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映画の感想ブログ 😺 おしずかに‥〈Since.2015〉

「アクアマン (2018)」明るくて中国の武侠ものっぽいヒーロー映画。シチリア島での地上戦と半魚人トレンチが好きでした🔱

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原題:Aquaman シリーズ:DCエクステンデッド・ユニバース
監督&原案:ジェームズ・ワン 原案&製作総指揮:ジェフ・ジョーンズ
製作国:アメリカ 上映時間:143分

 

 

🐟DCエクステンデッド・ユニバース(以降DCEU)第6作目。
DC+ワーナーは公開されるたびに低評価かつ興行成績が落ちていく厨ニダーク路線に見切りをつけ、明るく正攻法で作ったら女性ヒーロー映画初の大ヒット&高評価だった「ワンダーウーマン (2017)」のヒーロー賛歌路線に切り替えた(‥と言ってもDCコミックには明るいものもダークなものもあるのでどちらが正解という事はないのだが、順番の問題だろう。(本作のアクアマンみたいに)明るく正当派のスーパーマン作ってからダークなバットマン作って「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」で光と闇の対決しながらワンダーウーマン出してJL結成して‥と、やるべきだったのを最初のスーパーマンの時点からダークにしたのは間違いだった気がする)
そしてワーナーDCは、性急なユニバース形成の失敗の数々から学んだのか「作品同士の繋がりのことは一旦考えるの止めて今後しばらくは一作一作、単品映画としての完成度を高めます!」と、いう路線に切り替えた(良いと思います)。
そうして創られた本作。なんでも中国での観客動員数が物凄かったらしい。
内容を観ればわかる気がする。たとえば僕はバットマンの方が好きだがバットマンを楽しむには、ある程度バットマンへのリテラシーがいるしアメリカの社会状況なども踏まえる必要があるが、アクアマンは見た目からし三国志水滸伝の豪傑みたいだしパワーもわかりやすい、ストーリー展開や描写が中国や香港の武侠ファンタジーそのまま。美女や合戦や冒険や化け物‥アジア圏が好きなものが全部入ってる。
全米では「ダークナイトライジング」を超えられず2位に甘んじてるが、世界興行成績が何とDC映画ナンバーワン。評価も高い。名実ともにノーラン→ザックと続いていたダークな路線を明るいDCが完全に刷新した。
最初は発言力が低かったと思われるジェフ・ジョーンズの力も今後は増すだろうし、ワーナーDC映画が、この流れになるのを14年間待ってたので嬉しいです。
DCが自前で始めた配信サービス〈DCユニバース〉も良い感じだし僕の中では、今後は期待が高まっているDC事情です。
🐟監督は「SAW」でデビューして「インシディアス」シリーズや「ワイルド・スピード SKY MISSION」を超絶ヒットさせ〈死霊館バース〉というオリジナルのシネマティック・ユニバースまで形成してしまったジェームズ・ワンが「自由度が高い」という理由で他のクリエイターが選びたがらないネタにされやすかったDCヒーロー、アクアマンをわざわざ選んだので、僕は「あぁ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を撮ったジェームズ・ガン同様、なんかビジョンがあるんだろうな」と期待してました。
ジェームズ・ワン作品は全部観てるがワイスピだけ観てなかったので「SKY MISSION」借りて前日に観といた。
そこそこネタバレあり。無駄に長いです

 

 

Story
昔、灯台守の男カリーは海底に栄えるアトランティス帝国の女王アトランナニコール・キッドマン)と出会い恋に落ちる。だが2人の間に生まれた息子アーサーを守るためアトランナは海に帰ってしまった。
現代、アーサージェイソン・モモア)は、怪力を持ち海中での数々の特殊能力を持つメタ・ヒューマンアクアマン〉へと成長し、人助けをして人々から愛されていた。
一方、海底ではアトランティスの王オームパトリック・ウィルソン)通称〈オーシャンマスター〉が地上を凌駕するテクノロジーと海のモンスターなどで地上を攻めて地球征服するために動き出した。
海底国ゼベルの王女メラアンバー・ハード)はオームによる地上征服を止めるため、アクアマンの元にやって来たが――

 

 

