gock221B

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「ガール・オン・ザ・トレイン(2016)」もう乗る必要のない前乗ってた電車から降りられない女性のミステリー

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原題:The Girl on the Train 監督:テイト・テイラー 製作国:アメリカ 上映時間:113分

エミリー・ブラント主演で「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」の監督が撮った、ベストセラーになったミステリー小説を映画化したもの。原作は読んでない

Story
レイチェル(エミリー・ブラント)は毎日、乗っている電車から見える家に住む「理想の夫婦」を羨ましく眺めていた。

幸せそうな夫婦は、かつてレイチェルが夫のトムと住んでいた家の近くに住んでいた。
トムは、レイチェルと離婚した後、新しい妻アナ(レベッカ・ファーガソン)と新しく生まれた娘と新しい人生を始めていた。
ある朝、レイチェルはいつもの車窓から「理想の夫婦」を見ていると「理想の妻」が夫と違う男と抱き合っている不倫現場を見つける。
心の中で大事にしていた「理想の夫婦」の危機が気になったレイチェルはその場で駅を降りて家に向かう。しかしレイチェルは家に向かう途中から記憶がなくなり、気が付くとトムと離婚した後に居候している友人の家で血だらけで目覚める。
まもなく「理想の妻」は死体で発見される。
警察や周囲の人間から「理想の妻」を殺したのではないかと疑われるレイチェル。
記憶を取り戻そうと独自に調査を始めたレイチェルは色々な秘密を知っていく。。

みたいな話。
そういう冒頭シーンの後、レイチェルを始めとするメインの三人の女性それぞれの主観視点で過去から現在までの状況が描かれる。
その後、事件の真相に迫っていく。
だが終盤まで、主人公レイチェルはずっと酔っぱらっているし、まるでそのレイチェルの混濁した記憶とシンクロするかのように時制や主観視点の持主がバラバラなので、誰が犯人なのか終盤までわからず楽しかった。


・主人公レイチェルエミリー・ブラント
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「理想の妻」殺しの容疑者となった主人公レイチェル。
彼女は結婚していた時なかなか子供ができずアル中になり元夫トムに捨てられた。
今は友人の家に居候している。
毎日、電車でNYで通勤しているが実はアル中が原因で職場をクビになっている。
それを居候先の友人に言えず毎日用もないのに電車に乗っている(リストラになったが妻にそれを言えず毎日スーツで出かけて公園や図書館で暇を潰す元サラリーマンみたいなもの)
元夫トムの現在の妻アナは、トムが自分と結婚して時の不倫相手。
レイチェルはトムのFacebookを見たり無言電話をかけたり、酔っぱらってトムと新しい妻アナの住居の近くまでフラフラ行ったりしている
エミリー・ブラントは得意とする?深刻そうな顔や、顔じゅうに「動揺」という文字が貼ってあるかのような動揺した表情で惹きつけられる。
彼女は基本、美人だがあまりに常に動揺したり疲労しているがために顔が崩れて老婆みたいに見える時が多々ある。だがその老婆みたいな顔を見るとエミリー・ブラントの誠実さ真剣さが伝わった。後の二人の女優の方が美人度は高いが魅力は圧倒的にエミリー・ブラントだった


・「理想の妻」メガン(ヘイリー・ベネット)
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レイチェルが車窓から眺めていた「理想の妻」。
メガンは、レイチェルの元夫トムと現在の妻アナとの間に出来た赤ちゃんのベビーシッターをしている。
レイチェルはこの娘に自分の理想を投影していて素敵な女性だと妄想しているが、実際は最初の夫に捨てられ、新しい夫と居つつもカウンセリングしている精神科医を毎回誘惑している自暴自棄な女性。
最初の男とは、社会から隔絶された山小屋に同居して快楽を追及していた。
現在の夫スコットは子供を欲しがってるが自らは何故か子供を生む事を嫌がっている
バルコニーで夫以外の夫と抱き合っているところをレイチェルに見られ、レイチェルが家の近くに来た日から行方不明となる
この女優は初めて見たが、新しいジェニファー・ローレンスって感じの印象。

・元夫の新しい美人妻アナレベッカ・ファーガソン
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レイチェルの元夫トムの現在の美人妻。赤ちゃんも生んでいる。
レイチェルと結婚している時からトムが不倫していた浮気相手。
無言電話や事ある度に接近してくるレイチェルに怯えている。
職に就くことや独り身でいる事に恐れを抱いているっぽいし略奪婚した事以外は、普通の美人妻。
アナにはレイチェルやメガンの様にトラウマはない(これから出来る)
演じてるのは「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」でトムクルーズが新しく拾ってきた女優(トム・クルーズはいつもどこからか誰も知らない美人女優を引っ張って来て自分の事以上にプッシュするが一体どこから拾ってくるんだろう?サイエントロジーだろうか。トム氏は映画作りに熱心なので別にサイエントロジーだろうが何だろうが構わないが)



感想を書くとネタバレしてしまうので、前半~中盤でわかる情報だけ書いた。
別に自分の趣味のブログなのでネタバレしようがしまいが勝手だけど、まだ観てない人は先の展開を知らないで観た方が楽しいので書くのやめた。
だから感想ブログというより紹介文って感じになった。
映画は面白かったよ。
全編重くて深刻な雰囲気。喩えるなら「ウィンターズ・ボーン」みたいな雰囲気のドラマの時制をシャッフルしてミステリー映画にした感じ。
ひたすらシリアスなドラマだと途中で嫌になったりするが、ミステリー形式を取っているので観やすい。
また俳優たちや映像が凄く美しい。僅かにいるリアリティ至上主義者の人は本作のような映画を観て「もっと不細工な奴が出てほしいし画が綺麗すぎる」とか言いがちだが、そんな観ててしんどい気分になりそうな映画は観たくない。苦い野菜を砕いてシロップを入れて飲みやすくしたスムージーのような映画という感じ、それくらいが丁度いい。
犯人をわかり難くするためにわざと怪しいキャラを点在させてるのだが、後で思い起こすと可笑しい
全編重苦しい映画だが最後だけは明るい予感があったのでよかった。
電車は当然、最初と最後に出てくる。自分の人生の比喩。

そんな感じでした

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