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「ミッション:インポッシブル(1996)」「M:I-2(2000)」「M:i:III(2006)」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)」「ミッション:インポッシブル/ローグネイション(2015)」

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Mission: Impossible (film series) 1996-2016

タマフルのトム・クルーズ特集を聴いて「そういえばこの一位のコラテラルって観たことないな」と思って観たらめちゃくちゃ面白かったので同じく観てなかったMIシリーズ一作目も観て、ついでに全作観ることにした。
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そもそもこのシリーズの定義は何なんだろう。
トム氏がその時々で気になった監督や俳優を引っ張って来て作る「スパイ大作戦」の映画版。
一作ごとに別の映画みたいに雰囲気が違ってたけど3作目以降はノリが安定した。
全作で共通してるっぽい要素を考えてみた。
IMF所属のトム氏演じるイーサン・ハントがトム本人のよる無茶なスタントで魅せるアクション映画。
スパイ大作戦」っぽい要素(例のテーマ曲。5秒後に自動的に消滅する指令メディア。変装マスクなど)
★毎回、宙吊りミッションがある(最近は吊りネタが切れて磁力や水中になった)。

★毎回イーサンが裏切ったと見なされたりIMFが一時的に機能停止に陥って、イーサンは本編の間、IMF本部からのサポートが受けられなくなる。と言ってもイーサン達には潤沢な装備や予算があるので問題はない(つまり劇中イーサン達のみでミッションさせるための舞台装置)
スパイものにしては銃撃戦で敵を倒すシュチュエーションが少ない
★シリーズ全作で仲間のルーサー(ヴィング・レイムス)が出てくる。
▲あと途中からサイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ミシェル・モナハンレベッカ・ファーガソンアレック・ボールドウィン等が仲間になり固定。

共通する事柄はそれくらいか。007や他のスパイものよりこっちの方が好き。

MIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMI

 

ミッション:インポッシブル (1996)」★★★
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原題:Mission: Impossible 監督:ブライアン・デ・パルマ
製作国:アメリカ 上映時間:110分

シリーズ1作目。
デ・パルマトム・クルーズもそこそこ好きなのに何故かこれだけ観てなかった。
昔、オチのネタバレや見どころを全部喋られてしまったからかもしれん。
だけど観たら、凄く面白かったので観てよかった。
前半いきなりチームのイーサン以外が全滅し、IMFを裏切ったと誤解されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)が孤立奮戦する。
シリーズ全体を見渡すと、本作は
デ・パルマ色が強すぎて浮いてる。
とにかくデ・パルマっぽいカッコよすぎる画が多い(青や赤の強い光。螺旋階段を上から見る。どうやって撮ったのか想像できない凝った電車の遠景から電車内部に入るロングショット等など)
若かりしトム氏の弾ける笑顔が狂気じみていて怖い!はっきし言って完全なるキチガイスマイル(でも好き)
有名な中盤の宙吊りトムの場面、これを初めて観たが、このシークエンスがやっぱり面白すぎた。
世界から除外されて宙ぶらりんな存在になってしまったイーサンと、イーサンの物理的な宙吊りがシンクロして色褪せない不朽の良さが醸し出されている。
常連キャラ、ルーサー(ヴィング・レイムス)も初登場。
この当時世界中のおじさんに大人気だった「エロいフランス人女性」という漠然とした空想をそのまま擬人化したかのようなエマニュエル・ベアールも懐かしかった。
クライマックスのトンネルでのむちゃくちゃな闘いを見る、まるで驚くためにこの世に生を受けたかのような驚き顔の運転手のツラがよかった。
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公開当時、ドラマ版での主要キャラが悪役だったという展開に古参ファンは怒ったらしいが、僕はドラマ版観たことないし今後も観る事はないのでその問題はスルー。
本作のインターネットの古さが衝撃的だった、1996年は‥よく覚えてないけどインターネットなんて一般には普及してなかった気がする。
文句なく楽しめた。とりあえず画面のカッコよさならこれが一番だろう
面白さや完成度は近年の最新作二作の方が面白いが、本作はデ・パルマの強烈な作家性とトム宙吊りによって「不朽の名作」感が付与されたため、全てが古くなった数10年後にシリーズ観返した時に一番面白いのは本作かもしれないと思った。