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アクアマンは「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (2016)」でチョイ出しされて「ジャスティス・リーグ (2017)」ではリーグの一人として闘った。
だが過去作は観ず、本作からいきなり観ても何の問題ない。
「この世界は既にスーパーマンとか居るしメタ・ヒューマン(超人)が居ても驚かれない世界」「アクアマンはジャスティス・リーグの一員としてステッペンウルフから地球を救った事を皆、知ってるので有名人っぽい」という事を知っとくだけでいい。
また「海底にはアトランティス帝国がある」という事は、普通の人は知らないがシン博士など極一部の人だけ知ってるみたい。
灯台守カリーが海岸に倒れている‥アトランナ(ニコール・キッドマン)を助け、2人は恋に落ちて後のアクアマンとなる少年アーサーを産む。
アトランナはアトランティス帝国の王女だったが政略結婚を嫌って地上に逃れた。
アーサーを産んだ後、アトランティス兵に灯台を嗅ぎつけられてしまう。
ここで皆が知ってる美熟女ニコール・キッドマンが物凄いアクションでアトランティス兵を倒しまくるという異常なシーンが観れる。
だが夫とアーサーの今後の安全のため彼女はアトランティスに戻った。
人魚姫のような話。
―また最後まで観るとわかるが、本作はアクアマン個人の話というよりもメラやオームや参謀バルコ、何よりもこの両親の話、ファミリー向けファミリーの映画であった事がわかる。この辺はワイルドスピードのファミリー大事要素を感じた。「ブラックパンサー」がティ・チャラ個人の話というより「ワカンダ」って感じの内容だったのと本作も似てて「アトランティス」っていう雰囲気が強い。
その後、アトランナを慕っていた参謀バルコ(ウィレム・デフォー)がこっそり灯台を訪れては、魚と会話できる不思議な少年アーサーにトライデント(銛)での闘い方や海中でのパワーの使い方などを教えた。
彼が言うにはアトランナは脱走の罰として凶暴な種族に差し出され消息不明になったという。恐らくもう生きてはいないだろうと。アーサーが元気な無職みたいな男になってしまったのは「自分が望まれず生まれてきた」と感じて育ったせいなのかもね。
‥そんなアクマンのオリジンが描かれるが、近年アメコミ映画が多すぎて第一幕いっぱい使って語られるオリジンに飽き飽きしてる人が多い。そこで本作のオリジンは、既にアクアマンとして海賊を退治したりメラと共にアトランティスを訪問したりする展開や滑らかなアクションの隙間に、回想として差し込む形でオリジンを消化しており。スピード感を損なわないように自然とアクアマンのオリジンを観せていた。
ゲームでいうと‥「バイオショック:インフィニット」はプレイヤーが操る主人公がモノレールやエレベーターに乗って移動してる時などアクションできない移動時間を使ってサブキャラがストーリーを語ってくれるので、長いムービー観るよりプレイしながらストーリーが聞ける有意義な感じが好きだったが、本作はその快適な感じに似てました。
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そして逞しく成長した現在。一回、地球を救った事で「アクアマン」の名で愛されている男アーサー。
普段は散歩感覚で犯罪者をボコボコにして父親とビール飲んで暮らしているようだ。
彼が恐らく習慣のようにのやってるっぽい海賊退治のくだりは、ヴィランの一人ブラックマンタのオリジンにもなっている。さすがは原作のないオリジナル映画ユニバースを成功させた唯一人の男ジェームズ・ワンだけあって、多くの情報量を整理する交通整理力。本作は他の監督だったら映画2本くらい必要な情報量を破綻なく一本の映画に入れてて感心した(次に「ジャスティス・リーグ」作るならワンでいいだろ)
アーサーも「気のいい蛮族」って感じの豪傑そのもの。
ただモモア氏がプレミアの時、得意のハカを披露してテンション上がりすぎてトライデントをへし折ったのはヒーロー役の俳優としてどうかと思った。
The Haka at LA Aquaman Premiere - YouTube
「モモアは良い人物」「快男児モモアはメタルが好きなのでギタリストがテンション上がってギター破壊するのと同じ」‥と、悪気はなかったと頭ではわかるし「ジャニタレがヒーローショーでマスクを脱いで幼児の夢を壊した!」とか言う特撮ヲタみたいな事言いたくはないが、それでもメイン武器を折られるとどうしても醒めるものがあった(クリス・エヴァンスが舞台挨拶でイェー!つってキャップのシールドを叩き割ったら「え‥」となるでしょう)
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原作のアクアマンは基本、本作のオームみたいな小奇麗な金髪白人。で、たまにモモアみたいなワイルド髭スタイルになる事がある。個人的には小奇麗な時の方が好きなんだけど、ジャスティス・リーグの一員として考えるとワイルドスタイルにした方が埋没せずキャラ立ちしやすいのは、まぁわかる。
そしてハワイ系のモモアがアクアマン役の方が「海と陸を繋げる男」感が出たし。

 

 

