原題:Doctor Sleep 監督&脚本&編集:マイク・フラナガン 原作:スティーヴン・キング 製作国:アメリカ 上映時間:152分 シリーズ:「シャイニング」の続編
配信レンタル開始されてたので観ました。
スティーヴン・キング原作小説『シャイニング』(1977)……の40年後の話として執筆した続編『ドクター・スリープ』(2013)の映画化。小説の映画化ではあるがスタンリー・キューブリック監督の映画版『シャイニング』等の要素も取り入れてるので映画版『シャイニング』の続編としても観れるようになっている。
この監督のホラー映画は『オキュラス/怨霊鏡』『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』などを観たことあるが、どれも凄く悪いわけではなく面白いところもあったりするけどトータルで言うと凄く胸に迫ってくるものもない100点満点中52点って感じの、一番感想を書く気が起きない映画だったので、ホラー映画は極力感想書くようにしてるにも関わらず感想書いてない。でも同監督がスティーヴン・キング原作を監督したNetflix映画『ジェラルドのゲーム』はかなり面白かった。しかも映画の雰囲気が他のキング原作映画よりもキングっぽかったので「この監督はキング作品がめちゃくちゃ好きなんだろうな」と思ってたら、スタンリー・キューブリックが手掛けて傑作だったけど原作とかけ離れてたのでキングが大嫌いな事でお馴染みの『シャイニング』の続編を監督した。否応なしに天才キューブリックと比較されてしまう「シャイニングの続編」なんて誰も手掛けたくないだろうに挙手するなんて、この人は度胸あるし「オフィシャルでシャイニングいじれる~」という意気込みが伝わってくる。
キューブリックの『シャイニング』は無論好きです(というか映画好きでシャイニング嫌いな奴なんていないだろ)。原作『シャイニング』も中高生の頃読んだけど昔過ぎたせいか全く覚えてない。「これはこれでいいけど映画の方が好きだな」と思った記憶だけある。本作の原作『ドクター・スリープ』は全く読んでない(というか存在も知らんかった)。
本作の公開時は、評価は高かったものの興行収入はいまいちだったらしい。
かなり地味な予告編を子供や若者が観ても「レッドラムやん!」とか「オーバールックホテルやん!」「壊したドアからこんにちわやん!」などとわかるわけもなく「何だか地味なホラーだな」としか思わなかったせいか?あれ観てシャイニング続編を期待して観に来る人は40歳以上とか映画好きしかいないからじゃないか?そしてキューブリック版のような格調高い映像を期待して観た「キングとかホラーが好きなわけじゃない只の映画好き」が観たら「なんだこりゃB級ホラーやん」としか思わなかっただろうし、そんな諸々が原因でヒットしなかったのか?というのが俺の推測。
いつもよりネタバレが激しいので御注意。あと何故かいつもより異常に長め。
REDRUM
😺本作は多分キューブリック版『シャイニング』の続編というわけじゃなく「原作小説『シャイニング』の続編である小説『ドクター・スリープ』の映画化」という感じみたい。本作を観た感じでは原作のキングっぽい雰囲気で進んでいくが、オーバールックホテルはキューブリック映画版のデザインそのままだし、回想シーンに出てくるダニーの父や母も若い時のジャック・ニコルソンやシェリー・デュバルと似てるし全く同じ背格好や服装で出てくる。ダニー父からダニーを庇って殺された黒人男性ディックなどは本人そっくりの俳優が演じている。またキューブリック版のホテルでお馴染みの〈エレベーターから出る血の濁流の幻覚〉〈働くばかりで遊ばないタイプライター〉〈狂った父が斧で壊したドア〉〈REDRUM〉〈廊下の先に立つ双子の幽霊〉〈237号室の腐ったババア〉などのキューブリック版でお馴染みの名場面も全部そのまま出てくる。
あとBGMも全て『シャイニング』の特徴的な効果音やBGMを使ってるので、『シャイニング』刷り込み効果によって普通のホラーより面白さが2割くらい増してる気がする。
