gock221B

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『ゴジラvsコング』(2021)/荒唐無稽さを荒唐無稽な舞台で相殺したり時には綺麗に整地したりするし楽しかった☢️🦍

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原題:Godzilla vs. Kong 監督:アダム・ウィンガード 脚本:エリック・ピアソンほか
製作会社:レジェンダリー・ピクチャーズほか 
作国:アメリカ 上映時間:132分 
シリーズ:
ゴジラ」シリーズ。モンスターバース4作目。キングコング」シリーズ

 

 

 

何故か理由は自分でもよくわからんが昔から怪獣自体への興味が薄い上、本作の予告編を観た時にコングの気持ちがわかる幼女が出たりコングが武器持ってるの観て何だか期待が一気にしぼんだままだったのでレンタル始まっても観る気が起きなかったが前3作も感想書いたからこれも書かないと収まり悪いので仕方なく観たら意外と面白かった。
完全にネタバレあり

 

 

 

☢️🦍前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)にて、ゴジラ怪獣の王となった事で怪獣戦国時代を平定し地球に平和が訪れ5年後の2024年

☢️怪獣達によるグレートリセットを目論んでいた故エマ博士の娘、マディソン・ラッセ(ミリー・ボビー・ブラウン)は、平和をもたらしたはずのゴジラが再び暴れだした疑問を、怪獣の調査を行う研究機関”モナーク”に所属する父に訴えるが相手にしてもらえない。そこで友人ジョシュと共に陰謀論ポッドキャスターのバーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)に協力を求める。バーニーは巨大テック企業”エイペックス・サイバネティクス”が何かの機械を使ってゴジラの暴れに関与しているのではないか?という陰謀を配信していたのだ。マディソンらは香港にあるエイペックスの研究所に辿り着く、そこでは前作で死亡したキングギドラの頭部を使って開発した対ゴジラ兵器”メカゴジラ”の調整が行われていた

🦍『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)1973年、モナーク”は髑髏島にてコングを発見、ゴジラとコングが太古から因縁のライバルだと知っていたモナークは、髑髏島にコングを隠しゴジラと鉢合わないようしていたが数十年経ったコングはゴジラ並に巨大になってしまい新天地に移す必要があった。コングを観測していた元モナークの地質学者ネイサン・リンドアレクサンダー・スカルスガルド)は同僚アイリーンレベッカ・ホール)や、アリーンが保護したコングと意思の疎通が出来る現地民の少女ジアらと共に、エイペックスの援助を受けてコングの故郷である地球の内部へ続く南極の大穴を目指して航海するコングとモナーク一行だったが、髑髏島から出たコングを察知したゴジラの強襲を受ける―

そんな話。

エイペックス社がゴジラを殺したい理由は「怪獣が人類の上位に存在してるのが我慢ならん」という傲慢さからのようだ、あと怪獣乱世の方が儲かるし怪獣を制した後に覇権を握れるとか……そんなとこ?
そんなエイペックス社の陰謀がベースで、コングは髑髏島から出て色々アドベンチャーするのでその行く先々でゴジラち何度かぶつかる感じ。
「○○ vs.○○」という対決ものは、そのタイトルの割には大抵、対決せずすぐに共通の敵を見つけて共闘しがちというのがあって勝敗はつかないのが定番。とはいえ子供の時からトップ同士の勝敗がついてしまうと、その後が続けられないし「勝敗つけろ!」などとは思っていなかった」。プロレスも好きだったしスタン・ハンセン vs.ビッグバン・ベイダーのように激しいぶつかり合いの果てに場外乱闘で終わるのがベストだとも思ってる。その点、本作の監督は「勝敗つけるよ!」とか言ってたから「本当に大丈夫か?そんなこと言って……別につけなくていいけど無理するな」という気持ちだった。
蓋を開けてみると、どちらかが勝つ対戦が3回行われた後、対メカゴジラに対する共闘という4回戦目でシメるというものだった。ゴジラを日本から借りてるせいかゴジラが勝つ方が多い、そして負けが多いコングも「幼女や世話になってるモナークを護いながら戦ってるから不利」というのも考慮できるので特別弱くは見えない。双方が死なない程度に勝ちを繰り返しつつ共闘ラストバトルしたのは丁度いいかも。
しかも観る前はコングが斧という武器を持ってるのが嫌だったが、いざ観てみるとゴジラの放射熱線を腕で受けたらゴジラが弱く見えちゃうだろうし放射熱線を防御して戦いをスムーズにしていた。またコングがゴジラを倒すのが気に入らんゴジラ勢がいたとしても「斧があったから……」と思って勝敗を玉虫色にする事ができる(とにかく決定的な格付けさせないために言い訳を用意して勝負を決めるのが肝要)。そしてラストでゴジラとの合体技を可能にするという3つも役立ちポイントがあったので納得せざるを得ない。

