gock221B

映画やドラマの感想ブログ 😺🐱 殆どのページはネタバレ含んだ感想になってますので注意 😺 短い感想はFilmarksに https://filmarks.com/users/gock221b おしずかに‥〈Since.2015〉

『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)/それにつけてもコンセクエンス……、ぴったりなオリジナル邦題でしたね。盛りだくさんで満足🧔🏻🐶


原題:John Wick: Chapter 4 監督&制作:チャド・スタエルスキ キャラクター創造:デレク・コルスタット 脚本:シェイ・ハッテン/マイケル・フィンチ 製作国:アメリカ 上映時間:169分 シリーズ:『ジョン・ウィック』シリーズ第4作目

 

 

皆が大好きなキアヌ・リーブスが愛犬家の暗殺者を演じてスタンドもこなして大活躍する人気アクション映画4作目。
接近戦と超至近距離での銃撃、またはその複合技を多用するのが特徴。撃って動きを止めて頭部や胸など弱点に数発撃ち込んでトドメを刺したり、近くの奴にも当てやすいようにか両手で構えた銃を胸にピッタリ付けた構えで歩き回る様などがカッコいいと人気になった(この動作は妙にドタドタと身体が重そうに歩き回るキアヌにハマっていた)。
ジョン・ウィックは、亡き妻の思い出や自由のために闘う伝説の暗殺者。
世界各地にある殺し屋の中立地帯〈コンチネンタル・ホテル〉や本作独自の色んな殺し屋の設定がファンタジーの域に達してる世界観。漫画ゴラクのバイオレンス漫画みたいな雰囲気がある。

脚本家の二人は調べたら割と微妙な作品が多かった。今回もまたチャド監督とキアヌの剛腕とキャスト陣のアクションに全てが掛かっている、いつもの『ジョン・ウィック』という感じ。本作で一応の結末が訪れる。

ネタバレあり。そんなに真相を知ってどうのこうのって作品でもないのでネタバレ多めで……。銃とかの知識なし。

 

 

 

 

🐶 第1作目『ジョン・ウィック』(2014)
5年前に引退した伝説的な殺し屋ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーブス)。
ある日、亡き妻が遺した子犬を殺されを盗まれた事でブチギレて、犬を殺した男とその父親のロシアン・マフィアごと皆殺しにして、動物病院から安楽死を待つを連れ帰った――

🐶 第2作目『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)
前作の直後から始まる。復讐を終えも取り戻したジョン・ウィック(演:キアヌ・リーブス)。だが色々あって亡き妻との思い出のを爆破される。再びキレたジョンは今回もまたイタリアン・マフィアを皆殺しにする。しかしジョンは殺し屋御用達の〈コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク〉での掟を破ってしまったがために全ての殺し屋から狙われる事になってしまった――

🐶 第3作目『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)
前作の直後から始まる。全ての殺し屋を束ねる〈主席連合〉の殺し屋たちに追われるジョン・ウィック(演:キアヌ・リーブス)。
ジョンは、育ての親(演:アンジェリカ・ヒューストン)や〈コンチネンタル・ホテル・モロッコ〉支配人ソフィア(演:ハル・ベリー)の協力を得つつ、主席連合の首長に左手の薬指と結婚指輪を渡して和解を頼むと、今までずっと世話になってた〈コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク〉支配人ウィンストン・スコット(演:イアン・マクシェーン)の暗殺を命じられる。それを嫌ったジョンはウィンストンと共闘し主席連合の追手を返り討ちにした。ジョンは昔なじみの地下犯罪情報組織の王バワリー・キング(演:ローレンス・フィッシュバーン)の元にボロボロの身を寄せる――

🐶 本作、第4作目『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)
ジョン・ウィック(演:キアヌ・リーブス)が〈主席連合〉首長をブッ殺して始まる。しかし首長が殺されても卑劣な男ヴィンセント・デ・グラモン侯爵(演:ビル・スカルスガルド)が新しくトップに就任して反逆者ジョンを狙う、キリがない。
ジョンは旧友の〈コンチネンタル・ホテル・大阪〉支配人シマヅ・コウジ(演:真田広之)と娘アキラ(演:リナ・サワヤマ)の元に身を寄せるが、グラモン公爵はジョンとシマヅの旧友である盲目の暗殺者ケイン(演:ドニー・イェン)や愛犬家の賞金稼ぎトラッカー(演:シャミア・アンダーソン)を、ジョンとシマヅに差し向ける――

