gock221B

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『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)/ロッキーシリーズ同様に現実と物語がシンクロしている🥊

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原題:Creed 監督&脚本&原案:ライアン・クーグラー
制作:シルヴェスター・スタローンほか 製作国:アメリカ 上映時間:133分
シリーズ:「クリード」シリーズ。「ロッキー」シリーズ

 

 

 

この感想書いた二年後にこの映画観返したついでに、このページ見返したら読みにくかったので文章や誤字脱字を直してるうちに気がついたら全て書き直してしまった。
だが感想自体は前と変わってないのでいいだろ。。
ロッキーシリーズは普通に好きです。一番好きなのは‥ベタだが1とファイナルかな。

 

Story
ボクシング界の伝説となった”イタリアの種馬”ロッキー・バルボアシルヴェスター・スタローン)。
あらゆる栄光を手にした彼だったが、後継者だけは得られていなかった。
妻エイドリアンに先立たれ親友ポーリーも死に、孤独に暮らすロッキー。
ある日、彼の前に一人の青年アドニスクリードマイケル・B・ジョーダン)が現われる。
彼は、かつてロッキーと死闘を繰り広げた永遠のライバルにして無二の親友アポロ・クリードの隠し子だった。
アポロの妻に引き取られ立派に育てられたアドニスだったが、ボクシングへの情熱を断ち切れず会社を辞め、ロッキーにトレーナーになってほしいとフィラデルフィアまで直談判にやって来たのだ。
すでにボクシングから足を洗っていたロッキーは一度はこれを断るも、アドニスの情熱に動かされトレーナーを引き受けるのだったが――

 

 

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スタローンは80年代に、あまりにタカ派アメリカを体現しすぎたためにか90年代からずっと「スタローン()とか、そんなダサいのもういいよ」という「スタローン=ダサい」というバカにされきった状態が10年以上続いていた中で「ロッキー・ザ・ファイナル」を作り、全方位的に一作目レベルに評価されて復活。続けてランボーも復活させ、次いで「エクスペンダブルズ」シリーズで他の80年代アクション俳優をもフックアップ。かつてのバカにされる対象だったスタローンは尊敬の対象へと返り咲いた。
「ロッキー」はファイナルで自身もファンも納得する完全なかたちで完結してたわけだが、クーグラー監督の猛プッシュで心を突き動かされてかスピンオフ的な続編「クリード」制作に協力。
僕も「いや‥ファイナルで完結したやん‥」と一瞬は思ったがそんな懸念を吹き飛ばしたのがファイナルや「ランボー最後の戦場」だったので、ここは静観しようと思った。
そして「ロッキー」シリーズは、ただ面白いだけではなく、いつも現実世界のスタローンの人生と完全にシンクロしている私小説という側面も魅力だった。
ライアン・クーグラー監督がスタローンを口説き落として本作を成功させた経緯は、劇中でアドニスがロッキーを引っ張り出して父アポロのようなチャンピオンへと駆け上がる展開と完全にシンクロしている。
そんな意味で、監督&脚本はライアン・クーグラーが担当していながらも「現実とストーリーがシンクロしている」というロッキー独自の長所まで取り込むことに成功した快作となった。
また、あらゆる栄光を手にしたロッキーだったが「後継者を育てる」という事は上手く出来なかった。
そして現実世界のスタローンの実の息子も若くして亡くなった。だから本作のロッキーJrはスタローン実子とシンクロして「遠く‥カナダに移住して向こうで元気にやっていて、たまに連絡がある」という、まるでこの世界から消えてしまった幽霊であるかのような「カナダ(彼方)からの手紙」状態になっている。恐らくロッキーJrはもう今後劇中には出てこないだろう。
ライアン・クーグラーが才能あったからだけではなく、そんなロッキーの失われた「後継者(息子)を育てる」という要素を埋めた脚本だったからスタローンも本作を作る気になったんじゃないだろうか。

 

 

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ロッキーを始めとする旧メインキャラは、その殆どが亡くなるかどっか行ってるため出てこない。当然、新世代のキャラクターたちが物語の中心だ。
冒頭の、幼少期のアポロJr‥アドニスをメアリーアンが迎えに来るドキュメンタリー映像っぽい施設のシーン。ボクシングへの憧れが断ち切れないアド二スがYOUTUBEのアポロの試合動画を巨大モニターに大映しにして、動画の中に入ったかのような感じで立ち、動画の中の父アポロと被さってシャドウボクシングをする。そんな導入部で引き込まれる。
アドニスは、真面目かつ素直で優しい心を持つナイスガイで文句のつけようもないので世代交代をスンナリ受け入れられる。
幼い頃からリッチで育ちも良いために、父アポロの事を除いては心に余裕がある。
アドニスは、ロッキーや知り合った歌手ビアンカにも真っ直ぐぶつかっていき、喧嘩もするがスンナリと繋がりを作り、その繋がりを強化していく。
この曲が異常にカッコいい歌手のビアンカだが「近い将来、耳が不自由になる」という要素がある。てっきりクライマックスで彼女の耳が絡んでくるのかと思いきや難病要素はロッキーの早期癌へと入れ替わってしまう。
アドニスはここで他者を遮断するロッキーに激しくぶつかり問題を解決する。だがビアンカの難聴要素はやはり最後まで物語と絡まなかった。続編で使う伏線なのかな



