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『ストレンジャー・シングス 未知の世界』〈シーズン5〉(2025-2026) 全8話/ウィル覚醒、ナンシーとジョナサンの決断、締めのマイクとか好き


原題:Stranger Things〈Season.5〉 原案&製作総指揮:ダファー兄弟 製作総指揮:ショーン・レヴィほか 撮影監督:ティム・アイヴス/トッド・キャンベル/ラクラン・ミルン/デイヴ・フランコ 編集:ディーン・ジマーマン/ケヴィン・D・ロス/ナット・フラー/キャサリン・ナランホ 作曲:マイケル・ステイン/カイル・ディクソン 製作スタジオ:21ラップス・エンターテインメント/モンキー・マサカー 配信:Netflix 製作国:アメリカ 上映時間:各話約42~150分、全10話 配信開始日:2025年11月27日、2025年12月26日、2026年1月1日

 

 

Netflixの大人気ドラマ。途中、コロナ禍で滞ったが堂々完結。
ちょうど『ウェンズデー』(2022-)にZ世代の人気で敗れたしキリが良い最終シーズン。
というかシーズン3の時点で「子どもたちデカすぎ……大人が半ズボン履いてキノコ頭で子供のコスプレしてるみたいだ……」って感じだったし、シーズン3以降は新規投入のハイティーンや大人キャラばかり活気づいててメインの子供たちはいつも通りの活躍してエルが最後、鼻血出しながら超能力で怪物ふっとばして終わり……って感じで、ずっと面白くはあったものの「メインの子供たち、シーズン2でやること全部終わってない?」という感じがあった。
でも、それは多分、僕はメインの子供たちにあまり興味なくてハイティーンや大人キャラにしか興味ないからそう思ってただけかも?
だがメインの子供キャラを演じてる子達も「やることないなら華々しく戦死させてよ!」とか言ってたから僕の見立てもあながち間違いではないと思う。
まぁとにかく最終シーズンを楽しみましょう。
ちなみに好きなキャラはメインの子供たちだとマックス、ハイティーンだとロビン、故エディ&クリッシーね。
いつも全話観た後に総括的に感想書くんだけど、今回は配信される度にリアルタイムで書いていくことにした。

ネタバレあり。当然ながら。観る前に読まないほうがいい。

 

🌸

 

VOL.1(第1話~第4話) 配信開始日:2025年11月27日

前半の4話まで。
前シーズンから3年も空いたので大まかな事は覚えてるけど細かい設定やサブサブキャラとか忘れてて(特に「◯◯が」などとサブサブキャラの人名だけ出されても覚えてない)第1話観てて困惑したが第1話観ながらAIに逐一訊いてたら思い出せた。
3年も練りに練っていたため、また「最終章はこれやるぞ」とずっと準備していたためか、さすがに面白い。今までで一番面白い。
普通の平凡なドラマなら1話かけてやるような展開を10分くらいで済ませるし、そんな複数のシーンが気持ちいいところで入り乱れ、その順番とかタイミングとかあまりにもバッチリすぎる。制作費もスタッフの数も最大限だしでさすがに面白すぎる。
自分は本作について、始まった時に話題だったからチェックしとくかって感じでながら観してただけで本作のファンじゃないんだけど、さすがに面白すぎた。
ファンだけじゃなくファンじゃない人の首根っこも掴んで強引に「観ろ!」とねじ伏せるパワーを感じた。この前半最終話の第4話を観終えた後には「なんか……吹き替えをながら観で不真面目な視聴したS1-2もっかい観て次の3話くる前に全部観かえそうかな」と思った。もうファンかもしれない。
大体、全体的に面白いのだが全部書いてったらキリがないので、特にお気に入りだった5つのトピックだけ書いておく。

