gock221B

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「グースバンプス モンスターと秘密の書(2015)」ファミリー映画だったが最後にとんでもない事が起きたぞ

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原題:Goosebumps 監督:ロブ・レターマン 製作国:アメリ 上映時間:104分

これは先週だか先々週くらいに観て正直あまり面白くなかった。
‥が、今となっては映画観る事よりもブログを更新したくてたまらないのでこいつで感想書いてみる事にした。
この監督は「モンスターvsエイリアン」とか「ガリバー旅行記」の監督。
どちらも凄く楽しかったしジャック・ブラックも大好きなので期待してたが‥これはイマイチだったかな。
後半モロにネタバレあり

Story
NYから田舎町に引っ越してきた母子家庭の少年ザックは、隣に住む父子家庭の美少女ハンナと友達になった。
しかし彼女の偏屈そうな父親(ジャック・ブラック)は児童向け大ヒットホラー小説「グースパンプス」シリーズでお馴染みのベテランホラー作家のR.L.スタインだった。
ある日、スタインが「グースパンプス」シリーズの中で作り上げてきたモンスターたちが町に解き放たれてしまう。
実はスタインが特別なタイプライターで書いた本を開くと、その本に書かれたモンスターが実体化してしまうため、スタインは長年書いた小説の原本に鍵をかけて保存していたのだ。
ザックとスタイン父娘は、解き放たれたモンスターたちをもう一度本の世界へ封じ込めるため、戦うことになる

ジャックブラックとスタインのグースパンプスとかいう本
このジャック・ブラックが演じるR.L.スタインなる作家は実在、存命する作家で、この「グースパンプス」なるシリーズも本当にある児童書シリーズらしい。

グースバンプス - Wikipedia R・L・スタイン - Wikipedia

子供向けスティーブン・キングみたいな感じ?
調べたらハリーポッターに次ぐとんでもない売り上げらしい。
劇中でスタインはキングをめっちゃライバル視してた気がする。
ジャック・ブラックは20~30代のロン毛時代は、エキセントリックで楽しいフリーター兄ちゃんの役をよくしてたが40超えた短髪状態でフリーターの役は結構きついものがある‥と思うと出番が減ってきた。最近は変なおじさんへとキャラチェンジしようとしている。

ボヘミアン・ラプソディー
スタイン宅にある特別なタイプライターで書いたグースパンプスの原本を開くと、その本に書かれたモンスターが飛び出してくる(雪男の巻を開くと雪男が飛び出す)
モンスターは本を開けば、また本に吸い込まれて元に戻る。
本から飛び出した悪い腹話術人形スラッピー(このシリーズに何度も出てきた有名な悪役らしい)によって他の全てのモンスターが飛び出して町に解き放たれてしまった。
またスラッピーはモンスター達がもう封印されないように全てのグースバンプスシリーズ原本を燃やしてしまった。
田舎町で暴れるモンスターたち。
事態を解決するためジャック・ブラックは、全ての本を書いた魔法のタイプライターで
「全てのグースパンプスモンスターを倒す能力を持つグースパンプスモンスター」を執筆
ジョジョ6部のボヘミアン・ラプソディーと全く同じ解決法。。
そういう話を
グレムリン」とか「ゴーストバスターズ」とか、ああいう子供向けの楽しげファンタジー映画っぽいノリでやった感じだろうか。
ギャグとかも全部子供が観ても大丈夫な感じのやつ。
別にダメなわけではないが子供を連れてるわけでもない中年が一人で観るようなもんではなかった。。
グースバンプス」を子供の頃に読んでたりしてればもっと楽しめたのかもね。
モンスターと闘いながら、父を失って塞ぎがちだったな主人公の少年と、人とのコミュニケーションから逃避していた作家スタイン、二人のコミュ障の成長を描く。

ラストいいのかこれで
割と早い段階で明らかになるのだが、隣の家の美少女はコミュ障のスタインが本を書いて生み出した他のグースパンプスモンスター同様「人間」のグースパンプスだった。
ラストバトルでスタインが新たに生んだ「グースパンプスモンスターを消滅させるグースパンプスモンスター」の力によって、他のモンスター達と同様に彼女も消滅してしまい、主人公と彼女の涙の別れがあった。
まあ王道の終わり方だね。
‥しかしラストのラストで、消滅したはずのハンナが再登場!
スタインがまた「ハンナ」の本を書いて甦ったのだ。
そして「ハンナ」の本は燃やした!
これでハンナはもう二度と本に戻る事はない本物の人間の女の子になったのだ!
これからはずっと一緒だね!少年と少女はハグするのだった!おわり
えっ何これ
少女はスタインが生み出した虚構の存在だろ?
少女はスタインの分身だから、見方を変えれば主人公はスタイン(ジャック・ブラック)の延長線上の存在と付き合っていくようなもんだぞ。
少年はこの後もハンナで童貞を捨てたり結婚したり妊娠出産させたりするのか?
住民票的な事とか手続きはどうするんだ?
またスタインに「面倒な事や社会的な事を解決するグースパンプスモンスター」とかを産み出してもらうのか?
何年か前に「泣くな、はらちゃん」っていう、麻生久美子が自分が描いた漫画から飛び出た長瀬智也と付き合うドラマを観て凄くモヤモヤしたのを思い出した。
そういうフィクションから人が飛び出た系のフィクションは、最後にそいつが消えなければダメだと思う。
最後に消えれば「一夜の夢だった」とか「Aは理想の人物を妄想していた、それをフィクションのかたちにしただけ」という感じに落とし込めると思うが「実体化して、本作の終わった後も2人は幸せになりました!」と言われると凄くモヤモヤする。
しかも少女とハグした少年は「あ、人間になってる!」と言うのだがこの台詞も冷静に考えるとよくわからない。
しかも「一回消滅したけど、また書いたから死んだところから続きのハンナです」と言われても、そんな事できていいのか?
スタインが少女を生み出して死んだから続きからまた人間にしたって‥これでいいの?
というか、このハンナが交通事故で死んでもスタインが本にしたらまた続きから生き返るのか?
こんな風にスタインが永遠の生命を生み出せるって無茶苦茶だろう。
ジョジョ6部的には、FFが「また生み出されてもそれは違う私。これが私、さよならを言う私なのよ‥」と言っていたがこれが一番自然な気がする。
フィクション的には、彼女はあくまでも虚構の存在なんだから、
少年は「君と冒険したおかげで成長できた。これからはこの思い出を胸に現実に立ち向かっていく。でも君の事は忘れないよ」っていうノリで、ハンナからは卒業しなきゃダメなんじゃないだろうか。

何でアカンのかもっと論理的に書きたかったが上手く書けなかった。
まあわかるだろ

そんな感じでした

未体験ゾーンの映画たち2017
www.imdb.com

グースバンプス世界がふるえた怖い話(全10)

グースバンプス世界がふるえた怖い話(全10)

 

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