といった感じで原作のB級ホラーっっぽいキングの感じでストーリーは進んでいくが、キューブリック版の意匠もふんだんに取り入れられてるので、映画と小説どちらの続編としても観れるようになっている。
この物語は、主に三人の超能力者をメインに描かれる。
1980年『シャイニング』で描かれた〈オーバールックホテルでの惨劇〉の後、ダニーと母ウェンディはフロリダで暮らした。現在閉鎖されたホテルの亡霊はダニーに取り憑いていた。ダニーは、死んだ師ディックの亡霊が教えてくれた超能力〈シャイニング〉のパワーで、ホテルの亡霊たちを心の中の箱に封印した。
30年後、中年男性になったダニー・トランス(ユアン・マクレガー)は超能力〈シャイニング〉を抑制するため父と同じく酒浸りになっていた。それを克服するため小さな町に移住しアルコール中毒支援団体に通いホスピスの従業員として働く。そしてダニーは、死ぬ寸前の患者のベッドに訪れる不思議な猫アジーと共に〈シャイニング〉の力で患者を慰め〈ドクター・スリープ〉と呼ばれるようになる。……ちなみにこの猫は、老人ホームで死ぬ2時間前に老人の元に訪れる実在するセラピー猫オスカーのエピソードを元にして……というかそのまま使ってる。 オスカー (セラピー猫) - Wikipedia
一方、黒人の少女アブラは、ダニーをも凌ぐ強力な〈シャイニング〉の持ち主だった。アブラとダニーは遠く離れた場所に住んでいるがシャイニングを使って長年、交信を続けていた。
アメリカ全土を移動しながら暮らすヒッピーのような集団が居た。ローズ(レベッカ・ファーガソン)を首領としていた、この集団は〈シャイニング〉能力を持つ子供を拷問することで苦痛を伴って出る生気を吸う事によって何世紀もの間、生き永らえていた半不老不死の邪悪な吸精鬼集団だった(また、彼女らも全員シャイニング使い)。
ローズたちが子供を拷問殺人する現場を〈シャイニング〉でアブラは目撃し、ローズもまたアブラの事を知覚した。ローズ達はシャイニング使いの子供の生気を定期的に吸っていないと不老不死を維持できないため強力なシャイニング使いであるアブラを標的にする。
アブラは、ローズたちの蛮行を止めるためダニーに協力を求め、ダニー&アブラの正義のシャイニング使いとローズたち悪のシャイニング使いとの死闘が切って落とされた!
『シャイニング』の続編って事と、序盤のダニーの落ち着いた半生描写などを観てて「心霊との闘いを通して弟子を育てながら『シャイニング』のトラウマを克服する、しっとりしたホラーかな?」と思ってたら、激しいサイキックバトルに突入するのが意外で面白かった。
そんな感じで前半は、ダニーやアブラの私生活、ローズたちの連続殺人などを描いて「シャイニングとはどんな能力か、ローズたちの存在は何か」を、かなりじっくり描いていく。この時間はかなり長いものの、ダニーの半生は、それだけで一本の映画作れそうなくらい濃厚なので一切退屈せず観れる。また本作は全体的に時間がかなり長いが、「IT」みたいにダレることなく面白く観れる。超能力〈シャイニング〉だけじゃなく丸っきりヴァンパイアみたいなローズ達という非現実的な存在を染み渡らせるにはある程度時間かけないと無理だろうしね。このローズ達……「他人のシャイニングを吸って何世紀も生き永らえてる半不老不死の邪悪なシャイニング使い」という存在は、幾らなんでも突飛すぎるので割と好みが別れる。俺の予想だが「ホラーあまり観ないけど映画的に優れてて格調高い『シャイニング』だけは好きで続編って言うから観た」という映画ファンは、恐らくこのマンガみたいなローズたちの存在を受け入れがたいと思われる。
僕も観てたら割とそういう気持ちが湧いてきたのでキューブリック版『シャイニング』じゃなくて本作を観る眼を、キングのホラー小説やB級ホラー脳に切り替えて観た。
そもそも『シャイニング』の本質は、映画的に格調高い部分を取り去ってしまうと「お化け屋敷の中で、発狂したハゲのオッサンが斧持って追いかけ回してくる」というB級ホラー映画っぽい筋だった事を思い出してみよう。そうすると充分、続編である事が受け入れられる。ところでローズ達は前半、ロリコンのオッサンを狩る少女アンディを仲間にするくだりがやたら長かったね。あれは「ローズ達はこういう人たちです」という事を分からせるためにじっくり描いてたのかね。アンディ役の女優は凄くミュータントっぽい良いルックスしてるのでX-MEN映画にすぐ出れそうな感じ。
