gock221B

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『チャイルド・プレイ』(2019)/なんだ?このサイキック・インプレッション……🧒🔪

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原題:Child's Play 監督:ラース・クレヴバーグ
製作国:アメリカ 上映時間:90分 シリーズ:『チャイルド・プレイ』リブート

 

 

 

今調べたら知らん間に全7作も作られてるチャッキー人形が襲ってくるホラー映画『チャイルド・プレイ』の設定を一新してのリブート。過去作ではブードゥーの呪いというスーパー・ナチュラルな要因で殺人鬼の霊がチャッキー人形に取り憑いて悪い事する映画だったらしいが本作ではAIの暴走というSFホラーになった模様。何でも第一作も、そうする予定だったらしいが没になった設定を持ってきたらしい。今はアレクサとかSiriなどのAIもあるし25年後の2025年の地球ではシンギュラリティ(技術的特異点)が起こり全人間の知能を確実にAIが超えてしまうので(もうすぐやん)今ならあながち非現実的すぎる設定じゃなくなったからAI設定にしたのかもね。
僕はホラー、大抵なんでも好きだけど実のところ、このシリーズはまともに観たことない。やっぱり、どうしても「殺人鬼つってもしょせんは人形でしょ?奇襲や刃物は怖いが質量が圧倒的にないから掴んでボディスラムからのフラッシングエルボーで俺の圧勝やん」という想いがあって興味持てなかったというのがある。誰でも興味が希薄なジャンルがあると思うが僕の場合、中年男性なせいかファミリームービー、キッズムービーが興味ない。あと何故か怪獣ものも興味薄い。ホラーの中では人形が襲ってくるやつが今ひとつ興味持てない(『アナベル』シリーズは好きだが、あれは人形じゃなくて悪魔が本体なのでチャッキーとは少し違う)。そんな興味ない本作だが、評判良いみたいだしNetflixで配信始まったから「Netflixに金さえ払えば無料で観れるし観てみるか……」と観たら意外と面白かった。
ホラー映画『ポラロイド』を撮った監督の二作目が本作らしいが『ポラロイド』観てないから、この監督の事はよく知らんわ。
おもちゃ屋で働くセクシーなシングルマザー(オーブリー・プラザ)。彼女は、友達がいない息子のために職場で売ってる高性能AIバディ人形をタダで入手してプレゼントする。
少年は、自分の事を「チャッキーと呼んで」と言うチャッキー人形を最初は不気味がるがプレゼントしてくれたママに気を遣って一緒に過ごす。
ところで、このチャッキー人形、ガチで可愛くない。旧チャッキーとかアナベル人形は、基本可愛いが汚れたり影や形相の変化で怖く見せてただけだが新チャッキーは「童顔の中年男性」みたいな顔している。有吉弘行を不気味にしたような顔だ。しかも奇妙なロン毛に今の子供っぽくない服装、更にはチャッキーの吹き替えは『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー役や、アニメ版『バットマン』のジョーカーの吹き替えを始めとして不気味な悪役声優を得意とするマーク・ハミル。初老やん!ルークの吹き替えといえば島田敏ってことで日本語吹き替えは島田敏氏……『機動戦士Ζガンダム』パプティマス・シロッコ役や『ドラゴンボールZブロリー役でおなじみの人が吹き替えている。全然かわいくない声!幼ない男児の人形なのに何故、声が初老のオッサンなのか?冷静に考えるとかなり変だ。何だこのサイキック・インプレッション……?この程度のサイコヒットであろうが私の使命はチャッキーに魂を引かれた人たちを開放することだと思ってるし次のチャッキーを支配するのは女たちだと思っているから私の赤色十文字をトレースするように伝えろ。一人用のチャッキーでかぁ?(笑) お前はもう、死んでいい。まぁ私はチャッキーの立会人に過ぎないからそうも見えるが、おかげで君たちよりは冷静でいられる……。 