シーズン5のあらすじ
1987年11月インディアナ州ホーキンス
軍の監視の目をかいくぐり、〈裏側の世界〉を統べる超能力者ヴェクナ(演:ジェイミー・キャンベル・バウアー)を捜して裏側の世界に何度も潜入する仲間たち。
だが脅威はその足元まで忍び寄っていた。最後の戦いが始まる――

🎄制作者が「最終シーズンだから可能だった」という「怪物が主人公マイクたちの家を襲う」という展開。
このドラマは子供たち(と一部の大人)だけが〈裏側の世界〉の怪物たちと戦っているので基本的に町の大人たちは何も知らない。メタ的に言えば家は安全地帯だった。家が襲われたら「警察や政府に通報しよう」って事になって「子供たち(と一部の大人)だけが〈裏側の世界〉の怪物たちと戦う」という作品の基本設定が崩れちゃうからね。もう最後だからバレても平気って事で、マイク留守中にデモゴルゴンがウィーラー家を襲う。
ヴェクナはが狙っていたのはマイクの妹ホリー・ウィーラー(演:ネル・フィッシャー)。〈裏側の世界〉の怪物デモゴルゴンはポータルでウィーラー家に侵入してホリーを攫おうとする。いつものように酒を飲んで酔っていた母カレン・ウィーラー(演:カーラ・ブオノ)が酒瓶を割って立ち向かう。
マイクの母カレンは今まで特にこれといった出番はなく、仕事以外に興味ない夫とも基本的に大して愛情がなく(全く無いわけではないし夫も別に悪人ではない、この時代の男は基本無関心……というキャラ)キッチンドリンカー気味だったりS3でマックスの兄のワイルドでSEXYなビリーに発情するくらいしか出番なかった(というか毎シーズンの度に顔と名前忘れてた)。
最後だから今まで脚光が当たってなかったキャラへのご褒美かのようにカレンが『エイリアン2』(1986)リプリーよろしく娘を護る母ファイトを見せて良かった(パパもちょっと戦った)。「デモゴルゴンは銃弾数十発受けても平気なのに主婦が振るうガラスの破片で何で怯むんだ?」などと言っては……思ってはいけない。娘を護る母の気迫にデモゴルゴンも怯んだのだ。
成長したホリーは出番が増えた(というか今までいるだけだったので毎回存在を忘れる)、今まで双子の子役プライス姉妹が演じてたが、今回ホリーも出番が増えたため『死霊のはらわた ライジング』(2023)の演技が凄かったネル・フィッシャーに交代になった。

🎄ロビン・バックリー(演:マヤ・ホーク)は親友スティーブ・ハリントン(演:ジョー・キーリー)をアシスタントにしてローカル・ラジオ局を始めDJ”ロッキン・ロビン”として朝の声として人気者になっていた。意中の女性とも交際中。
ロビンは今まで通り、翼を広げた自由な鳥のような行動や物言いで活躍……。ウィルが過去の自分と同じくLGBT問題に悩む少年だと気づきメンターとなる。何から何までクールな要素しかなく、かなりおいしい役どころ。……自分が好きなキャラだからそう思うのかな?だとしても自分のブログだからそれでもいいだろう。

🎄未だ意識不明のマックス・メイフィールド(演:セイディー・シンク)の精神は「ヴェクナの記憶の世界」という、「現実世界」「裏側の世界」に続く第3の世界に居た。ヴェクナ、またはヴェクナが依代にした子供の精神だけが行ける世界。
出口はなく一定の条件を満たすと?付きっきりで看病している恋人ルーカス・シンクレア(演:ケイレブ・マクラフリン)がマックスが好きなケイト・ブッシュの曲を流せば現実世界へと意識が戻ると思われるポータルが開く。
しかしそれを現世に伝える術がなく、ヴェクナが何故か怯えて入れない洞窟に隠れている。ヴェクナに攫われたホリーの精神がやってきた事でコンタクトを取った。

