gock221B

映画の感想ブログ 🤴 おしずかに‥〈Since.2015〉

「運び屋 (2018)」クリント・イーストウッド/今まで観た監督作+主演作全62本中で一番好きかもしれん。自分だけの面白さを掴み取ろう🚙

f:id:gock221B:20190418210125p:plain
原題:The Mule 監督&制作&主演:クリント・イーストウッド
原案:サム・ドルニック「The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule
製作国:アメリカ 上映時間:116分

 

 

観たけど感想書くタイミングを逸してしまった大作「レディ・プレイヤー1」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「ゲティ家の身代金」‥などは「面白かったし感想は皆とほぼ同じ」って感じで書かんでいいわって感じだったが、イーストウッド映画好きだし本作めっちゃ良かったのでこれは感想書いとかないと!って書いた。
メキシコ麻薬カルテルのコカインの運び屋をしていた元園芸家レオ・シャープじいさんの事を、ニューヨーク・タイムズのサム・ドルニックが記した実録記事を元にした映画。レオ・シャープ - Wikipedia
監督主演作としては「グラン・トリノ (2008)」以来10年ぶり、出演作としては「人生の特等席 (2012)」から6年ぶり‥。
ここ何年もアメリカン実録ヒーロー?路線を撮ってたが、自分に通じるものがあると思って主演したのか、それとも「演技指導とか面倒くさいし白人のジジイなら俺がやれば手間が省ける」と思ったんだろうか。きっと後者だと思う。後者の理由で主演してるうちに滲み出る作家性で自然と自分を語る結果になってしまったんだろうと思った。
他の出演者は、アールを追う麻薬取締局(以下麻取)の捜査官はブラッドリー・クーパー。その部下は「アントマン」でお馴染みマイケル・ペーニャ、その上司はローレンス・フィッシュバーンが演じる。アールの妻はウディ・アレン映画によく出てたダイアン・ウィースト。アールを嫌って疎遠になってる娘役はイーストウッドの実の娘アリソン・イーストウッド(「目撃」等ちょいちょい親父の映画出てる、唯一の監督作「レールズ&タイズ(2007)」も一応観たが父親の映画そっくりすぎたので父のスタッフが殆ど撮ったんじゃないかと疑ってる)。その娘でアールの孫娘は「死霊館のシスター」主演のタイッサ・ファーミガ(この子好き、姉は「死霊館」主人公のヴェラ・ファーミガ)。カルテルのボスは検索して今知ったがアンディ・ガルシアだった(この人若い時の印象が強すぎて年取ってからは顔見てもわからん)
ネタバレは多少してるが少なめ

 

 

退役軍人アール・ストーン(クリント・イーストウッド)はユリの栽培に情熱を燃やし、そのコミュニケーション能力で園芸界では一目置かれる存在だったが、代償として家族をないがしろにしてたせいで90歳の今、家族との間に埋めがたい溝を抱え、孤独な日々を送っていた。
やがてネット販売に敗北して農園の経営も行き詰まり途方暮れるアール。
そんな時「ドライブするだけで大金がもらえる」仕事を紹介される。
それはメキシコ麻薬カルテルの大量のコカインであることに気づく。
それでも90歳の老白人が疑われることは無く、順風満帆に大金を稼ぐアールじいさん。‥という実話通りの物語。
主人公アールの後悔‥「家族をないがしろにして創作と人の輪の中心になる事しか頭になかった男」というのは、もうメタファー‥だとか何とか言ったら顔真っ赤になるくらい恥ずく感じるほどイーストウッドの人生そのまんまのエッセイ状態。その後悔を実の娘役を演じる実の娘アリソン・イーストウッドに言うし、こうなるともうメタファーではない只の事実が展開されてるだけ!

 

 

少し話を戻そう。
とにかくカルテルのコカインを「運び屋」アールじいさんが運ぶ。白人の老人を疑うものは居ない。居たとしてもアールは難なく警官をかわす。また戦争経験があるため、カルテルに銃を向けられても一切恐怖を感じない。肝が座っており、運び屋の任務中でも平気で女と3Pしたりする。
前半は、アールがコカイン運びまくり警官&メキシコギャングをいなしまくり、SEXしまくり(しかもほぼ3P)、稼いだ大金を孫娘にパスしたり友だちの居場所(退役軍人会?)を確保したりボロ車も最新に買い換える。レイシストではなく単純に古い人間だから蔑称を使ってしまうアール。眼の前で、世界で一番恐ろしいメキシコ麻薬カルテル同士が険悪なムードになっても一切気にせずリップクリームとか塗ってやがる。このじじいリラックスしすぎ。やがて、アールに厳しく当たっていたギャングもアールに観せられていく‥。
そんな感じで、前半はギャング映画でいうと成り上がりパートみたいな感じで、痛快じいさんアールの活躍をこれでもかと観れる。正に最高。
だが麻取は確実にアールに近づきつつあり、アールと妻子との仲は一向に改善しない(タイッサ・ファーミガ演じる孫娘だけは仲良くしてくれてるし可愛い)。

 

 