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深海にはアトランティスだけでなく、メラの父ネレウス王(ドルフ・ラングレン)が収めるゼベルという国。他にも人魚っぽい種族やカニっぽい種族の栄えた海底国があり、それら4つがメインの海底帝国。
アーサーの異父弟であり現在のアトランティス王でもあるオーム(パトリック・ウィルソン)は、母が行方不明となった原因である兄アーサー、そして海を汚染する地上人を憎んでおり、海底4大国を束ねる〈オーシャン・マスター〉を名乗り地上を含めた地球征服に乗り出す。
オームは、ソーで言うと正にロキみたいなポジション。このキャラは人気出るかな?
パトリック・ウィルソンはアーサー役のモモアより遥かに年上なのに弟役なんだな。
彼は本作のジェームズ・ワン監督の「インシディアス」1、2作目の主演。同じくジェームズ・ワン死霊館」シリーズの主人公の一人エド。アメコミ的には「ウォッチメン」のナイトオウルII世か。パトリック・ウィルソンは今まで散々「不倫したり怪我したり何らかの困った状況に直面してカーディガン着て曖昧な顔で困惑する中年の夫」役を15年くらい演じてきていてそういう認識の俳優だったのに、ここにきて急に筋トレして金髪にして「繊細で美形の弟スーパーヴィラン」を演じてるというのが‥実際に彼はイケメンだし演技力あるので文句はないが、まるで若いイケメンの演技にパトリックの顔をはめ込んでるかのように見えてしまう彼が、釣り上げられたカジキマグロのように跳ね回って暴れる姿‥そして帰宅してTwitterのTLで本作を観た女性ファンがオームに萌え狂ってるという異常事態が何とも面白かった。
だめだ、たぶん上手く伝わってないな。。
本来イケメンの20代がやるような繊細な弟の役を46歳のゆったりした中年男性役をよくしてる人がやってる不思議さというか‥

 

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海底国ゼベルの姫君メラ。ちなみに王である父親役はドルフ・ラングレン
メラは「ジャスティス・リーグ」に出てきて何か言ってたが台詞まったく覚えてない。
オームの許嫁でもあるが、彼女本人はアトランナ同様それを望んでおらず、またオームと父による地上侵略を止めようとアトランティスの真の王候補であるアーサーを訪ねてくる。
母を奪ったアトランティスを疎ましく思っているアーサーはその誘いに乗り気ではなかったが、オームによる地上への第一波(津波を起こし戦艦とゴミだけを浜辺に残し「俺たちアトランティスが人為的に津波を起こしたぞ」というメッセージを送る)で、父が危険な目に遭い、争いを止めるためメラと共に渋々アトランティスに向かう。
それにしても日本人としては「津波を起こすとはオームって極悪人だな」と思ってしまうな。
彼女はアーサーと殆ど全編、一緒に行動するという他のヒーローには出来ない「カップルでヒーロー」という強みを遺憾なく発揮していた。
彼女は「水を操る」というアクアマンにないパワーを持っている。
全編、武侠ものの英雄みたいに活躍するし「カンフーハッスル」のオバハンの必殺技「獅咆哮」みたいに両手を突き出しながら大声を出すと共に水を無数の矢のように飛ばす超必殺技も見せる。
アンバー・ハードは昔から凄くスキのない美しさでスタイルも凄かったが今までそれが役で活かされる事のなかった無駄な美人ってイメージだったので代表作が出来てよかったねと思った。
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アトランティスは、明らかに地上より科学が発展している。
その一方で妙に野蛮な風習があったりする。その感じはソーのアスガルドと似てるね。
海底人は魚みたいに地上では呼吸できないので、地上に出る時は海水で満たされたスーツを着ていく(スーツが割れると窒息する)。ただしアーサーやオームやメラやバルコなどの王族や身分の高い者は地上でも肺呼吸が出来る。
アトランティスの人々は凄いスピードで移動できる(泳ぎじゃなくて念力で動いてるように見える)あと馬の代わりにサメや巨大タツノオトシゴに乗り、自動車の代わりにUFOっぽい潜水艇に乗っている。
こんな我々の科学力を遥かに凌駕するアトランティス帝国が現実の深海にある‥とは、にわかに信じがたいが、現代の科学ではマリワナ海溝の深く‥どころか海中の殆どは観測不可能で予測しかできないため、もしこんな帝国が仮にあったとしても我々には気づく事ができない(地底王国も同様)
この「想像を遥かに超える信じられない話だが否定しきれない。ひょっとしてあるかも?」という塩梅、それが都市伝説を生む。「アトランティス大陸が本当にあったっぽい?」という研究も未だ継続中で新しい新情報が出てるしね。
また「殆どの海底人は地上で呼吸できない」というのも「何で今まで地上に来なかったの?」という疑問の回答になっていて上手い。アトランティスの科学が発展し、地上を闊歩できるスーツが出来たので地上侵略も可能になった。