🎄超能力少女エル(演:ミリー・ボビー・ブラウン)と養父ジム・ホッパー(演:デヴィッドハーパー)は裏側の世界でヴェクナを探す途中、裏側の世界に拠点を作っていた軍の施設に潜入。ホッパーいつもの死ぬ死ぬ詐欺の末にいつも通り死なず、その奥にはエル同様に施設で育てられた超能力少女カリ(演:リネア・ベルテルセン)がいた。
カリは、シーズン2で家出したエルが一時的に外部で知りあい「姉妹」と言い合ったけど今まで出てこなかった超能力少女。僕はこの回が新鮮で好きだったんだけど、当時のファンは保守的なのかホーキンスといつめんが好きなので外部の要素を嫌った、今imdbのエピソードごとのレビューページ見ても、各話平均8点、クライマックスは9点なのに、このカリと出会う回だけ6点と異常に低い。なんで?「この回を支持したらエルがホーキンス外に出ちゃうかも!ディスライクしとこう!」ってことか?わからない。とにかくこの低評価のせいかカリは出てこなかった。別にカリが特別良いキャラってわけでもないけどエル以外の超能力者って出てこないし「姉妹」とまで言い合ったのに出てこない、しかもシーズン3~4のエルってしょうもない痴話喧嘩しながらラストで怪物に「破ァーッ!」てパワーで倒すだけのキャラになってたし尚更「カリを出せばいいのに……」と思ってたが、これ観て「あぁ、最終シーズンで使うつもりだったのね……」と全て理解できた。再会してカリが目を開けただけ。恐らく洗脳されておりひとくさりエルが「貴女とは戦いたくない!」と言いながら洗脳を解く展開来るのだろう。
このカリが居る部屋に行くとき、2人は「ヴェクナがいるかも?」て思ってたんだよね、そんでホッパーはエルは超音波で動けないから上着の下にダイナマイト巻いててヴェクナが居たら自爆するつもりで入るんだよね。道中でエルに「病死した実の娘」「ベトナム戦争での思い出」なども語ってるしエルに「お前を愛してる……誇りに思ってるぞ……」と語りスローモーションで歩く、そして実の娘の死やエルとの出会いなど様々な思い出回想が流れる……でもヴェクナじゃなくてカリが居たので「なんか、思ってた部屋じゃなかったよ?」て感じで戻って来る。いつものホッパー死ぬ死ぬ詐欺だった。だけど、僕は回想の中にジョイスの映像がないのでわかってたよ、死なないの。

🎄ウィル・バイヤーズ(演:ノア・シュナップ)は第4話で、ロビンに「昔の私が恐れていたのは外部の誰かではなく自分自身だった。本当の自分を認めてやれば自由に羽ばたけた」と、自分の話をするというかたちでアドバイスを貰った。
ヴェクナがホーリー同様に目を付けていた子供たちを攫い、一番最初に手を出した子供だったウィルに「子供は心身ともに弱く最適の素材だ。特にお前のようなどこにも居場所がない子は。お前は壊れていった」と告げ、告げられるウィルの脳裏には、〈裏側の世界〉に囚われていた時のPTSDや、仲間たちにガールフレンドや別の仲間が出来てD&Dしてくれなくなり泣きながら小屋を壊した思い出、マイクが好きだと気づいたがそんなことを言える時代、関係、性格ではないため人知れず静かに涙を流して諦めた思い出などが蘇る。
しかしデモゴルゴンがエネルギー省の軍人を全滅させたあとウィルの仲間たちをも屠ろうとしたが、最愛のマイクとの出会いやロビンの言葉を思い出し覚醒、仲間を襲う3箇所のデモゴルゴンサイコキネシスで殺害して仲間を救った。
ウィルは前述の通り、S1では助けられるだけS2以降もマイクたちに付いていって「ただ居るだけ」「一人だけ社会への順応性が遅く置いていかれる」といったあまりポジティブではない描かれ方していた。そんな10年が前振りとなって全て裏返った感じ。
いわば良かった頃のMCU『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で「11年間ためたアベンジャーズ・アッセンブルを決めたシーン」みたいなものなので、それは盛り上がる。
ウィル最愛のマイクにデモゴルゴンが襲いかかる、死を覚悟したマイクは目を伏せる……何も起きないので前を見ると空中で静止しているデモゴルゴン、その向こうには白目で手を突き出しデモゴルゴンに干渉する(10年くらいただ居るだけだった)ウィルの勇姿……これはカッコいい。
そしてヴェクナはウィルを始めとする獲物の子のことを「どこにも居場所がない子」と形容したが、はみ出しものばかりのメインの子供たち、その中でも浮き気味だったからウィルって。ファンにも文句言われたりして、だからヴェクナがそう言ったのはメタ的な意味でもウィルって居場所がないキャラだったよなぁと思った。僕も、彼のこと特に好きでもなかったし(活躍少ないので。そのかわり嫌いでもなかったけど)。
ウィルをピックアップすることでグッと締まった。残り4話楽しみです。
とりあえず、こんだけ生き残ったんだからホッパー殺すなよ?
カリも出て、もうサプライズのキャラ居ないよね?ヴェクナを倒した後、地獄でヴェクナのことを死んだバーバラ、ボブ、ビリー、クリッシー、エディ、あとヴェクナが殺した超能力少年少女たち……などが地獄(の幻覚)で待ち構えてて復讐してほしいね。少し漫画っぽすぎるか。後は特に「これが観たい」ってのはないな。予想はできるが大体全部やってくれるだろう。(2025年11月30日)

