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映画その他の感想用ブログ

「ツイン・ピークス The Return (2017)」第2章 デヴィッド・リンチ/ブラックロッジとドッペルゲンガーと謎の黒い人

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原題:Twin Peaks ”The Return: Part 2” 監督:デヴィッド・リンチ
脚本:マーク・フロスト、デヴィッド・リンチ 制作国:アメリカ 放映時間:59分

通算で言うと第32話にあたる。
WOWOW入ってないので知り合いに見せてもらった。
これは感想じゃなくて、しばらく通して観ないとよくわからんところが多いので細かい部分を忘れないように書いたメモ書きを貼っただけみたいなもの

 

サウスダコタ州バックホーン:バックホーン警察署。校長の家
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第一話で捕まった、一人暮らしの女ルース・ダベンポートを殺したとされる近隣で校長先生をしている男の元へ妻が面会に来る。
どうやら校長は本当に浮気をしていて本当に殺したっぽい雰囲気。
妻は「どうせアンタは終身刑よ」と言う。
校長は「俺だってお前が弁護士ジョージや上司とかと浮気してるのを知っている!」と激昂。
どうやら只の爛れた夫婦、重要ではないキャラっぽい。
「一見、理想的なアメリカン夫婦に見えるがその実、爛れている」というツイン・ピークス的なブルーベルベット的なテーマを提示するための使い捨て新キャラかな。
苦悩する校長の隣の房に全身が、顔も服も全て‥白目以外全て真っ黒い男がいる。
めちゃくちゃカッコいい。
そして真っ黒い男はふっと消える。人間ではない。
こいつの事がもっと知りたい。フィギュアが欲しい。
校長の妻が帰宅するとクーパーのドッペルゲンガーが待ち構えており、帰宅した校長の妻を銃殺。妻死亡。
殺しに使った銃は、顧問弁護士ジョージのものらしい。


ネバダ、ラスベガス:オフィス
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立派なオフィスの男が部下ロジャーに「彼女に仕事がある」と話している
「ロジャー、ああいう男を入れるなよ。きみの人生に」
こいつが何なのか、何の話をしてるのかわからないが描写の前後から、この男がドッペルゲンガーに依頼してルース・ダベンポート、もしくは校長の妻を殺したという事か?それともその両方か。あるいは違う者を殺したのか。まだよくわからない
彼女というのは恐らくまだ登場していないキャラクターだろう。
そしてこのオフィスの立派な男性。どっかで見たことあると思ったら
マルホランド・ドライブ」に出てきた「ダイナーの裏に居る地獄より恐ろしい顔をしたホームレスの顔を見てしまったせいで死んだ男」役を演じてた奴だ。期待できる


サウスダコタ州バックホーン:ダイナー
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ドッペルゲンガー。第一話で連れ出した若い男女、更に1人加えたチンピラ3人と食事中。クリームコーンを食っている。
クリームコーンといえばオズワルド婦人の孫なので、BL住人はクリームコーンが好きなんだろう。
ドッペルゲンガーが連れてきた男レイは、捕まってる校長の秘書から情報を引き出すらしい。

ツイン・ピークス:森の中。丸太おばさんの家
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ホーク副署長が丸太おばさんことマーガレットと携帯で話しながら森の中の探索。
ホークは「後で報告に行く」とマーガレットに言う。
ホークが探していたのは前シリーズ終盤でクーパーが消えたブラックロッジ入り口だった。丸太のお告げに従って恐らくクーパーの何らかの手がかりを探しに来たと思われる。
ブッラクロッジ入り口から、ブラックロッジ内部に映像がゆっくり変わる(只の演出なのか、ホークにもこれが見えてるのかはまだ謎)