 

 

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メラと共にアトランティスに初訪問したアーサーだが、オームに囚われてしまう。
憎んでるし、兄であるアーサーに戻られたら王の権利や地上侵略が危うくなってしまうので邪魔なのだ。
猪突猛進タイプのアーサーは王の座をかけてオームと決闘するが、地の利はオームにあるし母の形見のトライデントはオームの王トライデントより脆く、叩き折られて完敗。
そこでメラが全てを捨ててアーサーを救出。
2人は事態の収集を図るため、初代アトランティス王が持っていたと言われる伝説のトライデント探しに出かける。
そのトライデントは神秘の力を持ち、手にした王は海の全ての生き物従える力を持つと言われる。しかしそれを求めた者の多くは行方不明となっている。
アーサーとメラは、インディ・ジョーンズめいた冒険をして、トライデントの在り処が隠されているサハラ砂漠やイタリア・シチリア島を巡る。
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そこで、オームに与えられたアトランティス装備でアーマーを作った地上人がスーパーヴィラン、ブラックマンタとなって2人を強襲。
詳しくないけど見かけるたびに「このアクアマンの頭でかいヴィランのデザインめっちゃ可愛いなぁ」と思ってたが、原作そのままデカ頭で出てきて最高。
ブラックマンタの中身は、序盤でアーサーに倒された黒人の海賊。
アーサーは海賊の黒人父子を倒すが浸水によって父の方が死んだ。アーサーは父を余裕で助ける事ができたのだが「自業自得だ」と見殺しにして死んだ。
生き残った息子はアトランティスに流れ着き、アーサーへの復讐心をオームに付け込まれスーツと私兵を与えられたのだ。
このアーサーによる海賊父子の見殺しは彼が言うように、確かに父子の自業自得なのだが人間を遥かに凌ぐパワーを持った者‥スーパーヒーローとしては明らかなミスだった。
この時点でのアーサーはまだ「ヒーローのアクアマン」にはなり切れておらず、只の「気のいい豪傑アーサー」でしかなかった。このアーサーのミスがスーパーヴィラン、ブラックマンタを生み、その反省を元にアーサーも心を入れ替えてスーパーヒーロー、アクアマンとなる(どうせなら強盗を見逃したスパイダーマンみたいに、ブラックマンタが誰かアーサーの知り合いを殺しちゃうとか、それくらいの展開が欲しかった)
このシチリア島での、アーサーvs.ブラックマンタ、メラvs.アトランティス軍は本作で一番面白いところだった。
アーサーは主に地上、メラは主に屋根の上をメインに二手に分かれてチェイスを繰り広げる。その2本の線がワンカット風の映像で交差したり分かれたり、建物の中をぶち破って出たり入ったり色々するのだが、まるで2つのチェイスを同時に観てるかのような立体的な描写で凄く良かった。一体どうやって撮ってるんだろ。ドローン?
というか多分、映画の中で観たことないような映像だった。
とにかくこのシチリア島のアクションは良かった。
2人のデートも良かった。というかジェームズ・ワンの映画全般に言えることだが画面内も展開も情報量てんこ盛りかつ上映時間が長すぎて観終わったらグッタリする。
だからこのアーサーとメラが薔薇食ったりしてノンビリするところは唯一ホッとできて良かった。というかもうちょっとライトな感じでいいんだけどな。

 

 