 

 

VOL.2(第5話~第7話) 配信開始日:2025年12月26日

後半の3話。
大体各話1時間強だが、もう終わりだし面白いので長いとも特に思わない。
この、映画で言う第二幕にあたるVol.2は、それぞれのグループの活躍の裏で、〈裏側の世界〉の正体、そしてヴェクナの目的、政府やケイ博士の目的といった真相が描かれる。それと同時にメインキャラクターの数人がそれぞれ大事な相手に気持ちを打ち明けるといった人間ドラマが繰り広げられる。
裏側の世界〉は今まで「現実のホーキンスの鏡合わせの異界」とだけ思われていたが、それだけではなく、デモゴルゴンやマインドフレイヤーなど怪物たちが住む世界〈アビス〉とを繋ぐ「橋」だった。ヴェクナ(演:ジェイミー・キャンベル・バウアー)は誘拐した12人の子供たちを依代にしてホーキンスとアビスを繋げようとしている。繋がるとどうなるのかはわからない、「世界を作り変えようとしている」というのはジャスティンの推測だったが。ちなみにダファー兄弟はシーズン1の脚本執筆時から既に〈裏側の世界〉の細かい設定を考えていたらしい。
そしてケイ博士(演:リンダ・ハミルトン)は、ヴェクナを生み出すためカリ(演:リネア・ベルテルセン)の血を妊婦に輸血して超能力ベイビーを誕生させようとしていた、しかし上手くいかないのでヴェクナに匹敵する力を持つエル(演:ミリー・ボビー・ブラウン)を捕まえようとしていたのだ。それにしてもケイ博士は、リンダ・ハミルトンを連れてきたがエルたちに出し抜かれて「ぐぬぬ……」してるだけのキャラだったな。
VOL.2前半は〈ヴェクナの記憶〉世界でマックス・メイフィールド(演:セイディー・シンク)と、ヴェクナに連れてこられた12人の子供たちの一人ホリー・ウィーラー(演:ネル・フィッシャー)が何とか現世に戻ろうと冒険する……が、マックスは現世に戻れるがホリーは肉体に戻ってもヴェクナの眼の前で囚われてるだけというハードモード。