◆ブラックロッジ
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モノクロだった第一話のブラックロッジと違って、今回は色がついている。
という事は第一話のブラックロッジは回想シーンなどの現在進行形ではない回想シーンだったのかもしれない。
ブラックロッジに囚われたままの本物のクーパー捜査官が座っている。
片腕の男マイクがクーパーに言う「ここは未来か、それとも過去か」「誰かがここにいる」
次の瞬間、マイクは消えてローラ・パーマーが座っている。
二人共、人間じゃないのだが、演じてるのは人間なので歳を取っている。
この世界にいても加齢するようだ。
ローラはクーパーに「貴方はもう行っていい」「私の腕は時々、後ろに曲がる」と言う。
「腕が後ろに曲がる」って昔のシリーズでも言ってた気がするな。
ローラ「私はローラ・パーマー」「私は死んだ、でも生きてる」
そう言ってローラは自分の顔面を炊飯器のようにパカっと開く。かっこいいじゃん‥
顔の中は光で満ちている。どうやら光は生者のエナジーなんだろう。よくわからんがボブなどの邪悪なブラックロッジ住人と違ってローラは「自分は善なるブラックロッジ住人だ」と言いたいのだろう。
クーパーは言う「(私は)いつ出ていけるんだ」
ローラはクーパーにディープキスする。そして何事か耳元で囁く。
クーパーは「ああ。」と返事。ああ、じゃねーから
するとブラックロッジ全体が乱れて、ローラは絶叫して消える。
ブラックロッジのカーテンがめくれ白馬がいる暗闇へカメラが近づき‥
再びマイクが座っててさっきと同じくここは未来か、それとも過去か」を言う。
マイクが「未来か過去か」と訊くという事は、どうやら「マイクが消えて→ローラが喋って消えて→マイク再び出現」という順番でことが起こってるんじゃなくて、この空間は時間と空間が一定の方向で流れているわけではなくクーパーはマイクとの会話ローラとの会話を2つ同時に行ったんだろう、と僕は推測した(まあどっちでも同じことだが‥)
マイクに誘われてクーパーはカーテンの向こう、違う部屋に行く。
そこには脳のような物が付いた現代美術だけが持つ醜さを兼ね備えてババアの声で喋る小さな木がいた。
マイク「進化しただ」
この木はマイクの無い方の腕が進化したものなのか?それともマイクは関係ないのか
腕と名乗る木「私はだ。私はこんな音がする」いまいましい音を鳴らす
「覚えているか、お前のドッペルゲンガーを」
最終回でボブと一緒に笑ったり、現世に逃げたクーパーの悪のドッペルゲンガーの回想が挟み込まれる。現世で暗躍しているロン毛のドッペルゲンガーは、あの時のドッペルゲンガーと同一のものなんだろう。
「まず彼が戻らねばならない」「そうすればお前が出られる」
ドッペルゲンガーがブラックロッジに戻らなければ、本物の良いクーパーは現世にちゃんとした人間として帰れないという事だろう。
そうなると前シリーズで出てきてクーパーと対決した立派な捜査官だったのに狂奔したウインダムRは、今のクーパーみたいにブラックロッジに囚われて悪のドッペルゲンガーウインダムRがウロウロして悪事を行っていたんだろう。

サウスダコタ州バックホーン:ジャックのガレージ、モーテル
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ドッペルゲンガー。ジャックという男から車を借りてジャックの顔を掴む。
ジャックはさっきダイナーで一緒に居た犯罪者の1人。
モーテルでダリヤがレイと電話しているところにドッペルゲンガーが帰ってくる。
ダリヤは「ジャックと話していた」と嘘をつく。
悪クーパーは「レイと会うはずだったが奴は現れなかった」と言い、ダリヤの所持する銃を手にする。
そしてクーパーは「ジャックを殺した」と言う。さっきガレージで殺したんだろう。
嘘がバレて、逃げようとするダリヤだったがすぐ捕まる。
そして悪クーパーは、ダリヤとレイの電話での会話を録音したものを再生する。
それはレイとダリヤが誰かから「クーパー(ドッペルゲンガー)を殺せ」と言われているものだった。
ドッペルゲンガーは「誰に俺を殺すよう頼まれた?」「奴らは何故おれを狙う?」「俺を殺すと幾ら貰える?」と訊くが、ダリヤは「50万ドル貰える」という事以外は何も知らなかった。
ドッペルゲンガーは「明日、ブラックロッジという場所に戻されるはずだったがまだ戻れない」「レイは座標について言っていたか?」
そして「これを見たことがあるか?」とカードを見せる。カードには角が生えた丸い悪魔のようなマークが描かれたAのトランプ。「俺はこいつが欲しい」
ドッペルゲンガーは何一つ知らない哀れなダリヤを銃殺。
すると電話がかかってくる。電話の向こうの男はフィリップ・ジェフリーズ。
それは映画版でデヴィッド・ボウイが演じていた元FBIでブラック・ロッジに影響されて疾走した捜査官だ。ボウイが死んだので本作にはもう登場しないだろうがウインダムR同様、悪になってしまったようだ。
フィリップ「NYで会いたかったんだが、まだバックホーンにいるんだろ?」「ガーランド・ブリッグス少佐に会ったんだろう?」「別れを言うため連絡した。お前が明日戻るなら俺はボブと共にいる」
ガーランド・ブリッグス少佐とは前シリーズのレギュラーキャラでボビーの父親。超常現象を調査していたアメリカ空軍の軍人。ブラックロッジと対となる別世界ホワイトロッジへ連れて行かれたこともある。少佐の俳優さんも亡くなっているので恐らく登場しない。ドッペルゲンガーが少佐に会った、とフィリップが言ってる事からして恐らく少佐はドッペルゲンガーに殺されたんだろう。(ひょっとすると第一話の、首から下しかない恰幅のいい中年男性の死体が少佐のものだったのかもしれない)
ドッペルゲンガーはFBIのウェブサイトにアクセスして、サウスダコタ州の恐らく校長が留置されている刑務所のデータをダウンロード。
そしてモーテルの隣の部屋に行くと、シャンタル(ジェニファー・ジェイソン・リー)という仲間らしき女にダリヤの死体を片付けるように言って更に「ハッチとある場所へ行ってもらう」と命じる。
シャンタルは嬉しそうに答えて、ドッペルゲンガーに抱かれる。

 

