gock221B

映画の感想ブログ 😺 おしずかに‥〈Since.2015〉

「TITANS/タイタンズ〈シーズン1〉(2019)」全11話/物語もディックの精神もガバガバだが妙な勢いと魅力で最後まで楽しめた🐦👿🔥🐯

-f:id:gock221B:20190111185900j:plain
原題:Titans 制作&企画:グレッグ・バーランティ、ジェフ・ジョンズほか
制作局:Netflix 配信時間:各話約50分 シリーズ:DCユニバース

 

🐦DC+ワーナーが新しく始めた独自のストリーミングサービス「DCユニバース」通称〈DCU〉ドラマ第一弾。ネトフリに提供されたので早速観ました。
DCコミックの、バットマンのサイドキックである初代ロビンが中心となって作った若者ヒーローばかりの老舗ヒーローチームコミック「ティーンタイタンズ」「タイタンズ」が原作のドラマ。
「若者のチーム」と言っても誕生したのは50年以上も前だが‥とにかく永遠に若者。
2回アニメ化されて(ジャパニメーションっぽいやつと今やってるギャグのやつ)2つとも日本で放映されたしジャスティスリーグ以外のDCキャラでは日本でも知名度あると思われる。僕は凄くハマってたわけではなかったが、レイヴンが好きだったのでどちらもたまに観てた。
本作もカートゥーン版でお馴染みの面子。‥だけどサイボーグは出てない。
‥と思ってたら「ドゥーム・パトロール」のドラマの方にサイボーグ出るらしい。そっちでサイを出してタイタンズのシーズン2以降でこちらに編入させる感じ?

🐦「ARROW/アロー」「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」などDCコミック原作ドラマを次々とヒットさせ、それらが繋がる通称〈アローバース〉と呼ばれるユニバースを成功させたグレッグ氏とDC有能原作者ジェフ・ジョンズが、本作も製作総指揮を努めている(次始まる「バット・ウーマン」も楽しみ)。
僕は「スーパーガール」と「フラッシュ」をシーズン2くらいまで観て、ザック体制時のDC映画と違って明るくて原作っぽい良いドラマだとは思ったのだが、作品同士でのクロスオーバーも多く、そうなると観てない作品の膨大な過去回も全部観なきゃいけないような気分になって、アメコミ映画だけでもいっぱいいっぱいなので何だか気疲れして観るの止めた。
本作はアローバースと関係ない〈DCユニバース〉という新しいDCユニバースの第一弾なので(めっちゃややこしい、もっと特別な名称付けろ)、ここから観始めるのも丁度いい。本作に続くDCUドラマも「ドゥーム・パトロール」「スター・ガール」「スワンプシング」と、何か良い感じなので観ていく予定。
ネタバレあり! あと無駄に長いです

 

 

Story
f:id:gock221B:20190117183818j:plain
かつてゴッサム・シティバットマンに育てられた青年、元ロビンことディック・グレイソン
現在の彼は刑事として働き、夜はヴィジランテとして街の悪者を懲らしめていた。
そんなある日、己の悪魔的なパワーに苦しむ少女レイチェルを、謎のカルト集団から保護する。
強大なブラストを放つ記憶喪失の女性コリー虎に変身できる少年ガー らも一行に加わり、色んなヒーロー達と出会ったり共闘しながらレイチェルの秘密に迫っていくが――

 

 

