gock221B

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「私たちのハァハァ (2015)」JKの、キラキラ感よりもグダグダ感やドロドロ感や臭そうな感じを多く描いてて良かった👧👧👧👧

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監督&脚本&編集:松居大悟 製作国:日本 上映時間:91分

 

知らん間に近所にミニシアターが出来てて、ラインナップを見たらこの映画があって〈九州の女子高生たちがクリープハイプのLIVEを聴きに、卒業後は全員バラバラになってしまう予感を胸に東京まで自転車で行く映画〉みたいなこと書いてて「おっ『リンダリンダリンダ』みたいなエモ青春JK映画かな?」と思って、その映画館じゃなくて普通に借りて観た。

 

Story
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👧上の画像の、左から二番目の子はグループのリーダー格で、上京して音楽をやりたいと言ってギターを背負っている。最初から最後まで「カッコいいJK」って感じで描かれている気がした。シンガーソングライターの娘が演じている。キャバクラで一日バイトする。
👧右から二番目の子はクリープハイプが好きというよりも「仲間と一緒に居たいから着いてきた」って感じのフワフワした感じの子。最初から最後まで「可愛いJK」って感じで撮られている気がした。キャバクラで一日バイトする。
👧一番右の子は、グループの中で最もクリープハイプの熱狂的なファン‥というか崇拝しすぎてるあまりクリープハイプや仲間との距離感を見失って混乱している。すぐ落ち込んで泣いたり苛立ちをぶつけてくるし、JKエモ要素の中のネガティブ要素を担当している。野宿して寝る時など、この子だけ脂でギトギトした顔面アップにやたらとなるし思春期ドロドロ感を担当してる感じ。「この子どっかで見たことあるな」と思ったらバカリズム原作ドラマ「架空OL日記」でサブキャラかおりんをやってた子だった。キャバクラの一日バイトを落とされた。
👧右から二番目の「日本の全ての学校すべてのクラスに一人いる」って感じの顔した子はお調子者&ムードメーカーという役割。「この子もどっかで見たことある」と思ったらインスタが流行る前に10代の間で一瞬だけ流行って消えた6秒間だけの動画共有サービスVineで有名になった女子高生の子だった。キャバクラの一日バイトを落とされた。

 

 

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自転車で九州から東京に行くというので如何にもな青春ものって感じかと思わせられたが「リンダリンダリンダ」みたいな、現実離れしてキラキラと爽やかな感じは広島くらいまでで、以降はどちらかというと思春期のどうしようもない感じがメインで描かれている。
この辺の序盤は、まるで四人がアドリブではしゃいでるのを撮ってる感じなのでJKのYOUTUBEとか配信みたいに見える。
自転車は早々にパンクしたので捨てて、後はヒッチハイクで移動。
自転車が壊れてからは劇映画っぽくなってくる。
夜は広島市内の公園とかで野宿する。危険なのもそうだが「そんなとこゴキブリ満載で寝れないだろ!」とヒヤヒヤするし、思春期のJKたちの顔が脂でドロドロになっており「今のこの子達、絶対にオッサンの数倍クサいな‥」と思った。
ヒッチハイクで乗せてくれた無愛想なイケメンがお調子者の子に「ヒッチハイクとか危ないだろ」と言うが「平気っすよw」とか青年がビビらせてやろうと思ったのか「ほーん」とか言ってキスするがお調子者の子は特に抵抗もビビりもせず「他の子にはしないでくださいねw」と言う。イケメンは「お、おう‥」と気圧されるが再度キスして、お調子者の子は普通に受け入れる。それを車内から可愛い子が見てる‥。何でもない場面だが何だか居心地悪くなる場面だった。こんなストーリーで起こりそうな「怪しい男に襲われそうになる」的な場面は特に起きないのだが、そういった衝撃的なシーンというのは、ドラマチック度が高いせいか逆にフィクション性を感じさせられるものがあるので、却ってこの程度の場面のほうが生々しくリアルを感じたのかもしれない。この気持ちわかる?
途中、ネットで知り合ったと思われるクリープハイプ仲間のお姉さんにキャバクラを紹介されて一日バイトする(確か一晩で2、3万貰えるはず)。可愛い子2人が雇われ、そうでないと判断された?二人は留守番。ネガティブな子は何故自分が採用されなかったか悟り、また稼ぎに貢献できなかった事に落ち込む。
せっかく稼いだバイト代だが4人はクラブで散財して全部使ってしまう(しかしクラブどうやって入ったのか‥地方はIDが緩いのか)
Twitterで旅を拡散して協力してもらおうとするが誰も助けてくれず叩かれ、それを切っ掛けに四人はしょうもない大喧嘩する。
だがカッコいいJKが実は貯金があったので深夜バスでLIVE会場に行く、だが金がギリ足りなくてライブはもう始まってるのに徒歩で向かう。
ライブはもうアンコール1曲だけだが折角なので急いで入ると、どこをどう走ったのかLIVE中のステージに出てしまう。ここは、そう来ると思わなかったし意外な展開なのでハッ‥となった。警備員に取り押さえられて結局1曲も聴けなかった4人。
所持金はもうないので親に金送ってもらう、帰る前に制服に着替えてハチ公前ではしゃぐのだった‥という終わり(ここ好き)。
そういった感じで全体的に計画性がないまま衝動的に行動した結果、全部うまくいかない、そこを他人の助けを借りて解決。子供なので特に感謝も反省もしない。そして物事が上手くいかないとイライラして八つ当たりから大喧嘩に発展する(喧嘩の理由もくだらないのですぐ仲直りする)

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‥といった感じで、登場人物とかストーリー自体はしょうもないのだが、この映画自体はなかなか面白いし、良かった。
そして今しょうもないとは言ったが思春期とかそんなもんだし、「リンダリンダリンダ」みたいな理想のJKみたいなキラキラ感だけじゃなくて女子高生のどうしようもない感じとか、分泌物が多い年頃が汗かいた後なのに何日も風呂入ってなくて、ただでさえ体臭キツそうなJKが、こうなったらもはやオッサンよりクサイだろうなって感じとか、しょうもない事で悩んだり八つ当たりしたり全然反省しない感じとか他人が助けてくれても当然だと思ってるから感謝とかもしない感じが凄く良く出ていた。だからキャラとしては別に仲良くなりたくはないのだが監督はわざとそう撮ってそうだし作品としてはリアルでいいなと思いました。
特に、ネガティブな子のドロドロ感や、お調子者の子が放つ生命力ありすぎる雰囲気や四人の全然仲良くないたくない気持ちの悪いJK感に当てられ「へレディタリー」観ても「良かった~」と感動してスヤスヤ寝た僕でも、本作観た後は何だか胸焼けや胃もたれした感じで気持ち悪くなった(だがそこがいい)
旅先で助けてくれるが居ても四人は当然のように受けるし、そのチャンスを全く活かすこともなく良い結果にもならないところがリアルだと思った。「電車男」的な気持ち悪いファンタジーも起こらないし、かといって逆にレイプ魔とか殺人鬼に遭ったりする極端な逆ファンタジーを見せつけて「どや!これがリアルや!」みたいなしょうもない展開でもなく丁度よかった。彼女たち本人と映画の内容が「表面は爽やかさで可愛いらしいが、中身は全てどうしようもなくドロドロしていて気持ち悪い」という感じでシンクロしていて良い映画だと思いました。
結局お目当てのライブは観れなかったが、冒険をした四人が親の金で帰郷する前に制服に着替えて渋谷駅をはしゃいで走り回るというラストも良かった。

 

そんな感じでした

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