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「ツイン・ピークス The Return (2017)」第7章/色んな伏線が回収されたり具体的な場面が多いので、ここまでで一番面白かった

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原題:Twin Peaks ”The Return: Part 7” 通算第37話
監督:デヴィッド・リンチ 
脚本:マーク・フロスト、デヴィッド・リンチ
制作国:アメリカ 放映時間:59分 シリーズ:「ツイン・ピークス」シリーズ

 

前回までの「ツインピークス」は‥
★ダギー(クーパー)の借金は妻ジェイニーRが返済した。ダギーを狙う小人の殺し屋が来るぞ。

アルバート、クーパー(ドッペルゲンガー)に面会させるためクーパーの元秘書ダイアンを訪れる。
★チンピラのホーン、違法薬物の密輸に関与。更に少年を轢き殺してしまう。
駐車場管理人カール・ロッドはその現場、そして少年の魂が抜ける様を目撃する。
★ホーク、第一話で丸太おばさんから貰ったヒントから紙片を発見する。

 

※ネタバレ全開です

 

ワシントン州ツイン・ピークス
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★ジェリー・ホーン、森でハイになって車をなくして大泣き。
ホーク副保安官フランク・トルーマン保安官ロバート・フォスター)、丸太おばさんのヒントを元に保安官事務所のトイレのドアから見つけた紙片3枚を確認。
昨日の夜見た夢にそれは出てきた。私の名前はアニー。デイル(・クーパー)とローラと一緒にいるの。良いデイルはロッジに居てそこから出られない。あなたの日記にそう書いておいて
これは1992年の劇場版で、時を遡ってローラの夢に現れたアニー・ブラックバーンヘザー・グラハム)が言った台詞。
この紙片はローラの日記だった。
新シリーズで初めて具体的なものが見つかって興奮した。
前シリーズで見つかったローラの日記には破られている4ページがあり、そのうちの3枚が25年経って今見つかった。あと1ページは未だ不明。
そしてクーパーに関するものでもだったので、丸太おばさんのヒント「クーパーに関するもの」「ホークの先祖に関するもの」というヒントは2つ同時にクリアしたって事?
別のページに「午前1時30分、私は今まともに息ができないくらい泣いている。あれはボブじゃないって事がはっきりとわかったから‥」との記述もあった。
ホークは「これを読んで正体がバレたと悟ったリーランド・パーマーが、ジャック・ルノー殺しの件でここに呼ばれた時、とっさにトイレのドアに隠したのではないだろうか」と推測する。
ホーク「『良いクーパーは(ブラック・)ロッジから出られない』という事は、あの日(前シリーズ最終回)、アニーと一緒にロッジから出て行方不明になったクーパーは良いクーパーではない?」と真実に到達。
視聴者には自明の理ではあるが、この世界に自分がいたと想像したら途方もない話だ。
「狂人だと皆に思われてるおばさんの曖昧なヒントを元にトイレのドアから25年前に死んだ少女の日記を発見して、そこに書かれた、少女が会ったことのない女性が夢に出てきて言った言葉を書いた少女の日記」を見て真実を推測してるんだ無茶苦茶だ。
流れる雲とかを見て宇宙の仕組みを悟るようなもんじゃないか?
ホーク、有能すぎてヤバイ。今のところFBIより先んじてる。
フランクは、弟のハリーに電話。
ハリー役の俳優は新シリーズに出ないので「ハリーは病気で寝こんでるから保安官に復帰したフランクが電話で話す受話器の向こう側にいる」という設定で、ちょくちょくフランクと会話するシーンがある。
フランクはハリーに「絶対に負けるな」と言う。
リアルの事情は知らないが、ハリー役の俳優に向けた励ましなんだろうか。
★更にフランクは、25年前にブラック・ロッジから出てきた悪いクーパー(現ミスターC)を検査したウィル・ヘイワード博士スカイプ電話する。
ヘイワード博士は、ヒロインの一人だったドナの父親で保安官事務所で検視官をしていた数少ないまともなキャラクターだった。
まるでツインピークスに出るのを待ってたのかのように本シリーズ撮影直後に亡くなった俳優が異常に多い本作だが、このヘイワード博士役の俳優さんも今年の2月に亡くなっている。そして今知ったがこの俳優さんはマーク・フロストの実父らしい。
フランクが博士にスカイプしたのは、ブラックロッジからクーパー(ドッペルゲンガー)とアニーが出てきた日のクーパーの様子を訊くためだった。
ヘイワード博士が言うには「あの日の後、検査を終えたクーパーはICU(集中治療室)から出てきて立ち去ったクーパーがICUに立ち寄った理由は昏睡状態にあったオードリー・ホーンの様子を見てたのではないか」と推測するヘイワード博士。
オードリーは確か最終回、銀行の爆発に巻き込まれた‥んだっけ?。
何か終盤は無茶苦茶な展開が多くてクーパー以外のことは記憶が薄い。
★アンディ保安官、森で何かを調べている。

