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「スーパーガール〈シーズン1〉(2015-2016)」#11~15/ビザロ、アラン・ムーア原作回、悪人への私刑は許されるか?。ブレイニアック8

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原題:Super Girl :Season.1

 

#11「マーシャン・マンハンター(原題:Strange Visitor From Another Planet)」
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・DEO長官ヘンショウakaマーシャン・マンハンタージョン・ジョンズのメイン回。
彼ら善良な緑色の火星人は、ホワイト・マーシャンと呼ばれる攻撃的な火星人に焼き殺され全滅させられた。
地球に来襲したホワイトマーシャンと対峙するジョン・ジョンズ。。
・一方、もう一人の主人公キャットCEOの話。
カーラの計らいで前の夫との間に生まれて現在は成人している息子アダムと会うが、ビジネス以外の人付き合いが苦手なキャットは上手くいかない。
だがカーラの尽力でキャット母子は少しだけ歩み寄る。
そしてアダムは凄い勢いでカーラに惚れて急接近する。前回はずみでカーラにキスしてしまったウィンはカーラと気まずい雰囲気のままだ(俺はウィンを応援したい)
それにしてもキャットは、ただカーラの上司ってだけなのにめちゃくちゃキャラ立ってて面白い。このアリーマイラブの女優さんも表情豊かすぎるし(気のせいか昔この人の吹き替えをしていた若村麻由美と声も似てる気がする)。この女優さんも、何か鼻や唇が凄く不自然になってるのが気になる以外は凄くいい感じで面白い。
キャット主人公のスピンオフオフィスドラマが始まったとしても普通に観ると思う。
ジョン・ジョンズの火星での回想は当然オールCGだった。
別に悪いとは言わないが「良い火星人の彼が悪い火星人に全滅させられた」というクラシックなSF譚を成立させるにはもっと念入りに描く必要があったのでは。しかもジョン・ジョンズ全然活躍しないし
だからジョンジョンズ回と思わせといて、私生活パートとヒーローパート両方でカーラ大活躍の回だった。
だから今回はヒーローパートよりも断然、カーラとキャットの私生活パートの方が面白かった

#12「ビザロ(原題:Bizarro)」
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・マックスウェル・ロードはスーパーガールの悪のクローン「ビザロ」を作り出した。
つまりヒーローものの定番、偽物ヒーロー回。
ちなみにビザロというのは、原作ではスーパーマンの有名なヴィランの一人。
スーパーマンのクローンで、悪人というより単純にアホすぎて善悪の区別すらつかないがパワーはスーパーマンレベルという厄介なパワー系池沼キャラ。
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DCのパワー系池沼キャラで他に好きなのはソロモン・グランディとかもいる。
スーパーガール版のビザロは、脳死状態の女性にカーラのDNAを注入してマックウェルが洗脳し「本物の方のスーパーガールは悪者で自分は正義のスーパーガールだと思い込まされている」
逆転要素としてはヒートビジョンの代わりに眼から冷凍ビーム。氷のスーパーブレスではなく炎の息吹。弱点のクリプトナイトを食らったら逆にパワーアップする‥など
カーラと同じパワーの私兵が持てるって物凄いことなのに、訳のわからん事に使ってあっさり敗北した上に捕まるマックスはアホなのか?
・カーラはキャットの息子アダムの猛アタックで付き合い始めるが、ビザロの邪魔が何度も入るのでアダムを振った。
その事でキャットは「あなたと私は似てないと思ったけど一つ似たところがあったようね。私は若い頃に自分のためにアダムを捨てた。まさか貴女が同じ事をするとはね」という皮肉が見事過ぎる。
しかも大物の上司が自分を下げてそれを皮肉の前フリに使ってるんだから、これ以上見事な皮肉も中々ない。面白キャラと化していたキャットだが久々に切れるところを見せた


