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『バレリーナ:The World of John Wick』(2025)/安地に敵来たり暗殺村とかドラゴボの気の押し合いみたいな火炎放射器など楽しかった


原題:From the World of John Wick: Ballerina 監督:レン・ワイズマン 原案&脚本:エメラルド・フェネル、シェイ・ハッテン 制作:チャド・スタエルスキほか キャラクター創作:デレク・コルスタッド 制作会社:87North Productions 製作国:アメリカ 上映時間:125分 公開日:Jun 6, 2025(日本は2025年8月22日) シリーズ:『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ

video-share.unext.jp“They killed my father. This isn’t done until they’re dead.”
大人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ。
第3作目『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019) と第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)の間の時系列。
※以下は、しばらく作品外の話なので映画の感想はバレエシューズ絵文字🩰まで飛ばしてください。
第3作目『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019) に出てきた「バレエと暗殺を教えて派遣する犯罪組織」ロスカ・ロマ、そのロスカ・ロマ所属の暗殺者をアナ・デ・アルマスが演じる。
この『ジョン・ウィック』ユニバースは、DC、MARVEL、SW、モンスター・ヴァースなど豊富な原作の中から紡ぎ出すタイプのシネマティック・ユニバースと違って『死霊館』ユニバースと同じで「作品内に伸びしろありそうなキャラや設定を出し、そこから後付け的に単体を出すタイプのシネマティック・ユニバース」。このやり方は「世界や相関図を拡張して沼らせる」というアメコミ系シネマティック・ユニバースとは違って「雰囲気や展開は大ヒットしたナンバリング・タイトルが担保してるから、ブランドを維持して分家させれば一定客を見込める」という商業的理由のためのシネマティック・ユニバース。 勿論、僕は面白ければ何だってOKです。👍️

主演アナ・デ・アルマスは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 (2021)での女性エージェントのパロマ役がウケてエージェント役が急増した。パロマは「ジェームズ・ボンドにナンパされても一切なびかずに戦闘だけをする」という反則キャラで、ハッキリ言ってボンドが「終わる男」として描かれたこともあり出演時間5分くらいだけど凄くよかった。何十年もの歴史を持つシリーズに出てシリーズのルールを破って「じゃあね!」と去っていく、ズルいでしょう。違う作品の主人公がふらっと遊びに来て好き勝手して去っていったようなもの、それを新キャラでやったんだから凄くズルい。ちょっとボンドに同情しちゃうけどボンドはボンドで初期作品で女性に色々酷いことしてたから時代の要請によりしっぺ返しされた感じか。
とにかくパロマはそのズルいやり方もあり魅力あったので起用された。
アナ・デ・アルマスは最近トム・クルーズと付き合ってるのでイーサン・ハント文脈も合わさってきてるし。

監督は、ケイト・ベッキンセイルの『アンダーワールド』シリーズ(観てない)を始めたレン・ワイズマンなので美人のアクションが上手いから?又はアクション人脈で起用されたのだろう(推測)。

マトリックス』(1999)でキアヌ・リーヴスのスタントマンをして彼と知り合ったチャド・スタエルスキが監督となりキアヌを主人公にした『ジョン・ウィック』(2014)を大ヒットさせた。
「愛犬をチンピラに殺された伝説の殺し屋がチンピラに復讐して、ついでにそいつの父親のロシアン・マフィアを壊滅させる」という、AV並にストーリーなしと言ってもいいくらいシンプルすぎる内容。

それよりもアクションに重心がいっており」「全編戦いっぱなし」「カッコつけずに銃を両手で構えて胸にピッタリくっつけるセンターマス」「状況は、狭い場での一対多が多く銃と格闘が一体となったガン・フーと呼ばれる様式美が出来た」「そんな状況なので銃撃も近接戦闘のトドメのような感じになり、敵を怯ませて胸に2~3発撃って確実に殺す」という華麗さはなく「必ず殺す」ことを主とした泥臭いスタイルだが、それを極めて一種のダンスのように様式美化されてウケた。
2000年代以降は、ジェイソン・ボーンシリーズのアクションが大流行して「クラヴ・マガやエスクリマで戦い身の回りの物を何でも使って戦う様を手ブレ映像で撮ってリアルさを増す」……というアクションが大流行した(特に手ブレ)。ジョン・ウィックシリーズは手ブレを止めて全体図で「誰がどこから誰に何をやってるか」をちゃんと分かりやすく見せた事が進化だと思う。同時期にルッソ兄弟MCU『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で割とボーンシリーズを『ジョン・ウィック』(2014)と同様に実践的な格闘をワイドな画角で分かりやすく見せた。

