読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

gock221B

映画その他の感想用ブログ(since 2015) http://gock.flavors.me/

「残穢【ざんえ】住んではいけない部屋(2015)」面白かったのに自ら台無しに‥。竹内結子可愛い / 霊感人妻美人不動産レディの思い出

(Jホラー) (ミステリー) 〈邦画〉 幽霊 【映画】

f:id:gock221B:20170120200900j:plain
監督:中村義洋

読者から募集した怪談を短編小説にしている作家が主人公(竹内結子)。
昨年末、ネット配信してた「鬼談百景」は、竹内結子が発表していた短編小説という劇中劇だった模様。

gock221b.hatenablog.com

まあ直接は関係なく、残穢を軸にメディアミックスした感じだろうか。
ブコメで「鬼談百景」の百話目が本作「残穢」だという御指摘を受けました

ワクワクする前半
そんな竹内結子の元に女子大生・橋本愛から「部屋から、布と畳がこすれる音がする。しかし誰もいない」といったメールが来る。
2人は共に調査を進める。
「布が畳にこすれる音‥っていうのは着物着た女が首つり自殺して着物がこすれる音では?」と、ミステリー研究会にいただけあって想像力在りすぎる橋本愛
そして、それを「ナルホドね~」と受け入れて調査に参加する竹内結子も、冷静に考えたら少し普通じゃないものを感じる。きっと二人とも不思議な事が好きなんだろう。
橋本愛の住むマンションでは、すぐ引っ越す人が続出したり、引っ越した元住人が不可解な死を遂げたりする(橋本愛はこえーので引っ越す)
調べていくと、死が過去につながっていったり、主人公が知らない間に短編小説化してた怪談へと繋がっていく。この第一幕‥前半まではめちゃくちゃ面白い。
Jホラー的な幽霊や怪異が起きたりしても、それらは全て夢だったり怪談の映像化だったりして「この映画はただのJホラーじゃないぞ」というものを打ちだしていて面白い。

平山夢明が出てくる中盤
そして中盤からは、平山夢明がモデルのホラー作家(佐々木蔵之介)や、心霊マニアの青年と四人で調査する。
ところで、この佐々木蔵之介演ずる平山夢明は躁病的に元気で目をカッと見開いたシャブ的マジキチスマイルをしている元気なキャラだが、居なくても問題ないキャラだし「リング」真田広之みたいに役に立つわけでもないし、この人物がいると幽霊が出て来ても全部やっつけてくれそうな空気になるので映画の怖さが一気に下がった。
正直、居ない方がよかった。もしくは普通のオジサンでよかった
実在の人物を呪わせるわけにいかなかったのか最後まで呪われないし、これなら編集部の気の毒なオッサンをこのポジションに当てた方がよかった。
同じ理由で、心霊マニアの青年もいらない。
廃屋の冒険は、竹内結子橋本愛&編集部のオバサン又はオジサンだけでよかった。

ただただガッカリする後半
ざっくり言うと、土地や建物そして伝承そのものに穢れ(けがれ)があり、それが長年に渡って関係する人たちに伝播していって祟りが人知れず伝染病の様に人々の間を伝っていっている。。
という話で、前半までと「直接、怪異を描かず祟りを表現する」というコンセプトは凄くよくて「これは事故物件ミステリーホラーという新しい邦画ジャンルの誕生か?」とワクワクしていたが、最後に全て台無しに‥
たとえるなら「推理小説を読んでいたら全てのトリックはエスパーが超能力使ってやってました」というのと同種のガッカリ感があり、一気に「世にも奇妙な物語」のどうでもいい一話レベルに落ちた感があった。
「語っても聞いても祟られる」というのを映画的に表現するには目に見える形で表現するしかなかったのかもしれないが。。
竹内結子が突然、首が痛くなってコルセットを付けて出てくるとこでギョッとさせ、後で「祟りじゃなかったし治った」とスカすとこまでは気が利いててよかった。
それだけにラストが凄く残念だった。
もっと心霊現象か精神失調かわからないラインの表現に留めるべきだったと思う。
竹内結子に怖い電話がかかってくるところで終われば名作だったかもしれない。
ここまで「どんな人にも起こりうる」系の現実的な怖さで、穢れとか祟りを繊細なタッチで描いてたのに幽霊の攻撃が起きて台無しだ‥それが「リング」の貞子がTVから出てくる場面くらい怖いんなら「穢れや祟りの可視化だ!」と褒められるが、ショボくて怖くもなんともないCGの幽霊。。丁寧に描いてきたものを自らブチ壊すスタイル。
金のかかった邦画はあちこちの偉い人から全く真逆の意見を出されてなるべく実現しなきゃいけないと聞く。「地味だからリングや呪怨のラストみたいにしろ!」とか色々無理難題ふっかけられたのかな?と思っておく事にしよう。
全部面白くないならどうでもいいが、中盤まで面白かっただけに残念だった。
事件解決した後なのに近所の子供達が虚空を見てたり、面白いカットもあった。
それだけに電話かかってくるところで終わってれば、と思わずにいられない。
腹立ちついでに言うと、ポスター(↑)の竹内結子、主人公の作家「私」じゃなくて竹内結子のコスプレ(眼鏡かけてない)なのも腹立つ。眼鏡のどこがいかんのだ。いやむしろ眼鏡かけてる方がいい