そんな可愛くなさすぎるチャッキーを最初は不気味がってる少年だったが、他に友達も居ないしママの彼氏が嫌いだしでチャッキーと友情を育む。
ちなみに、このチャッキーはプログラム担当のアジア系の人が八つ当たりで魔改造したせいで汚い言葉なども規制されてないし、どんどん新しい概念を覚えていく。またバディ(相棒)である少年に異常な執着心や束縛したい気持ちを強力に持っていた。少年を引っ掻いた飼い猫を殺そうとして少年は慌てて止める、この性格もプログラムのせいなのか?
汚い言葉遣いするチャッキーのおかげで近所の悪ガキ(大柄少年と強気な少女)と仲良くなった少年。
さっさとチャッキーが殺人するのかと思ったが、割と前半まではたっぷりと時間を取って少年とチャッキーの友情を描いてるのが意外だった。
映画開始してから、ここまでかなり面白い。「子供が主人公」「人形ホラー」「先がどうなるか全部わかってる」など、僕がつまらなく思う要素ばっかりなのに、こんなに面白いって事はこの監督がやり手なんでしょうね。
皆で故トビー・フーパーの名作ホラー悪魔のいけにえ』(1974) 悪魔のいけにえ2』(1986)を楽しんで鑑賞(※間違って「悪いけ一作目」と書いてたのをぶたおさんに指摘されて修正しました。確かに2だった。ありがとうぶたおさん)。チャッキーはそれを観て「人間は、刺したりチェーンソーで切り刻んで顔の皮を剥ぐと死ぬ」という事実や「大好きな少年はそれ観て大喜びする」という事を学んだ。
チャッキーは、それらの少年によって「教育」されてた知識や行動力を活かして、少年を引っ掻いた飼い猫、少年に当たりがきついママの彼氏などを殺害(ちなみに、この彼氏は子持ちである事を隠してママと付き合ってる悪い奴だった)。おまけにママの彼氏の顔の皮を剥がして少年にプレゼントする。チャッキーは恐らく『悪魔のいけにえ2』での顔剥がし見てウケてた少年は自分の行為を褒めてくれると思ったのだろう。
それらの事実を知って「これはマジでアカン!」となった少年は新しい友達達と協力してチャッキーのバッテリーを抜き取りチャッキーを沈黙させる。
まぁ確かにチャッキーはいけない事をした。しかし過去作のチャッキーは殺人鬼の霊が取り憑いてたので自分の意志で悪い事してたのに比べて、本作のチャッキーは「持ち主である少年の影響を受けて彼のために悪気なく殺人する」……というのが過去作と違う本作の一番面白いところだ。
言わば、真っ白なAIが少年の影響を受けて自分の願い「少年の喜びそうな事(少年の嫌う者を排除)して彼を独占する」を、極めて合理的に実行しただけで悪気はなかった。だから少年たちに抑え込まれて破壊されそうになったら本気で「なぜ少年が自分を殺そうとするのか」わからず慌てて「親友の歌」を熱唱した。そのせいかチャッキーを親友だと思い始めてた少年も彼の心臓(バッテリー)を抜き出す事に躊躇した(結局、少年にはチャッキーを破壊できず代わりに強気な少女がバッテリーを抜いた)。
……というチャッキーの最初の死までは倫理観こそなかったが悪気もなかったチャッキーだが、近所の変態に拾われて蘇ってからは自分の私利私欲のために行動する。
言わばここまでは独自性のあるホラー映画だったが、ここから先は過去作や他のホラーと大差ない。
以前とは違い、少年と仲良しだと自称する者たちを次々と殺害していくチャッキー。
少年はチャッキーを止めようとするが、子供なので行動範囲に制限があるし「人形が殺人している」と言っても、誰にもママにも信じてもらえない。しかもチャッキーはネットに接続して自在に情報を操る事が出来るのだ。
ママは周りで起きる怪事件は全て頭がおかしくなった少年がやっていると思うようになる(チャッキーの殺人を知った少年の態度と全く同じなのが皮肉なところだ)。
そしてチャッキーは、少年が最も愛している人間……ママを狙い、オモチャ屋でラストバトルが行われる。ここでも妙に活躍する近所の強気な少女がマジで魅力的。
そんな感じの楳図かずおの漫画『願い』の映画版みたいなストーリーが今回のチャイルド・プレイだった。
