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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)/スゴいね気功♡


原題:九龍城寨之圍城 監督:ソイ・チェン 脚本:オー・キンイー、ソン・クワンシン、チェン・タイリ、ジャック・ライチュン アクション指導:谷垣健治 音楽:川井憲次 制作:ウィルソン・イップ、ジョン・チン 撮影:チェン・チュウキョン 編集:チュン・カーファイ 原作:余兒 『九龍城寨』 製作&配給会社:寰亞電影 製作国:香港 上映時間:126分 公開日:2024.5/1(日本は2025.1/17) シリーズ:九龍城砦トリロジー第一作目 英題:Twilight of the Warriors: Walled In

 

 

今はなき九龍城砦を舞台としたアクション映画。
九龍城砦 - Wikipedia
香港映画として歴代No.1の動員を達成して日本でも(映画ファンの間でだけ)ヒット中。原作は小説ならびに漫画らしい。
おそらく龍&秋&虎が陳占を倒したという本作で語られていた過去を描くのであろう前日譚を描く二作目『九龍城寨之龍頭(原題)』、最終章である3作目『九龍城寨之終章(原題)』の制作も決定したらしい。
おかげで久々に香港映画観れた。映画観る時って好きな監督とか俳優とか原作から辿って観ることが多いわけだが、香港や中国や韓国の監督やスターって少し知らないから一度観なくなると全く観なくなりがち。本作に出てる人もサモ・ハン以外知らない人たちだった。アクション指導が谷垣健治氏、音楽が押井守映画でお馴染みの川井憲次だったり劇中で日本文化(AVとか吉川晃司のカラオケ等)が出てくるので日本成分も割とあった。

ネタバレあり

 

 

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1980年代香港密入獄した青年、陣〈チャン〉(演:レイモンド・ラム)。
彼は黒社会のボス、大兄貴(演:サモ・ハン)と揉め事を起こし九龍城砦に逃げ込んだ。
不法移民であるため行き場のない陣だったが九龍城砦のリーダーである龍〈ロン〉兄貴(演:ルイス・クー)に拾われ、九龍城砦で働くうちに砦の住人たちに受け入れられて仲間たちと絆を結んでいく陣。
九龍城砦は龍のテリトリーで手出しできなかった大だが、ある日、付け入る隙を見つけ、九龍城砦へと侵攻してきた――

そんな話。
前半は、陣〈チャン〉が九龍城砦に溶け込みながら、龍に叉焼飯を奢ってもらったり住処を与えてもらったりして懐き、龍の右腕のカラオケ好き信一〈ソンヤッ〉(演:テレンス・ラウ)、九龍城砦の日本AVマニアのマスクマンという異常に情報量の多い闇医者・四仔〈セイジャイ〉(演:ジャーマン・チョン)、龍の義兄弟・虎兄貴の子分だが九龍城砦に入り浸っている十二少〈サップイー〉(演:トニー・ウー)らと友情を育む様が描かれる。
温かくてカッコよすぎる九龍城砦を堪能できる。
だが良い面だけではなく、ジャンキーの男がDVで女房を蹴り殺しても九龍城砦自体がイリーガルな存在なので警察に届け出できないなど負の面も見せる(ネガティブなシーンはここくらいだが、存在自体が違法の街なので当然街のあちこちの暗がりで良くないことは起きてるんだろうなと容易に想像できる)。
だが陣が他の四天王と知り合うのも、覆面を付けてジャンキー男を成敗しに行ったらたまたま同じことを考えてた他の四天王もマスク被って居合わせてた……というもので、女性がDVで死んでるシーンの悲惨さとは対象的に四天王がジャンキー男を成敗するシーンはヤンキー漫画的な爽やかなコミカルさがある。

