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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「追撃者(2014)」日本昔ばなしみたいなストーリーの中でマイケル・ダグラスがイケメンをいじめる

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原題:Beyond the Reach 監督:ジャン=バティスト・レオネッティ 制作国:アメリカ

思えばマイケル・ダグラスは大体いつも金持ちのキチガイを演じていた。
正直このオッサンの全盛期‥80~90年代の時はこの人嫌いだった。
とにかくバブルな香りを撒き散らしギラギラしていて映画の内外で凄い勢いでSEXしていて暑苦しかった(お前はSEXばかりすな!不潔な!)
今が全盛期の俳優で言うとディカプリオか?
オウムっぽい顔といいSEXばかりしてたところといい、どことなく津川雅彦っぽいなと思っていた。
氷の微笑」と言えばシャロン・ストーンが脚を組み替える時に股間が‥昔のオッサンの言い方で言うならヘアーが‥オケケが‥見えるというのが売りだったが、俺はマイケル・ダグラスが凄い勢いでディープキスしてる場面がめちゃくちゃ面白かった(90年代の映画は、部屋に入って服を脱ぎながらベッドに近づくまで延々とディープキスしているというダサいシーンが流行った)。
ダグラスが凄い勢いでディープキスしてる時に一時停止したら、マイケルダグラスの唇がとんでもない位置(ダグラスの額くらい)にまで到達していて、これをダグラスゲームと呼んでダグラス好きの友人と楽しんだ(友人はディープキスではなくダグラスの頬肉がプルプルゆれる様をコレクションして楽しんでいた、そしてそれはビル・プルマンに受け継がれたがプルマンも気が付けば見かけなくなっていた。)。
ブラック・レイン」でも高倉健に剣道で負けたら、高倉健を押したりして感じ悪かった(押すって子供か。押すな!)
その後SEX依存症になったり癌になったりしてる間に出演作が減って全盛期のギラギラ作品ラッシュは終わり細々と出ていた。
そして病を乗り越えたせいか昔の嫌なギラツキが抜けて見違えるように渋くなっていた。いや、今でも充分ギラついているが昔のコカインっぽい雰囲気は抜けた。
MCUアントマン」の元ヒーロー、ハンク・ピム役も只のサブキャラにしては「アントマンより強いんじゃないか?」というくらい強いし静かに狂っているしカッコよかった。MCUの中でも上位に入るくらい好きだ。
ただしハンク・ピムも悪人を退治しているから問題ないだけで、彼は彼でまた完全に金持ちのキチガイジジイキャラだった。
以上あまりにも薄い「僕とダグラス」だった。まあ薄くてもいいだろう、そもそも好きじゃなかったんだから。。

追撃者

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この映画は 「マデックの罠」という少年向けの小説が原作らしい。

アメリカのクソ暑い砂漠。
トレッキング・ガイドをしている真面目な青年ベン(ジェレミー・アーヴァインは、同棲していた彼女が大学進学のために出て行ってしまい落ち込んでいた。
渚カヲルが「元気すくないね?」とか言いそうなくらい意気消沈している。
そこへ都会からやって来た大富豪のマデック(マイケル・ダグラスに雇われ、狩りに同行する。
狩りだか、獲物をどう処理するだか忘れちゃったけど免許のようなもの?を持ってるかとマデックに訊くと、マデックはベンにカネを握らせる。。

マデックの高級ジープで灼熱の大地を進み狩猟ポイントまで来た2人。
動く何かを発見したマデックが発砲すると、それはベンと仲のいい、荒野に住んでいる探鉱者?隠遁者の老人チャーリーだった。彼は死んでいた。

マデックは再びベンに大金でもって口封じしようとするが、真面目なベンは通報しようとする。
するとマデックはベンに銃口を向け、パンツ一丁にさせて灼熱の荒野に放りだす。
どうやらベンにチャーリー殺しの罪をなすりつけるためにベンは殺すつもりだが、撃ち殺したら後でアリバイを作るのが厄介だから歩かせて殺すつもりなのか?
とも思ったが、サディスティックな本性が剥き出しになって、苦しめて殺す様を楽しみたいからっぽいなと思った。
パンツ一丁イケメン、ベンを獲物にした人間狩りが今幕を切って落とされた‥

 

マイケル・ダグラス演じる、新たな金持ちキチガイジジイの誕生。
金で何でも解決できると思っていて、思い通りにならない真面目なベンみたいな人間が言いなりにならないのが我慢できず限界まで苦しめてその様を眺めて楽しんだ末に殺そうとする。。
混じりっ気なしのクソジジイの登場。。
ベンを荒野に放ち、付かず離れず高級なジープでゆっくり追いかける。
この荒野は数時間外にいるだけで日光で火傷して死ぬという凄い所だ。
あっという間に脱水症状になって苦しむベンを眺めながらマティーニを楽しむマデック。。