#13「ロスト・ファミリー(原題:For the Girl Who Has Everything)
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前回のラスト、帰宅したカーラは部屋に奇妙な植物があるのを見つける。
その植物はカーラに取りつき、彼女の今はなき故郷クリプト星の夢を見せる。
この植物は宿主が見たい幻想を見せる事で寄生し続ける宇宙植物ブラックマーシー
このドラマに、この話があるのは既に知ってたので楽しみにしてた。
この話はアラン・ムーアが書いたスーパーマンの人気のストーリーの一つ「For the Man Who Has Everything」が元になっている。
これは邦訳が何度も出てるし※1,2、これまた天才ブルース・ティムによって「Justice League Unlimited」でアニメ化されたのも観た。
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原作では宇宙の帝王モンガルがスーパーマンに寄生させたのをバットマンワンダーウーマン、ロビンらが助けた。
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まあとにかく、このスパガのドラマ版では何度か出てきているヴィランかつ唯一の肉親であるカーラのアストラ叔母さん‥の夫(テロリスト)がカーラにカマした。
それをDEOとジミー&ウィンが助ける。
キャットは「キーラ(カーラ)はまだ出社しないの?!」と急かすコメディリリーフ
「一時間以内に出社しないとクビ」と言われて、仕方なく長官がカーラに化けて出社。
長官は僅か数分間キャットの相手しただけで「囚人の相手する方がマシだ‥」と呟くオモシロ展開。俺を笑顔にして喰うメシはうまいか?
原作ではスーパーマンは鋼鉄の意思で夢だと気づいて涙ながらに本当はいない幻の息子に別れを告げて自力で返ってくるところがグッと来たがカーラはそこまでメンタル強くない。
ブラックマーシーの幻影世界に取り込まれ現世での記憶を失って居心地のいい世界に閉じこもってしまう。
そこへカーラの義姉アレックスが精神に入れる機械で乗り込んでくる。
カーラを目覚めさせまいとする幻影の両親はアレックスを止める。
そこでアレックスはシルベスター・スタローン級の長くて熱い演説をかます。
アレックスの長台詞を要約すると「現実はこの夢の世界と違って辛く厳しいわ。でもそれが生きてるって事なのよ。私は妹(カーラ)と一緒に生きたい!」
ここは凄い熱演で、この13話まで観た中で初めてジーン!として眼が潤んだ。
台詞の内容もよかったが、アレックス役の女優の熱演が凄くて、そこに感動した感じ。
そしてここまで只の便利キャラで空気って感じだったアレックスが輝いた瞬間だった。
原作ではブチギレたスーパーマンが敵をボコって最終的には敵にブラックマーシーをかまして永遠の夢を見させた。
だから本作でもノンにブラックマーシーをかますんだろうと思ったが残念ながらそういうシーンはなかった。シーズン1の最後でそんな場面あったらいいな。
ノンとか全然魅力ないから、この回でさっさと倒しても良かったと思うが。。
とりあえずムーア原作のこの回が神回で、目立たなかったアレックスも輝いてよかった