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より濃密なトレーニングをするために、アドニスは独居老人ロッキーの家に転がり込んでくる。
アドニスが充てがわれたのはエイドリアンの兄ポーリーの部屋だった。エイドリアンとポーリーの兄妹も死んでもう居ない。ポーリーの死は何気にショックだった。
「レストラン経営者ロッキーに居候させてもらい近隣では嫌われてるアル中じじいポーリーが、珍しく人助けをするが誰もその現場を見ておらず誰もポーリーの善行を知らないまま死んでしまう」‥というオリジナル映画「ポーリー」が僕の脳内で上映された。
ロッキーはアドニスをサポートするチームを連れてくる。伝説のカットマン、ミットおじさん、グローブ職人などだ。
アポロのトレーナーしてたおっちゃんも来て欲しかったな。あの人死んだのかな?
※追記:とか言ってたがブックマークしてくれたDersuさんのコメントによれば、このキャラ”デューク”の後継者”リトルデューク”が出てたそうです。冒頭のアポロジムに居たアドニスのトレーナーを断った人
まぁ、ロッキーのセコンドキャラと被るからデューク氏が出てないのは仕方ない。



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ロッキーとビアンカと喧嘩したアドニスは、ジムの前でションボリ座っているとバイクに乗った少年が
少年「あんた、アポロの息子なの?」
アドニス「‥あ、ああ。」
少年「ふーん」エンジンをかけて
少年スゴイじゃん
と言ってウィリーしながら走り去るシーン。ここ最高だった。
ここは割と何でもない場面だが作為っぽさ皆無でめちゃくちゃいいシーンだと思った
更に、ロッキーが化学療法を受け入れて闘病を始めたので、安心してジョギングに集中するアドニスに呼応して悪ガキたちが集まってきて「クリードだ!ロッキーん家まで行こうぜ!イェー!」と言いながら全員でバイクやバギーでウィリーしながらアドニスに並走!バックで流れるロッキー特訓のテーマみたいな曲にヒップホップがどんどん混じっていくにつれ「あ『ロッキー7』が『クリード』にかわっていく」と感じる。そして皆で走った先のロッキーん家の窓から闘病中の毛の抜けたロッキーが笑顔を見せる。ここで盛り上がり最高潮になってアドニスはシャドーしまくり、悪ガキ達はアドニスの周りをバイクでグルグル回り始める。ロッキーは窓から乗り出して笑顔で両手を振る‥というこのシーンは最高としか言いようがない。

 

 

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そんなジョギングシーンとか冒頭の施設映像などがドキュメンタリーっぽい現代的な映像が瑞々しくてかっこよかったが試合はもっとかっこよかった。
母メアリーアンから貰ったアポロパンツを履いたアドニスはロッキーやチームと共に楽屋からリングまでワンカットで向かう。
そして対戦相手のコンラン選手の入場。このかっこいい名前のコンラン、入場の映像がめっちゃカッコいい。
そして第2ラウンドあたりで試合がワンカットで丸々流れる!
どうやって撮ってるのかどういう段取りだったのか、わからないがカメラはボクサー二人のすぐ間近にいたり真後ろから撮ってて、時折指示を送るロッキーにパンしたりしてめちゃくちゃ迫力あってカッコよかった。
さすがに昔のロッキーシリーズみたいな現実離れしたタフすぎる描写よりは洗練されて現代風になっていた。
だがボクシングに詳しくないのでアドニスの試合が現実と照らし合わせてどうかとかはわからない。まぁ昔のロッキーシリーズや漫画あしたのジョーなども試合は非現実的でも傑作だったので別に競技的なリアリティはどっちでもいいです。
クライマックスの闘いではビアンカやTVを観てるアドニスのオカンが、アドニスが殴られたらシンクロしすぎて「ぎゃん!」と痛がったりアドニスが殴ったら「だから言ったでしょ!」とか叫んでたので盛り上がった。
目の腫れ方がグロいアドニスが、最大のピンチから蘇る際に様々な思い出がフラッシュバックした後に会ったこともないアポロが脳裏に浮かび「クリードの血」が目を覚まして獣の咆哮のような音と共に蘇るシーンは、アドニスの獣性を感じさせてよかった。
ここは勿論感動するし、才能あって凄く良い奴であるアドニスが「(自分が産まれたのは)あやまちじゃない(と証明したい)」と、この世に後ろめたい感じていた事を吐露し、ロッキーもまた「アポロは俺を助けてくれたがお前はそれ以上に俺に闘うことを教えてくれた」と返すクライマックスは更にぐっときました。

 

 

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これで完結してもOKだが「クリード2」と続いていってもOKだ。
とにかく「ファイナル」と本作「クリード」によって「ロッキーまだ続けるのかよw、もういいよ」なんて言っていた人達は屠殺された豚の様に静かになった。
スタローンとライアン・クーグラーがそんな空気の中で作って傑作を作った、その続編を彼らが作って傑作になろうが駄作になろうが彼らの勝手で、関係ない第三者の我々はには彼らのチャレンジを貶す権利なんかないのだ(まあ、つまらなかったらつまんないって感想くらいは言うけども)
とにかく瑞々しくていい映画。ロッキーシリーズの7作目だと捉えてもベスト3に入る。
スタローンの事書くの忘れてたけど、あの「ジョークがつまらない」というキャラクター性を持ったロッキーがそのままちゃんと老人になってるところがよかった。そして「優しくてトークが下手」というのが何だか年老いた父や親戚らしさを感じさせて郷愁を感じました。何故かなと考えたんだが、ハリウッド映画のスターが年取って老人役やっても大抵めちゃくちゃジョークも上手い強キャラを演じることが多いので老ロッキーの「平時は普通っぽい優しい老人」というキャラに余計に父性を感じたのかもしれません。

 


そんな感じでした

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「ブラックパンサー (2018)」ワカンダフォーエヴァーしに行ったらジャバリ族になって帰宅した🐱‍👤 - gock221B

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