gock221B

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「ターミネーター:新起動/ジェニシス (2015)」絶対にサラ・コナー誕生以前にターミネーターを派遣しない真面目なスカイネットとの死闘💀

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原題:Terminator: Genisys 監督:アラン・テイラー
製作国:アメリカ 上映時間:125分 シリーズ:ターミネーターシリーズ

 

 

 

シュワ氏がシリーズに帰還したジェニシスを観た。

ターミネーターシリーズや現在のシュワ氏に対して、かなり贔屓目に観てる僕の眼を持って甘く採点してもかなり微妙な出来だった。
俺が好きなエミリア・クラーク演ずるサラ・コナーと、シュワ氏と、T-800エンドスケルトンが元気に動く様子を序盤に観れてその辺は良かった。あとシュワ氏の元気な様子にもホンワカした気分になった。

荒廃した未来、、スカイネットターミネーター軍団と闘うジョン・コナーとカイル・リース、人類が優勢。
いつも全く面影がなさすぎるほどにルックスが変わるこの二人。今回のジョンはタランティーノを男前にしたような顔。カイルはウィル・フェレルを男前にしたような顔だった。
二人とも、もっとイケメンにすべきだった。
おまけにカイルは、闘いやストーリーの邪魔ばかりして展開を停滞させる、少年漫画のヒロインのようにイライラさせられた。
逆にシュワ&サラはサッと決断して行動するので好印象。
邪魔だからカイルが早く殺されないかなと思っていたが残念ながらそんな事はなかった
‥話が逸れた。あらすじだった。
敗北を予感したスカイネットは、ターミネーターT-800(若いシュワ)をいつものように、サラ・コナーが充分に抵抗したり逃げたりする事が可能な程に成長した1984年に送り込む。
スカイネットは本当にフェアプレイ精神に溢れている(‥という長年に渡るツッコミを避けるために、スカイネットはサラが子供の時代にもT-1000を送り込んでいた!しかしT-Xより遥かに劣るT-1000を送り込むところにスカイネットの優しさを感じた)
CGの力で蘇った若いシュワT-800.。。
彼は、全くヒットしなかった上に無かった事にされたターミネーター4の終盤にも少し出て来たが、CG若シュワは4での登場シーンとジョンvs.若シュワ戦の描写の方が完全に上だった。
 話がそれた。。
CGの力で蘇った若いシュワ。凄い技術。本物みたいだ。
現在の老シュワが現れて若シュワを瞬殺(同時に若シュワCGを描くのに必要な金も節約できた)。しかし僕は、自分と同時代を生きる今現在の老シュワが活躍してる事実だけで満足感に満たされた。CGで出来た若いシュワよりも、リアルシュワがリアルタイムで活躍してる事の方が嬉しい。
倒したと思った若いシュワの中からエンドスケルトンが出てきて激闘。
T-800エンドスケルトンは、毎回思うが骨だけで筋肉がないのに何故あんなに怪力なんだろう?
T-800エンドスケルトンはすげー好きだ。未来の骸骨騎士とう感じがする

 

 