◆ブラックロッジ
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腕と名乗る木「253。何度も何度も繰り返す」
何かよく数字を持ち出してくるけどおぼえてらんないよ。。
「腕」はボブの名を連呼して「さあ行け!」と言う
ブラックロッジに乱れがありマイクは「何かがおかしい」と言う
腕「我が、ドッペルゲンガー!」
クーパー、カーテンを開けると、ドッペルゲンガー現世の道路で車を運転している光景が見える。
※この辺でリーランド・パーマーが出てくるらしいのだがWOWWOWはカットしたらしい?理由はわからん
腕が「存在しない!」と叫ぶとブラックロッジの床が裂けてクーパーは落下。
落下したクーパーは宇宙を経由して落下し続け

 

●ニューヨーク:ガラス箱の部屋

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クーパーは現世の、第一話で例のカップルが見ていたガラスの部屋の謎の機械の中に出現した。
部屋の外では、例のカップルが話している。どうやらカップルが化物に喰われる前の瞬間だったらしい。
クーパーしばらく箱の中に居たが、再びワープを始めて宇宙を移動。
クーパーが移動している宇宙空間のような空間は、恐らくホワイトロッジでは?

 

ツイン・ピークス:パーマー家。バンバンBAR
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若い時から怖い顔をしていたローラのオカンが年老いて更にめちゃくちゃ怖い顔になっており、肉食動物が他の動物を狩って喰っている野生動物の映像を見ている。ディスカバリーチャンネルか?!夫と娘を亡くした孤独な御婦人がTVを見てるだけなんだが顔が怖すぎるオバハンがこんな映像を大画面で見ているからクッソ怖い!
バンバンバーというダサいバーへと場面が変わる。
そこではデヴィッド・リンチお気に入りのバンドChromaticsがライブ中。
ダブルRダイナーのウェイトレス、シェリが客として友達と飲んでいる。
シェリーは「娘が変な男に引っかかってる」と話している。声優は相変わらず榊原良子榊原良子が気のいい姉ちゃんの役してるの聴けるのはシェリー役のみ。
そこへハゲを坊主頭でごまかしているバイカーのジェームズ・ハーリーが若い友人と入ってくる。
シェリー「ジェームズは事故の後喋らなくなったけど今でもカッコいい♫」
そうか?
そもそもシェリーとジェームズの絡みなんか見たことなかった。。殆ど会話してないよね
ツインピークスのキャラはたいてい好きだったがジェームズ嫌いだったわ~
ノーマの旦那とかレオとかの悪い輩キャラが嫌いなのは普通だが善人のジェームズが何故か異常に嫌いだった。あの目が気に入らん
シェリーに色目を使う男(新キャラ)登場。

 


そんなどうでもいい場面で第二話終了。まあ面白いことは面白かったけども‥
一気に超大量に映像を取って、後で分割して一話一話分けてるらしいが、この第二話はドッペルゲンガーとブラックロッジに時間裂きすぎだよね。
ちょっとバランス悪くないか?
ドッペルゲンガーも人間じゃないと考えれば、放映時間の殆どが超常現象ってことになるよね。もうちょっと普通の人間の割合を増やして欲しい


そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

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Ost: Twin Peaks

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Ost: Twin Peaks

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ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー

ツイン・ピークス シークレット・ヒストリー

 

 

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「マッチポイント(2005)」ウディ・アレン/ネットにはじかれたテニスボールはどっちに落ちるのかわからない

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原題:Match Point 監督:ウディ・アレン
製作国:イギリス/アメリカ/ルクセンブルク 上映時間:124分

ロンドン。野心家で英国上流階級に憧れる元テニス・プレイヤーのクリスは、会員制のテニス・コーチになる。
そこで知り合った大金持ちの息子トムと親しくなり彼の妹クロエと付き合う。
ある日、トムの別荘に招かれたクリスはトムの婚約者であるアメリカ人女性ノラ(スカヨハ)に一目惚れする。

ノラは売れない女優だがセクシー。「私はセクシー」「私は男を惑わせる女」とかドヤ顔じゃなく真顔で堂々と言い放つ。すごい自信だな。。
この時のスカヨハは全盛期の始まりの時で、乳がすげー前に突き出ててケツがすげー後ろに突き出ていて、ほとんど女のパロディみたいなすげえ身体をしている。
クリスはクロエの口添えで、トム&クロエ兄妹の父親の大企業に就職する。
何の学歴も職歴もないのに管理職への一本道が引かれた。社長になれるかもしれん。
クロエはクリスにベタ惚れだし、そこそこ美人でそこそこ優しい。
一見羨ましいがアラサーのクリスにとっては一生(本当は好きでもない)女の世話になって死ぬまでのレールが引かれていて、これはつまらないだろうなと思う。
そんな立場になった事ないし困窮した生活の僕ですらそう思う。
ノラのことが好き過ぎるクリスは、ついに雨の日の畑でノラと一線を超える。
ノラはトム母の「売れない女優なんて!」という反対にあってトムと別れた。
ノラを忘れられないクリスだが、上流階級への道を選び好きでもないクロエと結婚。
何だかもう破滅の足音が聞こえてきてワクワクする。