中盤、アールは麻取のブラッドリー・クーパーとダイナーで出会い重要な会話をする。そしてアールに優しかったカルテルのボスが下剋上で殺害されて風向きが変わり、アールと疎遠だった妻は不治の病に倒れる。
後半、良くも悪くも今まで生きてきた人生の因果がアールに降りかかる。
そこでアールが取る行動と、その後の行動も共に、非常に地に足の着いた活躍でかっこいい。もし、これが10年以上前の監督主演作だったらドラマチックに死んだりしてただろう。昔はそれで良かったが今そんな事はしない。もしドラマチックに死んでたりしたら大きく減点してた。一切のナルシズムめいた気取りがないのがめちゃくちゃカッコいい。だから僕の中で本作がイーストウッド最高傑作かも。
そして映画の序盤から全部めっちゃ入りやすいし難しいシーンや台詞も皆無なので子供が観ても一発で理解できるし、そういうところもカッコいい。
それでいて撮影はいつも通りカッコいいし、イーストウッドはもう老人だからイーストウッドのカメラ目線パンチはなかったが歯食いしばった漫画チックな表情が懐かしかった。

 


イーストウッドは子供の時から好きだが、イーストウッド好きな人は得てしてシネフィルとかいう方が多いせいかの語りの圧が強くポエティックな言い方になりがち、「映画の魔」がどうのこうの‥。そんでイーストウッド好きだからイーストウッド好きのレビューとかも好きでよく読んでたが、そういう人たちの独自のオブセッションから生まれたポエティックなレビューに影響受けたりして‥、それはそれで間違いではないのかもしれないが「そのオブセッションは他人のイーストウッドオブセッションであって、他人の感じたことを俺が自分で感じたと勘違いしてどうする」って10年前くらいに感じて、そんでイーストウッドのこの10年間のリアルアメリカンヒーロー路線映画は主演してないせいかナルシスティックな雰囲気が一切なく「面白いけど何か結構まぬけだな‥」と、「映画の魔」どうのこうののカッコよさげなイーストウッドではなく、飄々としたイーストウッドくそジジイが俺の中で出来上がった。そんな今日この頃、愉快な主人公を演じたこの監督主演作を久々に観て、他人の評価とか関係ない自分だけの楽しいイーストウッドじいさんを初めて捉えられた気がして何だか嬉しかった。
男はともかく「反省しても許せん勝手なジジイや!」と苛立つ御婦人も結構いるという噂も聞くが、僕はそういう感情一切なかったな‥。というかハッキリ言って全然反省しとらん序盤の時点でアール好きだったから、僕もまた勝手な人間なんでしょうね。。
そういえばアールに感化されたギャングが最後出てこなかったのだけ気になる。
とにかく好きな映画。

 

 

そんな感じでした

「アメリカン・スナイパー (2014)」クリント・イーストウッド/時と共に増していく影が酸みたいに彼を侵す🔫 - gock221B

「ハドソン川の奇跡 (2016)」クリント・イーストウッド/本作もさらっと凄い映画だった。久々にイーストウッド的ヒーローキャラが出た🛬 - gock221B

「グラン・トリノ (2008)」クリント・イーストウッド/久々に観たが面白すぎて15分間くらいに感じた。深い感動と牧歌的な間抜けさ🚙 - gock221B

「15時17分、パリ行き (2018)」クリント・イーストウッド/当事者達の素材の味を出しすぎて奇跡体験!アンビリーバボー化🚄 - gock221B

🌼🚙👴👵👱‍♀️👩🚓👨

クリント・イーストウッド監督・主演最新作『運び屋』公式サイト!

The Mule (2018) - IMDb

www.youtube.com

f:id:gock221B:20190418221335g:plain

「ザ・サイレンス 闇のハンター (2019)」納得いかない行動が多いクワイエット・プレイス👄👆

f:id:gock221B:20190417034933j:plain
原題:The Silence 監督:ジョン・R・レオネッティ 原作:ティム・レボン
配信:Netflix 製作国:アメリカ 配信時間:90分

 

 

ジェームズ・ワン制作ホラーの中でもベスト3に入るくらい面白い「アナベル 死霊館の人形 (2014)」の監督レオネッティ氏によるSFホラー(ついでに言うとアナベル2作目「アナベル 死霊人形の誕生 (2017)」は一番面白くない)。同名の未翻訳SFホラー小説が原作。
主人公は、耳が不自由な女子高生アリー。演じてるのはエマ・ワトソンっぽい正統派な顔立ちのキーナン・シプカ(観てないけどNetflix制作のダーク版「サブリナ」のサブリナ役の子)、この女優の子本人がどんな人物なのかは知らんが、めっちゃいじめっ子っぽい雰囲気のスクールカースト最上位っぽい子って印象。
アリーの父親役はスタンリー・トゥッチマーク・ストロングから油分を抜いた感じの俳優。「キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー (2011)」のアースキン博士だった人。
音を感知して襲ってくる飛行生物が現れて混沌とする中を、耳が聞こえない少女とその家族が逃げる‥というハイ・コンセプト(=映画の内容をひと言で表現できる分かりやすい企画)映画。「ドント・ブリーズ(2016)」 「クワイエット・プレイス (2018)」 「バード・ボックス (2018)」など、近年多い「五感封じホラー」の一本でもある。
最初から最後まで完全にネタバレあり