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MIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMI

 

 M:I-2 (2000)」

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原題:Mission: Impossible II 監督:ジョン・ウー
製作国 アメリカ 上映時間:124分
シリーズ2作目。
これは公開当時、恋人が激はまりして4、5回観に行かされてウンザリして以来久々に観た。
シリーズ全体を見渡すと、本作はジョン・ウー色が強すぎて浮いてる。
ジョン・ウーがアメリカでブイブイ言わしてた時で、ロン毛のトム氏が終始、劇画チックにキメまくる。鳩も飛ぶし。
イーサンは良い仲になった女泥棒ナイアを敵組織に潜入させて、彼女の元カレだという敵のボスから情報を引き出そうとする。。という少女漫画みたいな設定がきつい
その様子を中継しながらイーサンがヤキモチ焼いたりルーサーが気を使ったりする、またこのカップルがしょっちゅうヤンキーカップルみたいな痴話喧嘩で言い合ったりする。その度にスローモーションになったりムーディな音楽が流れるので観てて恥ずかしくなった(昔は普通に楽しんでいたが)
アクションもジェイソン・ボーンとかが流行る前だし「そんな技が当たるくらいならもっと有効打があるのでは」と思える大技を連発する。
ダウンしてる雑魚に胴回し回転蹴り。正面から走ってくる雑魚にサマーソルトキック
挙句の果てにイーサンと敵のボスがお互いバイクで正面衝突する寸前に両者同時にジャンプして空中で激突(バイク同士は爆発)、もつれ合って浜に落下する2人と波しぶきがカットバック。そのままビーチで殴り合う2人。
‥という恐らく映画好きのトムが「フェイス/オフ」みたいにしてくれと言ったんであろう訳のわからんクライマックスシーンにも赤面させられた。
だけど、あまりにも本気度が伝わってきたので最初は半笑いで観てた現在の俺もだんだん「トムがんばれ!」と応援する気持ちが湧いてきたのも事実。
そのタイマンで、動けなくなったボスに延髄斬りやドロップキックや側転蹴りなどの大技連打する様は、やりすぎ感が凄かった(プロレスゲームで、瀕死で動けなくなった敵にここぞとばかりに普段中々かけられない大技をくらせまくる時みたいだ)
公開当時は若かった僕の低学歴の感性に本作のジョン・ウー大袈裟演出が共鳴して興奮していた。
とりあえずヒロインの存在がめちゃくちゃウザかった。
若い時はキメキメ状態のトムがカッコよかったが中年になった今は、落ち着いた「やれやれ」感満載でサポートを続けるルーサーのカッコよさの方が目立った(彼は屈強な黒人男性なのだがどういうわけか全作でイーサンのお母さんみたいなママ感がある)
懐かしい気分になったがこれとIIIはもういいわ。
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MIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMI

 

M:i:III (2006)」★
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原題:Mission: Impossible III 監督:J・J・エイブラムス
製作国:アメリカ 上映時間:126分