また本当に美しい景色や画になる建造物内部などを青と赤などの極端な照明で照らしたりしてリアルさよりも全編、夢の中みたいな幻想的な雰囲気にした。
設定も「一般人より殺し屋の方が多く見えるくらい殺し屋が多すぎる」「ホテル内で殺したら抹殺対象となるため中立地帯となる”コンチネンタル・ホテル”が世界各地にある」「掟を破った暗殺者には賞金がかけられ暗殺者に追われる、という鈴木清順的世界観」「世界の犯罪組織の上には”首席連合”という犯罪版ディープステートみたいな組織がある」などといった感じで漫画のような設定が後付けで追加されていった。どれもストーリーのためではなくアクションをより効果的に見せるための雰囲気作りに終始してそういう独自進化を遂げた、という感じ。

キアヌは「『ジョン・ウィック』シリーズは好きだけど膝が痛いしもうしんどいよ……僕もう60歳だよ」と疲弊してきているので4作目でジョン・ウィックは死亡(ただし、いつでも生き返れるように死の瞬間は描かなかった)。
フランチャイズを続けるには、キアヌ演じるジョン・ウィックの代わりが必要。
アマプラでコンチネンタル・ホテルのウィンストンを主人公にした『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』(2023)が作られた。これはストーリーほぼ無しでキアヌを酷使しまくる『ジョン・ウィック』シリーズと違ってストーリーも『ジョン・ウィック』シリーズよりはあるし大勢のキャラクターも出して展開したMCU作品っぽいドラマだった。観る前は「ジョン・ウィックが出ないシリーズとか……」と気乗りせず観たのだが……感想見てもらえばわかるが観たら面白くて観てる最中は「これ『ジョン・ウィック』シリーズより面白くない?ストーリーもちゃんとあるし」と凄く高評価だった、しかし観終わって一年経つともはや殆ど内容や主人公たちの顔すら頭から抜け落ちてきた。やはり〈ジョン・ウィック〉のようなシンボリックな主人公を中心に置かないと幾ら常識的な面白さを出してもシリーズを牽引するパワーはないなと思った。
そして次は本作。
「30代後半の人気俳優アナ・デ・アルマスがジョン・ウィックする」
これは「大スターで今も活躍してるが代表作に恵まれてないキアヌ・リーヴスが肉弾アクションに」という『ジョン・ウィック』(2014)の成り立ちを女優で再現しようとするタイプのスピンオフ。
アナ・デ・アルマスは最近トム・クルーズと付き合い始めたせいで、そのせいかトム・クルーズの若い時に凄く似てる(頬が妙に膨らんだ美形)。これは冗談ではなく、恋人や夫婦ってSES|Xしたり同じもの食べたり習慣や感情を共にしたり色々してるうちに物理的に本当に似てくるらしい。

ネタバレあり

 

🩰

 

 

本作の前提になる話
裏社会の掟を破り追われている伝説の暗殺者ジョン・ウィックは自分を育てた闇の組織〈ロスカ・ロマ〉に赴きディレクターを頼った。
『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)


幼い頃、父を殺された少女はバレエと殺しを教え、暗殺者として派遣する闇の組織〈ルスカ・ロマ〉に拾われる。
成長したイヴ・マカロ(演:アナ・デ・アルマス)は、バレエは上手くないが殺しは得意な暗殺者へと成長していく。
ある日、自分が殺した犯罪者の手にあった印が「父を殺した男たちの手に付いていたものと同じ」だと気づいたイヴは「それは危険な組織だし厄介な事になるからやめろ」制止するディレクター(演:アンジェリカ・ヒューストン)の制止も聞かず捜査を開始する。
イヴは、父が殺された直後に自分を拾ってロスカ・ロマに紹介してくれたコンチネンタル・ホテル・ニューヨークの支配人ウィンストン(演:イアン・マクシェーン)を頼り「同じ印を持った男ダニエル・パイン(演:ノーマン・リーダス)がコンチネンタル・ホテル・プラハに宿泊中」という情報を得てプラハに飛ぶ。
ダニエルに会ったイヴは、ダニエルの娘を連れ去った暗殺教団を追う。
そして組織の掟を破ったイヴに対してジョン・ウィックが派遣された――

