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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)」確実に面白いが、調子に乗った加減とウェットな感じが少し苦手

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原題:Guardians of the Galaxy Vol.2
監督:ジェームズ・ガン 
製作:ケヴィン・ファイギ
製作国:アメリカ 上映時間:136分
シリーズ:マーベル・シネマティック・ユニバース。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ

 

僕はジェームズ・ガン監督作「スーパー!」というメタヒーロー映画が、全部の映画の中でもかなり上位に入るくらい好きだったので前作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」はめちゃくちゃ期待して観て、楽しいっちゃ楽しかったけど期待してたほどではありませんでした。刑務所に入るまでの前半と、ラストは良かったけど中間部分‥特に映画史上最も多くの人(8万人)が死んだシーンだというノヴァ軍vs.ノナンあたりが最も退屈でした。
最近、MCU疲れもあってまぁ全作行かなくてもDVDでいいか‥という感じになってるので、ダサい邦題付けられた本作をDVDで観ました。



前作、銀河を救った銀河のはぐれもの達‥宇宙の孤児スターロードakaピーター・クイル、サノスの娘ガモーラ、家族の仇ロナンを狙うドラックス、遺伝子改造されたアライグマのロケット、その相棒の樹木人間グルートら「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」。
ガーディアンズはピーターの育ての親ヨンドゥ率いるラヴェジャーズを出し抜きつつ、ロナンとガモーラの妹ネビュラらを打倒して銀河を救い、同時に彼らは家族のような結束力を手にする。
本作での彼らは、黄金惑星ソヴリンの女王アイーシャの物をロケットが軽い気持ちで盗んでしまったことにより追われることとなった。
そこを救ったのは、マンティスという読心術を持つ従者を連れた男性エゴ(カート・ラッセル)と名乗る男。彼はスターロードの実父だった。
エゴの惑星に身を寄せるピーター達。
一方、ヨンドゥは、ラヴェジャーズの反乱に遭い、ロケットと共に脱出してガーディアンズに合流。。やがてピーターはエゴの本当の目的を知る。。
という感じの話。



前作はガーディアンズが堅い友情で結ばれる様を描いた一本だった。
本作はそれに加えてガーディアンズの結束力、ラヴェジャーズの2人の結束力のほかオリジナルのラヴェジャーズもチラ見させつつ、
ピーターとヨンドゥ、ピーターとエゴ、ピーターとガモーラ、ピーターとロケット。
ガモーラとネビュラ。ドラックスとマンティス。ロケットとグルート。ヨンドゥとスタカー。ヨンドゥとオリジナル・ラヴェジャーズ。ヨンドゥとクラグリン‥
‥など、
あっちの親子愛、あっちの友情、あっちの恋愛‥など、キャラクター間の関係性が、くどいくらいに描かれる映画でした。
どのキャラも凄く純粋で、まるで子供やティーンの関係性に見える可愛いらしさ。
そして「主人公はヨンドゥ」って言えるくらい、監督の親友マイケル・ルーカーが演ずるヨンドゥの映画になってました。ヨンドゥの熱い活躍は確かに目頭が熱くなったが、それ以前にガーディアンズをもっと活躍させて欲しい気もしました。
前作で非常にウケた宇宙で流れる懐メロも、前作でも思ったのですが正直あまりにベタな‥「x年のベストヒット50」的な「どれも名曲だけど、本当にその曲たち好きなのか?」という感じのする選曲だった事もあり、そっちもあまり乗れませんでした。


そういう感じで「あまり自分が好きじゃない要素が多いだろう」とハードルが下がってた事もあって結構、楽しめました。
そもそもエンタメ映画としては元々楽しい映画ですし。
というか前作よりも、今回は全編ずっと面白かったです。
それにしてもピーターは、いくら寂しい少年時代を過ごしたからとはいえ少年時代の思い出に依存しすぎではないだろうか?母のカセットテープの次に手にするのがカセットテープvol.2。それを無くすと次はヨンドゥのiPod‥と、いつまでも親の遺物に執着し続けてるノリにあまり乗れない。「俺は俺で行くぜ」と自分の好きなものを探すほうが健康的だと思うのは僕だけでしょうか。
音楽以外にもデビッド・ハッセルホフと「ナイトライダー」、「メリー・ポピンズ」「パックマン」「チアーズ」など、ピーター(とガン監督)の幼い頃の好きな思い出が色々出て来るのは、ピーターの寂しかった幼少期で僅かに覚えてたヒーローたちを自分の強さに変換して表現している‥とは重々わかりつつもイマイチ乗れないのは何故なんだろ。ちょっと70、80年代の好きだったものを持ち出しすぎな気がしました。
MCU疲れ、ユニバース映画疲れなどもあるが、80年代オマージュとかも吐きそうなくらい連発されてるのでもういいよという感じがあるのかもしれません。
別に自分で作って大ヒットさせてるのだから誰も文句言う権利などないんですが‥
たとえば僕はタランティーノが大好きだが唯一「キル・ビル」2作がちょうど本作に似た感じで自分の好きだったポップカルチャーをぶち込んで浮かれてイキってる様が苦手だったが、それに似たものを感じました。
公開後にデヴィッド・ハッセルホフを中心に据えて70年代風に作ったMVも

