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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「ダーク・ハーフ(1993)」SFXと雀以外の全てが中途半端/記憶を飛ばす程飲めばダークハーフになれる

(ホラー) 〈アメリカ〉 【映画】

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原題:The Dark Half 監督:ジョージ・A・ロメロ 製作国:アメリカ 上映時間:121分

売れない純文学作家兼大学教授ボーモント(ティモシー・ハットン)、彼は犯罪歴がある荒くれ者作家という架空の作家ジョージ・スタークを作り上げ、バイオレンス小説を大ヒットさせて妻子と裕福な暮らしをしていた。
ある日、チンピラにその事を見抜かれて強請られたが、あんな奴に金払うくらいならと自分がスタークである事を公表しようとする。
すると周りで次々と殺人が起こる。
その証拠はボーモントが犯人であると示していてボーモントは容疑者に‥みたいな話

思春期の頃読んでたSキングの薄い思い出
これは原作が好きだったよ。
しかし読んだのが20数年前だから「すげー面白かった」事しか覚えていない。
すげー好きな作家以外の本は読み終わったら売ったりあげたりするんだが、ダークハーフはカバー外した本のルックスがカッコいいし、そもそもカバー外したら売れないだろうから未だに持っている。
f:id:gock221B:20161112193808p:plainかっこいい
中高生の時にスティーヴン・キングにはまって「シャイニング」「ペット・セマタリー」「ミザリー」「IT」「ガンスリンガー」とか短編集何冊か読んだ。他にも読んだ気がするが映画を観ただけなのか原作も読んだのか記憶が定かでないものが多い。
これだけではファンとは程遠い。
「一度読み始めたらページめくるのが止まらない!」という感じだった(特にミザリー
だけど読んだのがアホの思春期だったために、作品内容が何を言い表したいかとか何のメタファーか、とか一切読み取らなかったために「面白すぎるだけで何か残らないな」と思って思春期の一時期以降、読まなくなった(だけど数年前に「トム・ゴードンに恋した少女」読んだがよかったよ)

良かったところ
この映画の良かった要素といえば、ダークサイドの自分(ダークハーフ)が出てくるまでの序盤は割とワクワクして観れた。
というのも、妻が爆発する悪夢や腫瘍が睨んだりラストの鳥葬などのSFXはめっちゃカッコよかった。
雀が飛び立つカットもカッコいいし、この映画の雀が出てくるシーンは軒並み良かった。
まとめるとSFXと雀だけ、と言っても過言ではない。

本作の悪いところ
そんなキング読んでる時期に公開されたのに本作は観てなかった。
キングもロメロも(そこそこ)好きなのに変だなと思ったが、この時期はスプラッターブームが終わって「羊たちの沈黙」等のサイコスリラーブームが来てる時だと思う。
だけど、この話は古典ホラーっぽいから観なかったのかも。
というか実際観てみたが、サイコスリラーっぽい雰囲気を出した古典ホラーで、たまにスプラッター描写も入り込んでるという‥それらの要素が合わさって輝くわけでもなく、どれも中途半端に終わってる印象を受けた。
また読んだのが昔過ぎて細かい原作内容を覚えてないから具体的な比較はできないが、もっと、人間の二面性や自己のダークサイド性や「金儲けの労働と、やりたい仕事」や「キングは色んな事考えてんのね」って感じとか、そんな要素が凄く面白かったような気がするのだが、それらは一切掘り下げられなかった(この辺を突っ込んでいったら凄い名作になりそうなので勿体ない気がした)。
あと主人公のティモシー・ハットンはよく知らんがアイドル俳優だったらしいイケメン中年だ。吹き替えは山ちゃんこと山寺宏一で面白さ2割増しだったので序盤までは面白かった。
ワイルドで悪いダークハーフ役も当然このティモシー・ハットン氏が演じてるのだが、いよいよバーン!と登場したと思ったら、リーゼントで顔を「俺は悪いぞ」と言わんばかりにしかめていて凄くコントっぽかった。このダークハーフを見て「あ‥これはあかん」と思った。
この内容でも、ダークハーフがジャック・ニコルソンみたいに「コイツがいれば何杯でも食えるわ!」という感じで楽しめたと思うが、このティモシー・ハットン氏ではダメだね。
まあ、そんな感じだ。
原作の事を考えると全然ダメだが、ホラーとしては全くダメというわけでもない。
100点満点中48点くらいはある。
深夜にTVでやってたらついつい観ちゃうが別に腹を立てたりはしないくらいの感じ。
腐ってもロメロなのでわかりやすい描写やカッコいい画やSFXはある(あと雀)。
ロメロは多分、原作や原作が言いたかった事には興味なく、何かホラーが撮りたかっただけなのだろうという事を感じた。