さて登場人物紹介や〈シャイニング〉などの説明も終わった中盤では、ダニー&アブラ vs.ローズ達によるサイキックバトルが描かれるのだが、ここが凄く面白い。
全員〈シャイニング〉使いなので「超離れた場所からの視認」「脳をハッキングし合う」「遠隔サイコキネシス」など、遠く離れた相手とシャイニングで闘う様子は、ハッカー同士の電脳戦を生身でやってるみたいで凄く面白い。今まで映画で描かれた超能力バトルは『AKIRA』っぽい視えないエネルギーフィールドを発生させるものや発火能力や電撃能力など単純なものばかりだったが本作の場合「何百kmも離れた相手の脳をハッキングして居場所や弱点を探る」という序盤戦が凄く面白い。
ローズが幽体離脱して上空を飛びアブラの街に探りに行くシーンも凄く幻想的。
「自分の脳内は宮殿」だと嘯くローズは、市役所の書類棚のように描写されたアブラの脳内を探る、しかしそれはアブラの仕掛けた罠でローズは自分が馬鹿にしたばかりのアブラの書類棚によって手を挟まれ、その間にアブラがローズの「宮殿」に侵入しローズのことを探る……この遠隔サイキック・バトルがスリリングだし、ダニーと同僚がローズの不死身の仲間たちを待ち伏せして皆殺しにする爽快なシーン、ダニーが誘拐されたアブラに乗り移って自分が乗ってる車ごと交通事故を起こして敵の幹部をブッ殺すシーンなど、中盤でのサイキック・バトルはどれも面白くて「これはキング原作映画でトップレベルに面白いのでは?なんで話題にならなかったんだろ」と思った。
後半は一人残ったローズとのラストバトル。ローズは備蓄してあった〈シャイニングの生気〉を全て吸ってフルパワー・ローズとなる。
フルパワーになったローズは、めちゃくちゃ強くなったと思われる。
……だがフルパワーになったローズのパワーを見せる場面がないのであまり伝わらない)。終盤の展開を観て「何となくフルパワーのローズの方がダニー&アブラより……強い……のかな?」と、こちらが歩み寄ってやっと汲み取れることであって、正直ローズってあんまり強く見えない。 というのもローズは中盤の遠隔サイキック・バトルで、アブラにボコボコにされているので、ここまで観てたら「ローズ=アブラやダニーの方がずっと強い」という格付けになっている。その後「フルパワーになったからローズの方が強い」って事なんだろうが、さっきも言ったように強くなったと思われるローズの力試しする場面がないのであまりそう思えない。だから中盤の遠隔バトルでアブラにやられるのはローズの部下とかにすればよかった気がする。それにローズを演じるレベッカ・ファーガソンは凄い美女ではあるが、個人的に「凄い美人だけど普通の人間」という印象が強い……『ミッション:インポッシブル』でいつも必死こいて闘ってるのを観てたせいかな?……だから、あんまり「超自然的なパワーを持った不老不死の超人」って感じがあんまりしないんですよね。「凄い美人女優のレベッカ・ファーガソンが超能力者の役をしてるなぁ」という感じが最後まで抜けなかったと言うか。アブラは、瞳がでかいというより瞳の幅が凄く広い不思議な黒人美少女で、賢そうだし何となく超能力者に見える。ダニーはオビ=ワン・ケノービだから超能力持ってて当然ですよね。美人といえば、ローズ以外にもダニーの母ウェンディとかアブラの母親とか全員、顔が薄くて主張が少ない痩せた白人美女なんだよね。冒頭でダニーがワンナイトラブするチョイ役のどうでもいいシングルマザー役ですらスーパーモデルみたいなレベルの美女で「みんな綺麗だけど前時代的なキャスティングだな」と思った。別にどうしてもそれが嫌なほど文句あるわけじゃないし美しい女性は僕も勿論好きだけど、とにかく現実味のない白人の美人ばかり起用してるのが古いよね。
まぁとにかくダニーは忌まわしきオーバールックホテルでローズを迎え討つ。