 

 

何百年間も地下を塞いでいた岩石を破壊したら出現した、翼のある古代生物の群れ。
このモンスターは「蜂のように群れて行動」するところから〈ベスプ〉と呼ばれるようになった。視力がなく音に敏感で人を襲うが、音以外の感覚は無い。
見た目的には目のないドラゴンの赤ちゃんって感じ。
TVニュースでは「音を感知して襲ってくるので家の窓を閉めて静かにしててください」と注意喚起。
ストップした地下鉄内では泣き出した赤ちゃんを抱いた母親が地下鉄から追い出され、トンネル内を歩いてると赤ちゃんが泣いて母子は食い殺された。そういう厳しい状況。さあ物語の準備は万端だ。
アリーの一家と、隣に住むアリー父の親友‥正義感と腕っぷしの強いグレンおじさんは「都会は危ない」と言い出して音の出る車に乗って北の田舎へと当てもなく移動‥。
最後まで観ると結果的には、これで正解だったんだけど、この時点では家に籠もってる方が安全なので「アホか」としか思えない。
パパは家に居るべきだと言うのだが、グレンおじさんは「こんな大変な状況でじっとしてられるか」と言い(?)、アリーは「都会が危ない」と言う(?)。どちらもよく意味がわからん。グレンは「人助けしたい」という意味でアリーは「都会は人が多いから音がしてベスプが集まる」って事か?理由を言ってほしい。正直、アリー父の具体的な籠城案よりもグレンおじさんとアリーの外出案は説得力にかけるので観てて乗れないものがある。まだ序盤なのに既に乗れないというのはキツい。
道中、アリーが犬にオシッコさせるために外に出たら速攻、暴徒に襲われかけるが武闘派グレンおじさんが助けてくれる。
道路は渋滞してるので二台の車は山道を走っている。
アリーの弟は、強くて大好きなグレンおじさんのクルマに乗ってたのだが、さしたる理由もなくアリー一家のクルマに乗り換える。
 ※しおり🔖
鹿が飛び出してきて驚いたグレンおじさんの車は道路からはみ出てしまい坂道を落下して横転。
グレンおじさん「ぐわあああああああ!
グレンおじさんは軽傷のようだが身体が車体の下敷きになって脱出できない。
アリー父が助けようとするが素人では無理‥グレンおじさんは「銃を渡してくれ」と言うので素直に渡したらグレンは「今すぐ俺を置いて行かないと撃つぞ」と言う、アリー父は「わかった、出発するがその代りどこかで工具を見つけて戻ってくる!」と言う。
車に踊るとアリーが連れてきた愛犬がワンワン吠えてベスプが車を襲ってくる。
ベスプをおびき寄せるためグレンおじさんは銃を乱射して自己犠牲。
さらばグレンおじさん!
前半、パパが「親友になる切っ掛けとなった少年時代のグレンの勇ましさ」など丁寧に語っていたのがフリとなって何とも言えない面白い雰囲気だ。そして「あっ!アリーの弟が理由もなくグレンおじさんのクルマ降りたのはグレン車が横転する未来を予知したからか!?」と気付いてめっちゃ笑った。
それにしてもグレンおじさんの間抜けな横転だが「鹿にビックリ」という間抜けなものじゃなくて「この山あたりからベスプの数が増えてきてたのでベスプに襲われて横転」でええやん。それなら直後のアリー家が決断する「クルマを捨てて徒歩で移動する」という無謀な行動にも説得力が生まれたんじゃないの。そもそも鹿にビックリしたらブレーキを踏めよという気もする。
グレンおじさんの悲しい自己犠牲でベスプがグレン車に集まってるスキにぶっ飛ばして逃げればいいのに何故かその場に留まってるアリー車。犬は相変わらず吠え続けているしグレンの自己犠牲は全くの無駄だったな。アリー父は仕方なく吠えやまない愛犬をスリーパーホールドで絞める。スローモーションで。
アントニオ猪木は「国会に卍固め」と言ってたが「愛犬にスリーパーホールド」とは‥。
完全に極まった裸絞めは決して外す事は出来ない
🐶「クーン‥(僕まだ生きていたいよ‥どうしてこんなことするの‥)」
ワンちゃんは即死した。死んだので車外に捨てた。
‥というか最初から今までずっっとイライラする展開だなぁ。だから「家でじっとしてろ」ってTVで言ってたやん。登場人物全員アホなので腹たってきた。
さっきまでは平気だったが、もはや車のエンジン音にどうしてもベスプが集まってきてしまうので自動車はここに捨てて行くらしい。一家は「私達は手話を習得してるから静かに会話しながら移動できる」という事で、徒歩で北へ進む。
だが病弱なおばあちゃんが速攻でダウン。そりゃそうなるだろ。
そもそもベスプの体当たりでは車の窓ヒビが入りはするが、ただちには割れないんだから窓を無敵のダクトテープで強化して車をぶっ飛ばせばいけるんじゃないか?(アメリカ映画のダクトテープはヴィブラニウム並の強靭さを誇る)
そもそも「あるかどうかわからん安全地帯を目指して徒歩で北に向かう」という計画が無理ある。(さっきから言うように実は結果的にはこれで合ってるんだけど)ここまでにわかった情報からしたら俺だったら窓を無敵のダクトテープで強化して自宅まで車をぶっ飛ばすよね。
まだ第一幕が終わった辺りだが納得いかない事が多く、本作を真剣に観る気は完全に失せた。
せめて「暴徒に家が襲われたり街がベスプの巣になって危険すぎるから出発せざるを得なかった」「そして北に避難所があると報道してたのでどうしても北上するしか無い」みたいな明確な理由が欲しかった。

