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『プレデター:バッドランズ』(2025)/前半めちゃくちゃ寝たけど後半凄くおもしろかった


原題:Predator: Badlands 監督&脚本&原案&制作:ダン・トラクテンバーグ 脚本&原案:パトリック・エイソン 製作:ジョン・デイヴィスほか キャラクター創造:ジム・トーマス、ジョン・トーマス 撮影:ジェフ・カッター 編集者:ステファン・グルーベ 制作会社:デイビス・エンターテインメントほか 制作&配給会社:20世紀スタジオ 製作国:アメリカ 上映時間: 分 公開日:Nov 7, 2025 シリーズ:『プレデター』シリーズ第6作目(第7作目)

 

親の仇のように新プレデター作品を量産しているダン・トラクテンバーグ。
ネイティブ・アメリカンの少女がプレデターと戦った『プレデター:ザ・プレイ』(2022)を作ったがプレデターがウケない時だったのでDisney+配信スルーだったが、これが大好評で劇場作品が動き出した。そして同じく配信スルーのアニメ映画『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)が配信された。これは『プレデター:ザ・プレイ』(2022)同様にバイキング戦士、侍、戦闘機パイロット……など色んな時代の地球の戦士がプレデターと戦う内容で、ポストクレジットでは更なるダン・トラクテンバーグ製プレデター世界の総決算を予感させて終わった。
ちなみに作品はどれも面白すぎもせず、つまらなすぎもせず……という塩梅だが、対プレデター戦士アッセンブルへの期待が高まった……という、MCU開始時の雰囲気に似ている。

ネタバレあり。

 

 

Story
異星、ヤウージャ族の若きプレデターデク(演:ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ)は非力であるため一族の恥と断じられ、父である族長に処刑されそうになるがが身代わりとなり逃がしてくれた。
デクは”最悪の地”惑星ゲンナで最強の捕食者カリスクを狩って身を立てようとする。
そこでデクは上半身だけの半壊シンセ(アンドロイド)ティア(演:エル・ファニング)と出会う。
利害が一致したデクとティアは協力してカリスクを追う――

そんな話。

落ちこぼれで殺されかけたデクは兄に救われるが兄が死ぬ。だから最強生物カリスクを狩って自分自身を一族に示さなければならない。
この映画、いつものトラクテンバーグ監督プレデター映画のように、なかなか面白かったわけだが、デクのヤウージャ部族の状況を見せる最初の30分くらいマジで辛かった。
というのも、プレデターに対して興味ないせいかプレデターの日常を見せられるのが本当に眠くなった。というか寝た。この前段階30分以降は翌日に観て普通に面白かったので、この序盤は全部ナシで、デクが惑星ゲンナでウロウロしてるところからスタートして、そしてティアと焚き火して話す場面、あそこでフラッシュバックで「兄が殺される場面」を見せるくらいで良かったんじゃないか?と思ったのだがどうか。
乱暴に言うなら後半だけで良かった。それじゃ無理なのでやっぱデクがティアを拾うところから始まるので良かったよね。

感情を持ったシンセであるティアは『エイリアン』シリーズでお馴染みのウェイランド・ユタニ製のシンセ。本作と『エイリアン』シリーズとの関係は明らかになってない。『エイリアン』シリーズと『プレデター』シリーズの関係は良好だから何となく出して少しずつ出してウケてればクロスオーバーする気なんだろう。
ティアは感情表現が豊かなシンセだが、ティアと同型のテッサは逆に従来の冷酷なシンセ。半壊してしまったティアは、とりあえずテッサと再会して身体を直して任務を続行したい。そこで自分の膨大な知識を提供して、デクに背負ってもらいテッサとの合流を目指す。あと『エイリアン』シリーズのシンセはめちゃくちゃ強いので上半身だけでもかなり強い。
デクは、惑星ゲンナの殺傷力の高い現住生物や植物に手を焼くが背負ったおしゃべりシンセ、ティアの知識で切り抜ける。途中で、小さいけど強力な生物バドも仲間になって互いを支え合う。

