gock221B

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「カリフォルニア・ダウン (2015)」 ロック様含む爆乳家族の乳ブン回しサバイバル

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原題:San Andreas 監督:ブラッド・ペイトン
製作国:アメリカ 上映時間:114分

出先でやってたので観た。
地震の映画ってあまり観てないな。イーライ・ロス制作「アフター・ショック」は凄く好きなのだが、あれは地震ディザスターというよりは低予算人災ホラー映画だった
本作は超大作
ディザスター映画で、ジャンルが違うので比べても仕方ない。
更に個人的に、アフターショックは地震や残酷描写もそうだが、それより人間の思考の動きを観せる要素が多い映画だった(イーライロス映画は大体そうだが、残酷描写がメインだと思った人によって不当に嫌われてる気がする)

 

●巨乳ブン回しフェスティバル
レスキュー隊員のロック様は、セクシー熟女ナンバーワンの座をマリサ・トメイと争っている妻カーラ・グギノと離婚中。巨乳で瞳の美しい娘が一人いる。
もう一人の娘が事故か何かで亡くなって、それが原因で結婚生活が破綻したようだ。
なるほど、地震を通して家族が再生する感じか、、と思った。
カーラ・グギノの新しい彼氏は旧ファンタスティックフォーのリード役の地味な俳優。

序盤、地震博士のポール・ジアマッティの韓国人助手が少女を助けて地割れに飲まれる。
彼はもう助からないのに少女に向かって「目をつぶって!」と、自分が死ぬとこを見て少女のトラウマにならないようにする。聖人みたいな奴だな。俺なら自分の存在がこの世から消えるのが怖くて少女に向かって「ルッカッッミー!(Look at Meeee!!!!)」とか叫んでしまいそうだ。

ロック夫婦は娘を助けに行くために二人とも巨乳を揺らしながら大活躍。
車泥棒、スカイダイビング、モーターボート‥など陸・海・空をめぐって救出に向かう。
この夫婦はこの件から生きて帰れた後に吊り橋効果で物凄いセックスしそうだ。いや仲直りSEXも加わるから更に倍(それ以前にそんなオプションなくても凄いセックスしそうだが)
そういえば俺も、震災の時は余震が来るたびに性的に興奮してたな。
一方、娘は知り合った兄弟と助け合いながらやはり巨乳をブン回して走り回っていた。
映画の大部分は、この爆乳家族の巨乳ブン回し大会が続く。

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ウオオオオオオオォーーーッ!

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ひい~~っ!

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はわわ~~!

 

●乳だけじゃなく、被害の規模がデカすぎる
本編、いかにもディザスター映画って展開が続いて目新しさはない。
娘が、脚を挟まれて動けなくなったり建物に水がいっぱい入って来て顔が出せるスペースがどんどん狭くなったりとイントゥザストームでもあった、よくある展開。
何か違いがあるとすると主人公がヒーロー属性を持つロック様なので頼もしすぎるサバイバルで大災害ライドを楽しめることや、予算が凄いので災害の規模がちょっとあまりにもデカすぎるという事くらいか。
この映画はアイデアより、ひたすら物量作戦。
しかし、ここまで規模がデカいともうどうする事も出来ない。
しかしロック様一家だけは物凄い運の良さで助かり続ける。物凄い確率で娘を偶然見つけ出したりして助けてるのを観ると「よかったね」という気持ちと同時に眠くなってきたが‥


津波
終盤、大地震の影響で津波が起きる。そしてロック様夫婦に親切にしてくれた優しい老夫婦が津波を前に諦めて抱き合うシーンで、めちゃくちゃハッ!とさせられた。

それまで不真面目に観てた俺だったのが、これ以降の津波編は胸がギューと苦しくなった。
やっぱり震災の事があるからだろうか?もちろん震災にあってないし親戚や知り合いもあってないのだが。当時ニュースを見ていて胸が苦しくなった時に染み込んだのだろうか?
どういう感情なのかがよくわからない。他の人もそうなのか?911の時もそうだったな。あまりにたくさんの人が同時に死ぬところをリアルタイムで見せられたせいか?
全然関係ないけど、震災があった日は休みでイーストウッドの「ヒアアフター」を観に行く予定だったが別の予定が入って行けなかった。もし行っていたら地震があった時刻に映画の中でも地震津波が起きてすげーこわかっただろうな。

しかし、いくら何でもこの家族は運が良すぎ。特に娘は何回、津波に飲まれても生き延びる
震災の動画で、すねまで水が来ただけで行動不能になって死ぬ人が多かったのを見てるからな~。まあ、いいか、映画だから
‥と文句を言いたいところだが、はっきりいって災害映画がリアル過ぎたら辛すぎて観てられないだろうから、俺はこれでいいわ。。
この運がいいロック家族に、災害で死んだ人達の魂が入って来て映画の中で生き直してるんだとか思えば腹も立たん(その魂が入ってるのが胸だから全員の乳がデカいのかもしれん)
クライマックスの娘の救助とか、ハリウッドのいつもの展開やってるだけなんだが、津波のせいか「くそっ何でこんなので‥」と思いつつ異常に感動してしまった。
そして最後は、打ち上げられた船のアメリカ合衆国旗がバッサ~!となびいて、ロック様は「再構築だ」と言う。地震で大きな傷を負ったカリフォルニアとアメリカそのものをダブらせて終わるわけだが、絶対に!本気でそう思って作ってない。そうしたら良さそうだと思って小手先でやってるだけ‥というのは充分わかってる(そして、そういうエクスプロイテーションは素晴らしいが)。アメリカ国民でもないのに、俺は何で星条旗がなびいて「再構築だ」という場面にジーンとしてしるんだろう?という気持ちがあった。あまつさえ「俺もロック様みたいに諦めずにがんばらなきゃ‥」とか小学生のような気持ちになった。
まあ、ネガティブな感情でもないから別にいいか。。
津波のシーンを見た俺の心が深層心理で色々考えて勝手に感動したに過ぎず、別にこれが凄い映画というわけじゃない。そもそも前半の地割れやらビル倒壊シーンでも人はいっぱい死んでるわけで、どちらも災害による死には変わらないわけだから、津波で死ぬ人の場面だけ胸に来てるのは片手落ちって気がする。だから、この感動はノーカウントという事にさせてもらう。というかよく思い出したら、終盤までは殆ど寝そうになっていた。でも悪い映画でもない、だが別に特別凄いわけでもない。よくあるディザスターものを限界まで盛った映画というところか。


そんな感じでした。

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