🎄自分の命を救って眼の前で死んだエディ化してかつての相棒スティーブ・ハリントン(演:ジョー・キーリー)とギクシャクしていたダスティン・ヘンダーソン(演:ゲイテン・マタラッツォ)は、言い合いとなりスティーブはダスティンを怒らせようと半ばジェラシーで「エディはヒーローになろうとして死んだ」と言ってダスティンをキレさせて喧嘩となり心の内を打ち明け合う。ダスティンはエディの死がトラウマになっており「スティーブをも失うことが怖かった」と語り、スティーブもジャスティンが自分から巣立って変わってしまった寂しさを打ち明ける。
シーズン4での素晴らしい新キャラ、エディの死は「別に普通に逃げても良い場面なのになんでわざわざコウモリと戦って死ぬの?」と凄くアホらしかったしファンにも散々そう言われていた。だからダファー兄弟はそれを取り込んで「エディは自滅的な英雄になりたかった」ということをスティーブに言わせた、本当にそうなのかどうかはわからないがキャラに言わせることで少しスッキリした。

🎄溶解した沈みゆく部屋に閉じ込められたジョナサン・バイヤーズ(演:チャーリー・ヒートン)とナンシー・ウィーラー(演:ナタリア・ダイアー)、最近ギクシャクして心が通じ合っていなかった彼らだが、もはや助からないと思った彼らはお互いに秘密にしてたけど好きじゃなかった部分を言い合う。今回のVOL.2、僕はこの部分がピークだった。ジョナサンとナンシー、オタクと優等生のカップルはS2でくっついて以降は大体いつも冒険していた、彼らがくっつくのは凄く良いことだがその代わりキャラとしては死んでしまっていた。「冒険の最後でくっついたカップルがその後も延々と冒険してる」ようなもので、くっつく以上のドラマが生まれなかったため2人の冒険は、いつも色々やってたんだが正直、印象が薄くて思い出せない。逆に最初はメインキャラじゃないお邪魔キャラの予定だったが人気が出てメインキャラになったスティーブの方がジャスティンとのコンビ、ロビンとのコンビなどによって存在感を発揮した。「結論」まで行ってしまったキャラは動きが生まれないって事だな。S3-4ではマイク達メインの年少キャラ達もそうだがジョナサン&ナンシーも「なんかいつもの工程をやっとるなぁ、もう彼らは良いから面白いロビンやエディを見せてくれ」って感じだった。
だから「ジョナサンとナンシーの最後のドラマ、一体どうするんだ?」と思ってた。ジョナサンは今回ナンシーの前でスティーブと再び張り合っておりギクシャクしてるナンシーに指輪でプロポーズして結婚しようとしている……となるとよくある流れではジョナサンが死んでしまう、それで涙の別れでナンシーは悲しみつつも再びスティーブとくっつく?それしか思いつかないが、そんな展開何も良くないぞ、どうするんだろう?
と思っていたら、2人は「最近ギクシャクしていた互いの好きじゃないところを言い合う」そしてジョナサンは指輪を取り出し君が本当に好きだったと笑いあって投げ捨てる……どうやら「互いの気に入らない部分を言い合い、仲直りのためにしようとしてたプロポーズを中止する」というかたちで互いの心を再び一つにする、そして割と合わない部分が多いってことを言い合って心が一つになったからこそ恋人関係はこれで解消する……というこの場面すばらしいと思った。
「シーズン3~4の2人、なんか存在感ないなぁ」と思ってたが、それを「最近ギクシャクしている」「黙ってたけど結構気に入らない部分が多かった」というかたちでメタ的にキャラにフィードバックして、そのネガティブなことを打ち明け合って別れるという事象としてはネガティブなことをやり通してポジティブになるっていうこの場面はあまり見たことない場面で素晴らしかった。「ナンシーを庇って死ぬジョナサン」等つまらない展開にならなくてよかった。