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2人はトライデント探しで海底人も寄り付かない凶暴な半魚人トレンチが棲む立入禁止海域に行き(ちなみにここもイタリアでのチェイスと同じくらい良かった)、色々あって真のアクアマンとなったアーサーは、オーム&海底4大国を相手に「海のスター・ウォーズ」って感じのクライマックス戦へ雪崩れ込む。
真トライデントを入手した後は、真・アクアマンって感じに覚醒する。
海の殆どがアクアマンの意のまま‥と考えると地球の殆どは海だし、もうとんでもなく強い気がする。「ジャスティス・リーグ」はスーパーマンより何周りもパワーが劣る感じで描かれてたけど、この覚醒によってアクアマンの強さも上方修正された感じで良いですね。
アトランティス軍は鮫やらクジラやら訳のわからん巨大怪獣らがいて、海中なので上下左右前後すべて使った戦闘が行われる。だけど各キャラの位置関係とか「誰が誰を狙って何をしてるか」などが全部ちゃんとわかる凄い難しそうなシーンだった。
ちなみにラストカットは「ナレーションで自己紹介しながら大ジャンプして静止」というDCヒーローのラストでよくあるパターンのやつ。
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明るくて凄く王道の展開。ただ気のいい強いだけの男だったアーサーが前以上に利他的な精神に目覚めてスーパーヒーローになるオリジン。
アーサーが成長する要因はたくさんあったが、僕的には「海賊を見殺しにした自身のネガティブな心がスーパーヴィラン・ブラックマンタを生んでしまった。マンタが誰か罪なき者を殺したら自分のせいだ。これからは自分の力に責任を持とう」と思ったであろう事が大きい気がした。
「マン・オブ・スティール」もスーパーマンをこんな感じに描いて欲しかった。別にダークな作品も好きだが変化球投げるなら、まず最初に正統派の正しいヒーロー像を先に描いた後でやるべきでしたね。
だが贅沢な文句だが、あまりに明るくて暗部が無さすぎて心にあまり残らないなとも感じた。クソ暑い真夏の日、焼けたアスファルトにこぼして蒸発するスプライトみたいな映画というか。ジェームズ・ワンが制作したホラー映画群や「ワイルド・スピードSKY MISSION」もそうだったけど、凄く面白いけど残らないんですよね。
でも今までに公開されたDCEUでは‥当然トップ。本作か「ワンダーウーマン」のどちらかがナンバーワンだろう。MCU未開拓の「女性ヒーロー」「海」を先に獲ってるのもいいですね。
そういえば最近ジェームズ・ワン映画に対して気づいたんだが、この人の映画ってどれも白人が出てくる率が高いね。本作では主人公アーサーがハワイ系、黒人は後半ずっとマスク被ってる悪党ブラックマンタしかいないし。ホラー映画群もそんな感じ。別にそれを指して「ホワイトウォッシュだ何だ」的なポリティカルな文句を言いたいわけじゃなく、ただ見たまま言ってるだけだけどね。テイラー・スウィフトの客層みたいに白人が殆どのメイン層なのかな?それを撮るのがアジア系のジェームズ・ワンだから文句も出ないだろうし。考えすぎ?まぁ、そんなこと別にどうでもいい。
シチリア島でのブラックマンタ小隊との立体的な追いかけっこと、恐ろしい半魚人トレンチの大群に追いかけられるホラー描写が特に良かったです。
好きなキャラは‥何気にアーサーのお父さんかも。犬と一緒にずっと灯台に居て、海を照らしてるなんてカッコいい。
妙に多い情報量を消化してるだけで面白くない感想になったけど、そんな感じでした。
ジェームズ・ワンがDC映画撮るかどうかは知らんが、もし撮るなら「アクアマン2」よりも「グリーンランタン・コァ」撮ってほしい。ワン氏ならコァの大勢のランタン達そして宇宙空間で大勢が戦争する様子も本作同様、余裕だろうし、そのままシネストロ・コァウォー→ブラッケスト・ナイトとかまで撮ってほしい。

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次のDC映画は‥4月の「シャザム!(2019)」か。次も明るい路線ですね。
そんな「明るいDC」路線を10数年間待ってたが、本作でそれが叶っちゃったので次は違うものも観たくなった。やっぱりジェームズ・ガンの「新スーサイド・スクワッド」が一番早く観たい。

 

 

そんな感じでした

〈DCEU〉

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「スーサイド・スクワッド (2016)」めちゃくちゃ面白そうな予告編から繰り出された信じられないほど面白くない映画🤡 - gock221B
「ワンダーウーマン (2017)」ダイアナの純粋さとスティーブの高潔さ。女性ヒーロー映画を最初に手掛ける事に皆が躊躇してた中やったので一番偉い👩 - gock221B

「シャザム! (2019)」一人の男は壁を見ていた、もう一人の男は鉄格子からのぞく星を見ていた。君はどっちだ? ⚡ - gock221B

 

ジェームズ・ワン監督映画〉
「死霊館 (2013)」ジェームズ・ワン/Jホラーっぽい前半とアメリカ映画っぽい後半の組み合わせが良すぎる👻 - gock221B
「インシディアス (2010)」「インシディアス 第2章 (2013)」ジェームズ・ワン/絶対に2本続けて観ないとダメ。時空の流れに逆らって悪霊退治👻 - gock221B

「死霊館 エンフィールド事件(2016)」ジェームズ・ワン/横綱相撲みたいな洗練されきった貫禄!本当に大好き👻 - gock221B
「ワイルド・スピード SKY MISSION (2015)」「ワイルド・スピード ICE BREAK (2017)」ステイサム目当てで初めて観たけど普通に面白かった🚗 - gock221B

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