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「スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 (2014)」悪いところはないがパッとしない映画だった‥

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原題:The Skeleton Twins 監督:クレイグ・ジョンソン
製作国 アメリカ 上映時間:93分 ※日本劇場未公開作品

彼氏と別れたゲイの中年男性(ビル・ヘイダー)が手首を切る。
別の場所で中年女性(クリステン・ウィグ)も自殺しようとしていたが「あなたの双子の弟が自殺未遂したので来てください」と病院から電話かかってきた。
10年ぶりに再会した二人。弟は姉の家で暮らすことになる。

姉は結婚しており、夫はルーク・ウィルソンが演じている。
彼は健康的で誠実なナイスガイで、夫婦は妊活中だが姉は夫に隠れてピルを飲んで避妊している。
映画を観ていくと、どうやらツインズの母親が、夫‥ツインズの父が死んだ後スピリチュアルにはまってツインズに心を開かなくなってしまった。それで自分もそうなるんじゃないかと思いこんでいて母親になりたくない‥と思ってるといったところか?(だが確かに金魚を買ってくるが夫と揉めてる間に放置してたせいで全滅させてしまう場面とか見ると向いてないかも‥と思わせる)
また姉は、愛する誠実な夫がいるのだが習い事教室先の教官とばかり何度も浮気している。
夫は愛しあっているし不倫SEXがしたいわけではないのに自傷行為的にしてしまうという感じ。精神的な疾患か、そうでなきゃ単なるダメな人と見る事ができる。
弟は、少年時代に生徒だった自分をFUCKして退職した元教師と再会する。
しかし元教師のオッサンは、妻子ある家庭を築いているので彼を邪険にする。
弟は、元教師は過去も現在も自分に愛情を抱いていたわけではなくただFUCKしたかっただけなんだと気づいて自暴自棄になる。
‥という感じで15分に一回くらいの割合で、ツインズのどちらかが失敗して落ち込んだり自殺しようとする。そして片割れが、もしくは姉の夫が励まして元気を出す、、という展開が最後まで続いて終わる。
これが大作だったりコメディだったら、クライマックスの後で姉は夫婦仲を良くしたり弟は新しい彼氏を見つけるなり新しい仕事を見つけるなりして盛り上がって終わるんだろうが、これはそういう映画ではないので姉弟でとりあえず傷を舐めあって終わる。

こういうアートっぽい映画でもコメディでも大作ドラマ映画でもない、人生の辛さを軽やかに描く映画を観たらいつも「何かサンダンス映画祭っぽい映画だな‥」と思う。
だが今検索してみたらやっぱり「サンダンス映画祭脚本賞を取った」事がわかった。
悪くないんだが正直あまりパッとしない映画だった。
といっても別に悪いところは全く無いし、事態が好転しないのもそれは作者がそういう話を描きたいのだから別にいい。
それにしてもこの双子は事態を好転させる力がない。その力を持ってるのは姉の夫だけだが結果的に彼を放逐してしまうのでデス寸前の状態が元のデススパイラルに戻るだけなので不安になる。特に文学的、芸術的に描かれるわけでもないしな。
弟が姉に語る台詞で
「高校の時、俺をいじめてた奴。当時のパパの励ましによれば奴の人生のピークは高校で後は下り坂だと言った。俺もそう思った。俺は俳優として成功してイケメンの彼氏と都会に住んでいる、奴は田舎で寂しく暮らすのを想像した。しかし俺は上手くいかず、奴は立派な職業に就いて美しい妻と子供達と幸せに暮らしている」
「高校が人生のピークだったのは俺だったよ」と語る。
こんな事言われたらかける言葉がないな。
見方によっては、双子のたまたま上手くいってない短期間の日々を抜き取っただけの映画とも言えるが、こう上手くいってないリアルな日々だけ見せられても「こんなの只の現実じゃないか」という気分にさせられる。
だからといって物凄い悲劇が起きるわけでもないのでフィクションとして消化もしずらい収まりの悪い気分にさせられた。
しかしそのように思われたくて作った雰囲気もするので別にいいのかもしれない
そんなふうに悪いところはないがパッとしない映画だった‥
100点満点で点数にすると51点くらいの

そんな感じでした

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