gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「スーパーガール〈シーズン1〉(2015-2016)」#6~10/真のヒーロー。オレオ。オバハン。トイマン

f:id:gock221B:20161103201026j:plain
原題:Super Girl :Season.1

#06「レッド・トルネード(原題:Red Faced)」
f:id:gock221B:20170705191152g:plain
スーパーマンの事が大嫌いなロイス・レーン父親レーン将軍が登場。
スーパーマンに対抗しうるサイボーグ、レッド・トルネードを開発してスーパーガールと対戦する。
レーン将軍は、スーパーマンの恋人ロイス・レーンの妹でもある自分の末娘と付き合っているジェームズ・オルセンが気に食わず、彼に対して「君の友人のスーパーマンやスーパーガールと違って、君は実に『平凡』だな?自分でもそう思っているんだろう?」とジェームズに一番刺さりそうな意地悪を言う。
一方、カーラはキャットからアンガーマネージメントについて学ぶ。
レッド・トルネードはDCアニメやDCコミックヒーロー大集合なクロスオーバー作品に出てきたりしたのを見たことあるだけ。彼は登場する度に大破させられるイメージ。
f:id:gock221B:20170723052941j:plain
サイボーグとか、身体が人間じゃないキャラはバラバラになってもグロくないからって理由で必要以上にぶっ壊されるイメージ。今回も当然、期待通り大破した。
彼は数あるヒーローの中でも見た目が最も悪い意味でマンガっぽい。
スーパーヒーロー好きなのに、こんな事はなるべく言いたくないが彼のデザインは「幼稚な雰囲気」が画面に充満してしまう。アベンジャーズのビジョンもそうだが「顔が赤い」というのはなかなかヤバみがデカい。
一見ダサく見えるコスチュームでも高潔な精神やヒーロー深度を見せられると、脳内で印象が逆転して却ってめちゃくちゃカッコよく見えたりもする(その最も代表的な例はキャップか)。だがこのレッドトルネードは只の兵器だからそんな深いヒーロー性は見せられない。だからヤバみだけを感じる。
彼のスチール写真がネットで発表された時、アメリカ本国のファンですら「ヤバいヤバい!赤い人が赤い服着てるだけや!やばいやばい!隠せ隠せ!」とヤバみを感じてヒートアップしていた。
f:id:gock221B:20170705170609p:plain
実際に観てみると、竜巻のCGはそこそこ立派だし、そこまでヤバくなかった。
だががアップで映る度に「映ってる映ってる!
レッド・トルネードの赤い顔が長く画面に映りすぎだ!」的な気持ちが生まれてしまう時もあった。
レッド・トルネードさんどうもごめんなさい

