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「リアリティのダンス(2013)」アレハンドロ・ホドロフスキー/爽やかな鑑賞後感で次回作が楽しみになった

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原題:La danza de la realidad 監督: アレハンドロ・ホドロフスキー
製作:チリ/フランス 上映時間 130分

 どういう映画か全然知らんかったが「ホドロフスキーのDUNE」観たら最後に「‥そんなホドロフスキーが数十年ぶりに撮った映画それがリアリティのダンスだ!」て言ってたから観たくなってたので観た。
映画が始まると、ホドロフスキー本人が出てきて語り始める。
どうやらチリでの自分の子供時代をフィクション化したもののようだ。

半自伝映画とは言っても今までのホドロフスキー映画みたいな感じで、アバンギャルドな描写が多くて幻想的なんだけど、その一方で演劇っぽくて直接的過ぎる描写が多くて判りやすいので好きだ。
たとえば少年アレハンドロの父親ホドロフスキーの息子が演じている)が「ラジオが言う事が気に食わない」と言い出したらラジオに実際に小便かけたりするし、町の人が「インフラが気に入らない」と言ってる時は金の形の風船を実際にムチでシバキまくってたりする。キャラクターの言動や思考や気運がそのまま行動や画面に移行していく、そこが痛快。だからこの人の映画は他の監督作よりも判りやすいと言える。
その代わり面白さも全部判りやすく画面に露出して観たまんまなので、あまり書く事がない
凄く面白かったけど他のホドロフスキー映画もそうなんだけど、刺激的な場面が細かく次から次へと放り込んまれてくるので中盤以降は観てて若干疲れてくる

自伝とは言ってもアレハンドロ少年が主人公なのは前半だけで、中盤、抑圧的だった父親がペストで倒れて痙攣して死にかけるが、母親がションベンを父親の顔にぶっかけて飲ませたら全快するという痛快なシーンで改心し、そこからは終わりまで父親が主人公になる。
別につまらないわけではないのだがアレハンドロの人生が観たかったので、父親が主人公になってしまうのは個人的に少し不満だった。
この展開の意図は知らないが、父親を救いたかったのか、父親の滅びと再生を描く事で自分自身を救いたかったのか、もしくは父親と見せかけて自分のことを描いてるのか、又はそれら全部合わせたものなのかはよくわからない。インタビューとかで語ってそうだから後で検索してみよう
アレハンドロの母親は凄い巨乳のオペラ歌手が演じていて、やたらと全裸になるがセクシーさとオカンっぽさを備えた良い感じの女体で、絶妙な母性に溢れていた。
また元オペラ歌手だった彼女の台詞は、全てオペラで歌いあげるのも面白かった。

トーリーは、割と悲しかったり辛い場面が多いが中盤、父親が大統領暗殺でずっと留守にしてる時にアレハンドロ少年が「夜の闇が怖い」と泣く。
母親はアレハンドロを全裸にして黒く塗って「あなたは闇になったわよ」と言う。そして自分も全裸になって隠れんぼする。そしてアレハンドロに捕まると母親も真っ黒になり、二人は楽しそうに踊る。
そしてホドロフスキー本人が出てきて笑顔でこう語る。
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何かここは明るくて可愛いシーンで印象に残った。
監督、ママの事好きなんだな~と楽しい気分になったし好きな場面。
まあそういう場面が色々あって観る人によって好きな場面は違うだろう。
面白かったし新作が楽しみになった

そんな感じでした

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