gock221B

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「ヒットマンズ・ボディガード (2017)」トレンドの波に取り残されてるが楽しい、90年代俳優大暴れ映画🔫

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原題:The Hitman's Bodyguard 監督: パトリック・ヒューズ
製作国 アメリカ 配信時間:118分 配給会社:ライオンズゲート・エンターテインメント

 

エクスペンダブルズ3」の監督によるお気楽アクション映画。
Netflixオリジナル作品」と書かれてはいるが「ネトフリ資本で制作して劇場公開なしでいきなりネトフリ配信された映画」ではなく、本作はライオンズゲートが作って配給したものをネトフリが買い取って日本劇場公開なしで配信したもの。
DVDスルーならぬネトフリスルーとでもいうべき映画。まあどうでもいい。

 

 

Story
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マイケル・ブライスライアン・レイノルズ)は、護衛対象の日本人武器商人が目の前で暗殺されて以来、第一線を退いて落ちぶれた腕の立つボディガー
数年後、元カノであるインターポールのアメリアエロディ・ユン)から要人警護を頼まれる。
それは、かつてブライスと何度も対決した凄腕ヒットマンダリウス・キンケイドサミュエル・L・ジャクソン)の護衛だった。

非人道的な暴君、ベラルーシ独裁者デュコビッチゲイリー・オールドマン)は国際司法裁判所で裁かれようとしていた。だがデュコビッチは自分に不利な証言をしそうな証人を片っ端から暗殺していた。
キンケイドはデュコビッチの国際犯罪について証言すれば「愛する妻ソニアサルマ・ハエック)を釈放する」という取引で証言に臨む。だが護衛のインターポールはデュコビッチ配下に皆殺しにされた。生き残ったアメリアは最も信頼できるブライスに護衛を頼んだというわけだ。
気は進まないが暗殺者の護衛(ヒットマンズ・ボディガード)となったマイケル
2人は暗殺者達から逃れて無事、裁判所まで辿り着くことができるか。。
みたいな話

 

 

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敵対していた二人が密着して、共通の敵と闘いながら旅しているうちに立場を超えた友情が芽生える‥という「ミッドナイト・ラン」とか「48時間」みたいな、あの手のバディもの。
サミュエル・L・ジャクソンがA地点からB地点まで移動」すればクリア。
エクスペンダブルズ3の監督によるバディもの」と聞いて想像する通りの、エクスペンダブルズ3的なアクションや展開が楽しめる。
2人の強さも「めちゃくちゃ強いが、エクスペンダブルズほど強いわけではなく普通に失神したり怪我したりする」と、彼らにぴったりな感じで、2人がこのままエクスペンダブルズ世界に入ったとしてもこのままのキャラでいけそう。
冗談を言いながら死闘を繰り広げて凄い数の敵を殺してまた冗談を言い、目前の死よりお互いの恋バナの方に真剣で、そんな過程を経て仲良くなっていく2人‥という古き良き時代のアホっぽいアクション映画。
はっきり言って00年代に観ても「少し懐かしいね」って感じの内容なので、2010年代後半のポリコレ全盛の今観ると凄く時代とズレた映画に見える。
だけどアクションは流れるように‥エクスペンダブルズ3同様ダンスを踊っているのかのようにスムーズに敵がバンバン死んでいくので気持ちいい。
その感じもまた懐かしい。