ノラと結婚したクリスだが街でノラと再開して速攻セックスする。
そしてクロエにベッドに誘われても気乗りしないクリス。
クリスは、しょっちゅうノラと会ってセックスする時だけイキイキしている。
クリスはノラとセックスしたさすぎて仕事をサボったり、ノラのボロアパートの近くで知り合いに見られたりしている。
ノラも「いつクロエと離婚してくれるの?」と言ってくるが曖昧な返事で引き伸ばすクリス。
クリスはノラが好きだが、クロエと離婚したら贅沢な暮らしとも縁がなくなるのが怖い。
そして避妊もせずにセックスしてたせいでノラが妊娠してしまう。
ちなみに本妻クロエには全然妊娠しない。
ノラは「いい機会でしょ、早くクロエと別れてよ!」と叫ぶ
離婚してテニスコーチに逆戻りしてスカヨハと結婚すれば人並みながらも楽しい暮らしができるはずだが、好きでもないクロエの家柄や贅沢を捨てきれないクリス。
正に擁護するところがひとつもない最低な男。
ウディ・アレン本人が演じていたら、そのおかしな雰囲気と「まあ自分で最低な役を書いて自分でやってるんだから許せるよな」と思えるが、ダークサイドに落ちて仏頂面になったユアン・マクレガーみたいな悪役顔のイケメンが演じてるので単純にクリスがくそムカついてくる。
ノラは「私の方からクロエに言ってやるわ!」と言いはじめた。もう後がない‥
クリスは決心する
「‥よし!ノラを殺そう!」
えっ!そんな感じ?!
そんな話だったのか。。
恋愛映画だと思って観てたら、クリスが妙にムカつくから変だなと思って観てたらサスペンスものだったとはね。
クリス1人に否があって、スカヨハや周りの人には一切否がないので変だと思った。


第三幕で、クリスは猟銃による荒い連続殺人を犯す。
しかしクリスはこんな事不慣れなので粗が目立ちすぎる犯行(そもそも浮気がクロエにバレてないのも変だけど)
証拠の品々を川に投げるクリス。するとその一つがテニスのポッチポイントでよくある出来事のように橋の手すりに当たって真上に上昇‥そして地面に落下。
なるほど、これで殺人がバレるわけねと思わされる。
更に「特にクリスを疑ってなかった刑事が夢で、事件の全てのカラクリを解き明かす」
とか、幽霊が出てきたりする。
そしてそれらの出来事を前フリにしたオチが来て終わる。
これは見事に騙されました。。
感想書くならこの終盤の事だけ書くのがいいと思うが、観てない人が感想読んで知ってしまうのは勿体無いので書かないことにした。
本作の次回作が、同じくスカヨハ主演の「タロットカード殺人事件」で、僕はこのタロット‥が一番好きなんですが、本作の終盤起きたあれやこれやがタロット‥で再利用されてました。
どこか姉妹作みたいなところがある。
本作はアカデミー脚本賞にノミネートされたり、人気が落ちてたウディ・アレンの人気が上がったりしてウディ・アレン映画の近年の映画の中では一番人気らしい。
確かに面白かった。でも個人個人の好みによると思うけど、僕はやっぱタロットカードの方が好きですね。
こう言うとアホなのがバレますが、やっぱクリスのツラやキャラが、めちゃくちゃムカつくんですよね。
せめて、愛嬌のある俳優がクリス役だったらよかったのだが、、
その分、間抜けで楽しい要素が多いタロット‥の方が好きですY(わい)

そんな感じでした

「ブルージャスミン(2013)」ウディ・アレン/ジャスミンが話しかける虚空はどこに繋がっているのか - gock221B

「映画と恋とウディ・アレン(2011)」夢は楽しいが正気の沙汰じゃない。だが現実を選べば落胆させられる - gock221B

「マジック・イン・ムーンライト(2014)」ウディ・アレン/せっかくのエマ・ストーン主演作だったがいまいち - gock221B

「教授のおかしな妄想殺人(2015)」ウディ・アレン/最初は可笑しかったが観終る頃には独特の怖さが残った - gock221B

「マンハッタン (1979)」ウディ・アレン/観終わってから前半の何気ない楽しいシーンを思い出すとめちゃくちゃ良いです - gock221B

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「ジャスティス・リーグ:ダーク (2017)」楽しかった。JLダークの活躍を見守るだけのバットマン

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原題:Justice League Dark 監督:ジェイ・オリヴァ
製作国:アメリカ 上映時間:72分 シリーズ:DCコミックOVA

最近ようやくワーナーがDCのオリジナルアニメを邦訳、販売し始めた。
ジャスティスリーグバットマンはめちゃくちゃ出てるので置いとくとして‥まだ一本しか出てないジャスティスリーグ・ダークのアニメが出てたので観た。
このメンツ好きだし、もう二度と出ないようなレア感もある。
これは一言で言うとオカルト版ジャスティス・リーグ
JLは魔法に弱いスーパーマンを筆頭にオカルト系に疎い。
そこでJLでは対処が難しい超常現象に立ち向かうのがJLダーク。
90年台以降DCアニメを発展させ続けた天才ブルース・ティムは本作に関わってない。
DCアニメは静止画だけ観ると描き込み少なくてショボいが、めちゃくちゃ動くし傑作も多いので大人が観てもどれも面白い。
なお「ジャスティス・リーグ:ダーク」は2020年前後に実写映画化される。今んとこ



