gock221B

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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)/全てのSW作品の中でこれが一番しょうもない。アダム・ドライバーは最高⭐

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原題:Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker 監督&脚本&製作:J・J・エイブラムス
製作:キャスリーン・ケネディほか 音楽:ジョン・ウィリアムズ
製作国:アメリカ 上映時間:142分 シリーズ:「スター・ウォーズ」シリーズ、シークエル三部作



 

 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (2015)」「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー (2016)」あたりまではかなり楽しんでたのだが、制作陣のゴタゴタや「スター・ウォーズ/最後のジェダイ (2017)」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (2018)」でかなりテンションが落ちて正直もうどうでもよくなってしまった三部作の完結編を一応観とくか‥と公開されてかなり経ってから観た。ネタバレあり
ディズニーがルーカス・フィルムを買収して、それまでスター・ウォーズ(以下SW)を創り上げてたジョージ・ルーカスから製作総指揮がキャスリーン・ケネディに移って以降の新しい三部作‥シークエル・トリロジーの完結編。‥というだけではなく全9作からなるスカイウォーカー・サーガの完結編でもある。特に誰が頼んだわけでもないのに苦心しながら完結させました。
ディズニーとキャスリーン・ケネディが主導したSWは、とにかくザック・スナイダー主導だった時のワーナーDC映画と同じかそれ以上にゴタゴタして迷走していた。キャスリーン・ケネディは、若くて尖った監督を雇うものの意見が合わないとすぐクビにして言った通り作ってくれる職人監督を連れてきて短期間くらいで全部作り直して公開するっていう流れも3回もあった(全五作の三本がそれ。多すぎる)。EP7→8→9の全体的な整合性を決めず昔の週刊少年漫画のように行きあたりばったり作った結果、なんだか、めちゃくちゃになってしまった。来週の展開すら決めてなかった昭和の少年漫画を数百億かけて映画化したようなもんだ、これでは上手くいくわけがない。
ディズニーのSWは、この三部作や外伝2作を通して、ファンに神格化されている旧三部作や旧キャラを、どれも「英雄だったらしいけど皆たいしたやつじゃないよ」と無能に描いたり無駄死にさせたりして貶し、膨大な小説やコミックなどを全部正史から外し(その癖、それら過去作からアイデアだけ貰ったりする)たりした。あとSW世界の年号の付け方を今まではEP4での戦いを基準にしてたのを最近、EP7の戦いを基準にした年号にこっそり変えた。要するにディズニーは今後も無限にSWを作っていく上で過去作を邪魔に感じて、旧三部作やキャラや設定を徹底的に破壊し(もう今さらルークとかの活躍を素直に観れるか?)、今後、自由に作品作りしていくための下地作りをした‥というのがこの三部作の目的だったのではないかと思い始めた。今は否が多めの賛否両論だが本作を観てる子供が大きくなった10年後には普通に人気になってるのかもしれない。
‥というのは制作陣を観てきての憶測だが大体合ってると思う。
当然気に入らないが、旧三部作を破壊するのに躍起なあまり、プリクエル(EP1~3)と、2と3の間を描いたアニメ「クローン・ウォーズ」は殆ど破壊されてない。そのせいかプリクエルの評価が上がってるファンは多い気がする。僕も公開当時はそれほど好きではなかったプリクエル(3は好きだったが特に1と2はめっちゃ嫌いだった)だが、なるべく好きになろうと数年置きに何度も観てるうちに2は「嫌い」から「アナキンの恋愛以外は楽しい映画」と評価が上がった。そしてEP9は一番しょうもないと思ったので最下位を8と争ってた1の評価も繰り上がった。それにしても「1と2嫌いやわ~」と悪口言いつつ旧三部作より回数多く観てた気がする。こうなってはもはや最初から好きだったのではないか?という気がしなくもない。
そんな感じで、プリクエルは真空パックされたように汚された箇所が少ないので、旧三部作はしばらく観る気になれないがプリクエルは今まで通り楽しめそう。

 

 

