gock221B

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「オーシャンズ8 (2018)」楽しかったのでオーシャンズ9が観たくなりました👩👱‍♀️👩👩👱‍♀️👩👩👸

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原題:Ocean's 8 監督&脚本&原案:ゲイリー・ロス
製作:スティーヴン・ソダーバーグ 製作国:アメリカ 上映時間:110分
シリーズ:「オーシャンズ」シリーズ

 

 

オーシャンズ」シリーズの主人公ジョージ・クルーニーが演じたダニー・オーシャンの妹デビーを主人公にした女性だけのオーシャンズ新作。
オーシャンズシリーズは一応全部観てそれなりに楽しんでたが、良い意味で内容のない通り雨みたいな映画だったので完全に内容全部忘れた。
本作はTwitterのTLで女性がめっちゃ盛り上がってた印象。

 

 

Story
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犯罪界のカリスマだったダニー・オーシャンを兄に持つデビー・オーシャンサンドラ・ブロック)は5年の刑期を終えて仮出所し、服役中に考え抜いたプランを実行に移すべく、右腕のルーケイト・ブランシェット)と共に、あらゆる道のプロを仲間に引き入れる。
集まったのはファッションデザイナーローズヘレナ・ボナム・カーター)、ハッカーナインボール(リアーナ)、盗品プランナータミーサラ・ポールソン)、ジュエリー職人アミータ(ミンディ・カリング)スリコンスタンス(オークワフィナ)らに声をかけ、チームを結成する。
狙うはハリウッド女優ダフネアン・ハサウェイ)が身につける1億5000万ドルの宝石
実現不可能と思われる前代未聞の計画に挑むオーシャンズだったが――

 

 

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一番最初のオーシャンズと展開などがかなり一緒‥らしいが観たのがかなり前なので全然覚えてない。
本作は映画的にはキャラを全員女性に変えたリブート作なんだが、ちゃんとストーリーが繋がっているので純粋な続編でもある。「死霊のはらわた」と「死霊のはらわたII」の関係みたいなもんか。
彼氏だと思っていた悪い男にハメられ、収監されていた主人公デビーが5年かけて実行すべき計画を細かく練って出所してそれを実行する話。
デビーは出所してすぐにスタイリッシュ万引きを華麗にブチかましながら、右腕と言えるルーと合流。二人は更に色んな技術や個性を持った、昔の仲間や新しい犯罪者を集めて実行する‥いつもながらの「七人の侍」方式で作戦を実行し、七人のオール女性オーシャンズが結成された。
前までの主人公であるデビーの兄(ジョージ・クルーニー)は、デビーが収監されてた間に亡くなったらしい。メタ的にはジョージ・クルーニーが「このシリーズもう卒業したい」と言ったから殺したものの物語的には「本当に死んだのかどうかわからない‥というか本当は生きてる」ってぽい感じで描かれていた。「オーシャンズ9」とか10で出てくれそうなら出演させる事が出来る余地を遺した描写。
デビーが兄の墓参りする時に前までのレギュラーキャラだった金持ちじいさん(エリオット・グールド)と話す(僕は「ロング・グッドバイ」の大ファンなので近年、映画に全然出ないエリオット・グールドが見れて嬉しかった)
そして同じく前までのレビュラーキャラだったマット・デイモンカメオ出演もあったらしいが、#Metooを矮小化する発言で怒りを買った女性たちの署名によってマット・デイモンの出演シーンはカットされた。女性を虐げる者達と闘う「ウインド・リバー」の製作者が連続強姦魔のワインスタインだったためにクレジットを外した‥という出来事ほどではないが「女性だけで集まってかましてやるぜ」という本作に、そういう感じのマットデイモンを好意的に出演させるわけにはいかん!という感じになるのは無理もない。マット・デイモンもそうだが、相棒のベン・アフレックもデイモン以上に過去のセクハラやセクハラ擁護などでバッシングを受けてどんどん具合悪くなっていった。さすがにマット・デイモンの人気は大きく揺らいではいないが、こういった件により二人の「時代に乗り遅れた前の人」感がたった一年でめちゃくちゃ高まった体感がある。

 

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話題が大幅に逸れたが、とにかく新生オーシャンズはそれぞれの個性を活かした作戦を実行。
作戦実行の朝デビーは「怪盗に憧れていた幼い自分のためにやる!」と言っていたシーンが地味に良くて僕はここが一番好きでした。
作戦は順調に進んでいって、よくある映画ならあと一歩のところで仲間が捕まるとか、強敵が邪魔してくる場面が入りそうなところだが、そういった事はなく首飾りの強奪は一旦、成功する。
そこで、やり手の保険捜査員が調査を始める。「大物犯罪者のデビー。そして怪しいオーシャンズ。撮影されていないトイレで盗まれた」などの事実に一瞬で辿り着くが、デビーの作戦には仲間にも伏せられていたミッションが十重二重にあり、いくつか囮を生み出して当初想定していたより遥かに多くの利益を得る‥。
という感じだった。
前までのオーシャンズを撮っていたソダーバーグが二年前、貧乏版オーシャンズと言える「ローガン・ラッキー」も似たような展開でしたね。というか、これがオーシャンズ定番の展開だったっけ?よく覚えてないんです。そういえばいつもラストのモンタージュで全容を明かしてたような気もする(ローガン・ラッキーは感想書くタイミング逃した)。
てっきり定番の展開として、悪い元カレが再びハメてきたりするのかと思ってたが「何もかも全てデビーの思い通りになる」という形での意外な終盤だった。何か新鮮な感じがした。
何か内容が軽いという批判も僅かにあるらしいが、それは逆に「オーシャンズのスタイリッシュ強盗を楽しまずに内容がどうとか言う人の方がやばない?」という感じがする。というかそもそも「2018年にオーシャンズが全員女性になってブチかます」っていう企画自体がそもそもそういう人達が言う「内容」なのに何を言ってるんだという気もした。アクション映画やホラー映画は、アクションやホラー演出で内容を物語ってるのにそれに気づかず「アクション映画やホラー映画は内容がない」と言う人と同じくらい間抜けだ。
ヒットしたっぽいから「オーシャンズ9」も作られそうな感じ。普通だったら「ジョージ・クルーニーやブラピのゲスト出演あるか?」と言われそうな場面だが、本作に熱狂した人は本作の新キャラたちや「女だけのチーム」というところに盛り上がってるみたいなので旧キャラは、出たら出たでいいけど別に出てこなくても盛り上がる気がする。
観る前はケイト・ブランシェットが天才キャラなのかと思ってたが実際にはサンドラ・ブロックが超然とした天才キャラだったのが意外でした。
ちなみに僕が好きな新オーシャンズは、スリのコンスタンス‥というか演じているオークワフィナ本人の人間的エネルギーとか画面から飛び出してきそうな顔面の圧、あと二児の母タミーの如何にもママっぽい困り顔が好きでした。
コンスタンスのエンディングは「Getした金でめっちゃ広い部屋借りたから家ん中でスケボーもできるイェー」って感じのもので、まるで90年代格ゲー‥たとえば「餓狼伝説」とかの、その中でも主人公じゃない脇役キャラのどうでもいいエンディングみたいで可愛かった。

 

 

そんな感じでした

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