……と、そういう感じで、1作目でジョン・ウィックが亡き妻の犬を殺されて復讐した……ここから復讐の連鎖が始まり、またジョンを利用しようとする裏社会が近づいてきたり殺し合ったりしてる間に雪だるま式に因縁が増えていった。そして、とうとう殺し屋達を束ねる〈主席連合〉からも狙われるようになってしまった。陰でジョンを支援してくれていた〈コンチネンタルホテルNY〉のウィンストンさえも狙われるようになる。
そして過去作の冒頭は全て「前作の直後から始まる」式なので、一作目から本作までは数日しか経ってない気がする。
とにかくジョン・ウィックの”ガンフー”アクションがメインで、それが異常にカッコいい照明、建物、車、美術品……などを背景に繰り広げられてるだけでストーリーは正直かなり薄い。
そんな『ジョン・ウィック』シリーズの薄いストーリーを進行させるため、また他の作品と差別化するために存在してるのが、このシリーズ独自の「世界各地にある中立地帯」〈コンチネンタルホテル〉。そして世界各地の裏社会組織、それらのトップに位置する上流裏社会〈主席連合(ハイ・テーブル)〉。そして、この世界での殺し屋同士の契約はコインや署名などで取引され、破門された組織などに入会するには、指詰めを思わせる自傷行為を強いられる……この自傷設定は合理性ないし痛そうだから嫌い。関係ないが〈主席連合〉の訳は言語通り”High Table”そのままの方が良かった気がする。
そして「全人類の5人に1人は殺し屋か?」と思えるくらい殺し屋の数が多い。
これらの、このシリーズ独自の設定は特徴あるが、それ以外はほぼキアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックが必死に殺しまくっている、そんなシリーズ。
亡き妻の思い出を護るため戦ったら寄ってきた悪い奴らを倒してたら組織のルールを破ってしまったのでやってきた制裁人を返り討ちにしたら反逆者と見なされ終わりのない追っ手に終われるようになってしまった……というのが本作の状況。
本作の冒頭で主席連合の首長を殺したものの、すぐにもっとろくでもないグラモン公爵がトップになってしまった。
グラモン公爵はジョンを追いつつ、ジョンの友人に次々と制裁を加えていく。
まずジョンが何度も訪れて前作では共に主席連合を返り討ちにした〈コンチネンタルホテルNY〉の支配人ウィンストンからホテルを取り上げ、過去作にもずっと出ていたコンシュルジュのシャロンを見せしめで射殺した。ウィンストンは顔色一つ変えないが自身と同一とも言えるホテルを取り上げられ、唯一の親友と言えるシャロンを殺されて内心は腹わた煮えくり返ってるのがこちらにも伝わってくる。
……最近思ったけど怒り心頭の歪んだ顔とかよりも、真顔であればあるほど怒りが伝わるの気のせいですかね?実社会でキレても表に出すわけにはいかないし(また怒りを燃やしたところで事態は好転せずむしろ悪化してしまう)そして長年フィクションとか好きだと子供が持つそれとは違う独特の感受性が育っていき能面の方にこそ怒りや感情を見出していくようになるせいではないだろうか?今そう思った。
グラモンは、盲目の剣の達人ケイン(演:ドニー・イェン)の娘を人質にしてジョンヘの刺客に抜擢するのだが、ケインもまたジョンの古い友人なのでジョンとケイン二人への嫌がらせになっている。
本作の良いところはこのグラモン公爵の憎たらしさを最初から最後まで丹念に見せていったところだろう。だから本作が一番ストーリーらしきものがあったように感じた。
ホームレス王バワリーの所に身を寄せて首長を倒したジョンは日本の大阪に飛び、古い友人シマヅ・コウジ(演:真田広之)の〈コンチネンタルホテル大阪〉に宿泊。
しかしケイン率いる主席連合の刺客が押し寄せる。
