gock221B

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「死霊館のシスター (2018)」これ以上ないほどシンプルな、おにぎりみたいなホラーで好感触➕

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原案:The Nun 監督:コリン・ハーディ 製作&原案:ジェームズ・ワン
製作国:アメリカ 上映時間:96分 シリーズ:死霊館バース

 

 

 

死霊館」に出てきた本筋にあまり関係ない《呪いのアナベル人形》がスピンオフ映画化されて「アナベル」シリーズになったように「死霊館 エンフィールド事件」に登場した、やはり本筋と関係ない《悪魔のシスター》のスピンオフ。
こんな感じでホラー映画初のシネマティック・ユニバースを形成した死霊館バース。ホラー映画初というかMCUとDC以外のシネマティック・ユニバースは全部開始と同時に壊滅してるから世界に3つしかない「上手くいってる成功してるシネマティック・ユニバース」の一つ。
ちなみにアナベルやシスター同様「死霊館 エンフィールド事件」にシスターと同時に登場した、シスター同様本筋とあまり関係ない悪魔〈へそ曲がり男〉もスピンオフ化されるらしい。何か前例がありそうでない不思議な経緯だよね。というかエンフィールド事件って本筋に関係ない奴らが同時に複数襲ってきて後から個別に映画化されるという「ジャスティス・リーグ」方式の凄い映画だったんだな。ダーク・ユニバースもきっとこうなりたかったんだろうな。
内情がどうなってるのかは詳しく知らないが、ジェームズ・ワンは自分のホラー映画の方程式をチーム間で完全に共有してるみたいで、ジェームズ・ワンが撮らずに仲間に撮らせても同じかそれ以上に面白い映画になっている(「インシディアス序章」とか「アナベル」)。4作目「アナベル死霊 人形の誕生」が初めてつまんなかったので興味を失ってたが別シリーズ「インシディアス 最後の鍵」が面白かったので興味が復活した。

  

 

 

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1952年、ルーマニア修道院で若いシスターが自ら命を絶った。
不可解な点が多いため、バチカンはバーク神父(デミアン・ビチル)と見習いシスターのアイリーン(タイッサ・ファーミガ)を派遣する。
調査を開始した2人と遺体発見者の青年フレンチー(ジョナ・ブロケ )は、修道院に隠された恐るべき秘密‥そしてシスターの姿をした悪魔〈ヴァラク〉の存在に行き着く‥。
そんな感じで今回は「シスターと神父と青年の三人組が悪魔と対決」これ以上無いほどシンプルな話。
いつもタイトルの出方がカッコいいジェームズ・ワンホラーだが、今回はこんな感じ。
気のいいイケメン青年フレンチー。修道院シスターの首吊り死体を発見。
カラスがシスターの死体をついばみシスターの下の地面には血溜まりが出来ている。
フレンチーが「こ、こりゃひでえ‥(汗」と言うとカラス達がぶわーっと飛び立ち「THE NUN」と、タイトルが出る。今回も凄くカッコよかった。
このイケメンはフランス出身なのでフレンチという名前はわかりやすい。何してるかよくわかんないけどフラフラしてる感じ?今で言うフリーター?
フレンチーはサポートキャラで、悪魔祓いをよく命じられ〈不思議狩り〉の異名を持つバーク神父。そのアシスタントとして霊感が強い新人シスターの主人公アイリーンが付いていく。ヴァチカンが何故アイリーンを同行させたのかの理由は最後までわからない。アイリーンの霊感が強いから?それとも予言的なこと?
舞台は殆ど巨大な修道院オンリー。出てくるメイン登場人物ほぼ三人‥による二日間の出来事、というシンプル過ぎる話。
構成としては何時ものように前半はモダンな幽霊屋敷映画方式で怯えさせて、終盤は悪魔に対抗、「悪魔も皆で頑張れば撃退できる」って感じのアメリカンなエクソシズム対決が行われる。アメリカ人が好きそうな感じ。
まず古城を改造した巨大修道院が舞台なだけあって、いつも美術がカッコいい死霊館バースだが何時もにも増してカッコいい。殆どのカットに対して「か、かっこいい‥」と思わされる。
だが、ジェームズ・ワン制作ホラー。さすがに量産しすぎたせいか2、3作前くらいから新しいアイデアとか出なくなってきた気がする。本作は何時もにも増してジャンプスケア(タイミングずらして意表をついた方向からオバケが出ると同時にデカい音でビビらせるやつ)が多かった。
そういえば「エクソシスト3」っぽい演出がまたあった。それにしても「エクソシスト3」のハサミのシーンって死ぬほどこすられてるね。それだけ「エクソシスト3」が優秀だってことか‥。親父が夢中になるわけだ。
時系列的には「死霊館」の16年前、「アナベル 死霊館の人形」の5年前。
だが主人公たちは神父&シスター&田舎者という何時の時代の人間かわからん格好してて、舞台は古い修道院だけなので本編観てても一体いつの時代かよくわからず「中世の話かな?」と思いながら観てたらラストシーンで、実は割と最近‥50年代の話だとわかり「え?そんな最近だったん?」と意表を突かれた。
ひょっとしたらわざと時代感覚を曖昧にしてたのかな?
そういえば、悪魔のシスター(以下ヴァラク)の出番が思ってたより少なかったね。
ゴジラ映画ってゴジラの出番を計ったら意外と10分も出てなかったりするじゃん。それと同じように数分しか出てなかった気がする。それ以上出たら怖くなくなるからそれがギリなんでしょうか。