そういえば人間狩りが始まった前半、岩陰にいきなり小屋があって、ベンは転がり込む。終盤まで砂漠が続くと思ったらいきなり屋内に入ったので面食らった。
部屋の中にはアジア人の女の写真が何十枚も貼ってある。何だ?
アメコミヒロインが、親切にしてくれたおとなしい青年とか優しいおじさんの部屋に忍び込んだら自分の顔写真が何十枚も貼ってあって彼の狂気に気付くというクソ多く描かれた場面を思い出す。
更にその女の顔写真が張り付けてある等身大の人形が家の中にブラ下がっている。
何なの?こわい!
トビー・フーパーの映画に出てくるキチガイの家みたいだ。
‥と思ったら、どうやらさっき死んだチャーリーの家だった。
女の写真は女優か何かかな?
日本で言うと、一人暮らしの老人が部屋に金麦・檀れいポスターを貼りまくってるみたいなもんか?このチャーリーの部屋はワクワクさせられた。
ベンはチャーリーが記した砂漠の地図をゲット。
後からベンを追い出すために侵入してきたマイケル・ダグラスはチャーリーのダイナマイトをゲット。
ベンはダイナマイトで苦しめられたり火傷になったりしながらも、チャーリーが荒野に埋めておいたアイテムや水をゲットしたり岩陰に隠れたり死んだふりしたりして何とか生きて夜を迎える事ができた、これで日光で死ぬことはなくなった。いよいよ二人は激突する。。

真面目な田舎の青年 vs.金で何でも解決できると思ってるサディストのオッサンという構図は何だかストレートで古臭いなと思っていたが帰宅して、昔の少年向け小説が原作だからだと今知った。
脱水症状になった貧乏真面目青年ベンを見ながらマデックがマティーニを飲むシーンとか、直接的すぎて日本昔ばなしっぽさを感じた。
マデックもサイコはサイコでも「昔のキチガイ」って感じのキャラだった。
何もかもあまりに直接的すぎて何か別の意図があるのかと勘ぐってしまうほどにストレートな対峙を見せられる。
だけど観てる間、料金分は楽しめるくらいは面白かった。

悪く言えば二人とも、キャラクターが一面的すぎる気がしないでもない。
ダグラス演じるマデックはもっと凄いキチガイを期待していたのだが、やる事為す事全て行き当たりばったりのキャラだった。
まあ、それは勝手に期待した自分が悪いから別にいい。
ラストはスッキリといえばスッキリラストなのかもしれないが、とても本当に起きた出来事に思えない。「本当はこうしたい!」というベンの妄想を見せられて「これでスッキリして帰ってくれ」というものを感じて何だか釈然としない気持ちになった。絶対に本当に起きたラストだと思えない(思いたいけど)
マデックがベンを砂漠で殺す機会は無限にあったが、それはマデックが「サディストのキチガイ」という性格のおかげでベンは助かったんだと納得できるが、現代社会に放ってからマデックがベンを酷い目に遭わす事はいくらでもできるわけで、それでマデックがわざわざやられに来てくれるのは不自然過ぎる。
「青年は自分から殺さないが、向こうから襲い掛かって来て自衛だから魂は無事なのだ」とか、普通の子が突然、射撃の名人になるところとか、90年代の映画みたいだったのも残念だった。
ああいうラストにするなら砂漠で全て始末させて楽しいB級映画にするか、又は「僕の方は何も仕返ししません」って辺りを強調すればよかったのに、中途半端なものを感じた。

しかし、ダグラスと主人公ベン役の俳優の演技は凄い良かった。殆ど見どころはそこだけと言ってもいい。
色々と悪い意味で古臭い映画だったが、マデックがベンに「勝ったのは初めてか?」という台詞は、マデックがどういう人間か、そしてマデックが考えてる事が滲み出ていて凄くいい台詞だと思った。

マデックの一面的で古臭いキャラクターと終盤について文句言ったが、それ以外は楽しいし何だかんだで楽しめた。
上映時間が凄く短いのもいいし、総合するとレヴェナントより好きかも。
 

そんな感じでした
www.tsuigekisha.com

www.imdb.com

www.youtube.com

マデックの罠 (海外ミステリーBOX)

マデックの罠 (海外ミステリーBOX)

 
マデックの罠 (児童図書館・文学の部屋―SOSシリーズ)

マデックの罠 (児童図書館・文学の部屋―SOSシリーズ)

 

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