 

 

一家が徒歩で移動してると他人の土地に入ってしまったようで、そこの家のババアが銃持って出てきて「私の土地から出て行けぇ!」と絶叫。「このババア、屋外で絶叫するってアホなん?」と思うと同時にベスプの群に襲われる。
ババア「ひゃいいいいいいいいい!
井戸に落ちて即死。死体を片付ける手間が省けた!(時短)。
狂ったババア死んだし、ババアの豪勢な家に籠城する事にした一家。
だがママが家に入る前にベスプに脚を噛まれ、未知のウイルスで悪化。
家に残ったアリーの彼氏ロブも何があったかわからんがピンチ、両親は即死したらしい。どうやら「家に残る」という俺のアイデアは間違いだったようだ。だが「何故、街に残るのが駄目なのか」を説明しないので納得はまだ出来ない。アリーが見るニュースによると街では「ミスト」みたいに狂った暴徒が暴れてるから、それでか?この世で最も最悪な状況「牧村家襲撃」が起き、罪のない善良な人々は虐殺されてるという事か?すべて推測するしかない。
ママの傷を治すには抗生物質が必要。
アリーとパパが薬局へ行く。薬局はベスプの巣になってたが火災報知器を作動させて悠々自適に抗生物質をGET。観てるこっちが納得できる行動を取ってくれた。
その後、カルト教団に目をつけられアリーが狙われる。家にも訪ねてくる。
その都度、追い返すのだが夜、ついにカルト教団の強襲に遭う。
この時、舌を抜かれた少女が来たので仕方なく家に入れたら「少女の身体じゅうに巻きつけられたスマホが一斉に鳴って屋外のベスプを呼び寄せる」という、教団の人間ベスプ爆弾作戦は狡猾で面白かった。無力な少女が訪ねてきたから入れないわけにもいかないし。
混乱に乗じて侵入してアリーをさらおうとするカルト教団とアリー家族との死闘が始まった。
こういう映画のクライマックスでは、不利な状況からトンチで逆転しがちだがアリー家は奇策なしに普通に真正面からパワー系でぶっ殺す。おばあちゃんの自己犠牲はあったもののママや少年であるアリーの弟もカルト信者を普通に鎌や槍でブッ刺してブチ殺すので気持ちいい。
アリーはネットで「ベスプは極端な寒さが苦手」「北極圏にいる人たちは生き残ってる」「そこにはまともな人が集まって報道している」などの情報をGET。これには、さすがの俺も北上が正解だと納得せざるを得ない。だがもう物語は終わりだ。もっと早くに納得させて欲しかった。
北の避難所に無事到着したアリー達。彼氏のロブも合流できたハッピーエンド。
「寒さに弱いベスプが寒さに適応する時が来るかもしれない。進化して生き残るのは人類か?ベスプか?向上心を持って人間同士協力すればベスプより先に環境に適応し、生き残れるだろう」という感じで終了。まぁラストはこれでいい。

 


という感じで、終盤は良かったんだけど、そこに至るまでの前半と中盤が、登場人物が全員アホにしか見えず入っていけなかった。
せめて「北上すべき理由」「家に残ってたら危ない理由」のどちらかでも最初に示して視聴者に納得させてから行動してほしかった。
いや弱点が最初にわかったら緊張感なくなるから「街では暴徒が物資の奪い合いがあって危険」とか「ベスプは熱を好むから街にウジャウジャいる」とかで、どうしても街を出なきゃいけない理由を提示してくれたらもう少し普通に観れたのでは。
主人公たちのよくわからない行動は結果的に正解だったが、理由がわからないので後半までずっと「なんで?」「なんで?」「なんで?」と思ってる間に終わってあまり楽しめなかった。納得できてないので誰か死んでも「あ、おかしな事してる奴の人生が即死で終わった」と無表情で思うだけで悲しんだり感動する余地がなかった。
終盤は行動の理由が示されたり頭脳がアホじゃなくなったので普通に楽しめた。
だが主人公の「耳が聴こえない」という設定も大して生きてなかったし全体的に「クワイエット・プレイス」に負けてた。「クワイエット・プレイス」の感想の時に「まぁまぁだな」みたいな偉そうな感想を書いた気がするが、本作を観た今となっては「クワイエット・プレイスは傑作だったのでは?」と「クワイエット・プレイス」の評価が上がる結果となった。もうこの際だから「盲目&耳も聞こえず&喋れない」くらい盛って「五感を封じれば封じるほどベスプから身を隠せる、又は第六感でベスプを察知できる」みたいな設定にして「ハンディキャップ持ちのアリーの方が優位!ベスプが蔓延した世界では健常者よりも障碍者アリーの方が自由度が高いのだ!」みたいな内容にすべきだったかも。それにしても「アナベル 死霊館の人形」は傑作だったので本作も期待して観たんだけど、かなりガッカリ。

