gock221B

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「心霊写真部 壱限目&弐限目(2010)」「々劇場版(2015)」面白い要素は第一話で全部出てるので第一話だけ観ればそれで済む

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「心霊写真部 壱限目/弐限目(2010)」 監督:永江二朗
よく名前を聞くし主演の中村静香も好きなので観てみた。
観た後に検索したら、DVDスルーで二巻まで出て本当は四、五巻くらいまで出す予定だったがイマイチ売れなかったので打ち切りになったらしい。しかし数年後、ニコ動で人気が出た。
一巻につき短い話が三話づつ入っていて計六話まで作られた。


主人公の女子高生(中村静香)が心霊写真部に入部する。
情報収集が得意なクール眼鏡メンの部長と、ただ声がデカいだけのリリと一緒に活動する
心霊写真が原因で心霊現象に困ってる中高生から助けてほしいという依頼が、心霊写真部のウェブサイトに届き、三人で調査して解決していく。
霊感を持つ主人公は、強力な霊能力を持つ謎の少女のアドバイスを貰いつつ最終的には大抵一人で解決する。
更に、仮面の連続殺人鬼が各地で殺しを行っているが、未完で終わったので主人公達と一体どう関わってくるのかわからないまま終わった。

最初は霊のCGもショボいし、いわゆるJホラーが培ってきた怖い心霊表現もあんまり使わないので「何だこれショボくね?」とか思いながら観てたが、一話のクライマックスで、霊障にあった部長とリリがブッ倒れ、クールに振る舞ってた部長が、まるでシロテナガザルのような奇声を発しながらハンマーで撲殺された死にぞこないの様にバタバタと痙攣し始めてめっちゃ面白かった。
しかも中村静香は大変な事になって痙攣している二人をスルーして調査を続行するのも笑った。中村静香はニコニコしていない時はいつも「?」という文字が似合いそうな怪訝そうな顔をしているが全編そんな表情してるのも可笑しい
しかしこのシーンを観て「ああ、これはベガ立ちで観る様なもんじゃないんだな」と、楽しみ方がわかった気がした。

ベガ立ちf:id:gock221B:20160130083255j:plain

これはJホラーじゃなくて、ぬ~べ~とかジュブナイル小説とかみたいに、少女たちが心霊事件を調査して解決するタイプの話だったようだ。Jホラーというより、ヒーローが出てこない特撮ものとかケータイ刑事とかあの手のジャンル分けにしにくい低予算もんみたいな感じ
死体や血もどんどん出る割に、どことなく全編にホノボノしたどこか間抜けな雰囲気が漂ってるのも魅力だった。
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「心霊写真部 劇場版(2015)」 監督:永江二朗

ニコ動で人気出たので五年ぶりに続編の製作が決まり、クラウドファンディング資金を集めて作られたらしい。
キャラはそのままで部長以外の配役が変わった。
リブートかと思ったが、冒頭のこれまでのあらすじ的なとこを観ると、中村静香版の事件は全部あった事で、純粋に続編みたい。でも主人公の家のセットとか違うし過去の事件の回想シーンはDVDの映像を使わずわざわざ撮り直してるから、たぶんマッドマックスの続編みたいに、ストーリーは繋がってる風だけど同じ世界線かどうかは曖昧な続編なんだろう。本来なら三限目と四限目の部分を映画化したのかな?
アバンタイトルで、三人組&謎の少女はエンジェルさん事件に取り組む(依頼者の母親を森田亜紀さんが演じていて綺麗)。ファンが好きな部長の痙攣をサービスしながら事件解決するも、依頼者はマスク殺人鬼に殺されてしまう。
今まで本筋に絡んでなかったマスク殺人鬼や謎の少女もメインストーリーに絡んできて未解決の謎なども明かしていく(マスク殺人鬼絡みの場面はジャーロっぽい雰囲気)
ホラー映画というより特撮ものや、ゲームやアニメの実写化っぽいなと思った(だから心霊写真部があまりにも不死身だったりしても気にならない)
でもクライマックスや、マスク殺人鬼絡みのシーンは凄く映画的でよかった