f:id:gock221B:20190117184654j:plain
そんな感じで、バットマンの元から去ったが彼のことが忘れられず絶えず情緒不安定な〈初代ロビン〉だった青年ディック・グレイソンが、同じく思春期特有のエモい状態の超能力者(後にレイヴンと呼ばれるであろう)少女レイチェルを保護し、記憶喪失の超能力者(後にスターファイヤーと呼ばれるであろう女性)コリー、虎に変身できる(後にビーストボーイと呼ばれるであろう)少年ガー達と行動を共にする。
この(後にタイタンズと呼ばれる事になるであろう)四人組は、謎のカルト集団が放つ洗脳使い棄て疑似家族エージェント〈ニュークリア・ファミリー〉などからレイチェルを護りつつ逃避行を続ける。
四人は、男女カップルヒーロー〈ホーク&ダヴ〉、奇妙すぎるヒーローチーム〈ドゥーム・パトロール〉〈二代目ロビンジェイソン・トッド〉〈元ワンダーガールことドナ・トロイ〉などのヒーローたちと道中で出会ったり再会して、協力し合いながら逃避行を続ける。そんなロードムービー的ストーリー(アメコミのオンゴーイング・シリーズや週刊少年漫画の連載みたいな行き当たりばったりストーリーとも言える)
この「カルトからレイチェルを護りながら逃げる四人」「情緒不安定なディックやレイチェルやコリーの精神状態」「色んなゲストヒーロー」‥そんな要素が絡み合ってる途中で事態は解決しないままシーズン1は終わる。
ちなみに、劇中にまともには出て来ないがバットマンワンダーウーマン、スーパーマンジャスティス・リーグなども存在している。そしてゴッサム・シティにはジョーカーやバットガールやアルフレッドやゴードン警部やトゥーフェイスを始めとするヴィラン達も存在しており、アーカムアサイラムもある。
このドラマは〈DCU〉というユニバース一発目の作品だが「若い主人公たちがヒーローチームを結成する以前から既にジャスティス・リーグなどの、立派なヒーロー達で溢れている」という、DCアニメシリーズ「ヤング・ジャスティス」と同じような始まり方。
本作のDCUは、映画のユニバース〈DCEU〉は勿論、「アロー」「フラッシュ」「スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」などのDCドラマのユニバース〈アローバース〉とは繋がってない。
f:id:gock221B:20190114223517j:plain
そんな感じでタイタンズはメンタルが安定していないメンバーばかり。
このレイチェルのルック同様とてもエモい。
なかなか面白かったが、もし自分が中年男性じゃなくて若かったりディックヲタ腐女子とかだったら数倍楽しめただろうなと思った。
だがシーズン1のラスト、「フラッシュ」同様、ストーリーが一区切り終わらずにシーズン2に続く‥という僕があまり好きではないパターンのシーズンの終わり方だった(ちなみに本作は好評で早くもシーズン2の制作が始まっている)
シーズンのラストは、そのシーズンでの目的を、一旦は解決して欲しい派だ。
面白ければ次も観るんだから、クリフハンガーの状態で終わって何ヶ月も一年も待たされたくない。
本作の欠点は多かったが、楽しさのほうが勝ってたので僕は好き。
作風は暴力的かつダークな作風。
暴力的なのは歓迎だけどタイタンズがバンバン人殺すのはちょっと‥と思った。
あと画面が暗すぎたりドアップ過ぎたり位置関係もわかりにくく、アクションシーンは正直何やってるのかよくわからなかった。
デアデビル」は画面暗くても位置関係やどんなアクションしてるのか凄くよくわかったが、単純にデアデビルが上手くて本作のアクションは上手くないんだろう。
だが流血が多かったりグロいシーンが多いのは良い。
と言っても特にグロいものが好きなわけではない。たとえばMCUだと、内容は満足なのだがレイティングを下げるために血が全く流れず「ヘラに目をくり抜かれたソーの目元が、黒ずむ」という深夜アニメの自主規制みたいなダサいことになっている。その自然なダメージが自然に描かれなさすぎるMCUでの不満がタイタンズで解消できた。
以降は各キャラの感想

 

 