 

 

そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com

👄👆

ザ・サイレンス 闇のハンター | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

The Silence (2019) - IMDb

The Silence (English Edition)

The Silence (English Edition)

 
Silence

Silence

 

www.youtube.com

「ユニコーン・ストア (2017)」終盤は良かったけど、それまであまりにもキャラや展開がフワフワしてるので観てて不安になった🦄

f:id:gock221B:20190415225322j:plain
原題:Unicorn Store 監督&制作&主演:ブリー・ラーソン
配信:Netflix 製作国:アメリカ 配信時間:91分

  

 

ブリー・ラーソン監督デビュー作。もちろん主演もしてるし制作も兼ねている。
共演はサミュエル・L・ジャクソンという「キャプテン・マーベル (2019)」コンビ。
なんとなく女子自立ものっぽいし、キャプテン・マーベル上映後すぐ配信されたし観るしかない。
ググったが本作は2016年には撮り終わっており、2017年のトロント国際映画祭で上映されたらしい。それをNetflixが権利買って配信。という事は買い手が付かなかったのか
ネタバレあり
 

 

画家になる夢に挫折した実家住まいの女性キット(ブリー・ラーソン)。
描いていた絵は虹色のもので家でも未だにぬいぐるみに話しかけていたり(いや、それらは個人の趣味なので別にいいけど‥)、励ましてくれる両親に対しても、すぐ「私のこと負け犬だと思ってるのね!」とか言って甘えから来る癇癪を爆発させたりと全体的に幼い。働いたこともなく家から出てないし友だちがいないので両親の優しさに気付いてない系。甘やかされて育った結果、根は良い子なんだけどフワフワした幼児のような大人になってしまった印象。アメリカ映画によく出てくる白人の幼女‥誕生パーティに妖精のコスプレしてユニコーンのオモチャを集めてるような良い子‥その子がそのまま大人になってしまった感じ。両親も歪んでいるわけではなく只、優しすぎただけというのが痛々しさを強調している。
キットは派遣社員となって掃除機の会社で働くことにする。スーツ持ってないので母親のぶかぶかのスーツ借りて出社。会社ではコピーを取り続ける業務と副社長がナンパしてくる毎日。キットは副社長に「あなたは掃除機を売る前に何か夢とかあったの?」と訊いたりして幼い頃フィギュアスケート選手になりたかったらしい副社長が傷ついた顔したりして、観てると不安になってくる。
そんなある日、キットに届いた招待状の建物に行くとサミュエル・L・ジャクソン演じるセールスマンがおり「きみはユニコーンを飼う権利を得た」と言うではないか。ユニコーン‥それはアメリカ白人幼女の憧れの象徴。幼い頃からユニコーンに憧れていたキットは大喜びする。キットは実物を見てもいないユニコーンの存在を丸っきり信じてしまう。
ユニコーン飼育の権利は、立派な大人となって愛に包まれた環境がないとくれないと言う。
キットはユニコーンを飼えるよう、まずはホームセンターで働いていた黒人青年を雇ってユニコーンの小屋を作り始める。2人は小屋を作ること自体を楽しみ始め良い感じだ。
そして立派な大人になれるように、会社の掃除機のプレゼンに参加することにした。
また、愛に包まれた家庭が必要という事でキットは両親が行っていた、めぐまれない子達のキャンプに参加して両親と打ち解けようとして「ユニコーンを飼う」と告げると当然両親は困惑。癇癪を爆発させたキットはまた両親と喧嘩してしまった。
そういった感じでキットはユニコーンを所有するために色々頑張るという話。
 

 