そーいう事で、イヴが追う父の仇が暗殺教団。
イヴの母もイーサン・ハント演じるダニエル・パインもその教団の暗殺者だった。
暗殺教団は村全員が暗殺者、女性は村か出れず子を産み全員が暗殺者となって千年にも渡って存在していた。
……そんなこと、あり得るのか?一体いくつ恐ろしい闇の組織があるんだよという感じだが、このユニバースは「そういう夢の中みたいな世界」なので、ごちゃごちゃ言っても仕方ない。
作品に合わせて自分の観方を変えるのが苦手な人は「世の中色々辛いことあるが仲間を頼ったり裏切られたり色々ある……という現実世界の色んな”よしなしごと”を全部殺し合いアクションや全員闇の世界の住人へと変換して描いたバーチャル世界」のようなものだと思えば観やすいかも。
イヴの父(演:デヴィッド・カスタニェーダ)はロスカ・ロマの暗殺者で、暗殺教団の女性と結婚した。自分の娘イヴをそんな狂った村に置きたくないので連れて出て暮らしていたら暗殺教団に見つかって粛清された(母は村から出る時に既に殺されたらしい)。そしてロスカ・ロマと暗殺教団は互いに干渉しない関係となった。
そーいうこと。
そしてイヴは暗殺教団の暗殺村に乗り込み父の仇である主宰(演:ガブリエル・バーン)をブッ殺して、ついでにダニエルの娘を救う。
ダニエルの娘を救ってダニエル父娘を救うことは、かつて悲劇に遭った自分と亡き父を救うことでもある。
掟を破ることは一生追われることになる、しかしイヴにとってそれが人生の全てなので自分に懸賞金がつこうがジョン・ウィックが差し向けられようが、どうでもいい。
そういうシンプルな話。

 

 


ストーリーはそーいう感じだが、このユニバースのストーリーは舞台装置みたいな薄いもので主題はアクションの方にある。戦闘を大きく分けると

・イヴの父vs.暗殺教団
・イヴの暗殺者デビュー戦。大富豪の令嬢を護衛して超巨大クラブで戦闘
・一仕事終えた路地裏で手に印のある男との戦闘
・コンチネンタル・ホテル・プラハで、イヴ&ダニエル vs.暗殺教団
・武器屋で武器調達中に強襲してきた暗殺教団との戦い
・暗殺村で、イヴvs.暗殺村民
・暗殺村で、イヴ vs.ジョン・ウィック
・暗殺村で、イヴ vs.暗殺教団ラストバトル

うん、普通の映画だったら3回しかないアクションが8回ある。そのうち4回は長時間。

・超巨大クラブで戦闘
イヴの暗殺者デビューは大富豪の娘(演:チェ・スヨン元少女時代のスヨン)の護衛。『ジョン・ウィック』シリーズに出てきがちな今はなき新木場AGEHAよりデカい超巨大クラブでの戦闘。照明が当たって綺麗。他の客は殺し合う犯罪者たちを見てもめちゃくちゃ近くの客が「なんだぁ?」と見るくらいであまり逃げ惑ったりはしない。
「これは、そういう世界だから」という事を曖昧に伝える意味もある。
『ジョン・ウィック』(2014)でも『ジョン・ウィック:チャプター2』 (2017)でもクライマックスで巨大クラブの戦闘があった。現実的な場所がほぼ出てこない特殊な場所での戦闘が多い『ジョン・ウィック』シリーズにおいて巨大クラブは、容易に異界感を出すことが出来る公共の場所としてうってつけの場所なんだろう。
イヴは小柄な女性なので修行中に師匠ノーギ(演:カタリーナ・サンディノ・モレノ)に「相手の土俵で戦うな」と言われており、そのせいかジョン・ウィックと違って金的が多い。確かにこれなら一発KOできる……いや、逆転の発想で、だったらジョン・ウィック刃牙みたいに金的連発すればもっと強くね?絵にならないって?まぁ、いい。