〈Titans〉 Dick Grayson
f:id:gock221B:20190114001643j:plain
🐦タイタンズが主人公なのだがこのシーズン1では特に彼が主人公。
ドラマが始まってすぐロビンのコスでギャングに立ち向かうディック・グレイソン
チンピラは「ロビンだ!‥って事はバットマンがいるのか?!」とビビるが、バットマンが居ない事がわかると自信を取り戻し、
「‥おい、バットマンの野郎いないようだぞ?」
「なーんだロビンだけか!おい皆でこいつヤッちまおうぜ!」
ディックはギャングを半殺しにして「‥くそっ!バットマンがなんだ(Fuck Batman)」と吐き捨て帰宅後、上半身裸でロビン手裏剣をイライラしながら磨いている(この冒頭は年季入ったディックヲタ姉さんの心を掴んだのでは?)
幼い頃は両親とともにサーカスの一員だったが、何者かによってショーの途中で両親が殺害され、大富豪ブルース・ウェインバットマンに引き取られる。ディックが持つ両親の仇への復讐心を懸念したブルースはディックを初代ロビンとして鍛えあげる。やがてディックは自分の中の暴力衝動やブルースに対して色々思うところあったようで、ウェイン邸やゴッサムから出て独りになった。
夜はロビンのスーツを着て悪党退治。昼の一般市民ディックとしての職業は刑事。
‥といっても普通に刑事してたのは2話くらいまでで後は行きたい所に行ってやりたい事してるし仕事してるようには見えない。刑事という職業は「どんな場所にも自由に入っていける」と、ストーリー進めやすくするための舞台装置であって、刑事という職業をディックのキャラに作用させようという感じは今の処ない。メインキャラっぽい雰囲気の美人の同僚がいたので「この女性はロビンではなく一般市民としてのディックの仲間かな?」と思ってたらあっさり敵に殺された。
ドラマが始まった序盤は「あまり詳しくないけど自分が知る限りディックって、モテすぎるヤリチンBOYってこと以外では落ち着いてて、しっかり者の青年って印象だからディックがクセの強いタイタンズをまとめるんだろうな」‥と思ってたら、実は一番メンタルやばいのはディックだった。
だからタイタンズも最後までまとまらなかった。
ディックの中のモヤモヤの殆どは「ロビンを辞めた」という事で、その理由を辿れば「マスクして闘ってると、どこまでも凶暴になる自分が怖い」というエモい理由。もう一つはバットマンに対するわだかまり‥なのだがディックはバットマンに向き合うことから逃げて一丁前にレイチェルを護ろうとするものだから、どちらも上手くいかない。一見なんでも出来そうに見えるディックだが、レイチェルの方から心の交流を求めてくるが「‥もう寝なさい(^^)」と微笑するだけ。イケメンが微笑みながら言うので説得力が高く、大人の余裕なのかと過大評価してたのだが実は「自分の内面を吐露できずごまかしてただけだった」と早い段階で露呈したので笑った。後から出てくる二代目ロビンのジェイソンにも「あんたはブルースから逃げてるだけだ。『ロビンは辞めた』と言いながら未だに未練がましくロビンの格好してるじゃないか」と年端もいかない少年に論破され何も言い返せないディック哀れ。
そんな感じのコミュ障ディックは、2話で早々にレイチェルを知り合いのホーク&ダヴに押し付けようとして失望させたり、イライラしてギャングを周りが引くくらい何度もボコボコにしたりする。タイタンズの仲間にも「あんた一見良い人そうだけど実はヤバい奴だね」と何度も言われるし、意図的な演出だろう。
相当やばい時のバットマンをもう少しヤバくして若くした感じ。
一言で言うと「エモい主人公」だ。エモい思春期のレイチェルよりエモい。カイロ・レンみたいなもんだ。
知り合いのヒーローカップルのホーク&ダヴに会いに行くとホークが苦い顔をする。
というのも何とディックが以前「ダヴを寝取った」過去が明らかになる。
だがそれも大した理由もなくストーリーにも絡まず「いやぁ若かった二人の過ちさ」とか言う。何の意味もないとも思えないからシーズン2以降でこの三角関係が発展したりするのか?ホークがDV野郎とかの嫌な奴ならディックの寝取りもわかるがホークは至ってナイスガイだし、ホーク&ダヴは第9話で凄くヘヴィな経緯で結ばれたカップルであることが明らかになる。だから「ディック‥運命で結ばれたカップルの女性を、遊び半分で寝取るなよ‥」と思い、なおさらディックがろくでもない男に思えてくる。
このディック下げもシーズン2への前振なのか?しかも最終話のディックの夢の中ではディックがダヴと結婚して子供まで作ってるので「まだダヴ寝取り願望があるのか?」と不安になった。というかヒーローでNTRはやめてくれ。
f:id:gock221B:20190117184925j:plain
🐦本作がダークかつバイオレンスな作風なのは良いのだがディックが暴力的過ぎる。
「敵が意識を失っても馬乗りになって延々と殴り続けるディック」という場面が何度も何度も出てくるし、第2話では不意打ちでギャングの目をロビン手裏剣で失明させたり男性器に何かブッ刺したりと、確実に残りの人生に障害が残る倒し方するので「おいおい、本当にディックか?これ」と思わされた。
ひょっとするとバットマンに対する当てつけで暴力的になってるのか?
そして第7話で悪の組織を壊滅させた後、警察に通報もせず気絶して倒れてる悪の組織の奴らごと敵の施設に火を点けて皆殺しにする。
確かに人体実験や洗脳をしている悪人たちだが‥気絶した敵ごと焼き殺すか?
不殺のバットマンの弟子とは思えん。これがレッドフードとかパニッシャーとかならわかるけどディックはこんな事しないだろう。正直この7話で「このドラマ面白いけど真剣に観るのはやめて何となく観た方が良さそうだ」と思った。
f:id:gock221B:20190117180105j:plain
🐦最終話、ディックは敵が見せる「バットマンが悪堕ちして敵を皆殺しにしてしまう」という悪夢の世界を見せられる。ここでは「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」で数少ない良い場面「ギャング目線で、死神のように高速で襲ってくるバットマン」がまた観れた。しかも今回のバットマンはガジェットの数々で本気で殺しに来るので恐ろしい。「スーパーヒーロー殺傷兵器を隠し持っている陰湿なバットマン」ネタも観れた。
そんな狂乱バットマンを見たディックは「ブルースは悪堕ちしてしまった!もう彼を殺すしかない!」と、バットマンを殺して自分が悪堕ちしてしまう。つまり、真のラスボスとは別に「ディックの中のバットマンの幻」が、このシーズン1のラスボスだった。
この最終話「不殺が信条のバットマンが狂って敵を皆殺しに!」とか言ってて「これはあくまでも夢だけど、現実のディックはマジで敵を皆殺しにしてたじゃん」としか思えなかったので乗れないものがあった。
この辺、ガバガバで納得いかなかったね(もしくは本作のディックは最初から最後まで狂いかけてるのかな?)
もう取り返しつかない気もするが、こんな情緒不安定なディックは嫌なのでシーズン2では一刻も早く自分を乗り越えて、頼りがいのあるディックになって欲しい。
それにしてもバットマンはまともには出てこないんだけど「ディックがこんなやべー奴になってしまうんだから、この世界のバットマンもさぞかしヤバイんだろう」と思わされた。