まぁチャッキーが蘇ってからの後半はアメリカン・ホラーの定番展開で、面白くはあるけど「よくある普通の面白さ」って感じなんだけど、しいて言うなら「全部、僕のせいで周りの人が死んでる」と責任を感じた少年が勇気を出して友達を店の外に逃して単身、死ぬ覚悟でチャッキーが暴れるオモチャ屋に留まり、ママを救いに行く場面が熱かった。
そんな良い場面もあるが、やはりチャッキーをプレゼントされて普通に仲良くなって、やがて人間の友だちが出来て、生活に支障をきたし始めたチャッキーが邪魔になって泣く泣く破壊する……という前半までの展開がやはり面白かった。
孤独だった少年が成長しイマジナリーフレンド(空想上の友達)を捨て去る寂しさのようなものが描けてたし、チャッキーの悪事は悪気はないし全て「少年がチャッキーに教えたもの」というのもいい。それが返ってきて実生活に支障をきたし始めて「このままじゃアカン!僕はリアルに生きないと……だからごめんチャッキー!」と半泣きで破壊する感じが良かったわ。実質的にここで映画終わってるよね。つまり本作で起きる事件は少年が間接的に行った事で、それを巻き起こした少年が自己中心的な感情を反省して利他的な勇気を芽生えさせチャッキー(過去の悪い自分)を滅ぼす話と見ることができる。
子供主人公とか、人形ホラーは好きじゃないけど、僕はこういった「主人公が、成長や世界のために子供時代の大事だったり執着していたものや夢を捨てなきゃいけない」って描写に凄く弱いせいか惹き込まれるものがあった。PIXARの『インサイド・ヘッド』とか高野文子の傑作漫画『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』などもそうだし、サム・ライミスパイダーマン2』ラストのドクオクの贖罪的な行動。ちょっと違うかもしれないけどジェームズ・ガンスーパー!』のラストにも少し似たテイストを感じる。ちなみに僕が映画や漫画で一番泣きそうになるのはこういう種類のもの。
まぁ本作の場合それらのものほど傑作ではない面白ホラーって程度なので、そこまで感動はしない。まずチャッキー最初からずっとキモすぎるしママの彼氏が「白人なのにスイカ畑で死亡」したり顔の皮を子供たちが処分しようと右往左往するくだりも完全にギャグとして撮ってたし。それにしてもチャッキーのキモさは殺人鬼になってからは気にならず、むしろ序盤の普通に仲良くしてた時が一番キモかった。やっぱりチャッキーは可愛い見た目&可愛い声の方が良かったのでは?……とも思ったが「こんな気の狂った有吉みたいな殺人小人中年男みたいな人形でも、これしか親友が居ない少年にとって、あの短期間だけは真の親友だったんだ」という意味では、この可愛くない小さいオッサンみたいな感じで良かったのかもしれない。
まぁ特に傑作!って感じじゃないけど最初から最後まで充分面白い映画だった。
80~90年代の人気エンタメ映画のリメイク、リブートはSF、ホラー、コメディどれも失敗の山!なわけだが『ハロウィン』『IT』に並んで成功だった数少ない成功例だったと言える(『IT』は個人的にあまり面白くはなかったがヒットして皆が喜んだのでOK)。
やっぱ、この監督が上手かったと思うわ。いくら高性能なAI人形といえど周囲の電子機器を自在に操ったり隣町まで行ったりと無茶苦茶なんだが、つまんなかったらそういった無茶苦茶さに目が行って文句つけたくなるもんだけど、そういった些細な変なところは積極的に気にせず観れたのは面白かったからだしね。
こんな感想を最後まで読んでくれた君は死ぬまで僕の相棒
ただの友達じゃない
君は僕の親友
どれほど愛してるか分からないよね?
君のことを絶対に放さないよ

 

 

 

そんな感じでした

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Child's Play (2019) - IMDb
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