gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「ゾンビーワールドへようこそ(2015)」新鮮さゼロだが何となく観てたがラストで一気に嫌いになった

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原題:Scouts Guide to the Zombie Apocalypse 監督:クリストファー・ランドン
制作国:アメリカ 上映時間:93分
 ※劇場未公開

最初に言っとくと、ラストまでネタバレしてます

冴えないボーイスカウト高校生3人組。真面目なリーダーとお調子者とデブ。
女の子と遊びたい彼らは山でのキャンプを抜け出しパーティに向かう。
しかし既に町民全員がゾンビ化しており、彼らはゾンビに襲われるがセクシーで優しい年上のゴーゴーダンサーだかストリッパーだかに助けられる。
きみは生き延びることができるか‥

という話。
何かもうゾンビものは飽き飽きでゾンビと聞くだけで眠くなるが、あらすじやポスターが可愛いので借りて観た。
ゾンビランド」と「スーパーバッド!童貞ウォーズ」を足した感じを目指した内容だろうなと思ったが実際そうだった(それらの傑作には遠く及ばないが)
どちらかというとゾンビものより、童貞コメディものの割合の方が多い。
有名な俳優は出てないが、一番有名なのは主演が「MUD」とか「X-MEN アポカリプス」の新しいサイクロップス役の青年。この売れかけてる彼はかなり感じがいい。あと嫌味なイケメン役でシュワルツェネッガーの息子が出てる。
ギャグは、オッパイがどうとかチンコがどうとかクンニがどうとかで子供向けで、ネタも童貞コメディやゾンビコメディでよく見かけるようなものばかりで新鮮さゼロだが、映画自体の作りがしっかりしてるので割と観れる。最近の映画なのにオッパイがはっきり映る。あとゾンビのチンコも映る(あと伸びる)
そんな感じで新鮮さはないし特別に「面白い!」という場面もなかったが、その代わりにちゃんと作ってあって欠点もない。置きに行く事のみに全力を出した映画という印象。外食で喩えるとファミレスのハンバーグ定食みたいな感じ。
だけど駄作が多いゾンビ映画の中では良い部類に入る。中高生なら楽しく観れそう。
本作ならではの部分と言えばボーイスカウトなのだが、期待していたボーイスカウト技術を駆使してのゾンビサバイバルは殆ど無く、ボーイスカウト要素は「オタクの童貞」としての記号を強化するものでしかなかった。

ゾンビと闘いながらの四人の逃避行。。
真面目な主人公ベンは、好きな幼馴染の処女っぽい女子がいるが自分に自信がない。
そう彼が言うと一緒に行動してるストリッパーは、ベンに自信を持たせるために「私にキスしていいわよ。キスして?」と誘ってくれる。優しい娘だな。
しばらくして主人公たちはパーティ会場に行って主人公が好きな幼馴染を助けに行くことにする。ストリッパーは行く理由がないのでここで一旦お別れ。
ベンは彼女に「君は最高の女の子だ。きっと良い彼氏ができるよ」と言う。
なんだか‥いいムードだね。
そしてラスト、三人組は死霊のはらわた的フル装備でパーティ会場に乗り込み、主人公が好きな女子を助けに行く。
シュワ氏の息子を始めとするリア充は全く役に立たずさっさと死ぬ。
ピンチに陥ると、さっき別れたはずのストリッパーの彼女も助けに来てくれた。
そんなこんなでクラブから幼馴染の彼女を救い出して米軍に拾われ一件落着。。
主人公はストリッパーに「助けに来てくれて、本当にありがとう」と言う。
ここまでの展開を見てると、多分ストリッパーは主人公の事が好きなのかな?
ストリッパーは「忘れてる事があるでしょ」と言い主人公は「うん、そうだね‥」と言う
「君こそ、本当の素晴らしい女の子だ。これからは僕の方が君の助けになるよ」と言って、ストリッパーにキス。。
はせず、クラブから救出した好きだった幼馴染女子に幸せなキスをした。
仲間とストリッパーは「ひゅーひゅー!熱いね!」と囃し立て‥fin。。
はぁ?
ストリッパーと付き合うんじゃんね-のかよ!
ストリッパーは何の得もないのに命がけで主人公達を助けてくれて、自信を持たせてくれるためだけにキスまでしてくれて‥一体何なん?
主人公は上げ膳据え膳でストリッパーの好意を甘受するだけか?
何で、ずっと一緒にサバイブして助けてくれたストリッパーじゃなくて、劇中2分間くらいしか出てない幼馴染女子を選ぶんだ?映画的におかしいだろ。
いや、主人公を幼馴染とくっつけても別にいいわ。
それならストリッパーは主人公の仲間二人のどっちかと関りを持たせて、そいつらにくっ付けるのが筋だろ。
何でかと言うと映画のメインキャラ全員は、製作者が現世の人類全体をどう見てるかの縮図だからだ。だから「主人公はたまたま幼馴染を選んだだけで、本作はその瞬間を切り取っただけでは?」という言い訳は通用しない(ドキュメンタリーなら通じるけど)
このかたちで終わったので本作は「童貞は尊いからゾンビパンデミックを生き残った。童貞が好きな処女は童貞の妻にしてやるよ。ストリッパーはビッチだが童貞に尽くしたから特別に助けてやる。リア充と大人は皆死んでどうぞ」という事になるぞ。
童貞プロイテーション映画なのはわかっていたし終盤までは「新鮮味は全然ないけど可愛いから まあいいか。自分が思春期なら楽しめてるはず」と、暖かい眼で観てて100点満点中54点くらいあったが、この結末を観たらとてもじゃないが好きじゃなくなったよ。
童貞やオタクに媚びるのは簡単なんだよ。だけど、童貞だけに媚びるのは良くないな。
どうせなら、童貞も処女もリア充もビッチも全て等しく救ってみせよ。
大人(俺を含む)は死にゆく存在だから、別に殺されてもいいわ。
若者キャラは童貞だけじゃなくて全員救えよ。もう童貞だけ救うのは古いだろ
というか製作者はベルトコンベアー式に童貞をアゲてるだけで、別に童貞の事を愛してないだろ?悪いとこ全部出てるぞ?これはアカン。
「童貞だけが良い目を見て、童貞以外の者は滅亡して、女は全員 童貞に尽くすべき」と思ってる中高生みたいな男性にならオススメ

そんな感じでした

www.imdb.com

www.youtube.com

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