 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (2015)」
新三部作の一作目であるEP7を、風呂敷を広げるのが上手いJ・J・エイブラムス(以下JJ)が数々の謎を散りばめるだけ散りばめてEP8監督のライアン・ジョンソンに丸投げした。
僕はと言うと、EP7はJJの目論見どおり、新キャラもいいし「今後2作で語られるであろう謎」にもワクワクしたしソロが死ぬのは残念だが、まぁ老兵だしそういう役割もあるよなと許容範囲で楽しんだ。今となってはそれら楽しめた要素も全てどうでもいいものになってしまったのでEP7自体、自分の中でどうでもいい映画になってしまったがコレを観た年はSW再開の喜びで「マッドマックス 怒りのデスロード」より評価して、このブログでも2015年のベスト1にした(そして後でこっそり無かった事にした)。只のコソドロにした「ザ・レイド」勢とか、「GOT」で長身の騎士ブライエニーを騎士としても女性としても素晴らしく描ききった女優を雇っておいて仮面で顔を隠して部下の男に瞬殺されるキャプテン・ファズマ何がしたかったん?
「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー (2016)」
続く外伝シリーズ第一弾「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー (2016)」。これはギャレス・エドワーズが戦争映画っぽく膨大な素材を作ってたが現場を管理しきれなくなりクビになってトニー・ギルロイがまとめあげた。本作はSWファンに「わかってるね~」と好評だったがトニー監督はSWのファンでも何でもなく「メインキャラをラストでバンバン殺せばOKなはずだ」と職人的に撮っていただけというのが面白い。僕は、前半おもんなさすぎたものの普通に楽しんだ。未だに好評をよく聞くがこの映画の話する人の殆どは最後のベイダー無双の話する人ばかりなので「ベイダー出てなかったら人気ないんだろうな」と思った。ドニー・イェンと空中戦も人気だけど。
スター・ウォーズ/最後のジェダイ (2017)」
続くEP8。JJに丸投げされた設定を監督ライアン・ジョンソンは、EP7ラストでレイが必死に持ってきたライトセーバーを老ルークが投げ捨てるシーンで「そんなもん知るか」という気持ちを表現した。内容も全編が逆張りに次ぐ逆張り、レイの両親は凡人、スノークは誰だかわかんないまま即死、旧キャラの犬死に、ローラ・ダーンやローズやクソ鳥やルークに乳飲ますバケモノやベニチオ・デル・トロなどのクソ新キャラ、レイアが強力なフォースの使い手だった事やハイパースペース特攻など急に明らかになった事実の多さ、やる気のないルーク、意味のない冒険の数々、など‥で、かなり批判が多かった。そして制作陣は映画の内容を具体的に批判されても「ローズがいるから批判するんだろ?レイシストレイシスト!」といった「そんな事言ってないしお前がレイシストなんじゃ?」って感じでローズ役の女優をポリコレの盾に使用して批判を封じた。そんなEP8は多くの客離れを起こして続く「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (2018)」はめちゃくちゃ客が入らず外伝シリーズは打ち切りとなった。だが、この時期異常にライアン・ジョンソンを持ち上げていた制作陣は「ハン・ソロがダメだったのはハン・ソロのせいでEP8のせいではない!」と「ハン・ソロ」を切り捨てEP8をめっちゃ擁護していた。だが、しばらくしてSWのオフィシャル・イベントで「SWの歴史」みたいな動画が公開されるとEP8の映像は一瞬しか出てこず以降EP8の話も急に一切しなくなったので「あれだけ擁護されてたEP8も棄てられたんだな」とわかった。ちなみにポリコレの盾としてEP8批判を凌ぐのに役立ったローズは、本作EP9ではどうでもいいモブに追いやられ本来ローズが居たであろう「フィンと仲の良い女性兵士ポジション」には、名前忘れた黒人女性の新キャラが充てがわれた。EP8への批判を封じるポリコレの盾には役立ったが人気ないし縁起悪いからローズも棄てられた。とにかくこんな事の繰り返しで「独善的に全面に出して推すが、しばらくしても人気が出なければ捨てるんだな」というイメージが付いた。
僕は「最後のジェダイ」、あまりにショッキングなのでショックを受けて観た後の5日間くらいは「新しいものを生み出すために古きを捨てた面白い映画だったのかも」と思ってたが2回目観たら普通にクソつまんなかったので「逆張りが多くてショックを受けた事を、面白いと勘違いしただけか」とわかって普通に嫌いになった。それに新しいものを生み出すにしても偉大な古いものを貶す必要はない、どっちも立てればいいだけだろMCUみたいに‥。それと前回酷い扱いして今回なんかやると思ったら再度殺されただけのキャプテン・ファズマ何だったん?SW以外に人気出てきた「GOT」要素を貶すためにブライエニーに酷い役やらしたのか?「無名の一般人にも強力なフォースは宿る」というメッセージ自体は良いと思うが、それを言うために今まで皆が大切にしてきたものを踏みにじるやり方だったため(そして単純につまんないために)EP8は失敗作となった。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (2018)」
EP8の半年後に公開された「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (2018)」はというと、僕が好きなフィル・ロード&クリス・ミラーが監督するはずだったがキャスリーン・ケネディと意見の相違でクビになった(またかよ‥)、その件とEP8が酷かったので僕はもう観に行かなくなってレンタル配信で義務的に観た。前半めちゃくちゃつまらないがファルコンに乗って以降の後半は割と普通に面白かった。ソロ役の俳優はハリソン・フォードに全く似てないが観てるとちゃんとソロに見えてきたし。だがやはり「最後のジェダイ」や制作陣の迷走っぷりに脳を破壊されたせいか、本当ならもう少し楽しめたかもしれないが心から楽しめず市役所などで呼ばれるのを座って待ってるような気持ちのまま映画が終わってた。もしEP8の前にこれが公開されてたら普通にそこそこ楽しんでた気がする。だが時の流れは逆には進まないのでそんな事はありえない。他の人もそうだったようでSW映画史上かなり悪い客入りとなった。俳優陣や雇われ監督はお気の毒さま。皆、脳が破壊されたから仕方ない(人という器はひとたびヒビが入ればもう二度とは‥二度とは‥)。打ち切りになったので永遠に出番は来ない実写モールがイキってライトセーバーを起動させる場面も哀しいものがあった。ライトセーバーの赤、哀しい色やね。本当なら次にやる予定だったオビワンの映画で「反乱者たち」でやったオビワンvs.モールの一騎打ちを実写でもやる予定だったんだろう(だがオビワンはドラマが決まったからモールはそっちに出るかもね)。
そういえば今をときめく大人気ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ (2011~2019)」のデイヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスのコンビを、EP9以降に制作するSWの新シリーズの製作者になったが「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」が賛否両論になったのを見たSW制作陣は不安になり、今まで通りベニオフ&ワイスをさっさとクビにしてこの企画は消えた。
そしてディズニーSW映画5作目「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (2019)」
そんな感じでEP7フォースの覚醒では記録的な超絶ヒットだったSWも右肩下がりに人気が落ちていった。今まで誇っていた興行収入成績も「アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)」に抜かされて「最も人気の映画大作シリーズ」の座はSWからMCUのものとなった。
そしてようやく本作。予告編ではカイロ・レンが壊したはずのマスクを修繕してるのを観て誰もが「バラバラになったシークエルをJJが必死でつなぎとめようとしてるのが映像化されとるな」と思った。
僕はというと完全にどうでもよくなってたところに17年飼ってた黒猫の容態が悪くなって亡くなるのを看取ってたので「EP9とかどうでもいい」と思って観に行かず年を越した。だが先日、出先で暇を潰さなければならなくなったので観ることにした。

