原題：Ex Machina 監督＆脚本： アレックス・ガーランド
制作会社：A24 制作国：イギリス 上映時間：108分
凄く好きな「ジャッジ・ドレッド (2012)」とか「28日後‥」「28週後...」とかを制作したり脚本書いてた人の監督デビュー作。
※後に「ジャッジ・ドレッド」を実質的に監督したのは実はこの監督だと知った
Story
検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブ（ドーナル・クリーソン）は、巨万の富を築きながらも普段は姿を現さない社長のネイサン（オスカー・アイザック）が所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
別荘にはネイサンとハウスメイドのキョウコ（ソノヤ・ミズノ）以外に居たのは、美しい女性型ロボットのエヴァ（アリシア・ヴィカンダー）。
ケイレブは、エヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のチューリングテストに協力するために呼ばれたのだった。
テストしているうちに、ケイレブは美しいエヴァに惹かれていくのだった‥
普通に面白いSF映画なのだが、美しい日系人ハウスメイドのキョウコがストーリーやエヴァを食っており、映画よりキョウコが気になって仕方なかった。
ちなみにキョウコは、会社の情報が漏れないように英語が話せない日本人を雇った‥という設定。
演じているはソノヤ・ミズホという東京生まれの日系イギリス人で、ケミカル・ブラザーズのMVに出てバレエを踊ってた眼力の強い女性。
それなのに公式サイトには、四人しかいないメインキャラのうち彼女のことだけが一切載ってない。もっと目立つキャラがいるならわかるが、そうではない。日本のサイトとしては真っ先に書きたいことだろうに何で書いてないのか凄く不思議だ。何かの事情があるのかもしれないが全然わからないし不気味だ。
だからネイサンやケイレブと意思疎通が取れない。料理が得意で寿司も握れる。
ネイサンと肉体関係があるので普通の愛人なのかと思ってると、主人公がキョウコに質問すると勝手に「身体を求められてる」と思ったキョウコは服を脱ごうとして主人公は慌てて止める。まるでロボットみたいで怖い。
かと思うとネイサンと共に無表情でファンキーミュージックを流して踊りだす。
変なやつ‥。
この辺が一番面白かった。
というか面白いストーリーだったりヒロインや他のメインキャラも魅力的なのだが、この脇役のソノヤさんのキャラが魅力ありすぎて映画が終わるまでずっと「なんでキョウコを主人公にしなかったんだろう‥」と思い始めてしまい正直、この映画自体どうでもよく感じてしまった。
主人公ケイレブは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」ハックス将軍役の俳優。
ネイサンは検索エンジンを使って、人間の好みや人間とは何かというデータを注ぎ込んでAIを作ったという。この辺の社長の話は面白かった。
映画は、そんな感じで「人間と人工知能の境目は‥」とか、そういういつもの話になっていき、意外な真実も明らかになったりしながらラストに雪崩れ込む。。
全く文句なく面白い映画だったしビジュアルやセットも素晴らしかったのだが、起きる出来事一つ一つに「そうでしょうね。」と何度も思ってる間に、つつがなく映画が終了する。
映画が始まってすぐ「こうなるのかな」と想像した事がほぼそのまんま全部起こるというか。だからといってつまらないわけではなく面白いのだが正直あまり感想を書こうという気が起こらないのが不思議だ。
ただただ、自然な流れとしか言いようが無い（そういう意味では自分には引っ掛かりが感じられなかったと言えるかもしれない）
とにかくストーリーやエヴァよりも、キョウコと素晴らしい別荘を観る映画という印象だった。
そんな感じでした
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