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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「ゴメンナサイ(2011)」 映画はおもんなかったが、原作や映画観た中高生の感想を読んだ方が面白かった

ハロプロ (Jホラー) 〈邦画〉 【映画】

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監督:安里麻里

何か観てない面白い日本のホラーはないかなと思ってて、本作は知ってたが観てなかった。
ハロプロ主演ホラーはいくつかあるがどれもつまらないのでこれもつまらないだろう。。とか思ってたのだが監督が安里麻里だったので観た
ネットに投稿されたケータイ小説が原作らしい。完全ネタバレスタイルでいく

ちなみに主演のBuono!ハロプロの臨時ユニットで今はもう数年に一度しかやってない(プッチモニみたいなもの)
Buono!の三人が映って鈴木愛理が「この日高さんが書いた本が面白かったので、映画にしてもらいました」とか言って映画が始まる。映画が始まると不気味な文字列が出てきて、三人が主演の映画が始まる。
原作者の小説家を目指している日高を鈴木愛理が演じていて、不気味な少女黒羽さんを夏焼雅、いじめっ子の役をももちが演じている。
第一幕は、ももちやクラスメートが黒羽さんをいじめている。
黒羽さんは文字列を見せただけで人を殺せる文章を読ませて次々と人を殺していく。
呪いが強すぎたり、あまりにも人がバタバタ死んでいくのでリアリティがない。
結局、ももちは黒羽さんを刺し殺して自分も死ぬ。
ちなみに鈴木愛理と夏焼さんは演技上手いが、ももちの演技はなかなか酷い

第二幕、主人公、日高の元に黒羽さんの日記が届き、黒羽さんの回想が始まる。
幼い頃いじめられたり、両親や妹に邪険にされたりして呪いを勉強していくくだりが丁寧に語られる。ちなみに全編ナレーションが全部状況や心情を説明してくれるので家事をしながら画面観なくても内容がわかる
黒羽さんは可哀想だが、人を呪い殺すようになるにしては動機が軽すぎる。もっと貞子やカヤコくらい酷い目に遭ってないと説得力がない
この黒羽さんが恨み言ばかり言い続けるパート、話としてはイマイチなんだけど、代わりに妙に迫力があるというか真剣に話してる10代の子の話を聞いているような気分にさせられるのが不思議だ。たとえば10代の子の悩みは大抵「何だそんな事か」と思うが、その子にとっては重大な悩みで自分の器を圧迫している。それを感じた。
原作者は中高生だったと仮定して(たぶん)自分の想像の範囲内で書いてるから作品全体が視野狭窄的な感じになったのかもしれないけど、きっと自分が何らかの抱えている不安やストレスをぶつけて書いたから変な迫力があるのかなとか想像した。
ストーリー自体はバカバカしいにも関わらず、妙な切実な雰囲気を感じた。
ちなみに黒羽さんのママ役は地獄のしょこたんこと中原翔子だった。

第三幕は、一年くらい過ぎて黒羽さんから来た呪いのメールを主人公の友達が皆、見てしまい呪いで一人づつ死んでいく。
で、最終的には呪いはランダムに人を襲う事に気付き、出来る限り多くの人に呪いの文章を見せれば自分が死ぬ可能性は減っていく。
だから、呪いの文字列を文章に組み込んでケータイ小説サイトに投稿したのが、この話でした~バーン!というのが小説版のオチ(たぶん)。
そして冒頭の様にBuono!の三人が映り、ももちは「ファンの人たちも死んじゃうんだよ」と怒る。Buono!は読んだら呪われる小説を読んでしまったので、映画にして冒頭の呪いの文字列を多くの人に見せて、自分たちの死の可能性を減らそうとしていたという映画用のオチ
つまり自分が助かるために原作or映画を最後まで観てしまった貴方にも呪いにかかりました、だからゴメンサイっていう事。よく出来てるしBuono!主演な事にも意味を持たせてる
リングとかイット・フォローズみたいな感じ。それで日野日出志みたいに視聴者に向けて「死ぬのはお前だーっ!」とインタラクティブに突きつけるメタ構造で楽しませる仕組み
もっと本編のドラマ部分が、現実にありそうな感じだったら面白かった気がする
しかし、ドラマ部分のストーリーとか映画の展開が、いちいち荒唐無稽すぎてバカバカしくて子供騙しだった。
でもストーリーとか描写は置いといて構造は結構しっかりしてて面白い気がする。

観終わった後、映画を観た女の子たちの感想や、原作のケータイ小説を読んだ子の感想とかを探して読むと「呪いの文章見ちゃった!」と震えあがってる子が異常にたくさんいたり、読んでて苦しくなった‥とか泣いたとか言ってたり、男子が「こんなの全然怖くない!バカバカしい」と虚勢を張ってたりしてめっちゃ可愛くて。何か物凄くほっこりした気分になった!
「どんどん広めれば呪いも薄まる」って設定なので、信じた子が広めて大ヒットしたのかな?と思うと、それまたカワイイし、ヒットする構造を作った作者の子も賢いなと思った
オッサンのくせに、こんな若い子向け映画を「どれどれ、面白い映画かどうかお手並み拝見」的にベガ立ちで偉そうに観てた自分がアホに思えてきた

ベガ立ちf:id:gock221B:20160130083255j:plain

とにかく中高生の感想を読んで、ほっこりした気分にさせられた自分が面白かった。
だけど映画自体は全然面白くないので、お勧めはできない

そんな感じでした

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ゴメンナサイ

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