 

 

サウス・ダコタ州バックホー
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ルース・ダヴェンポートの死体と共に見つかった中年男性の首なし死体の指紋がブリッグス少佐の指紋と一致したため、バージニア州アーリントン国防総省からノックス大尉が来た。
応対するマックレー警部とコンスタンス検視官。
ノックス少佐は、ブリッグス少佐の指紋を持つ死体に頭部がない事(WOWOWは切断面だけモンクロにしている。馬鹿馬鹿しい)。ブリッグス少佐が生きてたら70代になってるはずなのに死体の年齢は40代後半である事‥などに混乱する。
上司に電話でそれを報告しているノックス少佐。その遥か向こうの通路から黒い人影がずっと近づいてきている。
第2章で一瞬出てきたあのめちゃくちゃカッコいい黒い男だ。
黒い男だった、その男は全てが黒かった、靴も服も髪も顔も全てが黒かった。
この件はバックホーン警察の担当ではなくなると告げるノックス少佐。
ノックス少佐やバックホーン警察の人達に、黒い男がちゃんと見えてるのかどうかはわからない。見えてないように見える。
今回、面白すぎる。

 


FBI関連
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アルバート・ローゼンシュタイン捜査官ミゲル・フェラー)、会いに行った元クーパーの秘書ダイアン・エヴァンスローラ・ダーン)にクーパーの件だと告げると追い返されたとゴードン・コール副署長デヴィッド・リンチ)に報告。
今度はゴードンとアルバート揃ってダイアンの家まで行って再び頼みに行く。
ダイアンは「FUCK」連発する猛女だったが2人の三顧の礼によって説得に成功。
スー・シティ・ヤンクトン連邦刑務所に向かう機上のFBI一行
タミー・プレストン捜査官
(クリスタ・ベル)が前々回見つけたクーパー(ミスターC)の指紋の違和感は、左右の指が逆になっていることだった。
指紋の資料を誰かが左右逆に細工していたらしい。
タミーのスピチュアルな指を祝福するごゴードン。
全然関係ないけど、FBIは年寄りの旧キャラが多すぎるせいか、アラフォーのタミー捜査官が可愛い女の子みたいに見えてくる。
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★スー・シティ・ヤンクトン連邦刑務所に到着。
クーパーのドッペルゲンガーカイル・マクラクラン
と二人きりで面会するダイアン。
最後に会った時の事を覚えてる?」と訪ねるとミスターCは「君の部屋だった」と答える。ダイアンは狼狽える。
ダイアンはクーパー(ドッペルゲンガー)に魂がないことを確信して「貴方は一体誰なの!?」と言って号泣。精神に限界が来て面会を終える。
ダイアンはゴードンに「さっきの面会については後で話す」と語る。
ドッペルゲンガー、監視カメラを切った状態で刑務所長と二人だけで面会する。
身柄を拘束された時にドッペルゲンガーが所持していた犬の足の話をする。
残りの3本はあんたが今考えてる情報と一緒に消えた。俺に何かあればあんたが今ここに来てほしくない2人がここにやって来る」と告げる。
更にCは「ジョー・マクラスキー。死んだストロベリー」と、人名を挙げる。
何やら所長の弱みを握ってるらしいドッペルゲンガーは今夜、脱獄させるよう要求。
恐らくダイアンに本物のクーパーではないことがバレて、今後FBIによって尋問されたりブラックロッジに帰されたりする事を恐れたので急遽、脱獄することにしたのだろう。

 