・路地裏の戦闘
次のシーンは数カ月後、すっかりプロになったイヴ、トイレで最後の敵を倒して店を出る。途中でおびただしい敵の死体が。全てイヴが殺し終わった後。というこの「イヴはこんなに強い」とわからせるシーンって、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)冒頭で、敵のジェイソン・ステイサムが病院を出るまでに見張りが全員殺されてたシーンが一番最初にやったのかな?いや、他にも先にやってるのありそうだけど大ヒット作だと『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)だろうね多分。
ちょっと引いた絵のワンカットで、路地の車に乗ったイヴが向こうの通りで敵の車に追突され、また元の路地に押されて戻って来る、途中で敵は車で押しながら銃乱射、イヴもドアから半身を出してドアを盾にしながら銃乱射……しながら移動するシーンは凄く楽しかった。

・コンチネンタル・ホテル・プラハ
ダニエルと共闘して襲撃してきた暗殺教団と闘うが、なんかよくわからん間にやられてダニエルの娘は連れ去られてしまう。
ダニエルとイヴは特にやられる事もなく放置。これは「コンチネンタル・ホテル内で殺人を犯すと問答無用で粛清対象」となってしまい、2人を殺すと暗殺教団は首席連合を無駄に敵に回すことになるから2人は放置した。だが2人が倒されたのは屋外だったよね、これは……2人共チェックインして「宿泊中」だったからか。屋外といってもすぐ近くだし。娘は拉致された……とはいえ叔母が孫を連れ帰っただけなのでOKか。

・武器屋での戦闘
ここまでも良いアクションだったんだが、この辺りから工夫を凝らした奇想天外な『ジョン・ウィック』シリーズっぽい戦いが増えていく。ここはお気に入り。
闇の社会御用達な武器屋に立ち寄った、このくだりもまた『ジョン・ウィック』シリーズでよく場面で、ジョン・ウィックがワインや高級スーツかのように武器をテイスティングしていく……イヴもまたそのようにしてたのだが途中で銃撃される。暗殺教団が襲撃してきてたのだ。
このユニバースの武器屋は「バイオハザードのタイプライターのあるSAVE部屋」「福本伸行漫画の相談するために集まったトイレ」などのように不可侵の場所だと思ってたので反則気味の襲撃に驚いた。
武器屋なので銃は大量にありイヴは幾つか手に取るが全部置いてしまうので、弾が入ってないんだと思った。
榴弾を見つけたイヴ、「階下に投げ入れて階下の敵は全滅でも自分は2階なので平気」「揉み合いになった敵に手榴弾を押し付け鉄の扉や鉄のテーブルで遮り敵だけ木っ端微塵に」など「近距離で自分だけ助かるが敵は跡形も残らず消え去る」という戦闘の数々が本当に気持ちよかった。なんかゲームしてる時の感覚も思わせるし。幾ら鉄で遮ってようがほとんどゼロ距離で爆発してたら衝撃波で自分も内部ダメージある気もするがまぁいいじゃんそういうの。武器屋のおじさんも無事でよかった。

・暗殺村で、イヴvs.暗殺村民
暗殺教団があるらしき村のダイナーでコーヒーを注文するがすぐに暗殺者が現れる。そいつを倒したがウェイトレスも襲ってきた。
この辺りで「村全員が暗殺者!?」という感じが伝わってきてじわじわした面白さが広がる。殺人ウェイトレスを閉じ込めてしばらく戦闘してたらウェイトレスがいきおいよくドアを開けて敵をふっ飛ばしてしまったりなど、ジャッキー・チェン的なコミカルでテンポの良い殺し合いが続いて楽しい。