しかし新しいキャストがダメなわけでは全然ないが、やっぱりオリジナルメンバーの方で観たかった(特に中村静香)。これだけアニメやゲームみたいな雰囲気なんだから、アラサーの旧キャストで高校生ですと押し切ってもよかった気がする。アメリカ映画とか皆、そうだし。
部長だけ俳優が同じなので、部長は世界線を移動してるって続編を作れそうだなと思った
主人公を好きだったサッカー部の奴がいつの間にか存在を抹消されてて笑った

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ついでにネットにあったニコ生のやつの一つを観た。部長とリリ役の子と監督と原作者がトークをしてるが廃校を探検し始めるやつと、零限目ってやつ
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「心霊写真部 零限目(2015)」※ニコ生 監督:永江二朗

主人公が入部する前のいわゆるエピソード1的な話で、リリに入部を勧誘された名無しの男子生徒、それを主観カメラが演じていてPOVで進んでいく。
ストーリー中に、ニコ生のアンケート機能を使ってゲームブックみたいに選択肢AかBかで分岐していく仕掛けがゲームみたいで面白い。覚える役者も大変そうだ。
たとえば「行く」or「行かない」だと「行く」にならないと話が進まないから「行く」しか選択肢はありえないのだが、アンケートで「行かない」みたいなのが多数派だった場合、リリが「何言ってんの!行かなきゃ話が始まらないでしょー!」みたいな事言って修正してくれる
アンケートの集計結果が出るまでの10秒間くらい待ってから、部長やリリが話しかけてくる姿はシュールだ(できるだけシュールにならないようにカメラも、あらぬ方向を見たりして間を持たせてる)。シュミレーションゲームをそのまま映像化したらこうなるのかって感じで面白かった
そして明らかにニコ生ユーザーの趣向を予測しているところがあって、部長と校内を散策していると、血がいっぱい貯まってる洗面台があって、そこで「飲む」という選択肢がある。普通だったらありえない展開だが、当然ニコ生ユーザーは面白がって「飲む」を選択し、部長は血を飲んでカメラ目線で「うん。いける」と爽やかに言う。完全に狙ってる
部長とリリの他、謎の少女やマスク殺人鬼も出てくる。
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そんな感じでそこそこ楽しめた。
どの話が一番よかったかというと一限目の1話が一番面白かった。
というかハッキシ言って、心霊写真部で人気ある要素はほぼ第一話で全部出てたな
ニコ生で人気出て存続が決まったためか、劇場版やニコ生ではキッチリ痙攣をメインに組み込んでた。まあ、痙攣が一番面白いのでわかるけど。。
完全に視聴者に左右されてる感じが、何か現代的な感じ。
映画とか本って、いつ観ても普遍的に良い感じのものと、若い時とか老いた時などの限られた時だけに刺さる観た時期に左右されるものとがあり、これは完全に10代~20代前半くらいが一番面白いと思う。自分がそれくらいの年齢だったらもっとハマれたんだろうなと観ながら思った
何となく、全体的に「綺麗なコワすぎ」という印象だった。コワすぎがヤンマガだとしたら心霊写真部はスピリッツ‥いや少年サンデーくらいの清潔さ。漫画にしたらアニメ絵の小学館系なのは間違いないだろう
もし今後も続けるなら、部長は顧問の先生にでもして出し続けてほしいところ。部長は絶対に居ないとダメだ。
あとやっぱり中村静香の何にも考えてないようなキョトン顔での演技の方が「こいつなら何とか霊を鎮めてくれるんじゃないか」という大物さを感じさせてくれたなと思う。劇場版のぱすぽの子が悪いわけではないが。。

そんな感じでした

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