🎄後は、残る最終話でヴィクナやアビスをぶっ潰す作戦を立てる。そして今回ヴェクナに心の中の秘密をいじられて仲間をピンチに追いやってしまったウィル・バイヤーズ(演:ノア・シュナップ)は「ヴェクナに付け入られて精神支配される心の隙をなくそう」という事で仲間を集めて己のセクシャリティを打ち明ける。「ヴェクナを倒すには秘密を打ち明けて仲間に受け入れられる必要がある」というちゃんとした理由で「ウィルのカミングアウト」と作戦を融合させたのは上手いな、と思った。でないと唐突に感じただろうし。というか第7話は全体的に最終決戦の前の準備回なので割とそういう場面が多かった。VOL.1ラストもVOL.2ラストもウィルで、まぁ今まで本当に彼はただ居るだけだったから最終シーズンは中心人物にした感じ。また「最後だから」って事で今までは超常現象のことを知らなかったカレン・ウィーラー(演:カーラ・ブオノ)やスコット・クラーク先生(演:ランディ・ヘブンス)なども普通に戦いに参加すね。アーガイルとかダスティンの彼女は出てこない、ダスティンの彼女出したらエディのトラウマでやさぐれたりスティーブとぎくしゃくする展開が描きにくいからアーガイルはジョナサン&ナンシーのドラマの邪魔になるから出さなかった感じか。エピローグには出るか?
たとえばカリ(演:リネア・ベルテルセン)は「ヴェクナとケイ博士を倒したところで誰かが受け継ぎ、これは永遠に終わらない。ヴェクナを倒した後わたしたちは橋(裏側の世界)に残って門を閉じよう」と不安なことを言う。ホッパー(演:デヴィッドハーパー)はカリを警戒している。カリはシーズン2での登場回も不人気だし、レギュラーキャラにもならないしメインキャラが不安になる要素しか無いし本当に不憫なキャラだな。カリは「自分がいたせいで仲間が皆殺しにされたバージョンのエル」という役割のキャラなんだよね。本当に人気出る要素がなくて可哀想だわ、最終話では活躍させてあげてほしいものだ。
メインキャラの人間ドラマは一通り済んだか?あとはエルとマイク、ホッパーとジョイスだけを残した感じ。
この回はネット評価がめちゃくちゃ低いのがよくわからない。
とはいえ第7話は最終話の準備回で、ホリー達攫われた子供たち以外全員が安全地帯に集まって準備したりウィルのような人間ドラマをしっぽりやる回。ずっと走ってきたハイテンションが途切れ見ているこっちも「今更だけど何で一般人達(ほとんど子供)が地球の運命をかけた戦いしてるんだ?」「なんで女子大生のナンシーが大勢の兵士より強いんだ?」などと、どうしても冷静になってしまうものがあった。しかも「続きの最終回は6日後」って感じで、冷静にさせられた上に数日間放置だからね。低評価の理由はそういう理由もあったのかも。
(2025年12月28日)

 

 

最終話 配信開始日:2026年1月1日

ヴェクナ(演:ジェイミー・キャンベル・バウアー)の目的は、マインド・フレイヤや怪物たちの惑星〈アビス〉がワーム・ホールを通じて地球と繋がろうとしていたことがわかった。〈裏側の世界〉は、そのワームホールの一部だったのだ。
いつものホーキンスの面々は、政府の目をかいくぐり自分たちだけでヴェクナの野望やアビスの接近を退ける最後の闘いを始めた。

