gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「君の名は。(2016)」前半は楽しかったが、2人の純愛に町の命運を付き合わせるのはやめて欲しかった

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監督:新海誠 上映時間:107分

東京の男子高校生、瀧くん(神木くん)と田舎に住むJK三葉が週2、3回入れ替わる。
ある朝目覚めると三葉になっている瀧は毎回乳を揉んで女かどうかを確認。
三葉は毎回チンコを揉んで確認しているようだ。これが男女同権揉みってやつか。
瀧くんはレストランでバイトしており先輩の長澤まさみに憧れている。
三葉は父の選挙活動や口噛み酒を作る鮮烈な巫女の風習などが同級生から敬遠されがちだが、親友たちのサポートで何とか楽しくやっている。
男女のカラダ入れ替わり。。入れ替わる度に面識もない互いの思春期性器をまさぐりまくって確認‥とかJK口噛み酒とか妙にフェティッシュな要素が多い。
爽やかな音楽と軽快なカット割りなどで爽やかに受け入れさせられたが今思い出すと最初の設定が結構ディープだな。
本作を観てめっちゃ興奮する男女入れ替わりマニアやJKマニアも多そうだな。
2人はお互いが入れ替わっていることを認識して、スマホに日記を書いたりして入れ替わり中の行動を書き残している(名前や住所など重要な情報は毎回忘れる)
お互い心身綺麗な異性の高校生なのもよかったね。
書こうと思えば、男女の身体入れ替わりネタについてだけで無限に書けそうだが多くは語らない事にしよう。
中年がこの映画の入れ替わりをネタにしてシモネタを言いだしたら汚ねえだけで面白くも何ともない光景が繰り広げてしまいそうだ。それは避けたい。
それと今、引かれそうとは言え面白そうな事が無限に言えそうなこの鉱脈‥男女入れ替わりについてのネタを全て捨て去った自分自身に痺れた。捨てて良かった
また本作を観て重箱の隅をつつくツッコミや矛盾をあげつらうのもやめておこう。
勿論どのように映画を観ようと感想を言おうと各人の勝手だが、そんな気がする。
良くない結果に‥本当は呼びたくなかった奴が来てしまった飲み会で案の定そいつがおかしな事を喋り出した時の様な雰囲気になる気がする。
何でそう思うんだろうか?中高生の間で原作が売れて、中高生の間で映画がヒットしてそれが大ヒットに繋がった‥という経緯で本来は決して観るつもりなかった自分も観させられた感じがするせいだろうか
それで文句付けたら呼ばれてもないのに大学の文化祭にノコノコ行って、そこの爽やかな出店で出店の焼きそばの味付けがどうこう言いだす頭のおかしい奴になった気分になるからかもしれない


この人のアニメは今まで一本も観た事ない
何かあまりに綺麗な感じで自分とは別世界の事に思えたからか。
本作も、爽やかで瑞々しいキャラたちとアニメによく出てくる綺麗な田舎など実際、別世界に思えたがなかなか面白かった。
また俳優が声優をやるのも大作アニメ映画によくあるが、本作も俳優がやっている。
もうその方が「アニメ映画を観てるなぁ」という気分になるのでこれはこれでいい気がする。
特に、音楽に合わせて2人の入れ替わりライフがカットバックで見せられ
「俺たち!」
「わたしたち!」
「「入れ替わってる!?」」
と叫ぶ場面はすげー瑞々しい感じが出てた。お前ら、タイムリープしてね?
個人的にはこの前半が好きだったな。この瑞々しい感覚、俺の中には当然もうない。
でもかつては。。32歳くらいまでは持ってたような気もする。
瀧くんと三葉や周りにいる人達も好感が持てた。
三葉の親父はちょっとどうなのという気がしないでもないが、彼は彗星が落ちてくる展開のための舞台装置にしか過ぎないから別にどうでもいい。

それにしても三葉が入ってる瀧くんに言いがかりをつけてきたチンピラが、謝罪をする長澤まさみのスカートをカッターで切ったのが許せんな!
三葉が入った瀧くんが女子力でスカートを縫い合わせて長澤まさみと仲良くなるというポジティブ要素があったからまあいいようなものの。。
あいつ悪すぎるだろ!
長澤まさみがチンピラを言い負かす→チンピラが報復としてスカート切る
と言うのなら‥いやそれも悪いがまだ悪レベルも大した事ないが、長澤まさみが謝罪してるというのにスカート切るって悪すぎるだろう。
瀧くんがあいつらに報復するおまけアニメが欲しかった

