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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「ちはやふる -上の句- (2016)」「ちはやふる -下の句- (2016)」かるたガンマンの友情映画

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監督: 小泉徳宏 制作国:日本 上映時間:111分、102分

これは漫画読んでた、途中まで‥。アニメも最初の数話だけ見た。
と言っても別につまらなかったわけではなく面白かったのだ加齢のせいか、よっぽど興味ないと続きものをずっと追うのはしんどい。
毎回欠かさず楽しみに読んでる日本の連載漫画は「ゴールデンカムイ」だけ。
あと半ば惰性で「浮浪雲」「それ町」「ダンジョン飯」「監獄学園」「キン肉マン」「ジョジョリオン」ついでに「本部道」を読んでるだけか‥
更に映画版が来て「また最初からやり直しか‥」という「ベン伯父さんとブルースの両親何回死ぬんや‥」という気持ちににも似たダルさがあったが評判めちゃくちゃよかったから借りて一気に観た。
雰囲気的に、千早役は松岡美優か能年玲奈の方が合ってる気がしなくもないが、タレントの格的に松岡より広瀬が勝っているし、能年玲奈は「のん」になって現状、地下に潜っているのでやはり広瀬すずしかなかったね



ちはやふる -上の句-」

広瀬すずとモブ男子
広瀬すずが、千早目当てで集まったモブ男子高生たちを前に激しくかるたを教えてモブ男子達が逃げていくシーン。
いかにも普通の男子高校生って感じのじゃがいも顔の男子たちと比べて、広瀬すずの顔の出来上がり具合が違いすぎる。ポリゴンの数的に
モブ男子=バイオハザード一作目
広瀬すずバイオハザード7
それくらい違う。
それにつけても俺たちゃ何だろ?ボールひとつにきりきり舞いさ
これは別に単純な美醜の話だけしてるわけではない。
あのモブ男子たちは「やる事を今後10数年かけて探していきます」という顔をしてるのに対して、広瀬すずは完全に決まっているやるべき事を既に始めてるばかりか全盛期の最中です、という圧が凄かった。
広瀬すずが出てる映画初めて見たけど、こんだけ出来上がってスター性があって覇権を握ってたら聖人でもない限り、照明やらマネージャーやってる裏方の大人達がカスに見えても仕方ないのかもしれんな10代なら‥と少し思わせるプレッシャーがあった。
逆に言うと、モブ男子たちのモブ男子ぶりも凄かった。
一瞬の登場なので極上のモブを演じられる凄い子たちなのか、それとも本当にただのモブ男子的モブ男子達なのかはよくわからないが「こんなモブ男子顔のモブ男子たちがこんなに日本にいるとは‥(そして一堂に会するのを目の当たりにする事になるとはな)」という不思議な感じがした。逆アベンジャーズとでもいうか。。まあそんな事はどうでもいいわ

マンガ演出
人気漫画原作映画だから皆、マンガ演技で人気の場面を再現しながら進み、コミカルなシーンでは登場人物たちもアニメのキャラみたいな演技をする。
そういう映画はなんだかauSoftbankのCMみたいで好きじゃないが、本作はauSoftbankのCMや他の邦画ほどクソな感じじゃなかったので嫌な感じはせず許容範囲内だった。シリアスな場面では普通にしてるしね
それにこれは基本的に若者向けだから、アニメっぽい描写の方が若者にとってはリアルで飲み込みやすいのかもしれないな‥と想像したりもした。

サブキャラ
中盤になるとメインキャラ以外の、肉まんとか机くんとかちゃんとかドSの奴とその子分が出てくると、全員あまりに似すぎてる上に上手すぎるし存在感が凄すぎて「凄い奴らが出てきた‥こいつらをキャスティングした人すげえ」と圧倒された。
奏ちゃん役の子も物凄いネットリした女子臭さが出てて凄かった。
鼻の下に産毛が生えていてそれが汗でじっとり湿ってそうな、早口で喋ったら口の端に泡ふいてそうな、メリットシャンプーとお菓子が混じったような体臭がしそうな、家に行くと凄く「他人の家の匂い」がしそうな手を握るとヒンヤリしてやはり汗で湿ってそうな、女子臭さだ。
初めて見たのにこの親近感‥というのも違うな、身近にいるような存在感は何なんだろう。
いま検索したら、この子は「君の名は。」ヒロインの声優なんだね。
何度も言うがあまりにもネットリしすぎているしチビすぎるし若いのにほうれい線が深いし、幼女にも老婆にも見えるし異様な生命力を感じた。
最初は「モッサリした子が出てきたな‥」と思ったのに、気づいたら広瀬すずと一緒に画面に映っていても目で追ってしまう何かがある。好きなのかもしれん。。
ドSの奴は顔や雰囲気が、若い時のガリガリだった設楽さんに似てたので「バナナマン物語」を作る時は設楽役をしてほしい。
そういう人間力に溢れたサブキャラ勢が無双する中盤~後半まで来ると、広瀬すずやイケメン勢などのメインキャラはCGで出来たキャラのように思えて来て完全に食われていた。特に太一役のイケメンは出番多いのに完全に埋没していた。
観終わると机くんがキレてるとこや勝利して机くんがナウシカのクロトワみたいな凄い顔で笑ってる名演しか頭に残っとらん。
新役の千葉ちゃんの息子は殆ど出て来ないがイケメン過ぎて印象に残った。
広瀬すずが、神に選ばれて早めの全盛期を過ごす傲慢な美少女だとしたら、
彼らサブキャラ俳優たちは、転生を繰り返して何度目かの人生をやってるような奇妙な生命力を感じた