 
主人公の見習い修道女アイリーンを演じているタイッサ・ファーミガは、「死霊館」シリーズの主人公ロレインを演じているヴェラ・ファーミガの妹。
わざわざロレイン役の妹をキャスティングしてるんだから、てっきり「この主人公はロレインの祖母とか先祖?」と思って観てたが別に関係なかった。死霊館との繋がりは最後に描かれるが、割と「あ‥そんなこと?」って感じだった。もっとガッツリ絡ませてほしかった。「なんでロレインのオカンとか祖母にしなかった?」と思ったが、よく考えるとロレインは実在してて今も存命の著名人なので勝手に先祖を作るわけにはいかなかったのか。
悪魔は決して倒すことができない、そんな悪魔を新人シスターが退けなければいけないので、ヴァラクに対抗するアイテムとして何と「キリストの血」が出てくる。悪魔は聖水とかでも「ぐわあああ」とか苦しんだりするので、確かにキリストの血なんて出したら撃退できる説得力は高い。
修道院とか悪魔のシスターとか修道女たちの秘密とかも、まぁわざわざ教えてくれなくても想像通りって感じだし、後の時代に出てくるので悪魔ヴァラクを完全に封印できない事も分かってるしで、あまりストーリー的な面白さも希薄でした。
でも画面などは超カッコいいし、やる事もやってるので「アナベル 死霊人形の誕生」ほどつまんなくもなく及第点はある感じでした。
悪いところやムカつくところは無いし楽しめたので悪く言うところはないが、その代り突出して良いところや新アイデアとかもないって感じですかね。
美術や映像などは相変わらずめちゃくちゃカッコいい。シンプルすぎる話も好感持てました。
何か最近ホラー観るたび言ってますが昨年末観た「ヘレディタリー 継承」が、ホラー的にも映画としても凄すぎて、今まで大好きで応援してたはずのジェームズ・ワン制作ホラー群を観ても「面白いけど、また何時もの悪魔ごっこか‥」というテンションになってしまいました。高水準な面白さはそのままなんだけどヘレディタリーが登場したことで自分の中のホラー映画認識が次元上昇してしまい、そのせいでヘレディタリー以外のホラー映画全てがワンランク下がってしまった結果というか。
先月観た「インシディアス 最後の鍵」は、シリーズの強みを活かしてストーリーに凝って面白くしてたのが良かった。だがストーリーを凝ると面白さの代りにホラーとしての怖さが減ってしまうという諸刃の剣。だから本作も、シネマティック・ユニバース制を活かしてストーリーを強化したら良いかもしれませんね。
本作の続編は未定みたいだけど「もしやるなら悪魔ヴァラクとロレインの絡みをやりたい」らしいけど、ハッキリ言って本作内でそこまでやって欲しかったですね。本作ラストまでのアイリーンvs.ヴァラクを前半までに終わらせて、未来パートに飛んでロレインvs.ヴァラクして、そこに本作の主人公アイリーンも時空を超えたサポートして封印するとかでいいでしょう。
本当はやろうと思えば濃い内容に出来たはずなのに、続編作るためにアイリーン vs.ヴァラクという第1~2幕だけで消化できそうな内容で一本丸々いっちゃった感がありました。
ちなみに死霊館バースの今後は、悪魔のシスター同様にエンフィールドに出てきた「へそ曲がり男のスピンオフ」「アナベル三作目」「死霊館の三作目」とかが予定されてるらしい。本筋はいいけど正直、スピンオフはやんなくていいかなという気もする。それとシリーズとして昔は死霊館の方が好きだったけど最近はインシディアスの方が好きです。

 

 

 

そんな感じでした

死霊館バース〉

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〈「インシディアス」シリーズ〉

「インシディアス(2010)」「インシディアス 第2章(2013)」ジェームズ・ワン/絶対に2本続けて観ないとダメ。時空の流れに逆らって悪霊退治 - gock221B

「インシディアス 序章 (2015)」面白かった!監督が製作に回ったシリーズものや前日譚は大抵つまらないものだが本作は良かった - gock221B

「インシディアス 最後の鍵 (2018)」凝ってて面白いがシリーズのファンじゃない人は楽しめないかも。〈彼方の世界〉のツインピークスっぽさ🔑 - gock221B

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