自分たちのシャイニングではフルパワーのローズには勝てないから、この人間を無差別に喰らう悪霊てんこ盛りホテルでなら勝機がある、という事か。
「バケモノを倒すにはバケモノにぶつける!」という『フレディvsジェイソン』とか、『フレディvsジェイソン』をパクった『貞子vs伽椰子』と同じやり方だ。
フィクション的には「ダニーが過去のトラウマを完全に消し去って世界を浄化する」という意味合いもある。
対決の前にダニーは忌まわしくも懐かしいホテル内を巡り、ボイラーを作動させて電力を巡らせ、霊たちも呼び起こしてホテルそのものを長い眠りから目覚めさせる。
かつて父ジャックが亡霊のバーテンダーから酒を買っていたラウンジのバーカウンター、そこでは死んでホテルに取り込まれたジャックがバーテンをしていた(若い時のジャック・ニコルソンっぽい俳優が演じている)。父と話すダニー。
ローズを迎え撃つダニーは、自分を追いかけ回した狂った父が持っていた斧を装備(まるで聖剣みたいな扱いで斧にクローズアップするのが面白い)。
アブラの幻術でローズをあの懐かしい雪の迷宮に誘い込むがフルパワーになったローズには通用せずダニーはアブラを逃してローズに立ち向かう。だが2人でも勝てなかったローズにダニーが勝てるわけもなく防戦一方。ダニーは切り札として今まで何年もかけて自分の心の中の箱に封印していた〈オーバールックホテルの悪霊〉たちを全て開放。双子の幼女、237号室のババア、盛会じゃよおじさん……オーバールックホテルの悪霊に喰い殺されるローズ。「子供の時のダニーが封印できた霊よりもフルパワーのローズの方が強いじゃないの?」と一瞬思ったが……まぁ今は悪霊のホームであるホテルに居るから地形効果によって悪霊たちも強くなってるんだと思うことにした。
ローズを倒したのは良いが、今度はフルパワーのローズよりも強い悪霊達が野放しになった。取り憑かれるダニー。
このままではアブラを殺してしまうと思ったダニー、しかしこんな事もあろうかとボイラーを暴走させていたダニー。悪霊はダニーを操ってボイラーを止めようとするがダニーはそれに抵抗。その間にアブラは脱出。かくしてダニーの自己犠牲でホテルは悪霊ごと炎上。
筋は通ってるんだけど、ここは「ダニー、別に死ななくても良くね?」と乗れなかった。読んでないけど検索したところ原作ではダニーは死なずアブラの良き師匠、仲良しのシャイニングおじさん〈ドクター・スリープ〉として生き残るハッピーエンドらしい。絶対こっちでいいだろ。「弟子のために師匠が犠牲になる」というのは定番だけど、ダニーは「アブラの師匠」というだけのキャラじゃなく、ダニーには彼個人だけのストーリーラインもあって暗い半生から老人の死を癒す「ドクター・スリープ」という新しくポジティブなアイデンティティも手に入れてやっと人生が始まった感じだし、生き残らないと「ドクター・スリープ」という映画のタイトルも意味薄いよね。僕は「映画は、主人公とか師匠や年長者は死んで終わった方ほうが物語が締まるから良い」と思うタイプだけど、このダニーの場合は死なないほうが良かった。殺すのであれば序盤の「ダニーがドクター・スリープと呼ばれるようになる」くだり全部要らないだろ、その辺全部カットして「荒んだ生活送ってたダニーがアブラと出会って悪と戦ってトラウマやホテルを浄化して死ぬ」って感じで良いしタイトルも変えればいい、序盤のドクター・スリープ展開を残すなら生き残った方が良い。
また、待望のオーバールックホテルを舞台とした後半のラストバトルであるが、強引な理屈付けていざ本当に来たところで思いのほか盛り上がらなかった。というのも、ここで迎え撃つのはローズ一人だけだし、中盤までの弱いローズならともかくフルパワーになって強化されたローズは達観してるので、血の濁流とか雪の迷宮などを見ても「ふーん……」って感じで全くビビらないので盛り上がりに欠ける。ここもまた、ローズを格落ちさせたくないのならローズの部下たちも連れて来て、ローズの代わりにそいつらがオーバールックホテルに阿鼻叫喚でくそビビりまくったり食われまくる様を描けばよかったのではないか?