 

 

 

そんなこんなでやっと本作の内容に触れる段階まで来た。
結論から言うと、かなりしょうもなかった。
その前にここまで読んで「本編の感想が始まるまで長いな!」と思う人もいるかもしれないが、ここまでの流れ含めてのEP9だ。SWみたいに大きくなったシリーズでは舞台裏の流れも全てストーリーの一部だ、文脈だ。
EP9の内容だけに注目すると、一応整合性をなるべく取ってファンサービスもして「皆で集まって力を合わせて悪を倒す」という少年ジャンプ的な起承転結はあるので、60点くらいの‥普通くらいの面白さはあると思う。別に「映画とか年に一回くらいしか観ない」って人とか小さい子供なら、これでも充分かもしれないが、まぁ全く面白くないよね‥。
ラスボスを務めるキャラが居なくなったのでパルパティーン皇帝ことダース・シディアスが突然蘇ってラスボスを務めた。特に理由とかは語られない。なかなか強引だ、生き返ったパルパティーンの他にもまたもや新しいフォースの使い方とかツッコミきれない要素が満載だった。あまりにツッコミどころが多いので俺は以降、別につっこまない。
だけど僕は正直言って、皇帝が生き返ろうがレイアが凄いジェダイだったという後付け設定も別に構わない、それで面白ければ全部OKだ。だが残念ながら映画が面白くないから駄目。惜しいね、面白ければそれでよかったのに‥。だけどライトセーバーをテレポートさせたりカイロ・レンをテレポートさせたりするのはカッコいいと思った。あとフォースで宇宙船を引き止めたり艦隊全体を無力化するフォース・ライトニングの威力などフォース描写が全体的に強くなってるのも、これが「SW完結作」だと思えば良いと思う。だが二年後にはSWの新作が公開されるのがもう決まっている。そうなると後から出てきたフォースの使い手はレイやパルパティーンのフォースと比較されて「弱い」とか言われかねない。それを防ぐにはドラゴンボールみたいにパワーのインフレしかない。そうなると人間キャラやメカの存在意義がなくなる。だから結果的にあまり強いフォースを出すべきではない。
そんな感じで打倒皇帝に向けてレジスタンス、カイロ・レン率いるファースト・オーダーは三つ巴の戦いをする。
だが後付けに次ぐ後付けや、EP7や8の時点で絶対想定してなかったであろう「さっき考えた」であろう湯気が出てる新事実が次々と明らかになっても「な、なんだと!?」などと物語に集中して驚いたり楽しむことは不可能。「色々がんばってまとめたんだな」としか思わない。
さっきどこかの映画サイトで「EP9で明らかになった新事実7つ!」とか特集記事とか考察とかして盛り上げようとしていたのを見かけて、めちゃくちゃ虚しい気持ちになった、洗ったら中から何か出てくるのを期待して糞を洗うような行為だ、糞を終いまで洗ったら糞が流れて手の中には何も無くなるだけだ。
とにかく冒頭、カイロ・レンがスローモーションで立ち回ってたのはカッコよかった。「ジェダイの帰還」でルークが別人のように成長してたのと同様カイロ・レンも以前はヘタレキャラだったが今はもう強キャラにしか見えなくなっていた。
が、そこから終盤までの2時間近くめちゃくちゃつまんなかった。いや、面白くないというより別にどうでもいいという気持ちが強かった。目が滑るというか、かなりどうでもいい。台詞もちゃんと聞いてなかったせいかレイやカイロ・レンが探してた三角の小物が何なのか未だによくわからない。まぁ皇帝に繋がるマクガフィンだろ‥とぼーっと見ていた。砂漠の惑星でランドが登場したあたりでマジでどうでもよさが極まり、ちょっと出てトイレに行ったりコーラ買ったりした。歩いたり動かないと寝てしまうと思ったんだよね。
それにしても僕はパルパティーンがかなり好きなので本作のパルパティーンは(他の旧キャラ同様)魅力がなくて残念だった。フォース・ライトニングで艦隊を無力化したのは嬉しかったけど彼の怖さはそういう物理的な驚異じゃないんだけど‥と複雑な気持ちになった(彼の魅力はプリクエル三部作で楽しめる)。