 

〈Titans〉 Rachel Roth / Raven
f:id:gock221B:20190115193629j:plain
👿レイチェルレイヴン)は皆に追われるゴス女子高生。
ディックに次いで主人公‥というかマクガフィン的な感じで物語の中心人物。
思春期だし常に悩んでるし「私の中の邪悪なちからが‥早く逃げて!」としょっちゅう言ってるガチ邪気眼キャラ。とてもエモい。
第一話でディックがこの子を保護して「君のことは俺が護る!」と言うが、ディックは早くも第2話で手に負えなくなったのかレイチェルを昔、自分が女性の方を寝取ったカップルに押し付けようとしてレイチェルの信用を失う(こうして書くとひどいな)
そんな感じで、予告編を観た時は「このドラマのレイヴンはエモいぞ~」と思ってたが、レイチェルよりディックの方がエモかったがためにレイチェルのエモさは相殺された感じ。
原作のミステリアス魔女、アニメでの低音ボイスのダウナー陰キャ、どちらとも違う。
思春期ゆえのエモさはあるが少し暗いだけの普通の美少女という印象。
暗いのは今だけで大学とかに入ったら一瞬で普通のリア充になりそうな感じだ。これはこれで可愛いが、個人的には色んな経験したり魔力を使いこなして原作やアニメの達観したフード被りミステリアス陰キャになって欲しい。これじゃ普通の可愛い女の子過ぎて、そんなキャラは他のドラマで幾らでも見れるので面白くない。明るいキャラはドナとかいるので、レイチェルはもっと陰キャになってほしい。
レイチェルのママ役はレイチェル・ニコルズ。久々に見たがまだ若いのに随分老けてた。

 

〈Titans〉 Koriand'r / Starfire
f:id:gock221B:20190115193705j:plain
🔥コリースターファイヤー)は記憶喪失で「とにかくレイチェルに何か用がある」という記憶だけあるのでレイチェルに逢いに行き、そのまま守護する。
古い原作の苦労人エイリアン乙女、最近の原作のセクシーエイリアン、アニメでの超天然お嬢様‥とは、もう全く違う!「黒人肝っ玉母ちゃん」って感じ。本作の中では一番、原作やアニメから遠いキャラになった。別に黒人でも構わないがこの女優さん骨太すぎない?まぁいいか。
熱線を放射できるし格闘も得意。ディック&ホーク&ダヴを倒すほど強いニュークリア・ファミリーを一瞬で焼き尽くして瞬殺した。だがこれではアヴドゥル同様、強すぎて使いにくいと思ったのか「太陽エネルギーを充分に吸収していないとブラストが出せない」という設定になった。だから夜だと只の腕っぷしが強い姉ちゃんでしかない。出会ったばかりのディックが「サン・ファイヤー」と呼んだりした。
最終話付近で自分の正体がタマラン星人のスターファイヤーである事や使命を思い出す。制作費の都合か飛行はできない。ディックと良い仲になるが、まだ恋人って程ではない、でも心を開かせはする。まだ「セフレ」と「仲間」が合わさった程度。
コリーは別にメンタルやばくなく落ち着いたオトナの女性然としているが、記憶喪失だし記憶が戻ると暴れたりするので、ガチやばいディックや邪気眼レイチェルとは別の意味でメンタルが不安定。成熟したオトナの女性って感じなのでエモさはない。

 