何度か言ってきたがやはりキットが幼すぎて、精神年齢が幼女で止まってるかのようなキャラなので全編観ていて不安になってくる。
これを演じてるブリー・ラーソンは「ルーム」でアカデミー主演女優賞獲った後で、確かに癇癪を起こす演技とか顔面アップだけでも場持ちして演技はやはり良いんだけど、演技が凄ければ凄いほどこのキットというキャラのヤバさが浮き上がっていてかなりアンバランスな映画という印象になっていく。
ブリー・ラーソンはどの映画でもアイデンティティを失って迷ってるがやがて自分を掴み取って這い上がるというキャラを演じており本作もその一本だと思うが、いくらなんでもキットは幼すぎてやばい。このキャラが、たとえばビリー・アイリッシュみたいな感じの子が演じる女子高生とかなら入っていきやすいが、ちょっとブリー・ラーソンでは歳を取りすぎというか‥見ていて「人生がうまく行ってないだけの女性というより、マジで精神的な病気なのか?」と思えてくる。マジの狂女に見えて集中できないというか。
ユニコーンを得るために努力した結果キットは会社のプレゼンは失敗するものの、例の大工の黒人青年と仲良くなりボーイフレンドGET、両親と心を通じ合わせる事もでき、人間的に成長できた。
するとユニコーンを飼う条件を満たしたようで、サミュエル・L・ジャクソンから連絡がありユニコーン・ストアに向かうと本物のユニコーンが居た。
キットは「幼い時イマジナリーフレンドとして一緒に遊んでくれてありがとう」とお礼を言い、自分はもう大丈夫だからもっと切実にユニコーンを必要としてる女性のところに行ってあげて、とユニコーン所有権を放棄する。
優しい笑みを浮かべるサミュエル・L・ジャクソン。そして心配で見に来たボーイフレンド。
「何かを得ようと努力する過程こそがユニコーンのように尊いものなんだよ」という、このベタな終盤は結構いいと思った。
だけどさっき言ったように終盤までは「大丈夫かなこの映画、ダメな邦画みたいだけど‥」とずっと不安だった。だけどブリー・ラーソンの演技とか、ずっと真顔だけどたまに笑ったらめちゃくちゃ可愛い笑顔とかで最後まで観てしまうものがあった。会社でのプレゼンとか「両親に心を開こう」と思って「ユニコーンを飼うの!」と言うなどの間違った選択をし続ける場面の痛々しさはなかなかのものだなと思いました。その後、父親が「本当のことを言うより嘘を言ったり、それを聞き流すことも大事なんだよ」と諭したりしていたたまれない(たとえば両親がやってる善意のキャンプに来た子達は嘘の告白をしているが、それは真実は厳しすぎる境遇であるため言いたくないので軽めの嘘をついていたことがわかる)
だけど、サミュエル・L・ジャクソンのキャラはちょっと‥これはマジカルニグロかな?と思ったし、何があっても絶対怒らずキットを支え続ける黒人ボーイフレンドも何だか‥少女漫画の彼氏っぽいな、とか本作に対してキット同様の妙な甘さを感じた。なんかNetflixが拾うまで映画配給会社が買わなかった理由がわかった気がした。
ユニコーンを飼うために頑張るストーリーとか結末は良いと思うがブリー・ラーソンの演技がなければ途中で観るのやめてたかもしれん。キットのキャラもそうだが全ての人物がキットに甘すぎるのもきつい。「キットにセクハラしてくる副社長」ですら結構キットに優しいからね。キットがボーイフレンドに上司の話してるの聞いて「あぁあれセクハラ上司って設定だったんだ」と気付いた感じだったし。きっとブリーはセクハラ上司を厳しく演技指導したり詳細に描きたくなかったんだろうなというのが見えた。キットと不仲の両親も最初から最後まで優しいだけだしね。
これは主人公をもっと高校生くらいの、パッと見てわかるくらい幼い少女に演じさせたり、キットを取り巻く環境や人物をもっと厳しく見せる必要があったのではないか。あとユニコーンを見せる‥のは最後まで取っとくとしてもキットがユニコーンを信じても狂ってるように見えない何か(たとえばサミュエル・L・ジャクソンが常に宙に浮いているとか)が必要な気がした。
だからストーリーや出演者たちは悪くなかったけど色々と惜しいと思いました。
しかしフワフワしてた映画とはいえブリーの魅力や演技力を感じた。
これが違う女優だったら「なんだこのクソは‥」つって視聴やめてただろうし。

 

 

そんな感じでした

「キャプテン・マーベル (2019)」偉そうな男をぶっ飛ばせキャロル!MCU全21作品中、1番か2番目に好き😼 - gock221B

🦄🌈🌈

ユニコーン・ストア | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

Unicorn Store (2017) - IMDb

www.youtube.com

f:id:gock221B:20190416000139g:plain

「ハロウィン (2018)」何でしょうか、この黒澤時代劇みたいなどっしり感‥🎃

f:id:gock221B:20190414003140p:plain
原題:Halloween 監督&脚本&製作総指揮:デヴィッド・ゴードン・グリーン
製作総指揮:ジョン・カーペンタージェイミー・リー・カーティスほか
音楽:ジョン・カーペンター、コディ・カーペンター、ダニエル・A・デイヴィーズ
製作国:アメリカ 上映時間:106分 シリーズ:「ハロウィン」シリーズ

 

 

ジョン・カーペンター「ハロウィン (1978)」から続く直接の2作目。
だから「ハロウィンII (1981)」以降のシリーズは正史ではなくなったが、僕は一作目しか観てないので何の問題もない(あとロブ・ゾンビ版の二作も観た)。
本作、ジョン・カーペンターが監督じゃないのは残念だが、製作総指揮に名を連ね、メイキング写真とか観ると現場にしょっちゅう来てるし結構、制作に関わってる印象。
劇伴はめちゃくちゃカッコいいハロウィンのテーマは勿論、ジョン・カーペンターの息子コディ氏も参加している。コディ氏のサウンドクラウド https://soundcloud.com/john-cody-carpenter
だけど80年代ホラーのリメイクの数々が失敗してるのを何度も見たので「ハロウィンもひっそり公開されてひっそり終わるのかな」と心配してたがフタを開けると2018年公開のホラー映画の中では、予想された興行収入を600万$も上回り全米2週連続No.1大ヒットを記録した。シリーズでは勿論ナンバーワンヒットだしカーペンター制作映画でもナンバーワン。 
だけど何でだろう?
シリアルキラーごっこゲーム「Dead by Daylight」(本田翼がハマってプレイして日本でも話題になったあのゲーム)にマイケル・マイヤーズがプレイアブル・キャラクターとして出たのでティーンへの周知が40年前くらい高まってたからか?と思った。
最近のティーンは、マイケル・マイヤーズやフレディやレザーフェイスやジェイソンを、映画じゃなくゲームのキャラとして認識してるらしい。「ゲームで知ってた、あのキャラの映画?しかもハロウィンに公開?」って事でヒットしたんじゃないだろうか(他にヒットする理由ゼロだし)
ネタバレしてもしなくても面白さには関係ない感じの映画だけど、一応
ネタバレあり。と書いとこう。