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合法的に記憶を飛ばせばダークハーフに置き換わる 
※映画の感想と直接は関係ない

そういえば映画の前半「ひょっとして殺人してるのは主人公で、記憶がないだけ?」という雰囲気で話が進む。
この辺はアラサー~30代半ばまでの期間にクラブ行くのにはまっていた時、記憶がなくなるほど酔ってた事を思い出した。
別に記憶を無くしたりベロベロになりたかった訳じゃなくて、クラブでは1、2時間踊ったらアルコールが全部飛んでしまうので、気持ちいい ほろ酔い状態で居続けるには普段飲まないような強い酒を飲む必要があった。
そんでクラブで酒飲んだら一杯400~600円くらいするから高い。そこでたくさん飲んだら金が消えてしまう(帰宅したら使った記憶ないのに一万円が消えてる事がよくあった)
俺は常に金持ってないので、できるだけ踊っても抜けない酒を探していった。
スピリタス(アルコール度数96%)のビール割り。これは一口飲んで喉を通ってまだ胃に届かないうちに膝が崩れそうになる。セメダインみたいでまずいのが欠点
あとロング・アイランド・アイスティー。これはスピリッツ4種とリキュールを使ったカクテルなせいか、おいしいけどチャンポン状態になるせいかスピリタスと同じくらいかそれ以上に酔う。一杯で値段が高いのが欠点。
あとはエントランスに入る前にウイスキーを一瓶開けて既に酔っておくという手もある。だがこれは酔ってそのまま記憶のないもう一人の俺(ダークハーフ)が金が無くなるまで飲み続ける危険性がある。
あとはレイヴやフェスなど持ち込み自由な時は、アブサンが凄く酔う。ちょっとミドリムシになったような気分になるのと、アブサンの時だけの異常な酔い方をしてちょっと後で後悔しがちな事をしがちという欠点がある。
こうやって挙げていって考えると、普通にテキーラショットを何杯か飲む方が明るくて健康的な気がする。。
とりあえずこの時期は凄く記憶を飛ばしたかったのかもしれない。
本題に関係ない前フリに夢中になって長くなってしまったが、とにかく上記の飲み方は記憶と金が妙に飛ぶ事が多かった。
不思議に思って、よく一緒に行ってた若い友人に後で、酔って記憶がない時の自分について訊いたところによると、僕がテキーラのショットを10杯くらい頼んで次々と飲んでカウンターに叩きつけていってたり、知らない奴におごってたり知らない女と抱き合ってたりキスしていたらしい。言われても全く覚えていない。
普段はおとなしいタイプなのに酔った時だけ態度がデカくなってるのが、子供の頃の嫌いなオッサン像そのもので凄く嫌だなと思った。
「ああ、記憶が飛んでる時は理性が消えてるので凄い恥ずかしい奴になってるんだな‥」と思い、それ以来記憶を飛ばすほど飲むのはやめた。
その記憶が飛んでる時の自分なので客観的に観たわけではないが自分が想像するに、本作の恥ずかしくてダサいダークハーフみたいな俺になってたんだろうなと、本作を観てて想像した。
どうでもいい話が長くなったが、記憶が無くなるほど飲めば自我が消えてダークハーフに置き換わる。そういう事だ。
戦争とか災害等の異常な状態になっても裏の自分が出るんだろうけど、比較的 安全に体験するには飲んで記憶を飛ばすのが面白い。健康には悪いかもしれないが。目覚めたら知らない場所にいたりよくわからない物を持っていたりするとハングオーバー気分も楽しめる。
危険な目に遭っても自己責任なので、サポートしてくれる人を横に置いとく等の保険は必要かもしれない。


そんな感じでした

www.imdb.com

www.youtube.com 

ダーク・ハーフ〈下〉 (文春文庫)

ダーク・ハーフ〈下〉 (文春文庫)

 

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