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『自由研究には向かない殺人』(2024) 全6話/エマ・マイヤーズと青春要素は良かったがミステリー要素はイマイチ。悪役ばかりしてる大御所声優を犯人役の吹き替えにすなーっ!👆️🧔🏼‍♀️


原題:A Good Girl's Guide to Murder 監督&製作総指揮:ドリー・ウェルズ 監督:トム・ヴォーン 脚本&企画&製作総指揮:ポピー・コーガン 製作総指揮:マシュー・リード、フリス・ティップ、レディ 原作&製作総指揮:ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』(2019)  製作国:イギリス 制作&配信:BBC iPlayer、Netflix 配信時間:約50分、全6話 配信開始日:2024.07/01(日本は2024.08/01)

 

 

『ウェンズデー』〈シーズン1〉(2022)人狼少女イーニッド役でブレイクしたエマ・マイヤーズがミステリー系ヤングアダルト小説をBBCがドラマ化したのがNetflixに流れてきたやつ。かわいいエマ・マイヤーズが見たいのと少女探偵ものが好きだから観た。

ネタバレあり。犯人に関するネタバレちょっとある

 

 

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ケンブリッジ大に進学予定の女子高生ピップ・フィッツ=アモビ(演:エマ・マイヤーズ)は自由研究の題材として、5年前に顔見知りの先輩同士で起きた殺人事件を再捜査する。
優しい男子高校生だったサルが、地元の人気者だった女子高生と付き合っていた。
しかしある日女子高生が失踪し、有色人種であるため犯人だと疑われたサルは自分が犯人だと自供した後に自殺した。
「あの優しいサルが殺しなんてありえん」と思ったピップは、同じくサルの無実を証明したいサルの弟をワトソン役にして捜査する。すると「人気者と思われてた被害者の女子高生そして平和な地元や地元民に実は裏の顔が……」という『ツインピークス』っぽい感じ。そして捜査を進めるピップには真犯人から脅迫めいた警告が届く。
ピップはサルの弟と共にサルの事件を再捜査して、同時に仲良しグループや家族ともコミュニケーションしていく、という青春ミステリードラマ。

自分が最初に観ようと思ったお目当てが「エマ・マイヤーズのかわいさ」「青春ドラマ」「ミステリー」という3本柱だったわけだが、
まず「エマ・マイヤーズのかわいさ」これはもうめちゃくちゃ堪能できた。
本当に、マジで天使みたいな、哺乳類の子供みたいで可愛すぎる。正義感の強い優等生ピップ役が凄く合っている。
だがちょっと……捜査を進めるために不法侵入、盗難……など違法行為をあまりにもしすぎてるので事件解決した後、警察にどんな報告したのか凄く知りたいところではある。あと危険な奴がいる所に無策で飛び込みすぎて、助けが来ないとヤバいことになってたぞ?って場面が3、4回あってかなり危なっかしい。……が、まぁ別にいいでしょう。
「青春ドラマ」感。これも凄く良かったです。サルの弟への恋心や、親友や仲良しグループとの友情。このグループは皆良い子たち。一方、サルたち五年前の先輩たちはドラッグやレイプや犯罪要素が妙に多い。これは単純に「前の世代はワルがイケてたけど現在ではそんなの全然いけてない」っていう現代の風潮を五年前と現在の学生で表現したものかなと思った。優等生の世界と悪い先輩の世界を同時に見れる。
母との絆とか、義父を疑ったり仲直りしたりもある。
で肝心の「ミステリー」要素、これは割と前半からフワフワしてたのだが後半、結構ガタガタになる。
後半2~3話で「実はこんな真実が!?」「実はこんな人物が関わっていた……」「かと思えば実はアイツが犯人だった」といったクリフハンガーやどんでん返しを繰り返すのだが、前半それらの「意外な人物」を大して描いてないので次々とわけわからん真相が明らかになるので「あ、そうなの?」「ああ、そんなことがあったのね」などと特に驚くこともなく、冬のナマズのように静かに淡々と受け止めてたら知らん間に終わった。
死んだサルやその彼女の真実がわかっても事実の列挙でしかないし、彼らの生きた過去がピップ達の生きる現在とも結びついておらず人間ドラマがうまくいってない。
そんな印象。
前半からちょいちょい出てくる人物が犯人の一人なのだが、それを子安武人が吹き替えしてたので第一話で出てきただけで犯人だと気づいてしまう。
正体を隠してる犯人役の吹き替えに子安を抜擢すなーっ!👆️
いかにも子安が演じそうな、ギラギラしてたり大物っぽいキャラならともかく、物静かで優しそうな中年男性の脇役だからね。子安がこんなキャラを吹き替えてるだけでもう犯人やん。演じてる俳優は、ちゃんと地味な俳優が演じてるのに何でわざわざ子安なんかにやらせたのか?Netflixジャパンの不手際ですね。
まぁ僕は別に犯人がバレたから面白さが減るとは思わないタイプなので、はっきり言って「子安が声優だからバレてるやん!」と思うことができるという面白さがあったので良かったですが……これがなければ他に特に書くことないのでブログも書けなかったですし。
ミステリーや刑事ものにありがちな、壁に写真や相関図を書いて「◯時にどこにいた?」と書いたり紐で繋げたりする壁が出てきたのは良かったです。これ好きなので……。これって主人公の頭の中の推理を可視化するためにやってるんだよね?映画やドラマでこれ何回も見てたら真似したくなってホワイトボード買って考えや「明日買うもの:猫の餌」などと忘れないようにまとめたりするようになった(だが実際忘れなくなるので効果はあった)。

そーいう感じでエマ・マイヤーズの可愛さと主人公周りの青春描写は楽しめたがミステリー要素はイマイチという感じでした。
別に最後まで楽しむくらいはギリできる。でも本当にギリだという、100点満点中50点ぴったりくらいの感じ。
そういえば主人公とワトソン役の青年が結ばれたり、捜査をやめさせたい犯人によって飼い犬が殺されたりするなど最近の作品ではあまり観られなくなった展開が多かったね。作者は割と若い人っぽいけど……。
世界最大のプロレス団体WWEのドキュメンタリー『Mr.マクマホン 悪のオーナー』(2024)目当てで先月またネトフリ加入した、これは一気に全部観れるほど見ごたえあったけど思いのほか胸糞で終わる内容で感想書くのやめた。あと身体が動かせない難病の青年が死んだがネトゲの世界で8年間多くの人に愛されていたという『イベリン 彼が生きた証』(2024)というドキュメンタリーも観て、これも見応えあったが割としんみりしてナルホドとしか言いようがない内容で特に書くことないのでFilmarks送りにして終わらせた。そういう事で、あまり面白くなく感想も特に……子安の件以外に書くことないのだが、自分はとにかくブログを更新したい、できれば一ヶ月に最低8回は更新したいのに1日に更新して一週間更新してないので何でもいいから更新しようとしてこれを書いた、そんな感じでした。
小説は続編が2本、前日譚の短編が1本あるようだが、全くウケてないみたいだから続編は多分ないな。ネトフリは一ヶ月連続一位くらいでようやく続編にGOがかかるくらいの感じらしいから……、『ノット・オーケー』(2020)などと同じように、続編にGOがかからずひっそり消える青春ドラマのひとつだろう。この、人気の若手の青春ドラマ作ったが消えていく作品めちゃくちゃ多い。たいてい面白くないので感想も書かずガチで忘れてしまうので全く思い出せないが……。

 

 

そんな感じでした

 


 

www.netflix.comA Good Girl's Guide to Murder (TV Series 2024– ) - IMDb
A Good Girl's Guide to Murder | Rotten Tomatoes
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