 

🎃


一作目「ハロウィン (1978)」での出来事
1963年、アメリカ・イリノイ州の町ハドンフィールドでのハロウィンの夜、実の姉を殺した少年マイケル・マイヤーズ(ニック・キャッスル)は精神病院に入れられ、15年後の1978年に脱走。ハドンフィールドに舞い戻ったハロウィンの夜、女子高生ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)の命を狙い多数の犠牲者が出る連続殺傷事件が発生。ローリーの抵抗が功を奏してマイケルの凶行は収まった。
この時、マイケルは担当医ルーミスの銃撃を受けて窓から落下したが姿を消し、まるで超常的な雰囲気を感じさせた。
だが、本作を観ると、どうやらマイケルはその時捕まった事になってた模様。

 


そんな一作目でのブギーマン事件から40年後が舞台。
男女二人組のジャーナリストが、精神病棟の屋上で鎖に繋がれたマイケルにインタビューを試みる。ルーミス医師の後継者らしき精神科医サルタンが同行している。
しかしマイケルは40年間一言も発しておらず今回のジャーナリストの問いかけにも当然何も喋らない。
サルタンによればマイケルはシャーロック・ホームズみたいな観察眼を持ち合わせており、ジャーナリストが精神病棟に入って来た時から、2人の存在を感じ取っていたとか何とか。ほん魔界な。
何を問いかけても返事‥どころかリアクションゼロのマイケルに対してジャーナリストは司法長官から借りてきたマイケルの例のマスクを取り出す。
まるでマイケルの生首を掲げているように見える。実際「過去のマイケルの首」を現在のマイケルに見せつけてるので同じことだ。
ジャーナリスト「きみはコレ知ってるよね?
マイケルは初めて反応し、少しだけ身をよじる。
マイケルから禍々しいオーラが発せられたのか、周囲の精神病患者も注目し始める。
ジャーナリスト「マスクを感じるかい?
マイケル「‥」
精神患者たち「フィガロフィガロ
警察犬「クーン!」
周囲の精神患者全員や警察犬なども呼応して騒ぎ始める!
ジャーナリスト「マイケルなんか言ってくれ!よく見ろ!
マイケル「‥‥‥」
精神病患者たち「ううううう」「ああああああ!」「アハハハハ!w」
警察犬「わんわんわん!わんわんわん!」
精神病患者たち「あうあうああー!」
サルタン医師と女性ジャーナリストは険しい表情で見守っている‥。
ジャーナリスト「なにか感じるだろ?これは君の一部なんだろ?!」
精神病患者たち「WOOOOO!」「うううううう!」
ジャーナリスト「なんか言ってくれや!おい!」
精神病患者たち「うわああああああ!」「WOOOOOOO!」
スピーカー「ブブー!ブブー!ブブー!ブブー!ブブー!
なぜかスピーカーからも音が鳴り出す‥。精神病患者たちは全員泣き叫んでいる!
精神患者たち「ぐわああああああ!泣」「WOOOOOOO!」「はああああああ!」
警察犬「わんわんわんわんわんわん!」
スピーカー「ブブゥゥー!ブブゥゥー!ブブゥゥー!ブブゥゥー!
ジャーナリスト「マイケル!‥おい!マイケル!何とか言ええええ!!
www.youtube.com

精神病棟屋上での喧騒を斬り裂いて、このカッコいいテーマと共にタイトルが入り込んでくる。クールだね。結局ジャーナリストは何も聞き出せなかった。徒労だね。

 


