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gock221B

映画その他の感想用ブログ(since 2015) http://gock.flavors.me/

「ノック・ノック (2015)」イーライ・ロス/賢者タイムになっても相手をちゃんと見ろ!という話だと思った(が、全然違うかもしれない)

イーライ・ロス SEX (ホラー) (サスペンス) (コメディ) 〈アメリカ〉 【映画】

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原題:Knock Knock 制作:アメリカ+チリ

週末、観たかった映画がいっぱい封切られてたくさん観た。何かそんな気分だった。
小出しに感想書いていこう。
これは留守番してるキアヌの元に女の子がやってきてキアヌが拷問される映画‥というのは予告編で知ってて楽しみにしてた。

元DJで建築家のキアヌ・リーブスは豪邸に住んでいる。
現代アーティストの妻は二人の子を連れて小旅行に行ってしまいキアヌは一人。
そんな雨の夜に、二人の美女が訪ねてくる。
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キアヌは二人を招き入れ、服を乾かしてあげたり親切にする。
まんざらでもない表情のキアヌ。2人はキアヌを誘惑する
黒髪の子はイーライ・ロスの妻ロレンツォ・イッツォ演じるジェネシス(こういう名前付けられたら色々深読みさせられるからズルい名前だね)
金髪の子は誘う時、瞳孔開いた発情顔で凄くエロい。
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しかしキアヌは「僕には妻と子が‥」と断る。。
断るのだがハタから見ると誘い受けというか「もうひと押ししてくれ」と言ってる様にしか見えない。
しかし、いざ迫られても興奮しながら「いや僕には妻が‥」と断る。
とうとうガールズは全裸になってキアヌにダブルフェラする。
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これにはさすがのキアヌも抗えない‥誰も抗えない。むしろ抗わなくていい。
激しく3Pファックしまくって夜が明けた。ガールズはまだいる。
朝だし妻から電話かかって来るし焦ったキアヌはイライラして「早く帰れ」と言う。
ガールズは「昨夜あんなに優しかったのに、こわーい」と言う。
ガールズは終始ヘラヘラしているがキアヌには彼女たちが何故笑っているかわからずイラつく(意思疎通が取れていない)
一向に帰ろうとしない2人にキアヌは「カネ払うから帰れ!幾らだ」と言う。
これにはガールズもサッと顔色が変わる(多分ここまでは拷問する気なかった気がする)
この前半までだが、キアヌが演じてるキャラは確かに良きパパで善人なのだが、それはあくまでも世間体に向けた模範的な好人物にすぎない、というのが台詞とか振る舞いからわかる(というか、それはよくいる普通の善良な中年男性って事だけど‥)

 

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ここから、二人はキアヌを縛って拷問(というか嫌がらせ)が始まる。
しかし、イーライ・ロスの過去作から想像するような凄惨なものとは違い、どこか楽しそうな牧歌的なムードが漂うのは何なんだろ。
キアヌも一生懸命いじめられて色々頑張ってるんだけど、あまり悲壮感ない。
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それと女の子2人が全然恐くない。怖いというか拷問してきても単純に可愛い。
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ヤバい子たちのはずなんだが、あまりヤバイ奴らという感じがしない。
演じてる俳優三人とも善人オーラが出すぎてるせいかイマイチ緊迫感がなく楽しそう。
単純に、キアヌと美人がじゃれあってるようにしか見えないというか。。
「ホステル」とかを撮ったイーライなのに全体的に拷問もぬるい(つまり傷めつけるのが目的じゃないんだろう)
ガールズは、キアヌを一通り責め立ててからキアヌに色々問うのだが、よく見るとキアヌに「ちゃんとウチらに対峙しろ」と言ってるように見える。
キアヌはずっと「何が目的だ?」「ほどきなさい!」などの合理的な返答しかしない。
だから責めは続く。つまりガールズは精神的なことが目的なのだろう。
だから、娘が父親に構って欲しいが父親がそれを振りほどいているように見える。
だから牧歌的に思えたのかも。

それにしてもガールズは一夜のうちに物凄い労働量で動き続けてるのも冷静に考えると可笑しかった。多分、家帰ったら筋肉痛になったりクタクタだろう。
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キアヌは、ホラー映画の鉄則としてちょっとでも走ろうとすると絶対にこけたり、突然物凄くバカになったりして、チャンスが来ても危機的状況から抜け出る事が全然できないのでイライラした。
イーライ・ロスと言えば、そういうホラー映画のお約束を華麗に破るイメージだったが、今回はそういう気の利いた展開が一切ない。

本作は「メイク・アップ」のリメイクのつもりで作られたオマージュ作品らしい。
「メイク・アップ」は、オッサンが女の子2人を招き入れてエッチな事してたら殺されるC級映画。
女子の一人を、イーストウッドの元ミューズ件元恋人のソンドラ・ロックが演じていた。もう一人の子はチョイ役で本作にも出てた。
これは物凄く面白いエンディングの映画の一つとして有名↓

www.youtube.com

だから当然、本作もこういうラストが来るか来るかと期待してたが、そういうラストではなく「本当の死よりも社会的な死の方が怖い」という感じの洒落た終わり方だった。
キアヌはそれでいいが、やはり女の子達にもメイクアップ的な結末が来るのをどうしても期待してたので無くて残念だった(何なら丸パクリでもいい)

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観る前は絶対、性別年齢が近いキアヌに感情移入して観るだろうと思ってたけど、いざ観ると混沌側のガールズの方に感情移入して観てたかもしれない。
キアヌは一体何が悪かったのか考えたが、おそらく浮気した事が悪いのではなく、夜が明けたら彼女達に心を閉ざした事なんだろうなと思った(キアヌ本人は好人物イメージ強いし、この主人公は優しい物腰の常識人だしでわかりにくいが、よく見ると彼はガールズを人間扱いしていない)
翌朝の台所で昨夜のように仲良く接してたら、もしくは逆に「台所汚すな!」と怒るとか感情を出していれば、よかった気がする。
さっきも書いたがガールズの、特にイーライの嫁さんの方は終始キアヌに「私らをちゃんと見ろ!」というような事が言いたげだった。
ガールズに心を開きたくないのなら最初から家に入れなければよかった。
というか自分も女性と接していて喧嘩の原因は大抵「用事じゃなくて、心で接しろ」みたいな事ばかりだった気がする。そして、そう言われるような男はそう言われたところで、女が一体何を言っているのかわからない。そして女も決して具体的には説明しない。だから凄く長い間わからないまま。。という事がよくあった。だからそう思った。
映画観る前は、ガールズは何も考えてないただの混沌の擬人化って感じのキチガイキャラかと思ってたけど、表情や言動を見てると結構、人間っぽいキャラに思えて、そんな結論に達した。
そういう感じで、拷問ホラーじゃなくて男女間のすれ違いがテーマのように思えた。
だから「メイク・アップ」的なビックリオチもなかったのかもしれない。
面白かったけど「ホステル」シリーズや「アフターショック」くらいの傑作ではなかった。でも、あと一歩で傑作になった気もして惜しい。


そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

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knockknock-movie.jp

www.imdb.com

www.youtube.com

メイク・アップ 狂気の3P[DVD]

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