世界中の人々が突然、周りの人間が皆モンスターに見えるという幻覚を見させられた。
愛する自分の妻や赤ちゃんを殺そうとする事件が相次ぎ、困惑するスーパーマンバットマンワンダーウーマンを始めとするジャスティス・リーグ
街の人達が全員モンスターに見えてクルマで轢き殺してしまったOLが「助けてワンダーウーマン!街が悪魔がいっぱいだわ!」と言いダイアナさんは多くの轢死体を見て
「悪魔は貴女よ」と言い、我に返り呆然とするOL。
ダイアナさんのこういうマジレス大好き。
関係ないけど、このシリーズの彼女の髪型は古臭すぎる。
JL会議でバットマンは言う。
「魔術ならジョン・コンスタンティンの出番だ。」
バットマンコンスタンティンがリーダーを務めるJLダークに近づく‥
JLダーク一本槍で、作品を作るのは危険と感じたワーナーは、JLダークのお守りでDC最大のスター、バットマンを抱き合わせた。
こういう事はよくあってカートゥーンネットワークのTVアニメ「バットマン ブレイブ&ボールド(2008-2011)」では他の(一般人には)マイナーなDCヒーローに、毎回一話完結でバットマンが付き添いで登場して、バットマンじゃない方のマイナーDCヒーローを活躍させてDCヒーロー普及のためのアニメもあった(ちなみに凄く面白い)


無敵のジャスティス・リーグも黒魔術には対抗できない。
バットマンはJLダークのメンバーを集める(その都度、彼らのオリジンや能力も軽く紹介してくれる)このOVA版のメンツは‥

バットマン
ダークのキャラをよく知らない一般人向けの客寄せ。
そしてそんな人が感情移入して観る「普通の人間」のポジション。
魔術の事をよく知らないので始終「hmm...(うーん)」と唸っているだけ。長官ポジション
今回は魔法絡みだから只の付き添いだがアニメ版の彼は殆どドラえもんの領域に入っており、ベルトのガジェットを敵に投げればどんな敵も大抵倒してしまい異常に強い。敵に操られたグリーンランタンとタイマンして瞬殺する凄いシーンがある(物理的戦力差で言えばミスターサタンベジータを瞬殺するようなもの)


ジャスティスリーグ・ダーク

★ジョン・コンスタンティン
魔術探偵。JLダークのリーダー。
魔術も使えるが直接的に超強いわけではなく、探偵らしく推理したり魔術知識を活かして的確な魔導具を使ったりコネで強力な味方を呼んだりする頭脳労働担当。
しかし結局これが面白い。そしてアメコミ世界ではトンチ最強なのだ。
敵がどんなに強力な、平行世界全てを操れる神だろうが悪魔だろうが人間ヒーローの信念とトンチの前には最終的に敗れる。
皮肉屋イギリス人で、敵や悪魔や悪霊は勿論、味方のキャラみんなに嫌われている。
愛煙家だが、煙草にうるさいアメリカアニメなので全然煙草吸わない。
スワンプシング」の脇役キャラだったが人気が出たアラン・ムーアが創り出したキャラ
キアヌ・リーブス主演で映画化された(数年前にドラマ化もしたが秒速で打ち切られた)

ザターナ
普段は大人気マジシャンをしている魔法使い。
言葉を逆さから発音することで強力な魔法を放つチームの攻撃力担当。
殆ど何でも出来る勢いで、めちゃくちゃ強い(敵に操られて凶暴化したスーパーマンワンダーウーマンというDC最強コンビを数秒で無力化する)
最高に魅力的でDC女性ヒーローの中でもかなり好きな方。
コンスタンティンと付き合ったり離れたり繰り返している。
コンスタンティンを嫌っているが本当は大好きというツンデレUSA。
昔は、耳と尻尾のないバニーガールみたいなセクシーな格好だったがポリコレの波のせいか普通っぽいコスに変わった。
絶対に昔の方がセクシーさや魔法っぽさもあってよかった

デッドマン
5年前、サーカスの空中ブランコ乗りボストンが殺されて幽霊になった。
幽霊なのでバットマン等のオカルト弱者にはデッドマンの姿も声も認識できない。生者に憑依できる能力があるので常人と会話する時には人間に乗り移る(コンスタンティンの魔術を付与されると普通に喋れる)
死んでるがお調子者のJLダーク№3。バットマンのファン

エトリガン・ザ・デーモン
中世の立派な騎士ジェイソンが瀕死となった時に魔術士マーリンが呼び出してジェイソンと合体させられた悪魔。
普段はジェイソンの姿だがエトリガンに変身することで怪力、超回復、火炎、魔剣、テレパシーなどの強力なパワーを発揮する。
冒頭の魔界ポーカーの件でコンスタンティンに怒っている。