まぁレイアがよくわからん間に即死したりとか色々あって、レイとカイロ・レンはパルパティーンと対峙してラストバトル。
ここは正直面白かった。まず改心したカイロ・レンが、丸っきり別人のような柔和な表情になっててめちゃくちゃビックリした。アダム・ドライバー本当にいいよな!
EP7の時もカイロ・レン萌えしてたけど、あの時は半分ネタキャラとして消費してるだけだったが今回はガチでカッコいい。それで演技力ある俳優なので当たり前なのだが「今までは迷いのあるヘタレキャラを演じてたんだな~」と思えた。
アダム・ドライバーがブレイクした」ってだけでも、このどうしようもないシークエルも価値があったかもしれんと思えるほどだ。シス軍団に対して肩をすくめたり斬りつける動きもレイに向ける笑顔も良い。アダム・ドライバー最高だな。だけどキスするのは嫌だったな。ベンとレイのカップリングがファンの一部で人気だから入れたみたいだけど、この二人が恋愛的に惹かれ合ってる描写は全然なかったので女性主人公と男性主人公が、居るからって理由でキスするのは80、90年代の映画みたいで本当に意味がわからんかった。キスするにしても惹かれ合ってる前置きがなさすぎない?頭がおかしいカップルに出くわしたような居心地の悪さがあった。
とにかくアダム・ドライバーが良すぎて「こいつがメインで出てくる大作SF映画とか観てみたいかも~」と思いながら本作を観ていた不思議な時間だった。
レイも、顔とか全身とかの美しい左右対称のルックスがめちゃくちゃジェダイっぽいし好きだったのだが、何だか最後まで空虚な中心みたいな女性主人公で残念だったね。ポーとかもそうか。EP7ではめっちゃ魅力あったフィンも8→9と進むにつれてもうどうでもいいキャラになったな。。
戦いは佳境に入り、ランドが「は?どうやって?」ってくらい膨大な援軍を連れてきたり、レイがジェダイの呼び声で覚醒したり、ライトセーバーをクロスして皇帝のライトニングを跳ね返したり‥といった少年ジャンプ的な展開は、しょうもな‥と思いつつその心とは裏腹に感動が少し湧いてしまったのも事実。ランドが「連れてきたぜ~」って大軍団が来るところも、本当にディズニーがベルトコンベアーで作ったしょうもないシーンなのは間違いないのにジンワリ感動してしまう自分が嫌だった。
タトゥイーンでのラストシーンも、しょうもないんだけど、あの感動的なスカイウォーカーのテーマが流れると身体が感動してしまうのも嫌だったな。やっぱ音楽が良すぎるんだよね。
パルパティーンと言えば周到な企みが花開く様と野獣のようなライトセーバー戦が好きだったので電撃出してレイに自分を殺せ殺せと壊れたロボットみたいに連呼してるだけのクソキャラでガッカリしたな。そういえば可愛いドロイド枠はBB8がおるのに名前覚えてないけどわざわざ新しい可愛い系ドロイド出してたな。何故だ?
※追記:劇中では言及されてなかったが、どうやら人気の旧キャラのナイン・ナンは最後の戦闘で人知れず死んだらしい。EP8で同じく人気の旧キャラのアクバー提督をゴミみたいに殺したのがファンの怒りを買ったので今回は劇中じゃなく裏設定で殺したらしい。現制作陣はSWの旧作や旧キャラを葬りたがってるのは明らかで、本当ならチューバッカも本当はレイの電撃で殺したかったけどチューイ殺したらファンの怒りが凄いからかろうじて生かしたのだろう。新キャラや新要素を盛り上げたいのは当然のことだし新キャラも良かったと思うけど、それと同時に旧キャラも立てつつ退場させれば良かったのにどうしてそうしないのか。MCUは過去のMARVELの歴史や功労者を讃えてるぞ。ディズニーSWにもそうして欲しかった。せっかくルークを始めとする旧キャラ全員出せたのに、ただ殺すために出したようなものだ(そして殺したからもう出番はないし、なんなら旧作を観たら悲しくなるようになってしまった)