シリーズ3作目。
今までトム氏ワンマンショー状態だったシリーズだが、JJの提案によってドラマ版「スパイ大作戦」的なチームワーク路線に戻り、ぐっとスパイものっぽくなった。
トムの一人コマンドー状態はちょっと限界だったので、これは戻って正解だった。
サイモン・ペッグ演じるベンジー、イーサンの婚約者ジュリア(ミシェル・モナハン)も初登場する。
今回の敵は死の商人ヴィヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)。
イーサンチームvs.ヴィヴィアンの組織だが、攫われたイーサンの婚約者ジュリア(ミシェル・モナハン)の救出が全体の流れ。
前半でイーサンが妹のように可愛がってた部下が脳内爆弾で殺される。そして最後、イーサンは自身に埋め込まれた脳内爆弾を取り除いてジュリアを助けられるか?それらをクリアすることによって殺された部下の仇が討てるかって話。
冒頭、嫁を人質に取られ激昂したり号泣するトムがイマイチかっこよくない(私生活のトムが同時期にやらかしてた事も思い出す)
とにかく世界一カッコよく尊大な英語を喋るフィリップ・シーモア・ホフマンがラスボスなのだが、めちゃくちゃカッコいい。本当にホフマンの死が惜しい。
上司の裏切り(一作目)、女のために闘う(二作目)という過去作の要素に、チームワーク(本作)が加わった。
無茶苦茶なアクションシーンもふんだんで色々整ってる。前回2は非常にダサくて恥ずかしかった。だけど2の方が本気度を感じるのは何故だろう。
JJの映画によくありがちだが、どこかオタク特有の器用な同人誌感が漂うせいだろうか。
だけど終盤の汗まみれタンクトップのミシェル・モナハンのシズル感がマジで最高。
だからと言って只の看護師のジュリアが初めて触る銃で敵エージェントを倒すのはちょっとどうかと思う。
後半の中国で、胸を張って背筋を伸ばし手をシャカシャカやって走るトムの走りが堪能できる(トム走りとして有名、YOUTUBEにいっぱいある)が、これで本当に速く走れるのだろうか?速い走り方なら前傾姿勢だよね。
トムが映画的な見栄えを考えて編み出したオリジナル走法なんだと推測。

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MIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMIMI

 

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011)」★★★★
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原題:Mission: Impossible - Ghost Protocol
監督:ブラッド・バード 製作国:アメリカ 上映時間:132分

シリーズ4作目。
前作の監督だったJJが、トムと共に制作に回って「Mrインクレディブル」などのブラッド・バードが初実写長編映画を監督した。
本作と次のローグネイションが、このシリーズの完成形という印象。
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前回、初登場した人気キャラ、ベンジーサイモン・ペッグ)もメインキャラへ昇格。
只のIT担当だけではなく、トムと一緒に現場でも活躍する。
ベンジーが言う「あんたと組んで仕事するのが夢だったんだ」という台詞は、サイモン・ペッグの意見だろうし、ベンジーはファンが感情移入できるキャラでもある。
ロシアでの核の発射コードの奪い合いを、IMFが解体されサポートが受けられない四人のイーサンチームのみでミッションを行う。
ロシアでの無茶苦茶な光学迷彩装置とクレムリン倒壊。ドバイで頭がおかしくなってきたトム氏本人が行う壁登り(僕は高所恐怖症なのでめっちゃ怖い)。ジェレミー・レナーのマグネットパワー宙吊りとカッコいいベレッタ解体動作。ラストの巨大立体車庫でのジャッキー・チェンめいた闘い。サイモン・ペッグの楽しいシーンの数々。など‥全編あまりにも面白すぎる。
前作でやっと、チームワーク路線+ジャッキーチェン的な無茶苦茶アクション‥と方向性が決まり、それに加えてイーサンが女の事で泣きわめく恥ずかしいシーンが無いおかげで、遂に完璧なMIが出来上がった印象。実際シリーズ中これが最大ヒット作らしい。
ポーラ・パットン演ずる女性メンバーはカッコよくてセクシーだったのでまた出て欲しい。
この時期の美少女感が凄かったレア・セドゥは栓抜きを構える野蛮さを露わにしたショットが、本性を現したダースシディアスみたいでカッコよかった。
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このキャットファイトポーラ・パットンが「カッとなってついうっかり」ミスしてしまうところが凄くよかった。
いつもの変装マスクだが、今回はお馴染みのマスク製造マシンが故障する。
今回はマスクだけじゃなくて吸着グローブや色んなガジェットが頻繁に故障する。
変装できなくなった代わりに、上下階の部屋を偽装して行うコード受け渡しシーンがめっちゃ面白い。
連日続けて観てて、やはり本作で面白さがガーン!と上がった

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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション (2016)」★

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原題:Mission: Impossible - Rogue Nation
監督:クリストファー・マッカリー 製作国:アメリカ 上映時間:131分