〈Titans〉 Gar Logan / Beast Boy
f:id:gock221B:20190115193742j:plain
🐯ガービーストボーイ)は原作通りドゥームパトロールの一員として登場し、レイチェルに惚れてタイタンズ入りする。
情緒不安定な奴ばかりの中ガーが一番まとも。心優しい少年なので観てて安心する。演じてる俳優は東洋人の血が入ってるのでアジア枠も担当している。
原作だと色んな動物に変身できるキャラだが制作費の都合で虎一種にしか変身できない。だから出会ったばかりのディックが「タイガーボーイ」と呼んだりする。他のアメコミドラマ観ても殆どスーパーパワー使わなかったりするので、こういうCG多用する能力はカネかかるんだろう。虎に化ければ大抵の敵は逃げていくのも絡ませるとCG大変だからか?だが研究所で遂に非戦闘員の敵を一人噛み殺してしまう。
どうやら虎になると若干、自我が薄れて凶暴になるらしい。
ちなみに虎になると服が破れてしまうので一々、茂みに行って全裸になってから変身し、変身が解けるとまた全裸に戻るので茂みに行って服を着る(すぐ茂みに行く)。普通こういうキャラって服のまま変身するものなのに、このキャラは一々全裸になっては物陰に行く‥を繰り返すのが新鮮で可笑しい。女性ファンへのサービスシーンだろうか。男ばかりがやたらと全裸になる「ゴールデン・カムイ」みたいなドラマだ。レイチェルもガーの股間のむき出しの虎を見て赤面してた。
エモい要素はレイチェルとの仲を深めたがってる恋愛要素くらい。
だが敵を噛み殺してしまった事がトラウマになってて、終盤そこを突かれる。
また「虎になったら自分じゃないみたいな感じになる‥」と悩んでる要素が〈自分の性欲に振り回される青少年〉を表現してるので若干のエモさはある。シーズン2以降では、ここを発展させて狼男みたいに〈虎になるたびに自己の暴力衝動や性欲を実感する〉〈何時か、それがレイチェルを傷つけてしまうのではないか?〉みたいな感じで悩みそう。
🐦👿🔥🐯そんな彼ら、エモ白人男女、セクシー黒人女性、陽気なアジア系少年の四人組〈タイタンズ〉は、ディックとコリーが両親、レイチェルとガーが子供って感じの疑似家族の様相を呈している。ディックとコリーがSEXしてると知ったガーも「何か、子供の頃両親が愛し合ってる事を知った時のキモさがある‥」と言う。
序文で書いたように、シーズン2以降で「ドゥーム・パトロール」に出るサイボーグが編入して五人組になりそう。

 

Hawk and Dove
f:id:gock221B:20190114001711j:plain
🦅🐥ホーク&ダヴ。本名ハンク&ドーンは男女カップルのヒーロー。
強硬派の鷹と穏健派の鳩を名乗ってるが、二人共、喧嘩っ早いのであまり差はない。
アメフト選手とバレリーナがコスチューム着てるだけなので、あまり強くない。
‥というかめちゃくちゃ弱い!たぶん銃を持ってる普通の警官の方が強い。初登場の第2話ではホークは3回くらい敗北する(おまけにダヴがディックに寝取られる回想もある)。
「もうヒーローとか危ないことは辞めて警察に通報しろ!」というくらい弱い。
挙句の果てに二人共、敵のニュークリア・ファミリーに手も足も出ず瀕死の重体になる(だがニュークリア・ファミリーはディックも瞬殺するほど強いのでこいつらが勝てるわけない)。気の毒になるほど弱くて「一体何しに出てきたん?寝取られるためだけにか?」などと思ってたが第9話で丸々、二人のオリジンが始まる。
このオリジンが、めちゃくちゃ良かったから一発で好きになった。
最初のダヴは、黒人の弟(原作のダヴも初期は男)。二人は孤児の兄弟だった。
少年時代、ハンク(ホークの本名)は弟を庇ってアメフトコーチに性的虐待を受けていた。学校や警察にチクったらアメフトは続けられなくなる。
高校生に成長した彼ら、ホークは立派なアメフト選手に成長したが、成績優秀だった弟は、自分達が少年時代から学園に搾取され続けている事に我慢できなくなり兄弟ともども自ら退学になりヒーロー〈ホーク&ダヴ〉となり近所に住む児童へ性的虐待を行った変態達を片っ端からボコボコにしていく(兄ハンクは何も言わないが、自分を庇ってコーチに犯されてたのを弟は気づいており、そんな小児性愛者や汚い大人をぶちのめしたかったのだろう)
だが、ある日悲劇が起きてバレエや柔術を嗜む女性ドーンが、二代目ダヴとなる。
この初代ホーク&ダヴ、ホーク&二代目ダヴのオリジンは素晴らしかった。
第2話観て「ホーク&ダヴよええな‥」と思って正直スマンかった(だが弱いというのは悪口ではなく只の客観的事実)
この丸々一話〈ホーク&ダヴ〉を描いた第9話は本当に良くて「もうディックとかどうでもいいからホーク&ダヴのドラマになってもいいよ」と思うくらい良かった(‥だけど最初から「ホーク&ダヴ」のドラマだったとしたらそんな地味なの観てなかっただろうから、どちらにしてもディックとタイタンズに感謝)
そしてこの第9話は回想でもあり実は現在進行系の現在でもあった‥という展開が実ににくい。この第9話がシーズン1のベストだった(次点DP)
二人は復活してジェイソンを呼びに行ってラスボスと死闘するタイタンズへ加勢‥する前にシーズン1が終わってしまった。
そんな感じで、この二人はタイタンズ以上に丁寧に語られて心を掴まれた(タイタンズじゃなくてホーク&ダヴのドラマが作りたかったんじゃ?とも思った)
原作でもタイタンズに居た事あるみたいだし、シーズン2からはドナ同様タイタンズ入りする可能性もある。この2人は一話丸々かけてオリジンが描かれたしポスターや広告などの宣伝媒体でタイタンズと一緒に写っている事が多いしでタイタンズ入りの可能性は高い。しかし、この2人はすぐ殺されそうなオーラがあまりにも出過ぎてるから心配だ。このドラマが最終回を迎えるまでにこの2人が2人とも生き残ってるとはとても思えない。

