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映画の感想ブログ 🤴 おしずかに‥〈Since.2015〉

「THE GUILTY/ギルティ (2018)」電話の向こうが一切映らないという構成を上手く使って電話の向こうに地獄を‥🎧

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原題:Den skyldige 監督&脚本:グスタフ・モーラー
製作国:デンマーク 上映時間:88分

 

警察の緊急通報司令室オペレーターのおっさんが電話で話してるだけというデンマーク映画。随分と評判になったそうです。
公開初日だしネタバレ殆どなしの薄い感じで。。 

 

Story
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警察官アスガーヤコブ・セーダーグレン)は一線を退き緊急通報指令室オペレーターとして働いていた。
そんなある夜、一本の電話を受ける。それは今まさに誘拐されている最中の女性イーベンからの通報
アスガーは電話から聞こえるだけを手がかりに、見えざる事件を解決することはできるのか――

 

 

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もうすぐアスガーの夜勤が終わろうとしているくらいの時から話が始まる。
かかってくる緊急通報は引ったくりとか転んだとかそういう些細なものばかり。
主人公アスガーは元からオペレーターだったわけではなく、バリバリ現場に顔出してた警官だったが、あつ事件があり裁判を受ける直前のため緊急通報の電話番している。
だから普段はもっと現場に出ていた男。
そのため、このオペレーターの仕事は緊急通報を受けた際パトロール中のパトカーに指示を出す係の人に状況を知らせるだけ‥の仕事なんだが、アスガーの場合、解決できそうなら指示を出して能動的に事件を解決しようとする。そんな行動を、パトカーに指示出す係の人に咎められるとキレて、独自に警官時の相棒などに直接電話して急行させたりする。
‥どうでもいいが通報してくる奴らはどいつもこいつも慌ててるせいか自分が今いる場所とか現場の状況とか全然言わず、場所を訊いても「パトカー送ってくれ!」→「ですから場所を言ってください」→「馬鹿野郎!早く‥!早くパトカーをよ~あうあう」みたいな感じで要領を得ない。
もし自分がこの仕事に就いたら「場所と状況を先に言えバカ!じゃないと何も出来ねーだろうがボケがよ」と通報者に対してキレてしまいそうだ。‥いや、それは映画を観てるからそう思うだけで、実際に勤務したらマシーンのように機械的な対応するだけだろうな、とか想像しながら観ていた。
オペレーターの前にはPCがあり、電話がかかってきた瞬間に、相手のいるおおまかな場所(半径数百mくらい?)と電話の持ち主、職業などがパッと一発で出る。こんなに一発で出るもんなんですねぇ。
上のあらすじにも書いたが「今まさに男に誘拐されている最中」だという女性イーベンからのSOS電話がかかってくる。
誘拐した男は、イーベンが自分の娘と喋ってると思い込んでいるらしい。
だからイーベンは能動的に話すことができないので、アスガーは「YESかNO、どちらかだけで返事できる質問」を繰り返し、居場所や行き先を知ろうとする。
アスガーは隣のサブの部屋に移動してそこで仕事をし始める。
これはさっき言ったように自分のスマホから元相棒に電話して捜査してもらうため。
そしてイーベンやイーベンの家族に電話したり逆にかかってきたり、途中で切れたり、またかかってきたり‥コーベンの家に警官を急行させて娘を保護させたり‥と、映画の舞台は全く変わらないが色々と二転三転する。
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映像としては、サブの部屋で電話しているアスガーの顔を見るしかない。
スクリーンいっぱいにアスガーの顔面の三分の一くらい映ってて、すげードアップ。
本当に、こんなに同性の刈り上げ部分をずーっと見つめたのは始めてだ。
きっとアスガーの感情や思考、また電話の向こうの状況などを想像して欲しいという事だろう。映画の舞台は最後までアスガーが働いてる部屋以外一切映らないので会話を聞いて想像するしかない。だが明快なので判りにくいという事はない。
こんなにも画変わりしないサウンドノベルゲームみたいな映画なのにも関わらず最後まで集中して面白く観れた。
我々、観客は観てるうちにアスガーとシンクロして電話の向こう側を、電話相手との会話や物音、警察ネットワークに登録されてる電話の持ち主などの情報から、一体何が起きてるのか推測して、被害者を救出できるように指示を出していくしかない。
アスガーにシンクロして観てた僕は全くもってアスガーと同じように感じていたのでアスガー同様「そ、そんな!?」と驚かされました。‥僕は、こういうミステリー仕立ての映画は一切何も推理せずボーっと観て登場人物と同じように「な、何だって~!」とアホっぽいリアクションしながら観るようにしてます(その方が楽しいので)。
電話の向こうの状況はかなり悲惨な事になっている。 
電話の向こう側が一切スクリーンに映らない本作の構成を逆手に取って、とても映画の画面では見せられないような惨状になっている。
アスガーの頑張りは事態を悪化させたようとも言えるが、コーベンとアスガー本人に最終的な「真実に向き合った上での救い」‥のようなものを与えたのはアスガーだと言えるので、その点ではきっと良かったのだろうと思った。
‥というか、俺がアスガーだったらコーベンにあんなに親身にならないだろうし、同じ結末を経ても裁判の件は当初のままにしとくだろうと思った。アスガーは優しいし誠実だよね。俺が薄情なのか、それともアスガーが誠実なのか、もしくはその両方か。。
ネタバレしないように書こうとしたら、只の映画紹介みたいなしょうもない内容になってしまったが折角観たので記念書き込み的な意味合いで書いといた。別に超傑作というわけではないし何度も観返したい要素もないけど割と誰が観ても最後まで楽しめる気はします。

 

 

そんな感じでした

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guilty-movie.jp

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