって描写なのかな)聖書の様なものを暗唱したりしてから食人するのも嫌だし、かといって大好きな食人に打ちこんでる活気もなく脇が甘いし‥非常にイライラさせる嫌な親父キャラ要素満載だった。

楽しくないな~と思ってたが、ラストはそれまでの丁寧な描写をひっくり返すようなドラマチックなオチで終わるので、オチは楽しかった。

食人要素はこの一家の逃れられない性(さが)のメタファーで、そんな性を背負った家族の、行動や心の動きを見せる「北の国から」みたいな映画なのかなと思った。
何だかんだいって「
田舎で子供が頑固親父に反抗して自我が芽生えて上京する話」だと言っても過言ではない。
だけど正直、オチ以外面白くないし。
でも本作は好みが分かれそうだし、これが大好きだという人もいそうだ。僕はいまいちだった

そんな感じでした

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