スワンプシング
植物学者アレック・ホランドが薬品を浴びて沼に落ちて植物生命体になった。
植物を操ったり、植物をつたってワープする凄い能力がある。
別にJLダークのメンバーではなくゲスト出演した感じ。
アラン・ムーアが語り直したオリジンは「実はアレック本体はもう死んでて、自分をアレックだと思い込んでる植物」というものが人気出た。
通称”ザ・グリーン”
一言で言うと植物フランケン。コンスタンティンを嫌っている。

▲オーキッド
コンスタンティンの幽霊屋敷「ハウス・オブ・ミステリー」。
その屋敷の持つ魔力が女性の形になって出現した存在。
各キャラのレビューをしてくれる。
リッチー
コンスタンティンの親友。神秘的な遺物の収集家。
魔法の病気にかかって弱っておりコンスタンティンを嫌っている。

バットマンコンスタンティン、ザターナ、デッドマンの一向は病院に行き、コンスタンティン&ザターナはリッチーから受け取ったキシャンティの鍵を使って狂気に囚われて家族を殺した男の意識にダイブする。
一方、敵の黒魔術によって病院の下水から大量のウンコが飛び出して「もののけ姫」のタタリ神をパクった動きで暴れ始める(こんな汚い敵は初めて見た)
デッドマンとバットマンは苦戦するが(彼らにはウンコ魔獣を倒す手段がない)現世に戻ってきたザターナが魔法で瞬殺する。「hmm...」と納得いかない唸り声を出すバットマン
それにしてもコンスタンティンが何かする度にバットマンに「お前にはわかんないだろうけど‥」「タイツ着た奴はこの件じゃ役立たずだ」などと皮肉を言ってるのでバットマンもそのうちキレるんじゃないかと思った。
その後ジェイソン(エトリガン)と会って、ホランドスワンプシング)と会って‥

‥と、ダークヒーローが出てくる度に、彼らのオリジンや能力を紹介しながら、次の目的も教えてくれるというゲームみたいなお使い展開だが凄く面白い。
DCアニメは、観てると自分がアメリカの古き良きオタクになったような楽しい気分になる(ケビン・スミスみたいに太って黒Tシャツに眼鏡かけた姿を想像)
最新の映画みたいに、世間に影響を及ぼす新しい価値観や概念だとか発見などは全くないが、今まであったものを全力で提供してくれる感じの楽しさ。
とにかく凄く動くし、展開が早くトンチがきいている。
とにかく出てくるものが、バットマンバットモービルや不思議道具、魔法や悪魔、セクシーな女性、皮肉めいた冗談、突然の死‥など、古き良きオタク中年独身男性が好きなものが全部詰まっている。

いくつか適度などんでん返しを繰り返して終わる。
最初は圧倒的なパワーのラスボスにいいようにやられていたが、コンスタンティンのトンチで逆転。完全に勝った状態で「一応言っておくがお前は完全に負けたぞ!」とか言い放つのですっきりする。
結構大きなトピックも何人かのキャラに起こるのだが、いいのか?と少し思った。
そしてザターナとバットマンに無力化させられたスーパーマンワンダーウーマン、グリーンランタンらが放置されたままアニメが終わってしまったのが笑った。
楽しかったのでダークの続きもまたリリースして欲しいものだ

そんな感じでした

warnerbros.co.jp
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「アウトレイジ (2010)」「アウトレイジ ビヨンド (2012)」北野武/キャラ名を把握して再見したら面白かった

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もうすぐアウトレイジ 最終章 (2017)」が公開されるが「アウトレイジ (2010)」「アウトレイジ ビヨンド (2012)」の「あのキャラ死んだっけ?あいつは最終的にどうなったんだっけ」という細かいところを殆ど憶えてないので久々に通して観てみた。

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アウトレイジ (2010)」
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監督&脚本:北野武 製作国:日本 上映時間:109分

シリーズ:「アウトレイジ」シリーズ

ざっくり言うと、関東の巨大ヤクザ組織・山王会(会長・北村総一朗、若頭・三浦友和)が、傘下の小さな武闘派の大友組(組長・たけし、若頭・椎名桔平加瀬亮)を使って、最近力をつけてきた傘下No.2池本組(組長・國村隼、若頭・杉本哲太)と、違法薬物の売買をしてるので快く思っていない無所属の弱小組織・村瀬組(組長・石橋蓮司、若頭・中野英雄)を互いに争わせて弱体化させようとする話。
そこに若干の裏切りや下克上が絡んでくる。
‥と、こうあらすじを書くと三国志や戦国ものや政治や経営の権力争いやママ友同士のマウンティング合戦にも通じるし、「HUNTER×HUNTER」の選挙・アルカ編や現在連載中のカキン王位継承編などが好きな少年も楽しめそうな、普遍的なエンターテイメント作品に思えて大ヒットした理由もわかる。
しかし北野映画なので痛そうな残虐シーンが多いのが特徴。
正直言って、この映画は今までの北野映画より台詞が多くぐーんとわかりやすくしてくれてるのだが、人名が「加藤」だの「村瀬」だの異常に普通っぽいものが多く、それをボソボソと密談で相談してるために最初観たときは誰が誰をどうしたいのか今どういう状態なのかよくわからなかった。