そういう事で、エル(演:ミリー・ボビー・ブラウン)とカリ(演:リネア・ベルテルセン)とジム・ホッパー(演:デヴィッドハーパー)とマレー・バウマン(演:ブレット・ゲルマン)は、精神世界〈ヴェクナの意識〉に拉致されたホリー・ウィーラー(演:ネル・フィッシャー)を始めとする12人の子供たちの精神を解放すること。
マイク・ウィーラー(演:フィン・ヴォルフハルト)を始めとする面々は、魔星アビスに乗り込んで子供たちの実体を救出すること。
政府は彼らの邪魔をして、ヴェクナは自らの企みの防御。
というかリンダ・ハミルトンをわざわざ呼んで何かあるのかなと思ったケイ博士だが、本当に何のドラマも活躍もなくただ邪魔してくるだけのキャラだったな。というか本作の「政府」って、ただ漠然と軍事利用できる非人道的な研究をしてるというだけの不寛容な社会のメタファーが舞台装置になっただけなので、まぁ最初から何のドラマもないのだが。
今まで攻めてきていたヴェクナだが、もう最終段階で子供たちの意識と繋がってアビスを引き寄せてるだけで、集中してたらエルがやってきてぶっ飛ばされて戦闘する……という繰り返しだった。
マイク達はアビスにて、ヴェクナが儀式を行うための移動要塞にしている巨大生物と戦う。もうラストバトルって事で全員に見せ場があって集中攻撃するというゲームのラストバトルっぽいベタな総力戦。ファミリー向け的な側面もある本作だが、凄く良い意味でファミリー・ムービーっぽいなと昔から思ってた。この総力戦もそうだし「最後なのにホッパーとかジョナサンやスティーブが戦死……かと思ったら意表をついて子供が戦死!?」などの、しょうもないことをしないのが本当に良いなと思う。意表をついたら「えっ」と、思いはするがそれだけだもんね。毎回死にそうになってたホッパーだが彼は冒険のほかは「ジョイスとどうなる?」「エルとの父娘関係は?」ということを描くためのキャラなので、別に「最後の最後なおにホッパーがエルを護って死んだ!」とかやってもどうしようもないわけです。ジョナサンたち年長者も青春人間ドラマを描くキャラなので同様にサプライズなどで死んでも「死んでびっくりした、で?それで何か生まれたの?なんか意味あんの」という事になり死んでもしょうもない、だから彼らが死ぬ心配は全くしてなかった。
だが一方で、凄く死にそうだったカリはやっぱ死んだ。
彼女は元々非常に人気のないエピソードのキャラであり「逃亡していたが仲間を皆殺されて心が折れた」という、夢も希望もなくなり心が死んだバージョンのエルのようなキャラであり、ラストバトル前にエルに「ヴェクナやケイ博士を倒しても、マインドフレイヤーや政府などの”悪”は滅びない。だから作戦が上手くいったとしても私たちは裏側の世界に残ろう」と非常に「嫌な提案」をする。
戦死も「逆転するためにマレーが起こした爆風で死ぬ」という、運が悪すぎるものだった。というか死ぬために死んでるようなものだ。そして泣くエルに対しても「こういう運命なんだ」と完全に達観している。まるで「台本で最終話で死ぬと書かれてるから死ぬのは当然だ」と言っているに等しいメタっぽい死。
「なんか……エピソードもキャラも人気なくて、視聴者に憎まれない役ばかりやらされてこの無為な死って可哀想すぎない?」と思ったら最後に見せ場があってちょっと救われた。
vs.ヴェクナ戦ではジョイスがとどめを刺す!予想通りバーバラやボブやエディなどの最期を各人が思い出す。これはグッと来た。だがシーズン1第1話でエルを匿ってくれた「ハンバーガー屋の優しいおじさん」とかクリッシーなどは出てこない。まぁサブキャラ未満のキャラをここで出したら「……誰?」ってなるからエディなど人気キャラだけに絞ったのは当然だろう。
勝利の後は、マイクたち、ホッパーとジョイス、年長者組……などとメインキャラの締めくくりをやる。この辺も、見ればわかるので感想書かないけど卒なく全部いい感じで見せてくれる。
このシーズンの序盤では、無邪気なダスティンのエディ化に戸惑ったが卒業式あたりでは、もうすっかり彼の反抗者キャラが板についていた。
そういえばサブキャラだから気になってたダスティンの無線ガールフレンドやアーガイルとかって結局出てこなかったね。特別に好きな訳でも無いが一瞬くらい出してあげればいいのにと少し思った。そしてダスティンはあの無線してた子と付き合ってたのかと思ってたがクラスの強者女子に誘われて色めき立ってたし、もう疎遠になったのかな。
ダファー兄弟は「今回はメインキャラの締めくくりだから新キャラ出さなかったよ」とか言ってたけどマイクの妹ホリーは、今までは幼くて殆どモブみたいなキャラだったし演者も変わったので新キャラみたいなもんだよね。そしてホリーの出番が一番多いらしい。今までもロビンやエディなど新キャラに熱中してたけど今回もほぼ新キャラだと言っていいホリーに熱中してるじゃんと思った。
最期は、マイクたちいつめんが地下室でD&Dに興じる。その流れに沿ってエルの秘密を語るマイク。
「あくまで僕の推測で真相はわからない」って語り方してたけど、こんな語り方するってことはもう200%生きてるね。というかゲートを閉じる時も変だと思ったんだよね、強引だしこんな事する意味が全く無いから、でもちゃんと理由があった。『バオー来訪者』最終回みたいなもんで「どうなるかわからん」と言いつつもハッピーエンドは確約されているmでも今のこの瞬間にはそれを見せない系のハッピーエンド。卒業式のハウったスピーカーでそれに気づいたマイク、D&Dの最後の語りとして皆に教えるやり方なと、そして並べると11になるアルバムを本棚に収めたり、ホリーたち新世代が地下でD&Dを始める様を感慨深い表情で眺め、出ていって閉じた地下室のドア(=少年時代の終わり)をラストカットにして10年間の物語が終了。主人公マイクもまた初期以降存在感なかったけど、この数々の語りすぎない締めくくりの数々を複雑な表情でどんどんやる様とか、凄く良かった。久々に彼が主人公だと思い出せた。
そういう感じで最終話は、「はいはい、もう謎は全部解けたのでやっつけまーす」とササッとやっつけて、後は「ストシン10年間の歩み、そしてその結末、更にその未来……」などを見せるのがメイン、これはしみじみと良いなと思った。さっきも言ったが奇をてらわずにベタをちゃんとやるところが本作の良いところだし、マイクやジョイス&ホッパーなどでシメるのも最初から決めてたんだろうなと思えたしそれで良かった。