ネバダ州ラスベガス
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会社にいるダギー・ジョーンズと入れ替わった本物のデイル・クーパーカイル・マクラクラン)。
全く似合わない原色スーツをやめてFBIスーツを着てると少しほっとするものがある。
ダギーの妻ジェイニーE・ジョーンズナオミ・ワッツ)と、刑事達が訪ねてくる。
ジェイニーEは単純にダギー(クーパー)が現在アホになってるから迎えに来た感じで、刑事たちはダギーの車が爆発した件で尋ねに来た。
ダギーは何もわからないのでジェイニーEが適当に答えて「車は紛失した」ということで丸く収まった。
2人が会社を出ると前回、借金取りの女ボスを殺した野獣の獰猛さを持った小人症ちびっこ暗殺者がダギー(クーパー)を殺しに来たが、クーパーのFBIの血が目覚めてちびっこギャングに素早くチョップを叩き込み銃を弾き落とす。戦闘中、ブラックロッジから一瞬「腕」が応援に来る。
小人の暗殺者には逃げられたが事情聴取で夫を称えるジェイニーE。
ジェイニーEは、ダギーはまともに喋れないので常に彼と腕を組んだ状態で延々とマシンガントークしててめちゃくちゃ可愛い。
殺された女ボスが連絡したブエノスアイレスにいるらしい普通ではない何かと小人は野放しなので、まだ安心できない。

 


ワシントン州ツイン・ピークス。スー・シティ・ヤンクトン連邦刑務所
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★グレート・ノーザン・ホテル。ベンの秘書ビヴァリーアシュレイ・ジャッド)が「ホテルの何処かから不思議な音が聴こえます」とベン・ホーンに語る。
確かにファーン‥という不思議な高い音が鳴っている。正確な場所はわからない。
そしてビヴァリーはホテルに届いたという鍵をベンに渡す。
これは数話前、ブラックロッジから現世に帰還したクーパーが持っていたが落とした当ホテルの鍵をダギーの浮気相手ジェイドが拾って、住所が書いてたからそのままポストに入れたもの。
ベン「懐かしい、20年前カードキーにする前の鍵だ。315号室‥クーパー捜査官が撃たれた部屋だ」
何も知らないビヴァリーにクーパーやローラのことを軽く語るベン。
二人の間にいい雰囲気が流れる。今回のベンは最後まで善人でいて欲しい。
帰宅したビヴァリーの家には、病気で体の不自由で苛ついている男トムがいた。
ビヴァリーの夫か?兄弟か、よくわからない。とにかく新キャラか。
★客が帰った後のバン・バン・バー。
とんでもない長尺‥3分間近くもの間、店員が永遠に履き掃除してる映像が流れた後(なにこれ?!)、太ったマスターが電話に出る。
というかこいつジャック・ルノーか?こいつ生きてたっけ?
相変わらず女子高生を娼婦として派遣しているらしい。
★そしてドッペルゲンガーが第1章で連れ出したチンピラのレイが迎えに来て、予告通り刑務所の裏口から堂々と脱獄して終わる。
ツイン・ピークス。今までのようにロードハウスでのLIVE映像ではなくRRダイナーの映像が流れて終わる。ジャック・ルノーが出て流れが変わったのかな

 

 

Part 7
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今回は、今までの緩慢な展開の中でやたらとバラ撒かれた色んな伏線が回収されたり、コトが具体的に動いたりして今までの回で一番面白かった。
新要素や謎が多かった新シリーズの今までのエピソードの中で一番、多くの人が思い浮かべるツイン・ピークスらしい回だったと言える。
そしてこの7話で やっとはまった感じになった。
多分色んな拡散されていくだけだった要素が少し収束したからだろう。
それにしても明かされてない謎が異常に多い上に毎回謎が出て来るし、未だに出てない旧キャラも多く出ても一瞬しか出てない奴も多かったりして、それでいて新キャラも毎回出て来るし、その上で展開がめちゃくちゃゆっくりだし(たとえばFBIがミスターCに面会するだけのくだりで4話くらい費やされた)。
これは本当に残り11話で全部収まるのか不安になってきた。
面白くなってきたのでクーパーが元に戻った状態で新しいシーズン4に突入しても構わないが‥

 

ツイン・ピークス The Return (2017)」
#1
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