 

 

 

そんな感じで、結局この三部作はクソだったという結論。なんか古参ファンに媚びた要素を散りばめてたけど今更そんなもんで騙されるほどおめでたくないしマジで全部どうでもいい。
本文で書いたことの繰り返しになるが一言でまとめると「本作の良いところ」はアダム・ドライバーを始めとする出演俳優の演技だけ。「シークエルの良かったところ」はアダム・ドライバーをブレイクさせた事とプリクエルの価値を爆上げしたこと‥これくらいか(現制作陣がプリクエルをあまり驚異に思わず破壊しなかったのが大きいね)。
今後は、SWの世界自体は好きなのでキャスリーン・ケネディが外れてほしい。作ると噂されてる古代シス戦争の映画は観たいな。MCUケヴィン・ファイギが手掛けるSWも面白そうだが、ファイギにはMARVELに集中してほしいのでSWは別にやらなくても‥という気はする。
ちなみにルーカスもキャスリーンも頼りにしてると言われるデイヴ・フィローニが手掛けるTVアニメシリーズ「クローン・ウォーズ」と「反乱者たち」は面白かったけどシーズン3までしか観てない。「レジスタンス」は何かルックがキッズ向け過ぎて観てない。そんなデイブ氏も関わったドラマ作品「マンダロリアン」はEP9と違って大人気。まだ観てないがデイブ氏も関わってるらしい。これでデイブ氏が初めて実写に関わった事になる。次のシリーズはデイブ氏が手がけてくれるのを望むのみだ。
いまのところ(正史とされている)長編SW映画の好きな順番は次の通りだ。

好き: 4 5 = 3
まぁまぁ好き: 6 2
普通: 映画クローンウォーズローグワン
イマイチ: 1ハンソロ
好きだったが今はどうでもよくなった: 7

面白くない: 8
嫌いという感情すら沸かないしどうでもいい: ←NEW

そういう感じで本作は「面白くない、又は嫌い」より下の「どうでもいい」ゾーンに位置する一番しょうもない作品だと思った。
ちなみに次のSWは二年後。詳細は不明。ライアン・ジョンソンのサーガならスルー、それ以外なら普通に観る予定。
人の人生が死ぬまで続くようにSW宇宙の戦いは続く。かなりのダメージを負ってしまったのでSWとかどうでもいい感じになってしまったが面白くなればまたすぐに復活して応援するつもりだ。噂では「マンダロリアン」はかなり面白いらしく傷を癒やしてる人も多いと聞く。僕もなるべく早くそっちに行きたい。

 

 

 

そんな感じでした

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gock221b.hatenablog.com『マンダロリアン』〈シーズン3〉(2023) 全8話/主人公ボ=カターンとそれをサポートするディン師弟。今回も面白かったがもうやる事ないし終わりで良くないか?👽 - gock221B

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