gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「フィフス・ウェイブ(2015)」クロエモレッツちゃんは悪くないが彼女主演作の駄作率は高いですね‥

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原題:The 5th Wave 監督:J・ブレイクソン 製作国:アメリカ 上映時間:112分

主人公はクロエ・モレッツ演じる女子高生。
地球は謎の異星人”アザース”の攻撃を受け、第一波から第三波までの攻撃‥エネルギー停止現象、大災害、ウイルス‥などの攻撃で人類は大幅に打撃を受ける。
第四波の攻撃は、異星人自らが人間に寄生して人間たちの中に紛れ込む。
次なる第五波(フィフスウェイブ)で人類は滅亡してしまうぞ~という映画。
クロエ・モレッツ演じる主人公は、この第四波までで両親を亡くし幼い弟ともはぐれてしまう。彼女はサバイブして弟を助け出せるか?という話。

やっぱりヤングアダルト小説原作映画だった
序盤で色んな災害が起きて人類が大幅に減り、主人公の両親や親友や大人たちも死んでいく(主人公に辛い思い出を作るためだけに素早くサクサク死んでいった)
設定やストーリーや描写が凄くフワフワしている。
軍隊は主人公たちの親を始めとする大人たちを「エイリアンかもしれない」と言って皆殺しにして、生き残った少年少女たちを集めて鍛え上げ私兵にする。
だから映画の登場人物は、少年少女達と得体の知れないオッサン数人だけになった。
ティーン向けの映画だから「ティーンvsオトナたち」という構図にしたかったのだろうが荒すぎる。所謂子供騙しというやつじゃないだろうか。
ハンガーゲーム一作目に似たものを感じた(あそこまで酷くないけど)。
こういうフワフワ感‥「トワイライト」とか「ハンガーゲーム」みたいな(殆ど観てないけど)ヤングアダルト小説原作映画っぽいな。。と思ってたが、帰宅して検索したら本作もやっぱりヤングアダルト小説原作映画だった。
ヤングアダルト小説の正確な定義は知らないが、日本で言うならケータイ小説とかラノベみたいなものだと思っている。
この映画、観る前は「インデペンデンスデイ」とディザスター映画の中をクロエ・モレッツちゃん映画かな?と期待してたが違った(ヤングアダルト小説映画だと知っていれば観に行かなかったのに‥)
残りの時間はクロエモレッツがこそこそ歩き回ったりするだけだ。

自分が期待していた、UFOの侵略は「孤児になったティーン達がサバイバルや恋しながらついでに悪いオトナたちと闘う」という話をやるための舞台装置にすぎなかった。確かに最初の10分くらいは超巨大なUFOや大規模な津波が起きたりした。
しかしそれはもう終わりだ。
エイリアン侵略ものなのにエイリアンが一度も姿を現さないのも凄い(アザースに寄生されたオッサンやオバサンを殺すと、絵面としては単純にオッサンやオバサンが死ぬだけ)
面白くない「ゼイリブ」とか「V(80年代の海外ドラマ)」みたいな映画とでもいうか。

クロエ・モレッツ
彼女は子供のままの顔で身体だけどんどんデカくなる、、という子役ありがちな成長の仕方をしている。
彼女は目と鼻の穴と口をめっちゃ大きく開いて驚く演技を得意としている。
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この表情を見ると、面白い映画を観てる気分になるので好きだ。
最近だと、この表情が凄くぶっ壊れた顔になってきて、たまに可愛いのかブスなのかわからなくなる時もあるが、やはり可愛いと思う(短所のある美形は、完璧な美形よりも魅力が上だと思う)。
輪郭が丸くて魅力的な豚面という意味ではディカプリオに似てきた。
豚鼻なのに鼻の先が尖っているのも特徴で、すましているとシリアスに見えて、驚いたり興奮した演技をしてると上の凄い表情になるので観ていて飽きない(ディカプリオもそうだ)。
かつてのカリスマ子役だったジョディ・フォスターとかクリスティーナ・リッチとかダコタ・ファニングとか芦田愛菜もいたが、彼女たちは美少女的というよりも、フリークス的な魅力を感じる。
そもそも子役という存在そのものがモンスター的なヴァイブスを発してるし。

