gock221B

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『トムとジェリー』(2021)/「トムとジェリー」大好きだが、いくら何でも温すぎて眠くなった……🐱🐭👱🏻‍♀️

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原題:Tom and Jerry 監督:ティム・ストーリー 原作:ウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラ 製作国:アメリカ 上映時間:101分 シリーズ:『トムとジェリー』関連長編映画15作目

 

 

 

ウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラが創作した1940年から続く猫のトムとネズミのジェリーが仲良く喧嘩するアニメーション。僕の幼少期の夕方に全国の地方局で繰り返し繰り返し再放送されてたらしく僕が住んでた広島県でも『トムとジェリー』と『一休さん』が交互に、永遠に放映されていた。今調べたら僕が観てたのは〈ハンナ=バーベラ第1期(1940年 - 1958年)〉にあたるらしい。80年前のアニメと考えると凄い。しかし美術や動きなど全て凄まじくて音楽もアニメの動きに合わせてフルオーケストラが流れるというのも凄まじいし後に放映された新しいトムとジェリーの数々よりも断然、この最古のやつが一番ゴージャスで凄い。個人的には第一期トムとジェリーはディズニーとかより凄いとさえ思う。古い作品なのでネイティブ・アメリカンなど今観るとどうかと思う部分はあるものの何から何まで凄い上に言語がわからなくても面白いし個人的には文化財に登録すべきだとすら思う。バーベキューやハムとか飲み物とかも最も食い物がうまそうなアニメとも言える。今思えば幼少期にこれ観てたおかげでアメリカのアニメとかアメリカ文化への興味が自分の中に生まれた気がする。子供というのは気に入ったもの以外認めない頑固さがあるもので、この最古のやつを好きになりすぎて他のは一切観てない。長編映画としても今調べたら何とこれで15作目らしいが一本も見てない。
この監督の作品のうち自分が観たのはFOX版『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)とか『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)とか『シャフト』(2019)など「別にムカつかず最後まで一応観れるけど特に良いところも殆どない」って印象の映画ばっかりだな。めちゃくちゃほどほどって感じのものばかりだ。その人がトムとジェリー撮るんだからもう何となく想像はつくがトムとジェリーも主演のクロエ・モレッツも好きだし一応観ることにした。

 

 

 

『ロジャー・ラビット』みたいに、実写の現代社会で昔のカートゥーン……アニメのキャラクターが出てきて人間とそのまま絡むタイプの映画ね。鳥とか魚もアニメになってる。
経歴詐称してNYの高級ホテルに務め始めたクロエ・モレッツが「ホテルに住みついたネズミのジェリーを猫のトムと共に追い出してホテルで挙式を挙げるセレブカップル夫婦の結婚式を成功させたい」と奮闘するのがメインストーリーで、トムとジェリーの仲良く喧嘩する様が繰り広げられる。ブルさん(スパイク)とかトムさんがよく好きになりがちな白いメス猫とかトムさんと小競り合いしがちな赤い猫なども出てくる。そういえばジェリーの従兄弟のちびネズミは出てこなかったような……?
だけどファミリー向け映画とは知って観に行ったものの幾らなんでもあまりにもファミリー向け過ぎて死ぬほど眠くなった。いや、ファミリー向けのせいじゃなくて、やっぱり監督のせいかな。劇中のトムとジェリーは確かに大昔のゴージャスなアニメ版であった定番の芸術的リアクションしてくれるのだが「でも、それなら昔のゴージャスなアニメ版を観ればいいだけでは?」という気持ちにもなった。
映画館に行ったらスクリーンの中で新しいスタッフがスマホを持ってて、カメラがそのスマホにクローズアップしていくとYOUTUBEトムとジェリー名場面をスクリーンで見せられてる……という気持ちになったというか……わかる?言ってる意味。

 

 

 

終盤の終盤、クビになったクロエ・モレッツのため喧嘩ばかりのトムとジェリーが力を合わせる。そしてクロエ・モレッツも仲が悪かったマイケル・ペーニャに協力を頼み、意地悪だったペーニャも協力する。
そんな感じで喧嘩ばかりのトムとジェリーの共闘と、不仲な人間キャラ同士の共闘もシンクロする……これは結構、映画のテーマになりうるなと思った。こんな残り5分くらいじゃなくてもっと第二幕くらいからこれをテーマに押し出してれば眠くならなかったのでは?と少し思った。
そんな感じで「トムとジェリー」もクロエ・モレッツも好きなのにも関わらず、ぬるい作品だった。やっぱり観る前に懸念してたが、この監督の毒にも薬にもならず面白くもない温い作品がまた一つ増えた。
それにしても本作のホテル従業員の格好したクロエ・モレッツは過去最高くらいに可愛かった。彼女は「子役特有の童顔&アニメのキャラみたいな表情&グラマー&死ぬほど脚が長い」……という非現実的なスタイルしてますよね。彼女本人は好きで出演作は一応チェックするのだが、所属事務所の作品選びが下手なのかクロエの出た作品は殆どつまんない。次こそ面白い映画で良い役してほしい。
トム&ジェリーの2人は「幼い時のイマジナリーフレンドに久しぶりに会った」感じはあった。しかし2人を実写で「現代」で上手く活躍させるってどうしたらいいんでしょうね?……ごめん、全然思いつかんわ。ピーターラビットとかくまのプーさんとか何とかって名前のクマのアニメは成功したっぽいけど、どれも観てないからわかんないわ。今度、同じく実写とアニメの融合である『スペース・ジャム』の続編ももうすぐ公開されるね、あれはバスケが軸だからスポーツもののストーリーを柱にすればいいから楽だな。まぁ話すこともうないから終わるわ。つまんない感想ですみませんね。とりあえず最古の「トムとジェリー」は今観ても名作なんでオススメです。

 

 

 

 そんな感じでした

🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️🐱🐭👱🏻‍♀️

Tom and Jerry (2021) - IMDb
映画『トムとジェリー』オフィシャルサイト | 2021年3月19日(金)公開

【ワーナー公式】キャラクター|トムとジェリー|トップ
トムとジェリー【公式サイト】|ワーナー・ブラザース
トムとジェリー | 番組詳細 | カートゥーン ネットワーク

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