#07「トゥルー・ヒーロー(原題:Human For a Day)」★
f:id:gock221B:20170705191637g:plain
これは恐らく全話の中でもかなり重要な回。
まずDEOが囚えていた強力なエイリアン囚人が脱走。町は混乱する。
レッド・トルネードとの闘いで全力を出し尽くしたスーパーガールはスーパーパワーが使えなくなり一時的に只の人間になってしまう。
そのせいでセントラルシティの事件があっても出動できなくないスーパーガール。
マックスウェルロードは自分の価値を上げるために、スーパーパワーよりも強大な力すなわち世論を使ってスーパーガールの評判を落とす。
キャットはそんなマックスウェルロードに対抗するため、ウィンに協力を仰ぎセントラルシティ市民に対して演説する事にした。
キャット「ありきたりでちっぽけな存在でいる事に慣れているあなた達一般人も、危機に直面すると思わぬ力を発揮できる事に気づくの。皆ヒーローよ
と、キャットらしいツンデレ激励をウィンに語る
そしてそれを立派に言いかえた言葉で市民を激励する。
カーラは、目の前で致命傷を負った市民がいて普段だったらERに運んでいって余裕で助けることができるのに今は普通の女子なのでどうする事もできず善良な市民が息を引き取るのを見守るのみ。
そんな時に目の前に強盗が、カーラは勇気を出してスーパーガールのコスチュームに着替えて強盗を説得する。撃たれると当然死んでしまうが強盗はそれを知らない。
つまり「スーパーヒーローをヒーローたらしめてるのは、スーパーパワーではなく精神だ」という重要な事にカーラが目覚める回(逆に言うと今までの彼女は「ただスーパーパワーを持った強すぎて可愛すぎるだけの只のOLだった」という言い方もできる)
この事について「ウォッチメン」などでお馴染みの天才ライター、アラン・ムーアのあまりにも有名な言葉がある。曰く
俺たちは実は凄い力を持っているんだが、ソファに座ってビール片手にテレビを見ているだけだ。スーパーパワーがあったって、やっぱりソファに座ってビール片手にテレビを見てるだけだろう。 馬鹿がコスチュームを着たところで、変な格好のおかしな奴が1人増えるだけだ。 ヒーローってのはスーパーパワーがあるとか、コスチュームを着てるって事じゃない。 自らの意思でもって世界を良くしようと戦う人々の事を言うんだ
と、そういう事だろう。
それとDEO長官ハンク・ヘンショウがアレックスに語るかたちで、正体を見せる。
今まで彼は「主人公を指導する立派な人物だが正体はヴィラン」という「ザ・フラッシュ」のリバースフラッシュのようなやつだとミスリードさせていたが、本当は立派なスーパーヒーローでした。という真相だった。
というか自分は既にネットでネタバレを見かけてしまってたので驚けなかったのが残念だが、とにかくヘンショウは最後の火星人マーシャンマンハンター、ジョン・ジョンズである自分の姿を披露。
原作ではジャスティスリーグの一員だしスーパーマンに匹敵するほどめっちゃ強いので(その代わり「火に凄く弱い」というスーパーヒーローとして致命的な欠点も抱えている)なので、ジョンがスーパーガールの先輩役でも遜色ない。それに地味なので悪目立ちしてカーラを食ってしまう心配もない。名采配だ。
このジョン・ジョンズもオレオが大好物なのかどうかはまだわからない。
ジョン・ジョンズは故郷が滅亡し地球に流れ着いた。本物のハンク・ヘンショウはジョンを狩ろうとしたが、アレックスの父親かつカーラの義父はジョンを救い命を救った。ジョンはその日からヘンショウと入れ替わりアレックス&カーラを、地球を守る事を誓った。。というそういう話。
キャットとヘンショウあと敵のマックスウェルロードこの三人は相変わらず有能だったし面白い回だった。ジェームズ・オルセンがカメラに目覚めた話も出たしいい回だった。


#08「アストラ・クライシス(原題:Hostile Takeover)」
f:id:gock221B:20170705190543g:plain
クリプトナイト無効装置を開発して再び現れたカーラの悪の伯母さんアストラ。
アストラ伯母さんは更に上の悪者の援助を受けている。
お供も二人連れてて3人とも黒いコス、要はスーパーガール版のゾッド将軍か。
ところで空中戦CGはまるで映画みたいにカッコいい。ついでに回想のクリプトン星空撮も力入ってる。この辺は手を抜くと一気にアホみたいに見えてしまうから力入れてるんだなと思った(その代わりその前後にあたる空中に静止しての会話シーンやクリプトン星での会話シーンはドラマレベルで若干ちゃちだが仕方ないだろう)
アストラ伯母さん関連の掘り下げもあって、しょうもなかったアストラ伯母さんもキャラが立ってきた。
スーパーガールが感情を爆発させると、若干スーパーマンよりも暴力的に殴りかかったりヒートビジョンを感情的にぶっ放すイメージがあるが、だんだんそうなってきたのでいいねと思った。
スーパーガールDEOのアストラ軍団との闘いは次回へ続く。