映画に話を戻すが、
この主人公は中盤以降、親切なイケメン青年と知り合って行動を共にする。
そして徐々に彼に惹かれていくのだが、イケメンが湖で全裸になって行水してるところをガン見するクロエ・モレッツ、そしてその夜イケメンを押し倒す。
草食男子的なイケメンに比べ、クロエ・モレッツの性欲が高すぎるのが面白かった
この時の、世間話しながら内心めっちゃムラムラしているクロエ・モレッツが、イケメンを呼び止めてキスするタイミングがめっちゃ上手かった。
名人芸的なタイミングで、ここは素直にキュンとくるものがあり「俺もしたくなってきたな。Kissが‥」と思わされた。

いいところもある
全体的には割とどうしようもない映画だが、実はこの監督はちゃんとした監督という気がする。
クロエが敵に脚を撃たれて失神するくだりがあるが、イケメンが手当てして数日後に目覚める。そして念入りに治療し、その後も治療する場面があり徐々に良くなっていく。これを通じて主人公の脚が治っていく様子と、彼女がイケメンと仲良くなる様が無理なく伝わった。
気のせいか、最近の映画は銃で撃たれた患部を丁寧に治療するシーンが妙に多い(流行りか?)。最近見た中では「ブルーリベンジ」が最も念入りだった。
そのせいか自分もその段取りを覚えつつある。
あと、戦闘の素人のクロエが父親に銃の使い方を教わったり、知り合った青年に銃の奪い方を教わるくだりがある。
ゾンビ映画とかで銃を撃ったことない女子がいきなりゾンビの頭を撃ち抜いたりして醒める事がたまにあるが、本作ではそういったお勉強シーンがあるので気にならない。

あと後半、二つの謎が明らかになるくだりの見せ方も上手かった。
アクションは少ないし暗い場所でのアクションが多かったが、イケメンがワンカットで画面奥から走って来て主人公にタックルする場面は無駄な臨場感があって面白かった(そもそもイケメンが美少女にタックルするという画がそもそも可笑しい)。
‥といったところから、この監督は誠実な演出するなぁと感じた。どうしようもない話だからこんな映画になったが、ちゃんとした脚本ならもっと上手いのでは?と思った。この監督の他の作品観てないからわからん、全部勘違いかもしれないが

それからどしたの
主人公とイケメン以外のティーンのキャラ達とかもいるし「ハンガーゲーム」シリーズみたいに続けていく気満々に終わったが、クロエ・モレッツ主演映画史上最低の売り上げらしいから今のところ続編はもうないだろう。「中国で歴史的な大ヒット!」とかない限りもうこのシリーズは朽ち果てて終わりなんじゃないだろうか。

そういう感じで、どうしようもないストーリーや設定だったが、クロエ・モレッツの魅力と、上で書いた細々とした地味な描写などの監督の力量は感じました。
それに後半は深夜にTVで観る地味なB級映画っぽくて結構面白かった(ただウロウロして、よくわからないオッサンを殺害するみたいな地味な展開好きなんだ)
それにしても死ぬほど地味だった。
敵もモブばっかりで、ちゃんとした俳優が演じてる敵は、クロエ・モレッツが素手でシバキ回して不意打ちでブチ殺したマリア・ベロだけだった。
よく知らない俳優が演じてる地味なオッサンがいて、こいつがラスボス格なのだが、主人公たちにやられずに‥というかそもそも一切闘いもせずに飛行機に乗ってどこかに飛んで行ってしまうのが可笑しかった。こんな事ってある?!
映画終盤まで明らかにならなかった第5の波(フィフスウェイブ)は、、どうやらこの映画を観に行ってしまったという事実そのものだったのかもしれないね。。
きみも俺と同じ気持ちになってくれると嬉しい

そんな感じでした

www.5thwave.jp

www.imdb.com

www.youtube.com

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