 

 

☢️
人間キャラは、前作から引き続き主演したミリーボビー氏演じる主人公が、怪獣天下を獲ったはずのゴジラが無意味に繰り返す破壊を不審に思い、同じ気持ちを抱いて調査している陰謀系ポッドキャスターの大柄黒人男性と自分のこと好きな大柄男子というダブル大柄を引き連れ、エイペックスを探る。エイペックスのハイテク貨物に入ってしまって香港まで超速で飛ばされたりとアミューズメントパークのライドのように最前線に飛ばされまくって話を引っ張る。怪獣ものやパニック映画は自然とこのようなライド型映画になる、これはスピルバーグが作った展開だった気がする。
ミリーボビー氏のキャラは「冷静に考えたら何でこんな子供がゴジラの最前線に立ち会いまくるんだ」と思わされるが彼女の父親は役に立たないキャラだしミリーボビー氏が何時ものようにスターの輝き(凄み)を発してたから疑問はあまり湧かずに鑑賞できるし彼女が作品を引っ張ってる気がした。大柄の陰謀論ポッドキャスター役をしてたのは『エターナルズ』(2021)のファストス役も良かった今一番来てる大柄黒人俳優の彼だった。そんな彼が陰謀論ポッドキャストをしてるのだから最高のキャラと言える。それにしても最近、主人公をサポートするキャラで陰謀論者やポッドキャスターのキャラが増えたね。大抵ヤバい変人おじさん、もしくは変わり者少年キャラだが根は優しいし実は真実を追ってたというパターンが多い。”変な男”やオタクキャラを無理なくヒーローにすることが出来るし重宝されるジョブなのもわかる。ミリーボビーが好きだから同行せざるをえない大柄男子は『デッドプール2』(2018)でデップーに保護されてた大柄男子の彼。しばらく見ない間に大きくなってた。彼は常識人ポジションとしてリアクションするのとメカゴジラにエラーを起こして隙を作るためのハッカー役。
三人は良いチームだった(以降、仮に”ゴジラチーム”と呼ぼう)。

🦍
一方、”コングの気持ちがわかる幼女”を要してコングと意思疎通できるようになったモナーク一行はコングと共に髑髏島→地球空洞世界→香港と、上手いことアドベンチャーを展開させる。本作のコングは会話もできるし道具も使うし殆ど人間みたい。昔のキングコングはやたらと女が好きで匂い嗅いだりと気持ち悪かったがこのシリーズのコングは男らしくてイケメン。それでも前作では「あっ!女だ!」と反応してたが本作では幼女がその役割してたせいか女好きっぽい雰囲気を上手く脱臭できていた。そう考えると最初は嫌だったけどコングの気持ちわかり幼女を出すのも上手いやり方だったのかも。空洞世界に降り立って襲ってきた飛行怪獣を倒して首引きちぎってちょっとだけ食ってタンパク質を摂取してすぐ捨てたり、すぐドラミングして自分が王だと誇示する感じ……素直にカッコいい。今こんなガキ大将キャラを人間でやってもウケるわけないので(ソーもハルクも面白キャラにならないと生き残れなかった)こういうキャラは今後、怪獣でしか観れないのかも。そう思うと怪獣映画の魅力が段々わかってきた気もする。
このモナーク勢akaコングチームは、キャラの魅力的にはゴジラチームに劣るが、アニメ好きらしい監督が『新世紀エヴァンゲリオン』での弐号機 vs.魚の使徒をモデルにしたに違いない海上でのゴジラ vs.コング第一回戦や、地球の内部世界などのアドベンチャー要素が楽しかった。ゴジラチームは基本エイペックス社のクラブのDJブースのような奇怪内部に居るのでコングチームはロードムービー的な楽しさを提供してくれた。ゴジラチームはインドア、コングチームはアウトドアだ。
「地球空洞説」は僕も大好きな都市伝説だし凄く楽しかった。コングの先祖が作ったらしいゴジラの背びれで作った斧とかも凄い。この中盤はゴジラとコングの対決や、メカゴジラが出る以上に荒唐無稽な感じが良かった。作品内の色んな無茶苦茶な事象に、更に無茶苦茶な舞台設定をぶつけて中和した感じで非常に大胆な映画だ。どこから来たかわからん怪獣達の故郷を空洞世界にしたのも説明が一発で済むので時短になっていた。