で、ティアが最強生物カリスクに全滅させられた現場に到着。ティアは自身の下半身とも再会。ティアはテッサがいる母船にSOSを出す。
デクは「この惑星をサバイブしたりカリスクを狩るのに便利な道具」としてスマホ代わりにティアを使っていたが、実はティアの方が逆に自分をここまで運ばせるためにデクを使っていたという。しかし共に旅をしてデクに共感したティアは「テッサが来るまでに逃げたほうが良い」と言うものの、プライドの高いプレデターが逃げるわけもなく単身、カリスクに挑むがカリスクは四肢を切断しても首を撥ねても再生する脅威の生物だったのでとても敵わない。そこにやってきたテッサは氷結爆弾でカリスクを倒し、デクもろとも捕獲。
テッサとの再会を喜ぶティアだったが、非常に合理的なAIを持つテッサはティアを「不良品」として切り捨て、ティアは深く落胆する。
標本として捕まったデクも「信じてたのに!裏切り者ー!」とかティアに言う。それまでずっとティアを「道具」と呼んで「感情や団結は戦士を弱くする!」とかイキってたのに内心ティアに友情を感じてたのね。ティアはデクを逃がす。

そういうことで今までも協力してたが、いよいよ本格的に「プレデターの落ちこぼれデク」「シンセの落ちこぼれティア」半人前の2人がガッチリ手を組んでテッサ率いるウェイランド・ユタニ探索隊に立ち向かう。
デクは装備を全て落としたり取られたので、「硫酸を吐く蛭」を肩に乗せてショルダーキャノンの代わりにしたり(これ最高)刃物を腕に付けていつものクローにしたり爆発する植物など装備したり、自然のものだけで武装。マスクも凄くかっこいい。
生まれ変わったデクとバドとティアの下半身がウェイランド・ユタニ探索隊に殴り込み。
ここは素直に盛り上がりました。そしてプレデターといえば、いつも自分だけ最新装備+不意打ち+負けたら自爆など、いけすかない印象だったけどデクは虐げられる側だし最新装備も全部取られて裸一貫での殴り込みだし素直に応援できた。ティア下半身も凄く強い。
一個わかんないのは、カリスクを救出する時にティアは「テッサの網膜がないと鍵が開けられない」って言ってたのに次のシーンではカリスクを脱出させられていたのは何でだろう?テッサの網膜をDLして開けるシーンがカットされてたのか?でもそれなら「テッサの目がいる」ってシーンも一緒にカットすればいいのに。何か見落としたのかな?
ラスボスの巨大パワーローダー、テッサ、オマケで嫌な父親など次々と倒すのも楽しかった。そういう感じでデクが捕まってから急激に面白くなっていった印象だった。
楽しいティアに比べて同じ顔だけど冷酷なテッサ、というのは「表面的には愉快だが内面は冷酷なビジネスウーマン」がデクと冒険しているうちに隠し持っていた打算的な内面を殺して良い奴になったのだ、とかそういう見方もできる。
というか、本当にすみませんがただ起きた出来事を列挙してるだけでほぼ感想と呼べるものではなくなってしまった。それなりに面白かったが特に書くことがない。
エル・ファニングは勿論可愛かった。エル・ファニングがショートカットで機能的な服装をしたおしゃべりのシンセ……それはもう世界一かわいいですよね。なんか見ればわかることって書くのが恥ずかしいので書くのを忘れてました。
あとはデクの新しい殴り込み用マスクが、のっぺりと装飾を一切廃した黒一色のホッケーマスクのような無骨なデザイン。彼がしょうもない部族を捨てて『何も持たないハンター』として覚醒した凄みを感じさせてカッコよかった。
最後にデク+ティア+バドという疑似家族で終わってたのは、それぞれのキャラも好きだし、こうなってほしいと望んでた好ましい結末ではあるものの、「なんかディズニーが凄く好みそうなグループになっちゃったな」と一抹の不安も感じました。
この3人がママに会ってどうなるんだろう?『プレデター:最凶頂上決戦』(2025)のラストに繋がってスーパープレデター対戦が始まるのか?まだわからない。

 

 

そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

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『プレデターズ』(2010)/プレデターの一方的な誇り高さやルールって結構イラッとするな - gock221B
『ザ・プレデター』(2018)/人体破壊描写と容赦のない人死にがよかったです - gock221B

 

〈他のダン・トラクテンバーグ監督作
『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)/いいから早く外出ろよ - gock221B

 


 

www.disneyplus.com

Predator: Badlands (2025) - IMDb

Predator: Badlands | Rotten Tomatoes

Predator: Badlands (2025) directed by Dan Trachtenberg • Film + cast • Letterboxd

プレデター:バッドランド - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

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