イ・ビョンホン演じる液体金属ターミネーターT-1000も、長年かけて準備した罠にかけてサクッと撃破。
T-1000は当時あんなに驚かされたのに同じ事をまたやってもかなり退屈だった。
ここまでオマージュするなら、3のT-Xとか4のマーカス氏とかも出して欲しかった。
か弱い女性だと聞かされていたサラがめっちゃ強い上にリンダ・ハミルトンの100倍可愛く、T-800が味方な上にサラの育ての親である事に戸惑う、何の役にも立たない今作のヒロイン、カイル。
一体、どうなってしまうのか?
‥というのが序盤までのあらすじ。
正直、冒頭のジョンとカイルが妙に長くベラベラ喋る冒頭で早くも退屈してきて、本来なら盛り上がるはずの新旧シュワ対決や懐かしのT-1000の液体金属アクション等も全くドキドキせず、まるで寅さんの一作を観る時のような波紋の経たぬ静かな湖畔みたいな気持ちで観れたので「どうやら今回あまり面白くないな」と始まってすぐ悟った(ちなみに今作の監督はMCUの中でも、ロキが出ている場面以外かなり面白くないマイティ・ソー:ダークワールドの監督)
期待していたエミリア・クラークはやっぱよかった。
彼女は「ゲーム・オブ・スローンズ」で頭角を現した女優。漫画の様なルックス、トミー・リー・ジョーンズばりに大袈裟な演技によるコロコロ変わる表情、あと脱ぎっぷりの良さが魅力
日本人で言うと誰だろう。。満島ひかりかな?
ゲーム・オブ・スローンズでの彼女は(数話しか観てないけど)保守的なオタク男子に悪い意味で人気出そうなキャラだったが(物静かで、やたら脱いだりFUCKしたりする)、それよりも大御所みたいな貫禄で明るく喋る、素の彼女を観て好きになった。
ゲーム・オブ・スローンズでは乳どころか女性器以外全て丸出しにしてたが、ちびっ子も観るターミネーターシリーズでは殆ど裸は観れない。
そんな、演技の為なら常人の二倍も眉毛を曲げる事ができる漫画的な演技も楽しめた(正直、彼女の顔面を観ているだけで妙に興奮するのは何故だろう)
個人的に、BABS TARR作画で女性向けに描かれてヒットしているバーバラ(バットガール)に似てるな~と思った。
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だからバットガール実写化の際はエミリア・クラークで頼む
シュワ演じる老T-800は、全編活躍してるにも関わらずあまり強そうに見えなかった、これはシュワではなく監督のせいだと思われ。
シュワ氏と言えば、寒いギャグが親しまれていたが、今回も寒さを通り越して何か人を試してくるかのようなギャグを連発していて気まずくさせられた。
「今回のシュワ&サラは、原作X-MENのケーブル&ホープ父娘みたい」という感想をTwitterのTL上で何度か見かけたが確かに似ていた。
というかカイルとか即死でいいから、全編この父娘の過去からのvs.ターミネーター撃退史だけで良かった。
いや、未来をへの希望を感じさせるために種馬カイルも必要か。それならもっと1の時みたいにカイルを魅力的に描いてほしかった。
ところでシュワ氏は不死身だけではなく、現代のガラクタを組み合わせて無敵のラスボスを行動不能に出来る謎の超ハイテク装置を作る事が出来るという凄い能力を持っていたが、何故それを100個くらい作って自分たちの全身に装着しなかったのか?
その装置でラスボスを閉じこめる事の出来るゲージも簡単に造れるんじゃないの?(きっとキャップのシールドの素となるヴィブラニウムの様に、材料となるガラクタが地球上にもうあれだけしか残ってなかったのだろう、と思う事にした)。
個人的にターミネーターシリーズに要らない時間だと思うコナー母子&カイルやタイムパラドックスの辻褄合わせ‥などに時間を割きすぎてたのも面白くなかった理由の一つだと不満を感じたが、アクションは意外と楽しめた。
「まっすぐ進め」というサラのメッセージ通りに、前後や上下などの、まっすぐ進むしかない直線的なアクションばかりが繰り広げられる様は、かなり好みだった。
この直線アクションをもっと観たかった。
ターミネーターシリーズはそもそも一体どういう類のタイムトラベル理論を採用してるのかもよくわからんし、スカイネットやタイムトラベルなどは、不死身のターミネーターとの追いかけっこの舞台装置にしか過ぎないのだからハッキリ言って全編アクションだけで良かった。
タイムトラベルはあまりにも何でもありになりすぎて、緊張感を削いでいた。
「別の時代や世界線のシュワを100人連れて来たよ!」とかも出来そうな気もしてくる
何よりもコナー母子やカイルやタイムパラドックスの設定に合わせて作品が毎回凄く窮屈になっているのを感じる。
ジェームズ・キャメロンのアホは「今作が真のターミネーター3」みたいな事言ってたが、どう大きく見繕っても3と4の方が面白かった。
つまりひょっとすると一番面白くないのは本作かもしれない。
だがシュワ氏&エミリア・クラークのコンビは観たいのでまた続きを作って欲しい。
残念ながら全く面白くなかったが、自分だけはターミネーターを応援し続けたい。

 

 


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Terminator Genisys (2015) - IMDb

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