そういった本作の上手い脚本を書いたエリック・ピアソンは、ソーとハルクが対決する『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)『ブラック・ウィドウ』(2021)の脚本書いた人で、他にも無数のMCU作品のスクリプト・ドクターしてMCUの脚本の交通整理を多くしてる人という、今もっとも無茶苦茶な話をまとめるのが上手い人だから抜擢されたんじゃないだろうか。

☢️🦍
メカゴジラに搭乗しては白目を剥く奇っ怪な役を演じた小栗旬は前作で死んだ芹沢教授(ケン・ワタナベ)の息子。小栗旬は英語が上手くなかったのか、ろくに喋らない上に出てくる度に白目剥いてるだけだから何考えてるのかよくわからない。まぁ父の復讐だろう多分。メカゴジラが試運転のためにスカルクローラーと対戦して熱線を吐いて倒したら射精感つよい悦楽笑顔を見せるのもヤバい。芹沢教授もゴジラのために命を捧げて人類を護った凄い奴だったが、最初から怪獣に支配されることに愉悦を感じている雰囲気もあったヤバいおじでもあった、父と真逆でゴジラを憎んではいるが、そのヤバさは父親譲りのようだ。
ゴジラ&コング組 vs.メカゴジラの対戦時の小栗旬メカゴジラAIに感電で殺害され白目剥いて死んだっぽい。唯一の仕事であるメカゴジラ操縦もメカゴジラ本人に奪われた小栗旬。以降は死んだからもう映らないが、ゴジラ&コング組にブチ壊されるメカゴジラのコックピット内に白目剥いたまま絶命してる小栗旬が座ってるのを想像したら可笑しくなって笑顔になれた。このキャラの人間ドラマは多分スピード感アップのためにカットされたんだろうが最初から最後まで白目を剥いてるだけだったので「こいつは今まで一体何のために生きてたんだ?俺を笑顔にすること以外に……」と少し気の毒にもなった。

そういう感じで個人的に、割と常識的なノリだった『GODZILLA ゴジラ』(2014)が嫌いで、荒唐無稽に振り切って好きだった前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のノリを今回も引き継いでたので僕は気に入りました。
モンスターバースの中では本作が一番好きかな?観るまで絶対つまらんと思ってたけど、やっぱ観るまでわかんないもんだね。
というか前作も本作も楽しめたし結構このシリーズ好きかも!?しかもリアル路線よりもこういう荒唐無稽なものの方が好きみたい。何か最近の人気シリーズ……MCUや『マンダロリアン』はオタクっぽい緻密さがあるものばかりで僕はそっちばかり観てたのだが、そっちでは味わえない荒くてざっくりした娯楽!って感じの面白さが、このモンスターバースや最近好きなジェームズ・ボンドでは感じられて逆に凄く新鮮。次は映画館で観ようかな。
このシリーズは今までギリギリ続編作れる程度のヒットだった気がするが、本作はコロナ禍の中にも関わらず大ヒットしたっぽい。だから今後も続くっぽいね。ちょっと前まで好きかどうかわかんなかったが今後は応援していこうかな。

 

 

 

そんな感じでした

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Godzilla vs. Kong (2021) - IMDb

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