・暗殺村で、イヴ vs.ジョン・ウィック
ロスカ・ロマの依頼で禁を破ったイヴが大事を起こさないようにジョン・ウィックが派遣された。だがジョンはイヴが仇討ちしたがってる事を知ってるので殺したくはなさげ戦いながらも「やめなよぉ」くらいのテンション。「やめて去ったら何もしないよ、ね?ね?」という感じだ。戦闘中ジョンはイヴの首に何度も銃口やナイフを当てており、さすがにジョンが格上。だがイヴが諦めないのでジョンも根負け。「0時になるまでに済ませてね」とジョン・ウィック。やさしい。
ちなみにキアヌが来る前にこの場面が入るらしい。

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・暗殺村で、イヴ vs.暗殺教団ラストバトル
クライマックスだけあってここが目玉。
イヴはアイススケート靴を使ったり色んなアイデア殺人しながら主宰に迫る。
武器屋で火炎放射器を見つけたイヴは無双する。村人は、よく知らないけど女子供を搾取して生きながらえてるカルト村だしディレクターも「あいつらはビジネスというより快楽で殺してるところがある」とか言ってたしどうせクズ設定、幹部でもあるイヴの姉レナ(演:カタリーナ・サンディノ・モレノ)もイヴと話してたら一緒くたに爆撃され死んでしまったし。アナ・デ・アルマスが本物の火炎放射器を使ったというバトルはオブショー(「汚物は消毒だ!」展開)で気持ちいい。
だが村の実力者(演:デヴィッド・カスタニェーダ)も火炎放射器を持ち出しアドバンテージが無くなった。
そうするのかなと思ったら消火栓を見つけて炎vs.水で対抗。
ドラゴンボールの気の押し合いみたいでいいぞこれ。
ジョン・ウィックもこっそりスナイプで味方してくれるしイヴは勝利、最後までやりきった。

こうして振り返ると、やはり武器屋、村のダイナー、火炎放射器か。前半はかなり普通っぽいバトルだったし、やはり時間が進むにつれて戦闘が楽しくなっていった。

『ジョン・ウィック』シリーズは何気に延々と追われ続けるし仲間が殺されたり割とスッキリしないことが多いのだが本作の場合、仇は討ってダニエル父娘も幸せに……ロスカ・ロマ修行時代の同期はバレリーナになったっぽいし割とスッキリした。
ライバル団体が消えたからお咎めなしかと思ったらイブもしっかり賞金が出るのね。

そういう感じで戦闘も満足したし面白かった。
……のだがアメリカ本国では割と好評だったっぽいが制作費がギリギリ回収できたかどうかのヒットしかしなかった。
『ジョン・ウィック』(2014)で共同監督してたデヴィッド・リーチ『アトミック・ブロンド』(2017)とか、あと『マッドマックス:フュリオサ』(2024)もそうだが、主演女優によるやられてもやられても立ち上がって傷だらけでぶっ殺す系アクションは意外と大ヒットしない(というか殆どヒットしたことない)。
昨今のヒットした女性主人公の作品を見ると推したくなるキャラだったり関係性が萌える感じだったりなのを見るにつけ、こういう淡々と肉弾アクションしまくるだけだと大ヒットにはならないのかも。
『ジョン・ウィック』シリーズだとキアヌのジョン・ウィックがいるだけで良かったが、それ以外の人がやるにはもっとシンボリックなキャラにするとか関係性を出していく、そのためにはもっと脚本家が練る必要があるのかも。
楽しかったけど続編作るには微妙な成績だった。これは次はないかもしれん。
とはいえ本作は楽しかったがこれはこれで終わりで良い気がする。

 

そんな感じでした

〈『ジョン・ウィック』シリーズ〉
『ジョン・ウィック』(2014)/現実的な銃撃戦と幻想的で不思議な漫画っぽい世界の融合🧔🏻🐶 - gock221B
『ジョン・ウィック:チャプター2』 (2017)/鈴木清順っぽい殺人トーナメント状態に🧔🏻🐶 - gock221B
『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)/犬アクションが特に良かった。理不尽な掟に苦しむジョンがキアヌ本人に見えて輝きが増した🧔🏻🐶 - gock221B
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)/それにつけてもコンセクエンス……🧔🏻🐶 - gock221B
『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』(2023) 全3話/ストーリーはジョン・ウィック本編より面白いが、ジョン・ウィックいないのに作る意味あるのかとも思った🏩 - gock221B

 


 

Ballerina (2025) - IMDb
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