シマヅ・コウジはジョンヘの義理立てで、ジョンなんか知らん娘のアキラ(演:リナ・サワヤマ)は流れで仕方なく主席連合の刺客を倒していく。
この〈コンチネンタル・ホテル大阪〉での戦いは、前作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)クライマックスの〈コンチネンタル・ホテルNY〉でのvs. アーマーを着た主席連合戦闘員を思い起こさせる(心なしか本作は過去三作を思わせる場面が多い)。ジョンはNYの時の戦いで慣れたのか敵のアーマーの継ぎ目を銃撃して器用に殺していく。
ジョンは、前作のクライマックスの部屋に似てる美術品展示室のような場所でヌンチャクを拾うのでキアヌのヌンチャクアクションが見れる。
それにしてもヌンチャクって、強いのか弱いのかよくわからない武器ですよね……。素手よりは確実に痛いしリーチもあるだろうが、棒とかよりは短いし殺すなら銃とかナイフの方が強いしで……中途半端な印象がある武器だ。
本作でもキアヌがクルックルっ回転させて相手をパチンパチンしばいて痛い痛い!させてて、何だかFUNNYな雰囲気が出ていた。
大阪ではジョン vs.ケイン、シマヅ vs.ケインが見れる。
ケインは仕込み杖に剣を仕込んでおり完全に座頭市のようなキャラ。勿論、銃も使うし通過したら音が出る装置を仕掛けて、そこを通過した敵を銃撃する。
シマヅも勿論、刀キャラ。アキラや〈コンチネンタル・ホテル大阪〉のキャラも、どういうわけか刀や弓矢や手裏剣などクラシックな武器で闘う。「殺し屋なんだから銃で良くない?」と思ったが、銃刀法違反の日本だから銃持ってない設定なのかも?と思ったが刀もアカンし、単純にジャポネスクな雰囲気を出したかっただけか。
ここ数年、真田広之氏は日本文化監修とか日本語監修とかを無料で行いつつ長年のハリウッド下積みのおかげか、主役か主役級キャラが増えてきて良いですね。
真田広之は、チャド・スタエルスキ監督が30年来のファンらしくて本当は前作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)に出るはずだったらしい。何の役かは知らんがハゲことマーク・ダカスコスがやってたメインヴィラン役だったんだろうなぁ。マーク・ダカスコスのキャラ「普段は寿司屋やってる」っていう謎に日本っぽいキャラだったし絶対にあの役が真田広之だったんだろうと思ってる。最近は着物来た日本刀キャラが多くて長老ポジションになってきたな。
本作でもアクションばっちりあるメインキャラだったけど、本作でメインのゲストキャラはドニー・イェンの方だもんね。
監督は強者への配慮がバッチリ行き届いてて、まずドニーは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)に引き続き盲人キャラ。もう動きが凄すぎて「この人が負けるの変じゃない?」って感じになっちゃうからね、アメリカ映画に出るなら盲人で丁度いい。そして「ジョンもシマヅも友人だから本心では戦いたくない」と思っているというハンデ要素もある。次に真田広之は、ドニーとの戦いの時、既に腹部を撃たれて大量の出血をしているというハンデがある。これによって、どちらが倒されても「目が開いていれば……」「殺す気満々ならば……」「撃たれてさえいなければ……」などと不満を抑え込む事ができる。本作みたいにゲストに来てもらって対決していただく時には、こういった事前の陰腹要素があるとスムーズに事が進む。
二人の対決する中庭も凄い豪華でカッコよくて、二人へのリスペクトが感じられる。
また金欲しさで愛犬家の賞金稼ぎトラッカー(演:シャミア・アンダーソン)もジョンの命を狙って追いかけている。

