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「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)」面白いシーンもあるが情報と段取りに殺された感がある。全裸ソー悶絶

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原作:Avengers: Age of Ultron
監督:ジョス・ウィードン 制作:ケヴィン・ファイギ
上映時間:142分 製作国:アメリ
シリーズ:マーベル・シネマティック・ユニバース。「アベンジャーズ」シリーズ

 

※「エイジ・オブ・ウルトロン」の記事、3つもあったので一つにまとめました
MCU11作目。フェイズ毎の総決算「アベンジャーズ」タイトルとしては2作目。
制作は今までどおりケビンファイギ。監督は「アベンジャーズ (2013)」同様ジョス・ウィードン
前作「アベンジャーズ (2013)」は違う4つの世界観を持つタイトルの主人公たちをチームとして上手く絡ませ、そして後に続く‥という今までにない離れ業でファンを興奮させた。ただ過去作や原作を読んでないアメコミに興味ない人にとっては「色んなヒーローが何やら集まってる派手なアクション映画」としか映らなかっただろうが、まあそんなものだ(野球やサッカーなど一切観ない僕がワールドカップとか日本シリーズ観ても「金持ちのおっさんが動きまわってるだけ」にしか見えない。趣味趣向とはそんなものだ)
とにかく前作は(ファンにとっては)パチンコのチューリップが常時開いてる状態、ゴールキーパーのいないサッカーゴールの前に無数のボールとストライカーだけがいるような状態だったので「キャップと社長が出会った!」「BIG3揃った!」「喧嘩しだした!」「仲直りした!」「6人揃った!」「ハルク怒った!」「サノス来た!」などと、いちいち全シーン感動するような映画だった。
‥が何度も言うようだが、ファンじゃない人にとっては中盤の面白い険悪シーンなどが「中だるみ」に感じられる派手なアクション映画にしか過ぎなかった事は念を押しておこう。
続く、同じ監督による本作は「アイアンマン」に対する「アイアンマン2」という印象

MCUに奥行きを与える為、今後のネタフリや各キャラに見せ場を与えてる間に単体映画としてはちょっとズタズタになったが、ファンにとっては各場面がそこそこ面白い、ファンだけは楽しめる‥という印象。アイドル映画みたいな感じに落ち着いた。酷い言い方をすれば失敗作だろう。
ジョス・ウィードン監督は、あまりにも過酷な本作の現場で疲弊しきり、出来上がって興行的にも評価的にも前作に劣り、ファンにもめっちゃ叩かれてぶっ壊れてしまった。
そしてひっそりとMCUから去っていった。アイアンマンでMCU初期を牽引したジョン・ファヴローが去っていく流れと同じ。MCUの舵はルッソ兄弟に渡された

 

Story
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アベンジャーズは、東欧ソコヴィアで秘密結社ヒドラの残党バロン・フォン・ストラッカーロキの杖を使い人体実験をしている事を掴み、基地を強襲。ヒドラを壊滅させストラッカーを捕らえる。
アイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)は、無人で自動的に動くアイアンマン・アーマー軍団アイアン・レギオンで市民を護った。
しかしストラッカーは、人体実験でメタヒューマンとなった双子テレキネシスとマインドコントロールを使う超能力者ワンダ・マキシモエリザベス・オルセン)と超人的なスピードで行動できるピエトロ・マキシモアーロン・テイラー=ジョンソン)のマキシモ姉弟を放つ。
双子はアベンジャーズと交戦。ワンダはアベンジャーズに次々とトラウマを見せる。
そこで、トニーは「サノスと闘って、自分以外のアベンジャーズが全滅する」という幻覚を見せられ、誰よりもアベンジャーズを大切に思っているトニーは恐怖した。
そんな恐怖もあって、トニーはロキの杖の先にある人工知能らしきもの(インフィニティ・ストーン)を使ってウルトロン計画(平和維持計画)を独断で急進させる。
インフィニティ・ストーンは自我に目覚めトニーのAI、J.A.R.V.I.S.を破壊、アイアン・レギオンに乗り移って自分のボディを建造しウルトロンとして現出。
アベンジャーズはウルトロン軍団と闘うが、自分の意識を他にアップロードしているウルトロンを倒すことはできない。一体目のボディが敗れたウルトロンはロキの杖を持って姿を消した。
ウルトロンは、トニーに恨みのあるマキシモ姉弟と手を組み、特殊金属ヴィブラニウムで最強のボディを作り、ソコヴィアの街を使った恐ろしい計画を進める‥
みたいな話

 

 

