gock221B

映画その他の感想用ブログ

「心霊写真部 壱限目 (2010)」「心霊写真部 弐限目 (2010)」「心霊写真部 劇場版 (2015)」「心霊写真部 零限目 (2015)」いいところ全部出てる壱限目の第1話だけ観ればOK

f:id:gock221B:20171020162446j:plain
「心霊写真部 壱限目 (2010)」「心霊写真部 弐限目 (2010)」 監督:永江二朗


よく名前を聞くなと思って観た。主演の中村静香も好きだし。
いま検索したらDVDスルーで二巻まで出て本当は四、伍限目くらいまで出して完結させる予定だったがイマイチ売れなかったので打ち切りになったらしい。しかし数年後、ニコ動で人気が出て、劇場版とか続きが出た。
一巻につき短い話が三話づつ入っていて計六話まで作られた。


主人公の女子高生(中村静香)が心霊写真部に入部する。
情報収集が得意なクール眼鏡男子の部長と、ただ声がデカいだけのリリと一緒に活動を始める。
心霊写真が原因で心霊現象に困ってる中高生から助けてほしいという依頼が心霊写真部のウェブサイトに届き、三人で調査して解決していく。
霊感を持つ中村静香は、学園の屋上にいる謎の霊能力少女のアドバイスを貰いつつ最終的には大抵一人で解決する。という話が何度か繰り返される。
そういった心霊事件と並行して、仮面の連続殺人鬼が各地で殺しを行っているが誰なのか?‥的な殺人事件も描かれるが、未完で終わったので主人公達と一体どう関わってくるのかわからないまま終わった。

最初は霊のCGもショボいし、いわゆるJホラーが培ってきた怖い心霊表現もあんまり使わないので「何だこれショボくね?」と思いながら観てたが、第一話のクライマックスで霊障にあった部長とリリがブッ倒れて、クールに振る舞ってた部長が、まるでシロテナガザルのような奇声を発しながらハンマーで撲殺された死にぞこないの様にバタバタと痙攣し始めてめっちゃ面白かった。
この部長の痙攣はニコ動の人達にウケたせいか今ではシリーズの売りになったらしい。
しかも中村静香は大変な事になって痙攣している二人を放ったらかしにして調査を続行するのも笑った。
中村静香はニコニコしていない時はいつも「」という文字が似合いそうな怪訝そうな顔をしているが全編そんな表情してるのも可笑しい。
しかしこのシーンを観て少し楽しみ方がわかった気がした。
死体や血もどんどん出る割に、どことなく全編にホノボノしたどこか間抜けな雰囲気が漂ってるのも魅力だった。
そして、これはガチなJホラーじゃなくて、地獄先生ぬ~べ~とかジュブナイル小説とかみたいなノリで少年少女たちが心霊事件を調査して解決するタイプの話だったようだ。
「ホラー」というより「特撮もの」と捉えた方がいいみたい。
と楽しみ方はわかったが、一番面白いのは壱限目の第一話だけなので意味ないですが‥。
きっと、テレ東の深夜ドラマとかで全13話くらいあればもっとよかったんだろうね。

 

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ 

 

「心霊写真部 劇場版 (2015)」
f:id:gock221B:20160130000906j:plain
監督:永江二朗

ニコ動で人気出たので5年ぶりに続編の製作が決まり、クラウドファンディングで資金を集めて作られたらしい。
キャラはそのままで部長以外の配役が変わった。
リブートかと思ったが、冒頭のこれまでのあらすじ的なとこを観ると、中村静香版の事件は全部あった事とされていて純粋に続編みたい。
でも主人公の家のセットとか違うし、過去の事件の回想シーンはDVDの映像を使わずわざわざ撮り直してるからマッドマックスの続編みたいに「ストーリーは繋がってるっぽいけど同じ世界線かどうかは曖昧な続編」なんだろう。
アバンタイトルで、三人組&謎の少女はエンジェルさん事件に取り組む(依頼者の母親を森田亜紀さん)。
このシリーズのファンが好きな部長の痙攣をサービスで何度も出しながら(サービス痙攣)事件を解決していくも、依頼者は例のマスク殺人鬼に殺されてしまう。
今まで本筋に絡んでなかったマスク殺人鬼や謎の少女もメインストーリーに絡んできて未解決の謎なども明かしていく。
この監督は、このマスク殺人鬼とか謎の少女とかの要素にしがんでるけど全く興味ねーわ‥。
やはりホラー映画というより特撮ものっぽい雰囲気だった。