また皆大好きな幽霊たち……〈双子の幽霊〉とか〈「盛会じゃよ」おじさん〉とか〈237号室の腐ったババア〉もオールスターで登場する(おじさんとSEXしてたぬいぐるみだけ何故か出てこなかった)、あまりに短時間の間に次々と登場するしローズもダニーもアブラも誰も幽霊にビビらないので何だか「『シャイニング』のアトラクションに来た」くらいにしか感じなかった(やっぱりビビったり殺される雑魚たちが居て欲しかった)。だから終盤は残念ながら同人誌的展開の域を出ませんでしたね……しかも〈237号室のババア〉に至っては劇中、3、4回も出てくるからね。幾らなんでも何度も出て来すぎだろう!もはや〈237号室のババア〉も大事な仲間とすら思えてくる。満面の笑顔の監督が「彼らにまた会いたかったよね?!」と次から次へとシャイニング幽霊を出してもてなしてくれてるみたいで「ちょっと……やめ……」と、観てるうちに段々恥ずかしくなってきた。というか「新鮮味がないな……何でだろ?」と思ったらオーバールックホテル再訪は既に『レディ・プレイヤー1』で念入りにやってて二回目の再訪だからね。もうアトラクション感が満載なわけだわ。
というかダニーやアブラや、正義と悪のサイキックバトルなどの新しい物語がせっかく面白かったのにオーバールックホテルに来て一気に盛り下がった。これなら来なくてよかったよ。来るとしたら、現実のオーバールックホテルは既に取り壊されてて「ダニーの心の中に封印してあるオーバールックホテル」にローズを封じ込めて自分たちもその異空間の中に入って闘う……とかそんな感じで良かったんじゃないだろうか。どうしても現実のホテルに行くんなら、さっきも言ったようにホテルや幽霊にビビってくれる雑魚たちを出すべきだよね。
後半や結末に不満はあるが、中盤まではかなり面白い超能力映画でした。
ここ数年、古い人気作の続編、リブート、リメイク……などが多発してて、もれなく爆死している。それらには本作みたいに接待ファンサービスは必ず入ってて「おっ懐かし……」とは一瞬思うけど、それが何かクリエイティブなことに繋がるわけでもなく何となくただ恥ずかしいだけで終わることが多いってよくわかった。「なにもかも……懐かしい……」みたいな気持ちになるの嫌いなんだよ、ジジイみたいで気色悪いだろ。懐かしさしか楽しみがないならもう終わりかけてますよね。ここ数年の続編だのリブートなどでも良いと思った作品や、良くはなかったけど作品内の僅かな良い要素だと思ったもの(カイロ・レンとか)とかって、全部旧作とはあまり関係ない新しい要素とか描き方だったりしたしね。凄く良かったのって『マッド・マックス 怒りのデスロード』みたいな殆ど丸っきり新しくなってるものだけだし。だから懐かしいものとか、そんな感情は全部クソ。そんなもん有難がるくらいなら死んだほうがマシ。その時にはホスピスの猫が俺のベッドに寝始める時。
REDRUM
そんな感じでした
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