#14「ジャスティス(原題:Truth, Justice and the American Way)」★
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・前回、長官がカーラに化けて出社したせいでキャットの機嫌を損ねてしまった。
キャットはカーラへの当てつけで新しい秘書を一人増やし、カーラよりも褒めたりして仕返しする。
そんな目に遭ったカーラは「あんな子すぐやめるわ!なんか逆にかわいそう!w」とか言いつつも同様を隠しきれず電話の受話器を握りつぶしていた。
いつものことだが、どこまでも可愛い師弟。
そんな感じでカーラのOLパートは、新しい秘書とのバトルで楽しい。
・ビザロ回で、スーパーガールを殺そうとしたマックスェルロードをDEOは拘束し続けている。
ジミーは「マックスウェルロードは悪人だが、正式な権限なしに拘束し続けているのはまずいよ」とカーラに言う。
カーラは「彼は私を殺そうとしたのよ!それに裁判したら億万長者の彼ならあっさり自由の身になってしまう。そうすればまた犠牲者が出る」と反論。
どちらも正しいので凄く面白い。
カーラの言う様に危険な悪人マックスを拘束し続けるのが世界の平和にとってベスト。
しかし、それは同時に「危険だと『俺たちが』思った人間を独自の判断で私刑をくだしてもOK」という事になってしまい、法治国家としてのアメリカそのもの自体が揺らいでしまう危険性がある。
キャットは、そんなジミーの事情は知らないが
デイリープラネットゴシップ記者をしていた駆け出しの頃、人気イケメン俳優がDVしている事に気づいたが、彼のファンからの批判を恐れて見て見ぬふりをした。数ヶ月後、彼は妻を撃ち殺した。ジャーナリストは真実を伝える義務があるんじゃないかしら」と昔話をする。
それによってジミーはますますジャーナリストとして見て見ぬふりはできなくなる
彼はカーラに「このDEO基地は今や強制収容所だ。(法整備されてない凶悪宇宙人ならともかく)マックスウェルは悪人とはいえ只の人間だ。地球最強の君がパワーをこんな事に使えば君はマックスウェルと同じになってしまう」とカーラに再度訴える。
・今回の鎖を使うヴィランは、異次元監獄フォートロズの元看守だった。
フォートロズから脱獄した宇宙人犯罪者を見つけては、自分の中の尺度で私刑を下していたのだ。
つまり今回ジミーに指摘されたスーパーガール&DEOの欠点を悪い方向に発展させたかのような存在が敵として現れたわけだ。
カーラが自分の中の正義への問いと闘うことと、このヴィランと闘う事が見事にシンクロしている。
どういう結末になるのかは、、それは一つしかない。
この回も最初から最後まで傑作だった。



#15「ファイナル・カウントダウン(原題:Solitude)」
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・意地悪な秘書が増えたことで、可愛い感じで苛立つカーラが見れるようになった。
この意地悪な秘書は面白くするので今後も居て欲しい。
・ネット通信を自由に移動できるインディゴakaブレイニアック8が登場した。
ノンの知り合いの犯罪者。
スーパーマンの宿敵ブレイニアックブレイニアック5ならともかく、ブレイニアック8とか初めて聞いた、全然知らないのでググった。
インディゴというロボ少女の身体に侵入したブレイニアック一族の末裔がいて、それを元ネタにしたようだ。
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まあとにかく、ハッカー系のヴィランだとわかってればいいだろ。
インディゴのハッキング能力に対抗するためにウィンはDEOから引き抜かれた。
えっ、ウィンってそんなに凄い奴だったの?
というか何でそこまで天才ハッカーだったウィンは一般企業の窓際社員をしているのか‥?まあいい
カーラは前回、長官と喧嘩してDEOから飛び出してしまったしウィンが居ないので、ジミーの提案で北極にあるスーパーマンの「孤独の要塞」に行く。
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めちゃくちゃ重くて持ち上げられない鍵とかも出てきた。このドラマはコミックのマンガっぽい要素を現代的アレンジとかせずそのまま描写するのが良いね。
インディゴは核ミサイル群で地球人を皆殺しにしようとしたがカーラ&DEOの活躍で阻止された。インディゴはDEO本部にいるウィンをネット回線を経由して人質にしようとしたが、逆にウィンが悪質なマルウェアをインディゴにインストール。なんとウィンがインディゴを倒してしまった。
ウィンが凄すぎるのか、インディゴが弱すぎるのか、それともその両方なのか‥。
ブレイニアック一族だし、てっきりインディゴがノンに代わってラスボスになる展開を想像していたので驚いた。
更に意地悪な秘書が、ウィンに優しくされてウィンに惚れるという展開が。。
とにかく今回の話の中で、ウィンに次々と凄い事が起こるのに当のウィンは「やれやれ‥」みたいな態度を取り続けるもんだからウィンの凄さがどんどんうなぎ登りになる不思議な回だった
カーラとアレックスと長官は仲直りした

そんな感じだった
この第11話~15話は、それまでよりもめちゃくちゃ面白かった。
また今まで目立たなかったり活躍しなかったキャラが大活躍するパターンが多かった。
とりあえず15話まで観た感じだと自分の中では「フラッシュ」より好きだな


そんな感じでした

「スーパーガール〈シーズン1〉(2015-2016)」 #1~5 6~10

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