しかし新しいキャストがダメなわけではないが、やっぱりオリジナルメンバーで観たかった。単純に中村静香のやる気のない演技が観たかった。
部長だけ俳優が同じなので「部長は色んな世界線を移動してる」っていう続編を作れそうだなと思った。いや、そこまで広がらないか。。
主人公を好きだったサッカー部の奴がいつの間にか存在ごと抹消されてて笑った

 

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ 

 

ついでにネットにあったニコ生のやつの一つを観た。部長とリリ役の子と監督と原作者がトークをしてるが廃校を探検し始めるやつと、零限目ってやつ
f:id:gock221B:20160130000054j:plain
「心霊写真部 零限目 (2015)」※ニコ生 監督:永江二朗

主人公が入部する前のエピソード0的な話で、リリに入部を勧誘された名無しの男子生徒、それを主観カメラが演じていてPOVで進んでいく。
ストーリー中に、ニコ生のアンケート機能を使って「選択肢AかBかどっち?」みたいな感じで分岐していく仕掛けがゲームブックみたいで面白い。
役者は二通りの段取りを覚えてたのかな。
たとえば「調べに行く」or「調べに行かない」とかだと「行く」にならないと話が進まないから本当は「行く」一択なんだけど、アンケートで「行かない」が多数派だった場合、リリが「何言ってんの!行かなきゃ話が始まらないでしょー!」みたいな事言って修正してくれる。
部長やリリは視聴者が投票したアンケートの集計結果が出るまでの10秒間くらい静止して待って、結果が出ると演技を再開する姿はシュールだった。できるだけシュールにならないようにカメラも、あらぬ方向を見たりして間を持たせてる。シュミレーションゲームをそのまま映像化したらこうなるのかって感じで面白かった。あとAVっぽくて興奮した。
そして明らかにニコ生ユーザーの趣向を予測して作ってるところがあって、部長と校内を散策していると血がいっぱい貯まってる洗面台があって、そこで「飲む」という選択肢がある。普通だったら飲むなんてありえない展開だが、ニコ生ユーザーは当然面白がって「飲む」を選択する。部長は血を飲んでカメラ目線で「うん。いける」と爽やかに言う。完全にニコ動ユーザーの期待を予測して作っている。
何か、ここまで来ると映画っていうよりも遊園地などのアトラクションみたいだなと思った。ジョーズのアトラクションでいい演技してるお姉さんみたいな。
部長とリリの他、謎の少女やマスク殺人鬼も出てくる。

 

━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━  

 

そんな感じでそこそこ楽しめた。
どの話が一番よかったかというと一限目の第1話が一番面白かった。
というかはっきり言って面白い要素は、その第一話で全部出てたので壱限目の第1話だけ観れば充分という感じだった。
というかハッキリ言うと別に面白いわけではない、全部
ニコ動ユーザーがいじって人気が出たが、逆に言うと視聴者側が能動的にいじらないと面白くない。つまり別に真の面白さを内包してるわけではない。
製作者サイドは、視聴者にウケた要素‥痙攣などを繰り返しサービスしていくが、一番最初の面白い痙攣はガチの面白いドラマを作ろうとしての痙攣だったわけで、その真剣さが産んだ間抜けさが面白さを産んだのであって、後からファンの意見を拾ってのサービス痙攣などはあまり面白くない気がしました。

そんな感じでした

www.youtube.com

www.youtube.com

心霊写真部 壱限目 [DVD]

心霊写真部 壱限目 [DVD]

 
心霊写真部 弐限目 [DVD]

心霊写真部 弐限目 [DVD]

 
心霊写真部 (竹書房文庫)

心霊写真部 (竹書房文庫)

 
Re:心霊写真部 (竹書房文庫)

Re:心霊写真部 (竹書房文庫)

 

 

広告を非表示にする
#sidebar { font-size: 14px; }