 

 

Doom Patrol〉 Robotman, Negative Man, Elasti-Girl, Chief
f:id:gock221B:20190117174008p:plain
🤖😎👩🧔第4話でレイチェルはガーに連れられてドゥーム・パトロールの館に行く。
ガーはこの時点では原作同様まだドゥーム・パトロールの一員。
このドゥーム・パトロール(以降DP)は、後で本作のようにドラマ化するらしく「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」でブラックパンサースパイダーマンが単体作より先に出てきた時のように、顔見せ的な感じで出てくる。
僕はこのDPに興味があって彼らが出ると知って本作を楽しみにしていた。
事故で異形かつ異能の超人となった者達。身体障碍者ヒーローチームと言える。
原作はX-MENと同時期に描かれたらしく、指導者が車椅子なのもX-MENと被ってる。
僕はこういう見た目が普通の人間からかけ離れてるけど明るい性格のチームが好き。
何となくDPには「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」っぽいイメージを持ってたし、ジェームズ・ガンがディズニーMARVELをクビになった日、僕は「ガンはDCワーナーに拾われて『スーサイド・スクワッド2』か『ドゥーム・パトロール』または『ジャスティス・リーグ:ダーク』の監督するに違いない」と予想してた。結果はスースク2だったわけだが、調べてみるとDPと初代ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(スターロードとかじゃなくてヨンドゥとかが居た時)の原作者は同じらしい。似てると思ったのはあながち間違いでもなかった?
また僕は、顔がフルで隠れたヒーローを好む日本人ゆえか、ロボットマンとネガティブマンが、よく知らないくせに一発で好きになった。アメコミ映画では有名俳優が演じてるゆえにすぐマスク脱いじゃうけど、彼らは永遠にこの顔のままなのでずっと素顔にならないし。ロボットマンとネガティブマン、まるで小学生が考えたかのような名前とルックスが最高。楽しい気分になる。
🤖しかもロボットマンは僕が好きなフランケンシュタインの怪物っぽいキャラ(心優しい怪物キャラ)だし。
😎ネガティブマンは透明人間みたいなルックスも最高だし、本作では踊りながら料理するシーンは最高だった。その楽しそうな雰囲気を見て、初対面のレイチェルもすぐに警戒を解く。 RAVEN MEETS DOOM PATROL MEMBERS I TITANS EPISODE 4 - YouTube 身体は無防備になるが幽体離脱みたいなエネルギー体となって動けるという能力はまだ見せていない。
👩美人のイラスティ-ガールは原作だと巨大化&縮小化というアントマンと同じ能力だったが、そんな金のかかるCGは使えなかったためか本作では気を抜いたり戦闘態勢になると肉がブヨブヨの醜い姿になるキャラだった。ドラゴンボールザーボンさんみたいに容姿が崩れると強くなるキャラなのか?その姿でどういう能力があるのかは描かれなかったので、まだ不明。
🧔彼らの指導者であるチーフは、プロフェッサーXみたいに車椅子の医師&科学者っていうキャラなのだが本作では「最近歩けるようになったんだ」と言って普通に歩いてる。だけどレイチェルを強引に人体実験しようとして抵抗され、魔力で背骨を折られてすぐ半身不随にされて笑った(原作でもそういう半分ヒーロー半分クズな人物らしい)

🗿😎👩🧔「ドゥーム・パトロール」の方の配役を見ると、チーフ役はティモシー・ダルトン。本作のこの回に出たチーフ役の俳優とは違う。他の三人は同じだけどチーフ役だけ変更になったのかな? Doom Patrol (TV Series 2019– ) - IMDb
そんな感じで彼らは顔見せ程度で本作のストーリーにはあまり絡まない。
早くDPのドラマ始まって欲しい

 

 