何者かによってキャットのメールが流出し、歳のサバ読みセレブにフラれた事や美容代に月に幾ら使ってるかなどの恥ずかしい情報がダダ漏れバーニングマンに行くのが好きな事もバレた。
それをカーラ&ジェームズ&ウィンの仲良し三人組が解決しようと奔走する。
犯人はマックスウェルロード‥ではなく、キャットの失脚を画策した取締役員のおっさん、ダークだった。
昭和の悪人然としたアストラとの闘いより現代的なキャット炎上の方が面白かった
今回のラスト、カーラ=スーパーガールであると、やっとキャットが気づいた。
これ以上引っ張ると気づかないキャットが敏腕メディア女王に見えないから丁度いい頃合いだった(それでも今まで気づかなかったのは高慢なキャットがカーラに興味なさすぎたせい)


#09「ブラッド・オブ・"EL"(原題:Blood Bonds)」
f:id:gock221B:20170705203521g:plain
カーラは引き続きアストラ伯母さんの夫ノンとの闘いを続ける。
が、DEO長官のヘンショウ改めジョン・ジョンズを人質に逃げられてしまう。
一方、ヘンショウ不在につき代理に異星人否定派レーン将軍がやってきた。
レーン将軍は、アストラ伯母さんにクリプトナイトを注射するという拷問で、主犯ノンの居場所を訊き出そうとする(いかにも右翼の米軍人らしい行為だ)
一方、カーラ=スーパーガールであることに前回やっと気づいたキャットは、カーラにその事を自白させようと色んな謎々を出したり、スーパーガールについて徹夜で考えすぎて目の下にクマができていた(可愛いね)
キャットは「カーラがスーパーガールであるという前提で言うけど、あなたが昼間ドジなアシスタントをしているのは時間の浪費でしかないんじゃないの?スーパーガールでないという証拠を提出できなければ辞めてもらう」と言い出した。
やりたい仕事をする権利はカーラにもあると思うが、確かに合理的に考えればキャットの言う事は的を得ている。
言うなれば高性能の消防車をコンビニ行く時だけに使っているようなものだ。
この問題はジョン・ジョンズの変身能力で何とか棚上げしてもらう。
そしてカーラのキャットCOでも働く理由は、仲間とかキャットの教えなどの精神的なものだった。まあ‥若者なんだからそれはそれで一つの理由なのかもしれない。
人質交換でアストラも開放してしまったので、こちらの問題も棚上げする事となった。


#10「トイマン(原題:Childish Things)」
f:id:gock221B:20170705222035g:plain
カーラに片思いしているハッカー役の善人イケメン陰キャ、ウィンにスポットライトが当たる回。
彼の服役してる父親はスーパーヴィランのトイマンだった。そのトイマンが脱走。
原作ではスーパーマンのスーパーヴィランで、オモチャに爆弾やホログラム投射装置を仕掛けて犯罪を行う‥というサイコ系犯罪者。スーパーマンヴィランは強大なパワーを持つバケモノじみた異星人が多いがトイマンは数少ない普通の人間‥まるでバットマンヴィランみたいな敵
アニメ版では息子がトイマンになったらしいので、DCコミックファンに「ひょっとして愛すべきウィンもヴィランになってしまうかも」と思わせたいのだろう。
その事は織り込み済みでウィンのキャラ設計をしている。
ウィンは「良い人だった父がある日サイコ犯罪者になったように、父とよく似ている僕もいつか狂奔してしまうのでは」と、父にではなく自分自身に恐れを抱いている。
そんな風に自分を卑下するウィンにどこまでも親身になってくれるカーラに、ウィンははずみでキスする。
なるほど。自分の気持ちを押し殺した末に犯罪者になってしまったトイマン、そんな父と似ているウィンはカーラへの恋を秘めている事をやめて勇気を出して告白する。
だがカーラはジェームズの事が好きなので1秒でフラれてしまう。
フラれるのがわかっていながらコップから水という感情が溢れそうなので告白せざるを得ず、そして自分で想像していた通りにフラれるという‥この気の毒なウィンには共感せざるを得ないな。


そんな感じでした

「スーパーガール〈シーズン1〉(2015-2016)」 #1~5 #11~15

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━

warnerbros.co.jp

 

www.imdb.com

www.youtube.com

f:id:gock221B:20170705222444g:plain

広告を非表示にする