中盤は、龍や彼の義兄弟の秋兄貴(演:リッチー・レン)、虎兄貴(演:ケニー・ウォン)。そして彼らが昔、協力して倒したというという恐らくかなり悪かったらしいギャング、そしてその右腕だった陳占〈チャンジム〉(演:アーロン・クオック)らの過去が少しだけ語られ、そして九龍城砦や義兄弟に付け入る隙を見つけた大一派の策略により九龍城砦に大の魔の手がじわじわと伸びてくる。
大の策略により攻めてきた秋と虎に主人公・陣が対抗する。秋と虎は大ボスなので当然部下を引き連れて来るのだが二人とも中国武術の達人でもあるので先頭になって陣に襲いかかってくる(この辺、三国志の武将っぽい)。
陣は仕方なく自衛のため秋と虎の一派を迎え撃つのだが思いのほか秋と虎をボコボコにするのがあまりに面白すぎた。しかも拳法の達人ばかりという設定のせいか秋も虎も白髪交じりの初老って感じのおじさま方なのにも関わらず、陣が秋兄貴の両足を持って引きずり回して秋兄貴を頭からコンクリートに突っ込ませて壁がぶち壊れたりする。ピチピチの若者である陣が秋兄貴を「白髪の初老をここまでボコボコにしていいのか?」というくらい無茶苦茶するので思わず声が出て笑ってしまった。そんな陣も蹴られて錐揉み回転しながら壁をぶち破ったり腹を刺されてグリグリされたりもする(ちなみにこの作品は1、2回、刺されたぐらいでは死なない)。
龍兄貴が割り込んで何とか一旦、秋と虎は引き上げる。

後半は、大兄貴の一派が乗り込んでくる。
そして映画の定番ではあるが手痛い敗北→復活して皆で力を合わせてのラストバトルを経ての大団円に向かう。
最後は陣たち仲良し九龍城砦四天王が気功術を操る大の右腕・王九〈ウォンガウ〉(演:フィリップ・ン)と、九龍城砦を活かして立体的なバトルを繰り広げる。
王九はヒャッハー的な戦闘狂的なヴィランで冒頭で陣を追う時も凄かったが、中盤のバトルでドスで刺されても気功で一切刺さらない描写などで「ん?」と思わせ、ラストバトルでも刃物や巨大コンクリートを食らっても気功で全て防御し、しまいには四天王全員合わせたよりパワーも上だったり振り下ろされた刀を歯で受け止めて噛み砕いたり(しかも3回くらい)して、もはや気功がどうこうといった問題ではない只の超人と化していく。なんか時間経過と共にどんどんバケモノ化していく感じが90年代香港映画というか『魁!男塾』などの80年代ジャンプ漫画っぽい(まぁマンガが原作だが)、80年代ロッド・スチュワート的な髪型やファッションやヒャッハー戦闘狂的なハイテンションも合わせて何だかたまらぬ敵だ。気功による防御力や怪力といったフィジカル面での優位性を持ってるにも関わらず両手マシンガンで追いかけてくる辺りも良い。
四天王は何で銃を買って来なかったんだろうという気もするが細かいことはいい。
陣たちも達人なので充分、超人なのだが王九は更に一、二段上の……別のマンガから来た超人みたいな感じ。
長いこと目にしなかったが改めて「気功」について考えさせられた。

過去回想で「陳占が秋の妻子を眼の前で惨殺した」とか語られるが回想の中の陳占はそんな悪人にも見えず、また龍と隠れて友情を温めてたり決闘の結末は直接描かれなかったりと色々と不明な点が多い。たぶん殆ど出番なかった陳占のボスである雷兄貴が諸悪の根源なんだろう。それは次回作で描かれる感じか。
若者キャラだと覆面闇医者で元カノがAV女優になってしまったらしき四仔が好き(3作目では絶対にAV女優になった元カノが出てくると思うので楽しみ)。オッサンキャラの中では出番少なかったが片目で喉も潰れてる虎兄貴が気になるオッサンだったので次回作ではたくさん見れたらいいな。

ちょっとあまりにも単純化された世界というか番長漫画とかヤンキー漫画的でシンプルな世界観すぎる気もしたが素直に最初から最後まで楽しかったです。
たっぷり観たはずなのに生き残ったキャラの活躍もっと観たい。続編が必要だな。
なんなら1キャラ1本づつの単独作が欲しい。

 

 

そんな感じでした

 


 

Twilight of the Warriors: Walled In (2024) - IMDb
Twilight of the Warriors: Walled In | Rotten Tomatoes
Twilight of the Warriors: Walled In (2024) directed by Soi Cheang • Reviews, film + cast • Letterboxd
トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

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