竹内結子
f:id:gock221B:20160611001017j:plain
人妻作家である主人公の竹内結子が単純にかわいかった。
画面に映る時は大体このスタイルで、ノートパソコンの液晶の灯りが顔や眼鏡に反射する水族館効果で美人度up。
原作読んでないが、このキャラは多分小説書いた作者の分身で、おそらく美人という設定ではなかったのだろう。
竹内結子も眼鏡にボサボサ頭にモサい服装で「普通のオバサン作家」を演じている。
僕はこの、美人女優がモサい服と眼鏡で無理矢理「普通のどこにでもいる平凡な女でござい」と演じている様が好きだ。「どこにでもいないよ美人過ぎるだろ」と思えて可愛い。
竹内結子のホラーといえば90年代に日本を席巻した傑作「リング」で、名アバンタイトルで貞子に呪い殺される女子高生「親戚のともちゃん」を演じている(ちなみに相方は佐藤仁美)
f:id:gock221B:20160611001043j:plain
あと去年、感動させられた「インサイド・ヘッド」で主人公ヨロコビの吹き替えを好演していて「竹内結子の声ってめっちゃかわいいな」と思った。

gock221b.hatenablog.com

更に、黒沢清監督の来週公開される期待の新作「クリーピー 偽りの隣人」でも主演をしていて、これはもう面白いに決まってるし
f:id:gock221B:20160611005046j:plain
そういえば古田新太の相手役で出てた「サイドカーに犬」も面白かった。
綺麗な日本の女優は多いが、たいてい俺が観ないドラマとか観る気も起きないような邦画に出るので殆ど演技してるところを観る機会がない。
だから面白い映画に数本出てるだけでかなり親近感がわく。
本人がどういう人なのかはよく知らんが、サッパリしてそうで感じ良さそうな人だし(中村獅童と結婚してた事以外は)素敵な女優というイメージ。
f:id:gock221B:20160613182759p:plain
書くの忘れてたが橋本愛も可愛かった。10代の時のお人形さんみたいな美少女の時は興味なかったが、前よりも人間らしい美人になっててよかった。

█ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ █ 

霊感人妻美人不動産レディの思い出
わざわざ記事書くほどじゃないし他に披露する所がないのでついでに書いておく
僕は今住んでる所に数年前から住んでるが、友人から教えてもらった最寄りの親切な不動産屋さんを紹介してもらった。
僕を担当してくれたのは見た感じ30代半ば~後半くらいの凄く美人でサバサバした明るい女性Aさんだった。夫と幼い子供がいるそうだ。
内件で何件か回っていて、林に囲まれた薄暗い物件に行った。
「薄暗いなぁ」と思いつつ部屋の中に入ったが、何か嫌な感じがした。
僕は何も自分に霊感があると言いたいわけではない、しかし誰にでも何となく嫌な感じの建物や部屋の雰囲気はあるでしょう。
部屋に入って「何か嫌な感じだな」とボンヤリ部屋を見ながら内心「この部屋はないな」と思った。
しかも俺は1Kの部屋と言ったのに、その部屋はどう見ても四畳半くらいの広さしかない。
「間違えたのかな?まあいいや、この部屋には住まないけど、せっかく連れて来てくれたから一応、部屋見てるフリだけでもしとくか」とキョロキョロ見回していたら、その人妻不動産レディAさんが
「ここはナイですねっ!こんな所住まなくていいですよ行きましょうっ!」と言う。
俺は「( ‘_ゝ‘)?」という顔でいると、Aさんは「早く出ましょう!こんなとこ一刻も早くっ」と言うので部屋を出た。
共に車に乗り込みながら「まるでオバケでもいたみたいだな」と思った僕は半ば冗談で「なにかオバケでも居ました?笑」と訊くと
はい、いましたっ。小柄のオジサンが部屋の隅に体育座りしてましたっ!」と言う。
部屋も後から内見図を見ると四畳半ではなく1Kだった。
地縛霊とやらのネガティブパワーで狭く見えていた‥?

「ひょっとして、そういうものが見える人ですか?」と訊くと、Aさんは「見える人です笑。よく見えますっ!」と言う。
ここは常識に習って「そういうのって小学生の頃によく見たりするって言いますよね」と言うと、Aさんは「いえ、私30代ですけど未だに見ます(^o^)昨夜も主人と子供と夕食を食べてる時、壁の方を見ると人がすり抜けて入って来ましたっ!黙ってましたけど」と言う。
どのように見えるのかと訊くと、我々が人間を見るようにハッキリクッキリ見える、しかし明らかに人間ではない事だけはわかるのだと言う。
そこまで話すと「すみません!笑 気持ち悪いですよねっ!?こんな話っ!すみません!私、気持ち悪くてすみませんね~っ!( ´・ヮ・‘)」と言った。
僕はAさんを魅力的な人だなと思った。
この後飲みに行ってオバケの話をもっと聞きたかったが、人妻だし食事に誘うのは非常識に思えて、やめた。

この文章を読んでいる貴方は「大人ならAさんを統合失調症と断ずるべきだ」と思うかもしれない。しかし彼女からは、霊感があることを語る人特有のヤバい雰囲気は感じなかった。
というのも、そういうヤバい人が放つバイブスをAさんからは感じなかったし、物凄く明るくサバサバした‥寅さんみたいな下町っ子的な喋り方する女性だった。
そんなキャラにも関わらず霊が見えると言い切るのが心にヒットしたのかもしれない。
同じ美人でも中谷美紀とか橋本愛みたいなミステリアスな女性が言ったならキャラに合ってるが、長澤まさみみたいに明るい‥しかも不動産屋がそんな話をし始めたので意表を突かれた。
幽霊がいるのかいないのかは知らない。
一応、大人なので幽霊は居ないと思っているし、たとえこの目で見たところで「霊を見た」と思っていても良い事など何もないので忘れるようにしている。妙なものを見た事も数回あるが全部目の錯覚だと思っている。
しかし、もし友人などが「霊を見た!信じてくれ」と言ったら信じる(何故なら、そういう時に信じないという選択肢に良い事がないからだ)
とにかくAさんは霊視や美人という事を抜きにしても、面白そうに見える人だった。
別の良い物件に住み二年後、契約更新の時にAさんの事を訊いたら、もう辞めてしまったと聞いた。
彼女は本当に霊が見える人だったのだろうか?
それとも精神的な要因や育児ノイローゼかなんかで調子悪くなってたのだろうか?
よくわからない。しかしとにかく魅力的な人だった。

そんな感じでした

www.youtube.com

残穢 (新潮文庫)

残穢 (新潮文庫)

 
残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [Blu-ray]

残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [Blu-ray]

 
鬼談百景 (角川文庫)

鬼談百景 (角川文庫)

 
鬼談百景 [DVD]

鬼談百景 [DVD]

 

 

鬼談百景

鬼談百景

  • 中村義洋, 白石晃士, 安里麻里, 岩澤宏樹 & 大畑創
  • 日本映画
  • ¥2000

 f:id:gock221B:20160610145457g:plain

広告を非表示にする