そういう感じで最終シーズン。良かったです。
上で書いたけど、Vol.1はウィル覚醒、Vol.2はナンシーとジョナサンが互いの苦手なことを語って別離することを通じて心が通じるという素晴らしいシーン、最終話は……やっぱマイクによる締めくくり連打が素晴らしかったね。
このシリーズの超大ファンってわけじゃなかったけど逐一楽しんで観てたし面白かったです。一番面白かったのはシーズン3の「ダスティン&スティーブ&ロビン」アイスクリーム屋パーティの冒険。
ダファー兄弟は新キャラがいつもイキイキしてたから新作作っても面白いんじゃないだろうか。そう思えば新キャラに夢中な時ってマイクたちやナンシー&ジョナサンなどのメインキャラはシーズン3-4で思い切り停滞してたよね。だからマイク達の話はシーズン2で一旦終わりでも良かった気もするが、そうなると最終話の感動もないからまぁこれでよかったのか。

全体的に好きなメインキャラは……ロビンかな。登場してる場面が全部クールなので贔屓されてる感じもある。あとこのシーズンでのナンシーとの結末でジョナサンが圏外から一気にガーンと上がってきて終わった感。マックスも好きだったけど個人的にそれはセイディー・シンクが可愛いだけでマックスというキャラはそうでもない気がしてきた。ロビン、クリッシー、エディ……など追加される新キャラが妙に魅力的でそっちばかりに目が行ってしまった。今更言っても仕方ないが新キャラを描く労力を使ってマイク達メインキャラをもっと描くべきだったのでは?と新キャラばかり好きな自分も最後まで見てそう思った。
(2026年1月2日)

 

 

そんな感じでした

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Stranger Things (TV Series 2016–2025) - IMDb
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