まあどうでもいいです。話が逸れたが
ある日、二人はお互いに会いに行くのだがSF的すれ違いが生じて会えない。
ちょっとだけクリストファー・リーブ主演の「ある日どこかで」を思い出した。
それで色々頑張って色々な事が起きて映画はいい感じで終わる。
個人的に、二人は彗星の夜に時と場所を超越して一瞬だけ逢えるが以降は永遠に逢えないというラストの方がよかった(その方がロマンチックだから)
観ている間は主人公たちを応援してるから「よかった~!逢えて」と嬉しかったが、安心したという事はこの映画の事は来週には忘れてしまうだろう。
むしろ「何の関係もない人物同士に突然結びつきができた」という事自体が奇跡なんだから会えるのは一瞬だけの方がよかった。はっきり言って映画の中で「一瞬会えた」という事は、イコール「永遠に逢えた」も同然なんだよね。
同じ事なら一瞬しか逢えない方がロマンチックでしょう(言ってる意味わかります?)
そういえば大勢の人に言われてそうだが主人公の名前が瀧。
ずっと「瀧くん瀧くん」呼ばれるがどうしてもピエール瀧が浮かんでしまう。
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アラフォーの俺は特にな。。瀧という名前はやめてほしかった

感動はしなかったけど普通に面白いアニメだった。
特に前半の入れ替わり日常生活のとこをもっと観たかった。
観てると「あまりに綺麗すぎるアニメだな~着いていけんわ」という気持ちになりそうだが、三葉の友達が「ブルセラ的な感じで三葉が写真付きで口噛み酒売ったら売れそうじゃない?」と言ったり、三葉の妹や瀧くんの友達のツッコミなどを見ると「よかった、普通の一般市民っぽい感覚を持ったキャラもちゃんといるんだな」という謎の安心感も持てた。

さっきも言ったが、主人公二人の純愛が彗星クライマックスで盛り上がるのはまだいいんだが、彗星で町が消滅する云々という展開は好きじゃなかったな。
高校生主人公二人の恋愛の成就に、町の人たちの生死までが賭けられてしまう感じが嫌。
瀧くんと三葉は良い子達だとは思うが、この子らの恋愛にそこまでされると凄く萎えてしまう。そこまでの価値はない。
何で町の存亡がかけられると醒めるのかというと、二人の恋愛と町の存亡をイコールでかけられた感じがするからですよ。
「本人達にとってはこの恋愛は一大事なんだ!」というのは僕だって色々あったので判るが、そういう気持ちっていうのは大勢の人にとってはどうでもいい事ですからね。そして夢中になってる時にもそういう感覚を同時に持ち続けるのが大事だと思う(そうでないと人間なんて一瞬で野蛮なエテ公に戻ってしまうわけです)。
恋愛に盛り上がってるこのカップルは別にいいんですよ。ただ彗星絡みで町がどうこう言われたら、まるでこの二人が周りが見えていない主観的な感じになっていて客観性が一切ないように見えてしまう。この展開によってね。うまく説明できてない自覚はあるけど言いたい事わかりますか?
勿論「彗星で町が消える消えないというくだりは二人の純愛の背景の書き割りしかすぎない、だから気にする必要はない。純粋に盛り上がれよ」という事は映画好きなのでわかってるんですが、、やっぱり好きになれんわ。
煽情的な音楽が流れる中(ちょっと劇中流れ過ぎだとも思ったが)彗星が綺麗にぶわ~っと落ちて来てカメラもダイナミックに動いて!2人の運命が交差する~!みたいなあの辺だけ全部嫌いですね。この辺だけものすごい醒めた
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それは生理的なもんだから仕方ない。
思春期の主人公二人が夢中になって相手を求めている様子にストーリーや映画自体が引っ張られてこういうシーンへとなってるんだから、こういうエモい映像になって無理はない、嫌う自分の方がおかしい‥と頭でわかってはいても乗れなかったね。
だがここは本来、いかにも中高生~アラサーくらいまでは感動できそうな場面だよね。
面白く観てたけど、このクライマックスで醒めるっていうのは俺はもうこの映画に合ってないんだろう。単純に俺がオッサンすぎてこういう「運命の相手」的なノリが俺の中から無くなってるんだろうと思う。中高生~アラサーくらいまでの時に観ていたら多分、純粋に感動していた気がする。
そういえば三葉が瀧くんに会いに行くが実はズレていて「逢えば絶対にわかる!」というアニメで絶対に守られそうなお約束が全く機能しなかった瞬間はぞくっとして好きだった。
まとめるとエモい後半は苦手だが、コミカルな前半は楽しかった感じかな


そんな感じでした

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