www.youtube.com

いいMVだな~、と思い何度も楽しんで観はしたんですが、非常に浮かれたノリに対してもういいよ‥という感じがしました。
あくまでも「面白いんだけどなんだかな」という感じです。
スーサイドスクワッドとかは「全然面白くないしイキってて嫌」って感じだったが本作の場合「イキってるけどちゃんと面白い‥だけど少し嫌」という感じか。
面白いというのがスーサイドスクワッドと違うところだが、共通してるのは羽を伸ばしきってるバイトリーダーみたいな雰囲気があまり得意でないのかもしれません。
またヨンドゥやヨンドゥの部下などの、自分の身内の俳優を映画に出してやたらと出番増やしたり重要な役割にあてるところも何かモヤっとします。
ですが実際にヨンドゥは良いキャラで、ヨンドゥの大活躍には、じわっと涙が滲んだりはしてるんですがね。


ジェームズ・ガンは現在ディズニーMARVEL内で、ルッソ兄弟並にめちゃくちゃ力をつけて自由にできる立場になったそうです。
というかガーディアンズの影響で他の作品(スーサイドスクワッドやソー:ラグナロク)でも懐メロがかかったりカラフルな画面が増えました。
カラフルさは、ジャック・カービー的カラフルな宇宙を表現してるっぽくて、そこは好きです。
次回作は、インフィニティウォーでアベンジャーズと共闘した後のVol.3
アダム・ウォーロックや、スタローン演じるスタカーとミシェール・ヨーとヴィング・レイムスが合体したラヴェジャーズ本体が出るという噂。
スタローンやミシェール・ヨーは大好きだが、彼らや本作のヨンドゥの前に、メインのガーディアンズをもっとちゃんと活躍させて欲しかったです。
本作のガモーラなんてネビュラのオマケみたいな感じだし、ドラックスに至っては本当はめちゃくちゃ強いのに一作目からずっとコメディリリーフのままで、普通に活躍させて欲しい。
スタローン達の新キャラ達も確かに凄く魅力的だけど、ガーディアンズを活躍させきってないのに更にもっと強そうな新しいガーディアンズを投入してどうすんの的な感じがありました。
キャラが多すぎる。
他にも「ロケットが可愛いキャラなのに、グルートを更に小さくしてどうする」的な部分もあまり盛り上がれませんでした。
「どのMARVEL作品にも出てるからスタン・リーはウォッチャー」というMARVELファンのネットミームを取り入れたり、ハワード・ザ・ダックとかそういう小ネタは好きですが、どうも最初に言ったようにノリが今ひとつ好きになれないんですよね。。
妙にウェットなところも乗り切れないし。。
何か、ずっと貶して→フォローを繰り返してるだけだったが自分でもよくわからない。
加齢のせいも多分あって、もし今、自分が学生~20代だったら本作のことも「ヨンドゥ最高!」とか言って盛り上がってた気もする。
観てる時は面白いし、ジェームズ・ガンや周囲の人も好感持てるのに何で乗り切れないのか自分でも不思議だ。
「お酒も美味しいし各店員も好きなのだが、客以上に店員同士でハイテンションに盛り上がりまくってるバー」みたいに感じるからかもしれない。「その様子を見るのも好きだし自分も混ざりたい!」という人は容易にハマれるのかもしれない。
前作も、ガーディアンズ5人が揃って宇宙監獄に入るまでは好きだったのだが。。
だけどこのノリでもって誰も知らないこの原作を大ヒットさせてアメコミ映画の流れを新しいステージに導いたガンはめちゃくちゃ凄い、ということに対しては異論はないです。
だから、あまりに文句ばかり言うのも違う気がするので僕のほうが去る事にして今回の感想は終わります


そんな感じでした

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