前作同様、トムとJJが制作。IIIからの流れでチームワーク+トムのスタント路線。
アウトロー」のマッカリー監督とのコンビはトム史上最高の組み合わせ感がある。
前作ラストで名前がちらっと出た謎の組織シンジケートとの闘い。
しょっちゅう壊滅しているIMFがまた解散させられイーサンチームは再び単独で行動。
前作くらいから徐々にヤバいスタントを自分でし始めた大スターのトム氏が、ちょっとしたアバンの活躍シーンのためだけに本人が生身で離陸中の飛行機に張り付くどうかしているシーンから始まる。
同じく、巨大な水洗トイレみたいな施設にもトム(本人)が六分間息を止めて突入するサイコウォーリアーっぷり
トムは現実感が希薄なスタートして有名だが、加齢と共にアクションがどんどん無茶苦茶になっていくという逆回転が更に彼を非現実的な人物として昇華している。
同時に前作くらいからは作品の面白さとトムの無茶苦茶ぶりが、やべえ領域に入った。
バイクのチェイスシーンも、二作目のバイクシーンの数倍カッコよかった。
思わずGTAを立ち上げてバイクで疾走したくなる。
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前々回に仲間入りして、前回でチームメイトに出世したベンジーサイモン・ペッグ)だが、本作ではもはや準主役くらいの扱いでイーサンの相方にまで登りつめた。
実際にサイモン・ペッグが画面に映ってるだけで、まだ何もしてなくても楽しいことが起きてる気持ちになるのでペグ氏の楽しくさせ力は本当に凄いと思った。
そしてその背後をルーサーとジェレミー・レナーが、ママとパパの様に守る。

今回からレギュラーキャラに加わったレベッカ・ファーガソン演じる女スパイ・イルサだが、トム氏が彼女を気に入ったらしく殆ど主役同然に活躍しまくるし次回作にも出る。
彼女はめちゃくちゃ美しいので良いけど、その代わり僕が好きだったポーラ・パットン演じるIMF女エージェントが居なくなってしまったのが残念。
敵のソロモンは今までの敵の中でも一番腹立つ。
演じてるショーン・ハリスの演技は爬虫類や鳥類がそのまま人間になったかのようで「こいつは絶対に無力化しなければ危険だ」という男の本能が呼び覚まされる顔してる。というか俺この人の顔苦手‥っていうか中身が人間と何かが入れ替わってるように見えて怖いんだ。「NY心霊捜査官 (2014)」で悪魔憑きの役してたがめちゃくちゃ怖い顔してたから良ければ観てみてください
終盤、英国首相の声門指紋網膜認証をゲットする時に使った「すなおになって何でも言う事を聞く薬」が便利すぎて可笑しかった(この薬があれば殆どの不可能が可能になるのでは‥)
ピーチ姫のように捕われたベンジーの開放手段もトンチが効いていたし。
過去作ではイーサンが女の事で狂ったように怒ったり泣きわめく描写がダサかったが、本作でもイーサンは女のことで怒る。だけど「レコードショップの女の子がソロモンに殺される」のが切っ掛けで「シンジケートに閉じ込められ続けているイルサ」に対してイーサンが怒りを燃やすのは顔には出さずに描写していて良かった(この方が感情移入できる)
作品の面白さも一番だが、最後のタイマンをイルサに譲ったり、ラストをアレック・ボールドウィンとジェレミー・レナーに譲ったりと、トムが他のキャラへ活躍を分配する映画全体の造りがとにかくクールで最高。

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全作通して観て、観終わると良い意味で脳に何も残らないのがカッコいいなと思いました。プールで泳いだ後やジョギングした後みたいな感じとでもいうか
そんな感じで、シリーズの好きな順番は
ローグネイション>ゴーストプロトコル=一作目>III=II

という感じだった。通して観ると一作目と二作目の別物っぽさが際立つ。
だが一作目の箇所にも書いたが、一番長持ちする名作感は一作目が一番出ている。
シリーズ6作目は現在撮影中の模様。
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監督は「ローグネイション」「アウトロー」のクリストファー・マッカリーで、もう面白いに決まってる。
ミシェル・モナハン演じるイーサン嫁や、ローグネイションで仲良くなったイルサや、捕まえたシンジケートのソロモンも再登場する模様。

そんな感じでした

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