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ライアン・レイノルズデッドプール的な役ではなく神経質なツッコミ役なので、昔のライアン・レイノルズって感じの役柄。もちろん強いことは強いが悪く言うとライアン・レイノルズじゃなくても成立する主人公。長いから以降はレイノルズと呼ぶ。元カノのアメリア役はNetflix版「デアデビル」のエレクトラ役の女優。
どちらかというとレイノルズよりサミュエル・L・ジャクソン(長いので以下サミュジャク)の方がデッドプール的な役柄と言える。
ライアン・レイノルズピッキングしようとしたり突破しようと慎重に計画してたら、サミュジャクが横からドアぶっ壊したり無計画に敵をブッ殺して「こっちの方が早いだろw」と言うタイプ。
サミュジャクはいつものように怒ったらめちゃくちゃ怖い。原始的な怖さだ。
近年、映画に出てくる怖いキャラは、殆どがサイコパスだったり権力者的な怖さなのだがサミュジャクだけは唯一、子供の時見た不良やカミナリ親父から感じるようなピュアな怖さを感じる。
この人、色んな映画に出過ぎてるので怖さに麻痺してたが、久々に観ると目を剥くだけで怖い。特徴的な声も怖いし真顔も笑顔も怖い。
彼は大体いつも怖い役をするものの、物理的に強いという役よりクセ者や権力者や元強者の役が多いが、本作では珍しく物理的に強くてアクティブに動く役。
丸腰で両手を縛られて暗殺者達に囲まれた状態でも何とかギリギリ皆殺しにできるくらいの強さ。めちゃくちゃ強いがスタローンやシュワ氏や「イコライザーデンゼル・ワシントンジョン・ウィックよりは弱い。そんな強さ。
大怪我しても少年漫画のキャラみたいに10分経ったら普通に全力疾走している。
こちらも怪我のことなんか覚えてねーから構わんよ。
ライアン・レイノルズは彼より少しだけ弱いくらいの強さ。サミュジャクが軽傷で済む場面でレイノルズは大怪我する。
こち亀で言うとサミュジャクが両津でレイノルズは中川。

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近年デッドプール役でやっと売れたライアン・レイノルズエレクトラの女優は置いといて‥、
サミュジャク、ゲイリー・オールドマンサルマ・ハエックなどの、近年はおとなしい役しがちな90年代っぽいメンツが本作では荒々しい役で若手を抑えて大暴れする。
僕は90年代に青春時代を送ったアラフォー男性なので彼らが元気で何だか懐かしい気持ちになったし嬉しかった。
ゲイリー・オールドマンも昔はキレ役ばかりしたがる俳優で有名だったのに(今の俳優でいうとジャレッド・レトか)最近は優しいおじさん役ばかりだったので、ちょっと怒っただけですぐペンを人の手にブッ込んだりブチ殺す役で懐かしかった。顔つきは優しいものの怖い雰囲気がちゃんと出てたし。
ただ肌が死体みたいだったので健康が心配になった。
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サルマ・ハエックは昔から、セクシーだが正統派ヒロインっぽい役が多かったけど本作ではバーでケツ触られただけで酔客を即死させる狂った女役だった。肝っ玉母ちゃん的な印象になってきた最近ではこういう役の方が合ってるなと思った。
彼女は留置所で同室の太った女性を無意味に虐めているという天丼を披露する。
不良が太ったいじめられっ子をいじめる‥というギャグも時代に反してるので久々に見た。
それは特に良いとは思わないが狂った女キャラなので別にどうでもいい

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色んな意味で「何だか懐かしい映画だな」という気分になり、全く期待してなかったがかなり楽しめた。
「20年前凄かった商店街の中年達が一瞬だけ目を覚まし、時代にそぐわない暴れっぷりをして帰っていった」‥という印象。
興行収入や評価はどちらもそこそこ‥。
多分これ観て喜ぶのはアラフォー以上の映画好きのオッサンだけだろうからそんなもんだろう。
実際、特に「ここだけは他に負けず秀でている!」と優れてるところもない。
時代と時代の間の隙間に落ちて、そのまま忘れられそうな一本。
でも僕は結構好きでしたね。
さっきも言ったようにサミュジャクが物理的にポンポン活躍する様が爽快で、観てるうちにGTAとかプレイしたくなってくる。
現在2018年は、スーパーヒーローと女性と他人種と異なったルックスの人間が地上を闊歩する時代だし、こんな暴力に秀でただけのオッサンが大義名分もなし事後の事も考えず皆殺しにするアクション映画もすっかり観られなくなってしまった。それは、時と共に自然とそうなってるので特に考えたこともなかったし、だからこそ新鮮に感じた。それが特別良いわけでもないがたまには良いだろう
※追記:想像通り、このページは全くと言っていいほどクリックされなかった。
この映画を楽しんだのは僕と、この行まで読んでくれた君だけのようだ

 

そんな感じでした

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