40年前、マイケルに襲われて友人を皆殺しにされたが生き残ったかつての女子高生ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)。孫娘を持つ初老となった彼女はブギーマン事件がトラウマになって、それが原因なのか二度の離婚歴と神経症を手にした。いつマイケルが強襲してきても返り討ちできるように武装や護身や筋トレに余念がなく、家は忍者屋敷のように仕掛けが施されており、そのため周囲に「このおばさんちょっと変なんです!」と、奇異な眼で見られている‥という「ターミネーター2」のサラ・コナー的な変なおばさんとして知られているようだ。
ローリーは娘カレン(ジュディ・グリア)を育てた時、射撃訓練等の護身訓練を厳しくしてたため真剣を剥奪され疎遠。女子高生の孫アリソン(アンディ・マティチャック)にも、あまり会わせてもらってない。
ちなみに、このローリーの娘カレン役を演じてるのはアントマンの元嫁役のあの人。
アバンでマイケルにインタビューした男女二人組のジャーナリストはローリーの家を訪れ、彼女にもインタビューを試みるがローリーからも何も聞き出せず‥。
教室で授業を受ける孫アリソン。ふと窓の外を見るとローリーばあちゃんが立っている(40年前、同じ教室で授業を受けていたローリーが窓の外にマイケルを見たのと同じ)
直接は会わせてもらえないからこういう方法を取ってるみたい。ローリーはジャーナリストから貰った取材料三千ドルをアリソンにあげる。アリソンは祖母がマイケルの呪縛から逃れられていないことを心配している。
一方、マイケル・マイヤーズは精神病棟から刑務所に搬送される。
ローリーは武装してマイケルをぶっ殺しに行くが、現場に行くと恐怖で泣き出してしまい実行できなかった。
マイケルを護送していた車は、何があったのか横転しており精神病患者たちは脱走。
ヘッドライトに照らされた霧の中、ウロウロしてる精神病患者たちが幻想的。
マイケルは例によってハドンフィールドへ戻り、幼い頃自分が殺した姉ジュディスの墓参り?に来たが、その場にジャーナリスト二人組も来てたのでさくっと惨殺。
例のマスクを取り戻すことに成功。マイケルはさっそく被ってブギーマンへと復帰。
マイケルを担当していた精神科医サルタンもマイケルの後を追ってハドンフィールドに来る。こいつは一作目でのマイケルの担当医ルーミスの生徒だった男らしい。サルタンはローリーにも会った事があるという設定だしマイケルにも異常に執着している。このキャラは本来はルーミスの役割だがルーミス役の俳優は亡くなっているため、ルーミスの代役として作られたキャラなんだろう。だから割と「こいつはルーミス」と思いながら観た。
ここまでが大体、前半。

 

 

ハロウィンの夜なのでマスクと武器を持って歩いても全く通報されないマイケル。
彼はハドンフィールドで連続殺人を行う。ここが長回しで良い感じ。
マイケル脱走のニュースを知ったローリーは警戒を強めるが娘夫婦は真面目に話を聞かないし、孫のアリソンはハロウィンパーティに出かけている。
ここでアリソンの友だちカップルがマイケルに殺られてしまう。カップルの彼女の方がベビーシッターをしてる家で殺された彼女は幼い時のマイケルのようにシーツおばけみたいな格好にされ、彼氏の方は蝶の標本のように壁に串刺しにされる、など一作目を思わせるシーンが増えていく。この2人は凄く感じの良い2人だったので辛い。
サルタン医師や警察官たちやカレンの夫を殺したマイケルのハロウィン連続殺人を描いた中盤の後、ローリーの忍者屋敷にカレン家族が集ってマイケルを迎え討つ後半になる。
世間一般の多数が排除され、連続殺人鬼マイケルと変わり者ローリーだけの世界が‥、世間の常識は消え失せ殺るか殺られるかの世界が展開される。
ローリーがクローゼットの中を探ったりと、一作目っぽい描写がいっぱいある。
マイケルと格闘してベランダから落ちるローリー。マイケルが上から覗くと倒れていたローリーの姿は、マイケルがもう一度覗くと一作目ラストのマイケルのように忽然と消えている。まるでローリーもマイケルのような超常的(にしか見えない)パワーが備わったかのように見える。
ローリー、カレン、アリソンなど女系家族とマイケルの直接対決。
泣き言を言っていたカレンが、実は泣き言はマイケルをおびき寄せるためだったとわかるガッチャ!する場面のノリなどはジョン・カーペンターっぽいものがあった。カーペンターのアイデアなのかな?わかんないけど。
その直後、ローリーがテレポートしたかのように闇から出現して斬りかかるのも、一作目でマイケルがやってたし、ローリーはもはやマイケルと40年も対峙しすぎてマイケルのような超常的映画の魔パワーを手にしたように見えるね。
女系家族が逆襲する終盤以外は、一作目の流れを踏襲しており他の展開もベタなホラーでよくある展開をやっているだけなのだが不思議と退屈する事なく楽しめた。
たまたまだろうけど、追いかけられてばかりだったが数人でマイケルを逆にやっつけるというラストは凄く「Dead by Daylight」っぽいしアメリカのティーンも楽しめたんじゃないだろうか。
スラッシュホラーを観ていて「もっとああしろ、こうしろ」と、観客が思ってた通りローリー達が動いてやっつけてくれたという気持ちよさ?
それにしても凄く古くてベタな展開を繰り返しただけなのに、何でしょうねこの黒澤時代劇みたいなどっしり感は‥。
カレン覚醒を楽しむためには、もっとカレンの内面や過去をじっくり描く必要があった気もする。というかアリソン無しでアリソンを描く時間をカレンに使ったほうがガッチャでもっと盛り上がれた気もする。
どちらにせよ楽しかったのでいいですけどね。

 

 

そんな感じでした

gock221b.hatenablog.com
🎃🎃🎃

映画『ハロウィン』オフィシャルサイト

Halloween (2018) - IMDb

www.youtube.com

Halloween (Original 2018 Motion Picture Soundtrack)

Halloween (Original 2018 Motion Picture Soundtrack)

  • John Carpenter, Cody Carpenter, and Daniel Davies
  • サウンドトラック
  • ¥1800
HALLOWEEN O.S.T.

HALLOWEEN O.S.T.

 

f:id:gock221B:20190414034054g:plain

#sidebar { font-size: 14px; }