Jason Todd / Robin,  Donna Troy
f:id:gock221B:20190117164929p:plain
🐦二代目ロビン。不良少年ジェイソン・トッド
原作通りディックが去った後、ホームレス少年だったジェイソンが、ブルースの車のホイールを盗難してスカウトされたらしい。
ロビンに就任したばかりでバットマンのサイドキック、ロビンとして活動できる事に無情の喜びを感じている。初代ロビンであるディックに会いたがっていた。一方ディックは「ブルース、僕が出てって間髪入れず新しい美少年を入れたのかよ!?」と嫉妬で曇っており、じゃれついてくるジェイソンにつれない態度を取る。
ところで僕はロビンの中ではジェイソンが(というかレッドフード)一番好き。
本作のジェイソンも異常に気が強く‥それでいて根は素直、良い感じだ。
だがホームレス不良少年だった時の経験からか、警官とか警備員を嫌っている。
ちょっと乱暴だが素直だし正論を言うので、半狂人ディックに比べるとマシに思えたが、悪人をボコボコにするのはともかく騒ぎを聞きつけて集まった何も悪い事してない

警官隊を全員半殺しにして「こうやってオマワリをボコボコにしても捕まらない!ロビンは最高の仕事だゼ!」と喜んでて無邪気なヤバさを見せつけた。ディックもヤバイが、さすがに悪人ではない一般市民に暴力振るったりはしないのでドン引きしていた。
というか、この描写はロビン的にちょっと無いですね‥。せめて「警官たちがジェイソンを犯人だと決めつけて集団でリンチしようとした」とか一応の動機が欲しかった。
「街を守るお巡りさんを半殺しにしさえしなければ良い子なのにねぇ」という感じ。 
この無鉄砲さで酷い目に遭ってレッドフードになる近未来が見えるかのようだ。
バットマンは「各ロビンの体内に無断でトラッカーを埋め込んでいる」事や「ロビンに派手なコスチュームを着せてるのは囮にするため」だという事が語られる。もちろん「この私がロビンを護るし、ロビンを充分鍛えてるから大丈夫!」という絶対の自信があってやってる事なのだろうが、やってる事だけ見ると完全に児童虐待。このユニバースのバットマンのヤバさが伝わってくる。
ジェイソンはディックがタイタンズ卒業したり死亡でもしない限りシーズン2以降もタイタンズ入りせず、たまに助けに来てくれるだけのキャラだろう。ディックが洗脳されてヴィラン化してディックの代わりに臨時でタイタンズ入りする事もあるかもしれん。
Netflixに追加された選択機能を使って「ジェイソンがジョーカーに殺された方がいいか、助かった方がいいか投票で決めよう!」というジェイソンの辛い過去が繰り返されなければいいが。

👩ディックの幼馴染の女性ドナ・トロイは元ワンダーガール
ワンダーウーマンのサイドキックだったがディック同様、辞めてジャーナリストとなって悪を懲らしめている様子。「悪人をただ物理的にボコボコにするだけじゃ本当に倒すことは出来ないので、悪人の悪事の証拠を集めてメディアに掲載して社会的に殺してやろう」という感じか?ドラマ「デアデビル」の主人公三人組が合体したようなキャラか?
可愛いし性格いいし強くて賢く自信もある、性格的に問題ある奴らしか出てこない本作の中で唯一、まともそうで素直に応援できるスーパーヒーロー。
ディックとはサイドキック同士、子供の頃から姉弟のように仲良かったという設定。
ワンダーウーマン同様、怪力で〈真実の投げ縄〉が武器。暴走したスターファイヤーを一瞬で無力化した。かなり強い。
本当はワンダーウーマンくらい怪力なんだろうが、それをまともに描写するとドラマの制作費がかかるためか殆ど「腕っぷしが強い姉ちゃん」くらいにしか見えない。そんな「本当は怪力だけど控えめな描写」というところと黒い私服で探偵活動してる事も合わせて何だかMARVELのNetflixドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」っぽい。
ドナは原作のタイタンズ創設メンバーらしいしシーズン2からタイタンズ入りするか?
 

   