ハッ‥
そんな感じで映画観てる間じゅうストーリーよりも、たくさん出てる若手俳優本体のことだけ考えていた。
何度も見た展開をまた見せられてるせいか、本編自体はあまり面白くは感じなかったというのが正直なところだ。
ドSの奴のチームとのチーム戦、机くんがキレる場面は唐突な気もしたが机くんが熱演過ぎて強引に引き込まれるものがあってエモい気分になった。
続いて各員が熱中して試合に臨むので「若者たちが‥真剣に打ちこんでいる‥」と何だか当てられて、スポーツ観戦的な感動に引き込まれた。
各員の若い真剣な顔をスローで見せられると、ハッ!として、「仲間達と真剣に打ちこめるものがあるっていいね‥」と素直すぎる事を思わされたのだった。
スロー自体は嫌いなんだけど、各員の闘ってる顔をスローで見せるのはいいなと思った。

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ちはやふる -下の句-」

下の句は、クイーンを意識し過ぎるあまり独走する千早の瞑想と立ち直って団結してクイーン詩暢ちゃんと対決する様子と新の復帰が描かれる

松岡茉優
後半からは前半で出てなかった千早のライバルキャラ詩暢ちゃん(松岡茉優)が出てきて無双し始める。松岡茉優の方言は、懐かしのスケバン刑事っぽさがあった。
しかし詩暢ちゃんの出番は思いのほか少なかった。千早が瞑想してる間も詩暢の影響下にあると捉えれば全編出てるという言い方が出来なくもないが、実際に出演してる時間は短かった。
終わってみれば何だか詩暢と新より、ドSくんの出番の方が多かった気さえする。
だが松岡美優はド迫力だった。
松岡美優があれ以上出てたら、千早じゃなくて詩暢が主人公の映画が見たくなりかねない、だからこれでよかったのかもしれん。
タオルを見て「あんたかぁ( ^_ゝ^)」と言う怖い笑顔一発で見せ場は充分な感じ

対決シーンの不思議な感動
上の句最後のチーム戦が凄くよかったの同様、下の句も千早vs.詩暢が一番よかった。
そして各員がスローモーションでバシィィ‥とかるたをはじく止め画でのポーズそして表情がマジで良すぎる。
それだけじゃなくて妙に感動する(映画館で観てればもっと感動してただろう)
トーリーは対して面白くないと思ってる自分が言うのだから間違いない。
それはやはり、あの止め画に過程と結果と感情と若さが0コンマ何秒で凝縮されているからかもしれない。
何かの結晶を見つけるようなものだ。西部劇にも通じる何かを感じた。
トーリーは別に面白くないと言ったが、アクション映画や功夫映画やホラー映画と同じで かるた戦にあらゆるものが凝縮されている(だからアクション中心の映画を観て「内容がない」とか言う奴はハッキリ言ってかなりのアホだと思う。フィクションを理解できずドキュメンタリーしか観ない奴はそれ以上のアホだ)。
俺も脳がアスペ気味にアホだった20代の時に観てたら何が良いのかわからなかっただろう
できれば日常描写減らしてもっと かるた戦が見たかった!

結局どったの
そんな感じで、かるた戦と各キャラクターが特に良くて面白かったです。
しかし、配給会社は稼がなきゃいけないとはいえ、二本にする必要あったのか?
これは長めの映画一本でよかった気がしなくもない。
もしくは逆にもう一本足して三部作でもよかったのではないか?
新とか、かるた戦してないし、詩暢との再戦も観たかったぞ。
自分は一気観したからまだいいが、前後編を個別の一本づつの映画と捉えると面白かったけど一本当たりの内容がちょっと薄い気もする。
千早による新や詩暢へのタイマンや恋の四角関係よりも、仲間の団結に多くの時間をつぎ込んだから仕方ないのかもしれない。
恋と言えば、恋の鞘当てはイケメン二人が通じてるだけで、後は非常に無意識に行われてるのが純粋な感じでよかった。
皆良かったが特に好きなキャラは、奏ちゃん、詩暢、ドSくん、肉まんかな‥
机くんもよかった。しかしウルヴァリン同様デカすぎた感もある
やっぱり奏ちゃん役の上白石萌音はモッサリしてるが好きだ
ったな


そんな感じでした

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