群像劇の形を取っているが一応、主人公ポジションである大友組(たけしや椎名桔平)は武闘派やくざ集団。
もちろん仁義などないが本作のずる賢い強キャラ達に比べると「古風なヤクザ」というキャラ設定、主にたけしに忠誠を誓うクソかっこいい椎名桔平の腕力で中盤まで無双するが、力押ししてるだけなので後半では前半のつけが回ってきて貧乏くじを引かされる。
こう書くと、大友組は我ら一般庶民が感情移入して観れる主人公として申し分ないチームだったんだな。

それまでの監督主演作でのたけしはイーストウッド同様、神性のようなものを纏った厭世感漂う死を恐れない超人たけしを演じていたが本作では、中間管理職的な普通のヤクザ大友を演じた事で北野映画を観てた人たちを驚かせた。
過去の北野映画のノリだったら「良いように使われてる事に腹を立てた主人公たけしが暴走し始め、目上の奴らも片っ端から殺していくも最終的には巨大勢力に滅ぼされる‥だけどたけしは死にたがってるから別に殺されてもバッドエンドではないのでした~(おしまい)」というナルシスティックなオチになりがちだった。
本作の大友(たけし)は今までの北野作品のたけしではなく「ただのヤクザ」なので暴走らしい暴走は目上の池元組長(國村隼)殺害にとどまり大友組には牙を剥かず最終的に生き延びようとする。ここが今までの超人たけしと違うところ。
たけしと言うか只の大友。


しかも大友はお飾りの主人公にしか過ぎず、ストーリーも過去作の様にたけしの死生観中心には動かず群像劇の中の一人にしか過ぎなかった新しい北野映画だった。
その冷たさがカッコよく特に前半が死ぬほど面白かった。
その反面、面白アイデア残虐殺害があまりに連発されたせいでコントっぽくもあったし、中盤のアフリカン黒人を使ったカジノ経営編はあまり笑えない上に丸ごと要らないし(あのアフリカ出身の黒人が何で寝てるだけの蛇があんなに怖いのか謎だった)、後半の全滅エンドも過去作でよくあった敗戦処理みたいな流れ作業的に殺されていくノリで、たけし本人は恐らく無情さを出したくてこのノリをよくやるんだろうが僕はあまり好きじゃなかった。
まとめると、ストーリーの流れと前半全部とオチは死ぬほど良いが、中盤と後半が好きじゃない感じだった。作品内での高低差が激しい。
だが良い部分はめちゃくちゃいいので「ビヨンドよりこっちの方が好き」という人の気持もわからないでもない。特に椎名桔平加瀬亮のファンなどはこっちだろう。
それにしても今思えば椎名桔平を本作でリタイアさせたのは勿体なかった気もする。

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アウトレイジ ビヨンド (2012)」

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監督&脚本:北野武 製作国:日本 上映時間:112分
シリーズ:「アウトレイジ」シリーズ

続く「アウトレイジ ビヨンド (2012)」。
今回はまず「エンターテイメント映画のお約束をあんなに嫌っていたたけしが続編を!」というところで驚かせられた。

下克上を果たして山王会を我が者として成り上がった加藤(三浦友和)石原(加瀬亮)。その力は五年経って政治の世界にも及び始めた。
前作から引き続き登場のマル暴の刑事・片岡小日向文世)は、山王会と持ちつ持たれつでやっていたが、さすがにそこまで力をつけた山王会を何とかしたい。
そこで片岡刑事は、山王会内で新参の上司である石原にイラついてくすぶっていた古参幹部の仲良し三人組(中尾彬名高達男光石研)に目をつけ彼らを、関西の巨大暴力団花菱会神山繁西田敏行塩見三省)に引き合わせて、花菱会+山王会古参組を山王会本体にぶつけようとするが古参幹部達はヘタレなので上手くいかない。
そこで片岡刑事は、大友(たけし)を仮出所させ、前作で大友が潰した元池元組の木村中野英雄)と引き合わせ2人は和解するが山王会をや殺る気はまだない。
だが木村の弟分の少年たちが山王会に惨殺されて2人に火が点く。
根性を見せて花菱会の強力な支援(ターミネーター数体)を得た大友と木村は、山王会へのリベンジを果たそうとする。