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今までで充分、世界観やキャラの説明してるので最初から盛り上がっていた。
特に冒頭のアベンジャーズvs.ヒドラまでは前作までの勧善懲悪バトルでとても爽快。
続くヒドラ壊滅パーティも単純に楽しい。
その後は、アベンジャーズ自体が悪を生んでしまいそれを倒す‥という自分との闘いというテーマに入っていく。
ハルクバスター
ただ、一作だけで起承転結がハッキリしてた「アベンジャーズ」一作目と違って、このウルトロンは冒頭からラストまで、ずっと「途中」「詰め込みすぎ」「色んな要素が噛み合ってない」という印象が強かった。
やはり人工知能の悲哀やトニーの恐怖といった興味深いストーリーと、MCU全体の今後のネタフリや段取り消化などが食い合った結果、ストーリーのほうがおざなりになった印象がある。
ファンの僕は面白かったが、MARVEL好きじゃない人が観て面白いかどうかは疑問だ。
多分そういう人にとっては、やたらと情報が多すぎて派手すぎるしんどい映画かもしれない。
またジョス・ウィードンのギャグセンスが、妙に古臭い。
素早いカット割りで気の利いた掛け合いをしてる風なのだが全体的に滑ってる感じがする。英語のリスリングできないのでこんなこと偉そうに言うことは出来ないのだが、キャラの掛け合いがどれも寒い感じがする。
ウルトロンやウルトロン軍団は、本当はめちゃくちゃ強いのだが、様々な描写をしなければいけなかったので結果的にめちゃくちゃ弱い敵に終わってしまった。
ウルトロンやヴィランとしてのマキシモ姉弟を生んでしまったのはトニーの恐れや弱さからでもあるし、マインドコントロールされたハルクが街で暴れたりソコヴィアが壊滅した事によってアベンジャーズには世界からの非難が集まる。
そんな感じで今回は、全体的に「自分との闘い」的なテーマを感じた。
特に、社長とハルクとホークアイがストーリーの中心に来てる印象だった
そんな中、今回は今まで目立ってなかったホークアイに脚光が当たる。
物理的な強さは他のメンバーほどではないが経験豊富で成熟しているホークアイは、非難されたアベンジャーズを自宅に匿い、マキシモ姉弟を導く。今回のホークアイはいいところしかない。

 

ソーよ。君はなぜ洞窟の泉に入って全裸で悶絶していたんだい?
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ワンダに幻覚を見せられたソーが、ろくに幻覚の説明もしないまますぐ全裸になる初老のおじさんセルウィグ博士を洞窟に連れて行き、温泉に入って全裸でのたうち回るシーンには呆気にとられた。(本当は泉なのだが観てる間は温泉だと思った)
謎の温泉に入り全裸で「アバーッ!」と叫び悶絶するソー。
とりあえず、この温泉の事はアバ湯と呼ぶことにした。
ウルトロンによって世界が大変なことになってるというのにアバ湯に入っとる場合か
セルウィグ博士も怪訝な顔をしてソーの奇行を見守るばかり。
こんな長髪の大男が全裸で暴れまわってるのを止められる者はいない。
さんざん、アバ湯を堪能したソーは風呂から出た。
ソー「アバァッ!(バシャアァッ)」
アベンジャーズ本部ではビジョンを誕生させるかどうかで揉めていた。
そこにアバ湯に入って覚醒したソーが颯爽と飛来しビジョンが眠るケースに電撃‥アバ湯サンダーを浴びせて電力を供給!ガラスをブチ破って全裸のビジョン爆誕
新しい変態がアベンジャーズに加わった。いよいよウルトロンとの最終決戦!
‥というシーン。あまりに色んな事が性急で訳分からなさすぎて混乱させられた。
まず最初のヘイムダルが出てくる難解な夢はなんだ?ラグナロクのネタフリだろう事はわかるが、そんな事客の殆どはわからないぞ。
そして泉でインフィニティ・ストーンを幻視するシーンだが、映像が断片的で早すぎてよくわからん。インフィニティストーンのことを知ってる者にはわかるが、初見の人にとっては「えっ何?」となってしまうシーンだろう。
そして何よりも博士に全裸を見てもらいながら温泉で悶絶してたのは何故だ?
もちろん、あの泉に入れば色んな事が知覚できる神秘の泉なんだろうことは見ればわかるが、あまりにも説明がなさすぎる。セルウィグ博士はガイド役なんだろうが終始、怪訝な顔でソーの奇行を見てるだけにしか見えず笑えてくる。
もっと‥泉じゃなくて神秘の薬とかアイテムの方がわかりやすいのではないか?
どう考えてもクリス・ヘムズワースを全裸にして悶絶させるためだけのシーンとしか思えない。
そしてアバ湯サンダーでビジョンを爆誕させるのだが、ビジョンの事をいつ知ったんだ?もちろん泉でビジョンやストーンの事を知ったんだろう事は見ればわかるが‥とにかく性急に色んな情報を詰め込みすぎたせいで世紀の珍シーンとなった。

 

 

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後半の浮いたソコヴィアでの総力戦は、ひたすらニチアサ的な殴り合いが続く。
前作「アベンジャーズ」のチタウリ戦をもっかいやってる感じだ。
それにしてもウルトロン軍団は弱すぎる。。
中盤でハルクバスターvs.ハルクをやってしまったがためにウルトロンの弱さが際立つ
バトル序盤でネットワーク切断して、ウルトロン得意のネットに逃げるもできなくなりますます弱くなった。
それと僕は姉大好きなピエトロがワンダに近づく奴に対して異常に警戒する様が好きなのでピエトロ退場は残念だった(X-MENキャラを共有するFOXとの諍いでこうなった説あり)
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関係ないけどブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)はめちゃくちゃカメラが離れててもシルエットで一発でスカヨハだとわかるのが凄い。
「ウィンター・ソルジャーでのロングヘアーの方がよかった」と最初は思ったが、シルエット的に分かりやすくするためにふわふわヘアーにしたのかもしれん。


そんな感じでした

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