f:id:gock221B:20190117185613j:plain
最終話は、数年後のディックが「ダヴと結婚して息子を産んで幸せな家庭を築いている」という「まだダヴを狙ってるの?」という気色の悪い将来が描かれる。
その世界では元からヤバいバットマンのメンタルが落ちるところまで落ちて、ヴィラン堕ち寸前なので、ディックがゴッサム行ってバットマンを止めるという内容が一話丸々続く。
‥のだがラスボスが作り出した夢の中ってのがバレバレなので全くハラハラしない。
タイタンズがどうなるか、他のヒーローたちとの共闘による大団円が観たかったのにディックのしょっぱい悪夢で終わってしまい消化不良だった。
しかもディックのブルースへの想い、タイタンズとの交流の全てが中途半端。
しかもジェイソンは無理しすぎて下半身付随になっており「やっぱりアンタが本物のロビンだよディック。俺じゃなくね‥。アンタが居ないとブルースはダメだ‥」と言うが、勿論このジェイソンは本物ではなくディックの脳が作り出したジェイソンで、その〈僕という男が去ったのに、ブルースが速攻で補充した二代目ロビン〉ジェイソンを下半身不随にして、自分に対してこんな事を言わせるディックの夢‥。また「遊びで以前寝取ったダヴとガチで結婚して子供まで出来ている」「自分の留守中、元恋人ホークがペンキ塗りに来たのを知って勝手に嫉妬するディック」という「えっ‥ダヴを本気で寝取りたいの‥?」という夢の中の未来の自分描写。「バットマンヴィラン化したので仕方なく僕がブッ殺しました」という結末。。何もかも「ディックの頭の中やばない?!」という感じで、ますますディックが心配になった。
f:id:gock221B:20190117134746j:plain
そんな感じでキャラや要所要所は最高なのだがドラマ全体のストーリーは割とガバガバ。アクション描写も下手だし。
「洗脳した多くの暗殺者を使ってレイチェルを追ったりタイタンズを監禁&人体実験していた悪の巨大カルト集団。奪還したレイチェルの母‥など、シーズン1の内容殆どが実はラスボスの罠だった!」と言われても「‥はぁ?w」という感じがした。ちょっと行き当たりばったりすぎる。こんな莫大な予算と人員と回りくどい事しなくてもママがレイチェルに会いに行って一緒に過ごして説得すればそれで楽に目的果たせただろ。
だけど妙な勢いとキャラの魅力でグイグイ魅せて面白くはあるので嫌いになれなかった。画面も暗すぎでアクションも下手すぎるが‥面白かった。変なところや欠点は多いが面白さは全てに優先するので結果的に良かった(面白かった時の刃牙みたいなもん)。色々文句言いつつも2日くらいで一気観したしね。
これはアレですね。アメコミの「傑作!」とかじゃなくて、続き読みたさとキャラの魅力で「展開めちゃくちゃなんだけど何か読んじゃうな」って感じでアメコミのオンゴーイングを追ってる時の感触に近い。完成度の高いアメコミ読んでるみたいなMCUとは違う意味での〈観るアメコミ〉感。
また自分は中年男性なので「ディックも狂いかけてるし話も破綻しかけてるな」と完成度ばかりに注目して切り捨てそうになったが、若者もしくは自分と視点が違う女性が観たら「エモくて良いドラマやん!ディックも危うくて抱きしめたい」と思うかもしれない(最近、自分だけの感覚じゃなくて女性はどう思うか?とか少年時代の自分だったらどうか?など想像しながら観るのが流行り)。
今ひとつ団結しきる前に終わっちゃったのでタイタンズの魅力は充分に出てなかった。
シーズン1はあくまでも序章って感じだ。
代わりにDP、ホーク&ダヴ、ドナ、ジェイソンなど、タイタンズ以外のDCヒーローの魅力の方が出ていた。シーズン2ではタイタンズのチームワークを観たいものだ。
さっき自分で言った事だが、このディックも今までの自分の中のディックは忘れて、カイロ・レンみたいなエモくて可笑しな癒やしキャラだと思えば悪くない気もしてきた。バットマンという父親に反発して上京したばかりの青年だと思えば‥。
それにタイタンズの面々はあまりにも「こいつらメンタル弱すぎる、特にディック」という頼りない感じなので、〈一人で充分やっていける立派なヒーロー〉が集まったジャスティスリーグとは逆で、〈とても一人じゃやっていけない者達が肩を寄せ合ってまともに稼働するチーム〉という危うさがタイタンズの魅力なのかもしれない。
ホーク&ダヴやDPも同様。そう考えると一人でやっていけてるドナはタイタンズ入りしないかもね。
これ観て忘れていたDCヒーローの魅力を思い出し、10年くらい失っていたDCコミックへの興味が久々に復活した。
そんな感じで歪で欠点も多いがそれを凌駕する楽しさがあった。シーズン2も観よう

 

そんな感じでした

🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯🐦👿🔥🐯

www.netflix.com

twitter.com

www.imdb.com

www.youtube.com

www.youtube.com

ティーン・タイタンズ:ダミアン・ノウズ・ベスト (ShoPro Books)

ティーン・タイタンズ:ダミアン・ノウズ・ベスト (ShoPro Books)

 
ティーン・タイタンズGO! (ShoPro Books)

ティーン・タイタンズGO! (ShoPro Books)

 

f:id:gock221B:20190115001702g:plain

#sidebar { font-size: 14px; }