更にわかりやすくなり
前作の冷たさと残虐描写祭りは無くなり、主人公のたけしと木村は良い奴感が強く(お互いに「前作ではごめんね‥」と言い合う)、前作では使われるだけだった大友(たけし)は、動機が処世や損得ではなく「仇を討つ」「汚い奴らを討つ」ヒーロー性も獲得したキャラクターになったため、明確な痛快エンターテイメントへと変わった感があった。
本作の大友は、前作の中間管理職的「普通のヤクザ大友」ではなく、若干超然とした大友というよりも「たけし」と呼びたい感じの以前のたけしキャラになっていた。
出所はするが、ヤクザ世界での権力争いに興味なくなってしまった大友は、片岡刑事の煽りに乗る気はなく、知り合いの韓国フィクサーのところに身を寄せる。
そして接待要員の美女を退ける(ここで恨みを晴らす気もなく出世欲もない上に、性にも興味ない事がわかり「ただのヤクザキャラ」ではない幽霊のような男である事がわかる)。そしてソファーに座って何もない前方の宙空をぼーっと見る‥という過去の北野作品によくあった仕草を再び見せる。
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ここで「あ、これは大友じゃなくて過去の北野映画のたけしキャラなんだな」とわかる(全然関係ないけど思春期の時の僕は、このたけしの宙空を見る動作や、たけしのヒョコヒョコ歩きに憧れて、電車とかに座る度に何もない宙空をぼーっと見たりヒョコヒョコ歩いたりするアホだった。そういえばジャッキー・チェンの歩き方をものにしようとした友人もいたっけ)
そして、リベンジする切っ掛けは毎回、自分がハメられた事では無く他人の仇討ちのためばかりだし完全にヒーロー性が増している。
ひょっとして前作の大友は、やっぱり木村に刺された時に既に死んでいて今の大友は、復讐の精霊にでもなったのかと思わせる。

前作の「ただのヤクザたけし」も良かったんだけど、それは他の俳優でも代用できるし、せっかくたけしが出てるんだから僕はこっちの超人たけしの方がやはり好きかもしれない。


そんな感じで強キャラたけしに盛り上がりつつも、前作で打ち出した「昔ながらの情のある古いヤクザは賢いリアリストに滅ぼされるのみ」というリアリティが消えてしまったのは残念だが、その穴をフォローするのが花菱会だ。

本作は、片岡刑事の暗躍もあって「良い奴たけし&木村」が「悪い奴ら山王会」を倒すという単純な話だが、実は「良い奴たけし達を支援する花菱会」が、優しいおじさん達では勿論無く実は山王会よりもズル悪い奴らだった。というところが本作が失ったリアリティを補填しているし面白い。
花菱会の一人勝ちは続編へのヒキもあるし本作でシリーズが終わっても大丈夫だし。
‥とは言え、花菱会の会長と西田敏行のキャラはあまりにも強すぎる。
そして前作で無双していた無敵の山王会の三浦友和加瀬亮は別人か?と思うくらいアホでヘタレキャラになっている。
まあ権力の座についたが器じゃなかったか慢心したという事かもしれない。
同じ流れで行くと最終章では花菱会がヘタレてしまうのか?

そして今回のたけしの無双は「たけしは強いわけでも賢いわけでもなく、ただ花菱会からターミネーターを借りたから」ってだけ。そう考えるとあながち荒唐無稽な話でもない。
同じ立場だった山王会古参(中尾彬はヘタレだったので支援を得れず死んだが、たけし&木村はThe Man Without Hear(恐れを知らない男)だったために花菱会のターミネイトパワーを間借りすることができた。
そして復讐が終わったたけしが木村のように殺されず生き残ったのは、前述した異常なまでに出世欲が無くなったせいだ(木村は木村組を立ち上げるが、たけしは韓国フィクサーを頼って世を捨ててのんびりしようとする)。
パワーを得れた理由も生き残れた理由も、たけしから人間性が失われて過去の北野映画っぽい超人キャラになっていたおかげという事になる。
そういう常人離れしたキャラになった大友だが、処世だけ見ると前回同様ただ葉っぱのように大きな川の流れに沿って浮いているだけというのが面白い。
何かたけしの事ばかり書いたので、観てない人はたけしがコマンドーのように大活躍する映画に思えるかもしれないが実のところ、そんな事はない。
実際に一番動いているのは片岡刑事で、殆ど彼が主人公みたいなものだ。
個人的に残念だったのは菅田俊が只の木偶の坊キャラだったことくらいだ。
たけしが西田敏行塩見三省と怒鳴り合う場面など聴き心地がよいシーンも多く、落語でも聴くかのように何度も楽しめる。
そしてあそこの場面を漫才にしたこのネタがマジで神

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それで10月は三作目の最終章か。
ビヨンドで無敵の強さを誇った花菱会会長役の神山繁は亡くなってしまい登場しないのが残念。
代わりに大杉漣が花菱会トップに就くようだが彼は予告編の時点で既にボコボコにやられまくっていた。
個人的には「良い刑事」松重豊が実は‥というオチを期待したい。
新キャラは瀧が出来る限り長く登場してほしい。あと津田寛治
本気で終わる気があるのなら大友(たけし)は今度こそ死ぬだろ。
一作目みたいに不明瞭なやられ方だったらやる気満々という事だ。
個人的には寅さんみたいに延々と続けてもらっても別に構わないし良いと思う。
今まであんまり興味ないと思ってたが再見して、こうして感想書いてると結構アウトレイジ好きな自分に気がついた。
というか最初の方にも書いたが、初見だと誰が何て名前かわからず、誰が何をしたがってるのか‥要はストーリーが理解できてなかってなかっただけかもしれない。俺だけアホなのだろうか‥?まあいい
 
そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

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映画『アウトレイジ ビヨンド』公式サイト || DVD & Blu-ray 2013.4.12OnSale

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