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「怪談新耳袋 百物語 (2010)」篠崎誠と三宅隆太の担当回が面白かった

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監督:篠崎誠、三宅隆太、継田淳、大九明子、大畑創、朝倉加葉子、内藤瑛亮


映画かと思ったが6年も前にTVで放送したものだった。全長50分

第101話「スリッパ」監督:大九明子 

女子校生が友達の家に泊まりに行った。
友達はスリッパを使用しない。
しかし、トイレや部屋に入って外に出る度に入り口にスリッパが脱いである。
どうやら霊がいるらしい。
友達は「嫌わないでいてくれる?」と言う。
「自分の中のダークな部分が友達にバレて、それが原因で嫌われるのが怖い」という少女の恐れをストーリー化したものかな?


第102話「寺に預けられた理由」監督:内藤瑛亮 
女子校生が小学生の時の事を友達に話している回想形式。
幼かった頃の主人公が帰宅して食事しようとすると突然、女が二人キッチンに入ってきて唸り声をあげながら掴み合いの大喧嘩を始める。
しかし同室にいる母親には何も見えないし聞こえていない。霊か?
過去に生の人間が争ってる光景を主人公だけが幻視してるような雰囲気。
主人公は今見た光景を母親に告げると、高校生になるまで寺に預けられた。
‥と女子高生になった主人公が友達に語っていた昔話。
友達が「それでお寺では何があったの?」と訊くと
主人公は「それは訊かないで」と言う。終わり
何なんだよ。
取っ組み合いする幽霊とか、母に話すと速攻で寺に入れられるとか、寺で何があったのかとか、それを語りたがらない成長した主人公とか
どれも面白そうなんだけど何一つとして明かされないし内容がわからない。
推測しようとしても材料が少なすぎるしそもそも一つのお話になってない気がする。
長編ホラー映画の、五分間の長めの予告編を観せられたようなもんだ。
この短編の続きも長編も作られることはないんだろうし、解けない謎をたくさん入れて気をひこうとするのはやめろ。
話の主人公は「幼女の頃の思い出を話す女子高生」という変な構成だけど、たぶん全話で必ず主演のアイドルグループのメンバーを出さないといけない縛りがあったはずで。
だから、本当は回想の中の少女の話を考えたんだけど、主演のアイドルを登場させなければいけなかったので逆算的に「女子高生が回想している」という意味ありげなストーリーを作ったんだろう。


第103話「ついてくるもの」監督:篠崎誠 ★★
夜、女子校生が下校中、四肢のない人間が入っているズタ袋が後ろからついて来る。
それは女子高生の家にどんどん近づいてきて、やがて家の中にも入ってきた。
四肢のない霊は皆、軍服を着ていたり日の丸の鉢巻をしていたり包帯を巻いている。
日本兵の霊のようだ。
霊の顔に光を当てて鮮明に撮りすぎているので、あまり霊に見えないが現代日本の都会にズタズタの日本兵の霊が出てくるのはインパクトあった。
どっちかというとアメリカンホラーっぽい味わい


第104話「扉の向こう」監督:篠崎誠 ★★
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姉妹がマンションで留守番しているとドアの呼び鈴が鳴る。開けると誰もいない。
更に夜、留守番中の2人は寝てると、ドアを開けようとする何かがドアの前に来る。
姉妹はドアを開けられないように必死で頑張る‥
という、ただそれだけなんだけど、
少女が二人で喋ったりドアノブ押さえてるだけでホラーが成立しているのが凄い。
「子供だけで夜に留守番するのは怖い」という普遍的な気持ちをドラマ化したもの。
あまり怖くはないが姉妹も可愛いかったし、これが一番好きかも

第105話「赤塗り」監督:継田淳 ★★
友達のマンションに着いた女子高生。
電話すると友達は「階段で上がってきて」と言う。
主人公は警告を無視してエレベーターに乗ると、赤いマニュキアを塗った真っ黒い手が執拗にエレベーターを四階に停めてビビる主人公‥という話
友達も電話でちゃんと説明しといてやれよと思った

第106話「帰宅」監督:三宅隆太 ★★★
悪夢から目覚めた主人公の女子校生がリビングに行くと母親は居眠りしていた。
バスルームに行くと、なんと首吊り死体があった。しかもそれは自分だった。
慌てて母親に告げに行き母親を起こすと主人公は消える。
主人公は五年前にバスルームで首を吊って自殺しており、この主人公は自殺した女子高生の幽霊なのだ。そしてこの幽霊は
「悪夢から目覚める→自分の死体を発見→母親を起こす→記憶を失って悪夢から目覚める→(繰り返し)」というループを繰り返している。永遠に
これはきっと三宅監督の「自殺した者は無限地獄に閉じ込められる」という自殺に対する思想なんだろう。
三宅監督の思想が色濃く出たホラーって本当に気が滅入るくらい暗いなぁ。
三宅作品に出てくる辛い目に合う女の子は本当に可哀想で、観終わると本当に悲しくなる。だけど自殺アカンと思わせてくれるのでこれでいいのか


第107話「庭の木」監督:大畑創 ★★
引っ越ししてきた女子校生は庭にある立派な木を見ているうちに首を吊りたくなる。
実行してみるが失敗する。
かと思ったら同じように庭の木にムラムラ来ていた引越し業者が首を吊って死亡。
この木は「行くと飛び降りたくなる自殺の名所」みたいな木だったって事かな?

第108話「隣の女」監督:継田淳 ★
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そんなに面白くなかったんだが↑この公式写真が面白い。
隣に狂った女が住んでいるという、よくある話だった。

第109話「空き家」監督:朝倉加葉子
女子高生たちが呪われてると噂の空き家で探検する。
畳をめくると女の霊が居た。。
という話だったようだが、コーヒーを淹れてて殆ど見てなかった

第110話「市松人形」監督:三宅隆太 ★★
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伯母さんの家に遊びに泊まりに来た女子校生。
美人で優しい伯母さんが何故ずっと独身なのか主人公は不思議がる。
そして主人公は玄関にある市松人形が怖い。
というかに貼った小さい写真の時点で既に怖い!こっち見てるし
深夜、寝ているとおばさんが誰かと話している。そして小さい足音も聞こえる。
翌日、伯母さんに昨夜の足音の事を訊くと。。
別に人形が動こうが動くまいが、こんなデカい人形が玄関に置いてある時点で怖い!
しかもめっちゃ嫌な大きさ!赤ちゃんくらいの大きさか。
一回、イタズラで友達が寝てる時、ドアを開けた場所にこういう人形を置いておくイタズラがしてみたい。
こんなものを家に置くな!そしてパタタタッ!という小さい脚が走ってる感じの足音も怖い。山岸涼子の漫画っぽい
三宅監督は「七つまでは神のうち(2011)」でも市松人形が出て怖かった
人形も怖いが「明るくて美人で気立てのいい叔母さんが実は狂っていた」という設定も怖い

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bump.yというアイドルグループが主演らしいが検索したら既に解散していた。
知らない子達だが可愛かった。。と言ってもホラーに出る女性は、誰がやっても1.5倍くらい可愛く見えるものだけど。
ベテランの監督が多かったせいか面白かった。
しかし一話五分というのは一発ネタだけ見せたい時ならいいけど、本作はもう少し設定やストーリーが知りたいものが多かったので五分はちょっと短いなと思った

そんな感じでした

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