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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「映画と恋とウディ・アレン(2011)」夢は楽しいが正気の沙汰じゃない。だが現実を選べば落胆させられる

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原題:Woody Allen: A Documentary 監督:ロバート・B・ウィード
製作国:アメリカ 上映時間:113分

この人とイーストウッドは多作なのにも関わらずハズレが異常に少ない監督という認識
ウディ・アレンのドキュメンタリー。「ミッドナイト・イン・パリ」の頃、公開された
観たかったが、劇場行ってまで観たいわけじゃなくそのまま忘れてたらGyaoで配信されてたので観た。思ったより面白かった。

 

生い立ちについて少し触れた後は、キャリアと代表作それぞれ、ダイアン・キートンとの仲良しぶり、ミア・ファローとの泥沼、に触れていって最近は一番元気ですって感じで終わった。近親者、関係者、主演俳優とかもちょいちょい出てきて語る

 

面白かった&興味深かったところ。感想というよりただのメモ書き
★明るい幼児だったが5歳の時「自分がいつか死ぬ」と知り「幻滅した」。
その日から急にシニカルな子になったようだ。
ウディ・アレン少年は「このゲームから降ろしてくれ。」と思ったという
これは、安定した職に就いて幸せな家庭を気付く‥という世間一般的な幸福の追求から降りた、という事かな?と捉えた
★10代の時に買ったタイプライターで40年以上仕事している。頑丈すぎて彼が死んだ後も壊れない、とは言うが本当か冗談なのか判断できない(この映画で彼の談はそういうのが多い)。ワープロの様にカット&ペーストできないのでハサミとホッチキスを使って編集する。それを引き出しに入れてありベッドの上に広げて次回作を練る
★「ギャグを書く仕事」というワケのわからん仕事に就く
スタンダップコメディアンになり、やがてTVの人気コメディアンに昇りつめた話。
をバックに、ウディ・アレンがリングで本物のカンガルーと殴り合いする映像が流れる
 ※この先はずっと映画の話
★俳優&脚本家として参加した「何かいいことないか子猫チャン」では、脚本を勝手に改悪されたので完成した映画は観なかった。その代わり脚本を他人にいじらせてはいけない事を学び、初監督作「泥棒野郎」から完全に指揮権を掌握して撮るようになった
★「スリーパー」の話。サイレント映画の様に喋らず笑える映画を撮りたかった。しかし我々の得意分野は会話だと後で気が付く。ダイアン・キートンを褒めまくるくだり
ダイアン・キートンについて。彼女の女性としての目を通して世界を見たらそっちの方が面白いと思った。ダイアン・キートンは今も仲良いので全編頻繁に出てきて語る
★「アニーホール」を始めとする名作群について。どれも頻繁に死や別離が描かれている
★★「カイロの紫のバラ」について。「人間はは常に夢と現実の選択を迫られる。夢を選ぶのは楽しいが正気の沙汰ではない。現実を選ぶしかないが現実には落胆させられる
★「自分には道化師の呪いがかけられていて、笑いでしかアプローチできない」
ミア・ファローとの仲は順調だったが、ウディ・アレンはミアの養女とできてしまう(彼女は現在の彼の妻となる)。二人とも感情を抑えプロとして映画を完成させた後、破局。マスコミに連日「悪魔」と叩かれる。仕方ないので映画を撮るしかない
★と言いつつ探偵や何者かに電話で「恐ろしい指示」を出しながら映画を撮る日々
★色んな俳優の語り(当然ミア・ファローだけは出てこない)。最近の俳優ほどウディ・アレンをべた褒めする傾向あり
★★「恋のロンドン狂想曲」の撮影風景。ナオミ・ワッツが凄い綺麗。カメラには映らないセットの片隅で、しかし俳優の超至近距離で幽霊のように立ってナオミ・ワッツをガン観しているウディ・アレンが幽霊にしか見えず怖い(実際にリアリティレベルが現実より一段下の作中人物からすれば幽霊)
★★2000年代にスランプに入り関係者たちから「一年に一本製作だったのを、二年に一本ペースにしては?」と提案されるが、ウディ・アレンは「僕は数量説を信じている。たくさん撮れば名作が生まれるかもしれない」と言う。恐らく冗談
★スカヨハ、ペネロペ・クルスの語り。昔は文科系な女優ばかり好きだったのに、90年代後半のミラ・ソルヴィーノ辺りから急にセクシー女優ばかり使ってる気がする。虚ろな顔つきで彼女たちを褒めまくるウディ・アレン
★★カンヌで。「観客は観客の演技をしている」「面と向かって貶せるわけないだろ。だから褒め言葉には何の意味もない」とウディ・アレンが語ってる時、画面には上っ面で適当な言葉でウディ・アレンを褒めまくるドイツ人の映像、ウディ・アレンは「はあ、はあ‥それはどうも。ありがとね」と虚ろな顔で応対。
「大ヒット作を生みたいが生きてる間は無理だろう」
★‥とか言ってたら楽しい映画「ミッドナイト・イン・パリ」が大ヒットする。
関係者たちがウディ・アレンをべた褒めした後、ウディ・アレンが「昔からの夢だった事は全て実現させた」と語る景気のいいラスト。だが再び本気かジョークかわからない一言※このページ最下段 を付け加えて終わる


‥という感じだった。
ウディ・アレン映画は近年、急に好きになったので実は有名な過去作は殆ど観てない。
だから代表作を一通りさらってくれる本作はガイド代わりになって助かり、終わる頃には観たい映画が大量にできた。全部観よう
ウディ・アレンを褒めまくるだけでなく割と中立っぽく語っている気がした
しかしこのドキュメンタリーがいい出来なのかどうかはよくわからない。
元々ウディ・アレンや彼の映画に詳しい人がこれ観たら、大して突っ込んだ内容ではないから、ぬるい映画に思う様な気がする。
しかし、自分の様なライトなファンには丁度よかった。


そんな感じでした

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※「昔からの夢だった事は全て実現させた」「しかし人生の落伍者みたいな気持ちなのは何故だ?」

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