 

 

「なんか、友達を頼ったらよりヤバいことになった……」という今の現状も何回目か。
ジョンは「何かもうキリがないし〈主席連合〉を皆殺しにするしかない?」と思いだしたので、共にシャロンの墓参りをしていたウィンストンに「アホか!それこそキリないやろ!」と一括される。
この世界のにおける〈主席連合〉とは「犯罪」そのもののメタファーみたいなもんなのでジョン・ウィックにとっては「世界そのもの」と同義。悪(人の悪意)が永遠に無くならないのと同じ様に主席連合もまた消えることはなく、このままではジョンに自由はない。
「復讐の連鎖」の解決法はない。主席連合構成員を皆殺しにしたところで幹部の家族や幼子がそれを恨みに思えば復讐の連鎖は終わらない。いくらジョンが強くても何時かは銃弾も尽きてしまう。戦っている限り滅びずに生き延びるすべはない。
ウィンストンは主席連合のルールの隙を突きジョンが自由になる方法を見つける。
それは決闘。今現在フリーでふわふわ浮いているジョン・ウィックが、古巣の組織〈ルスカ・ロマ〉(前作でアンジェリカヒューストンがバレリーナの殺し屋を育成していた組織)に復帰させてもらい、ウィンストンを後見人にしてグラモン公爵と決闘を行う。負ければ全て失うが、勝てばジョンは自由を、ウィンストンはホテルに復帰となる。グラモン公爵が負けて直接失うものはないが、ジョンはただ生き延びているだけで評判が上がってきているので、もし決闘で負けてしまえばジョンは聖者のような伝説の殺し屋になり、逆にグラモン公爵への尊敬は地に落ちてしまう。裏社会で舐められたら終わりなので目に見えない一番失いたくないもののためにグラモン公爵の方こそ負けるわけにはいかない。グラモン公爵は決闘などしたくはないが掟を破れば組織内のバランスをもたらす調停者に消される(たぶん)。組織の掟が強すぎて、掟の前では組織のトップでさえも雇われにすぎない。
ジョンは、一作目『ジョン・ウィック』(2014)後半の水っ気が多い巨大クラブを思わせる水っ気が多い巨大クラブで主席連合の大柄を倒し〈ルスカ・ロマ〉へと復帰し、グラモン公爵との決闘が出来るようになる。
巨大クラブでの戦いは、横で殺し合いしてるのに気付いて怯える客があまりに少なすぎる事が、かえって夢の中にいるような幻想的な気分になれた。
決闘など行いたくないグラモン公爵はジョンに多額の懸賞金を賭け、ジョンが決闘の場に着くまでに街中の殺し屋が命を狙うよう仕向けた。
まず、車の往来が激しい場所で無数の殺し屋と闘うジョン。ここがまず最高……。
何がいいって、行き交う車が一切停まらないところがいい。「撃ち合いしてるから停まった方が危険」のかもしれないが、さっきの「巨大クラブの逃げない客」同様に「ここの行き来してる車の中の人には意識ないんだろうな」と思った。良い意味で。
だから格闘ゲームの背景とか、オープンワールドゲームの行き交う車みたいに、特に自分の意志とか持ってない車が行き交ってるんだろうなと思い、それが良いなと思った。
このシリーズは殆ど殺し屋しか出てこない世界観だし、殺し屋以外の人類はもはや意志など持っていない、それによって同じ檻に入れられた殺し屋達が殺し合ってる雰囲気が増していんじゃないか?そう思った。もう社会性とか皆無なシリーズだからね、それなら極端にそこまで行ったほうがいい。そう思った次第です。
で、ここでの戦い、ジョンは4回くらい車に轢かれる。速度出てなそうだけど、だ、大丈夫か?という感じがある。こち亀の両津が昔よく車に轢かれて回転しながらガードレールに激突して爆笑してたが、キアヌの巨体が吹っ飛んで何かに激突するのは面白い。
ジョンもまた轢かれるだけでなく、撃った敵を走ってくる車にぶん投げて轢かせたり、おもむろに車に轢かれる敵が吹っ飛んで地面に激突するまでの間の敵に2、3発銃撃してるオーバーキルっぷりが本当に気持ちいい。俺も悪い政治家などを走ってる車に投げて轢死させたいと思った。
動画クリップあったから貼っとこう。
www.youtube.com
次にジョンは廃ビルに逃げ込む。ここではドラゴンブレス弾(散弾銃用の焼夷弾)を発射する殺し屋達が攻めてきて、建物を輪切りにして上空から見たような画面で進む。
動画クリップあるから貼ったほうが早い。めちゃくちゃ楽しいシーンでした。
www.youtube.com
これはインディゲーム『The Hong Kong Massacre』(2019)からインスパイアされたという。ていうかゲームプレイ画面見たらまんまだな。
www.youtube.com
今(2023.09.26)Steamでセール中で460円だからパソコン持ってて、本作のこのシーン好きな人は買ってみるといい。僕は買いました。
Save 80% on The Hong Kong Massacre on Steam
廃ビルでの戦闘。ずっとジョンを追ってきてた”Mrノーバディ”こと愛犬家の賞金稼ぎトラッカー。ジョンはトラッカーをいつでも殺せる状況になるが、グラモン公爵の側近がトラッカーの犬を射殺しようとしていた。犬好きなジョンは、自分を殺そうとしたトラッカーを殺す機会を逃してまでトラッカーの犬を助け、そしてトラッカーを見逃す。トラッカーはグラモン公爵に屈して主席連合の刺客として追ってきてたが、このジョンの利他的な行動を受けたトラッカーの心が動き出し、それは後にジョンを助けることになる。本作が邦題に「コンセクエンス(因果応報みたいな意味)」と付けた理由がわかった。
あとジョンの犬はラストまで出てこないので、このシリーズに不可欠な犬要素はトラッカーが担っている。そして同時に『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)ハル・ベリーみたいな「犬使い暗殺者」キャラを再び出した感もある。
最後は220段の階段で無数の殺し屋との死闘。必死こいて一対多のバトルをまたしても制したが前述のグラモン公爵の側近に蹴られ、ジョンはつかこうへい原作『蒲田行進曲』よろしく220段の階段落ちする。220段ともなるともはや階段落ちというより山での滑落に近いと思うし死ぬんじゃないか……?という気もするがジョンは防弾スーツ着てるから助かったと思っとこう。窮地を救うのは愛犬を救われたトラッカー、心を取り戻した彼は主席連合に歯向かいジョンを助ける。正にコンセクエンス。
また、本当はシマヅもジョンも殺したくないケイン。自分が決闘なんて当然したくないグラモン公爵はケインを代理の決闘者に立てた。本心ではジョンを殺したくないし、殺し合うのなら公正な決闘がしたいケインはジョンを手助けして殺し屋を一掃する。
それにつけてもコンセクエンス……。
そして決闘へ……。

ラストのネタバレだが、ジョンはケインとの決闘の負傷のせいか、それ以前に死闘が長すぎたせいか自由を得て朝日の中、天に召される。
一作目からずーっと続いてた戦いの終わり。これでジョンはようやく自由と安息を得たので、こういう結末はアリだ。「愛する妻と天国で仲良く暮らしました」という事になるし。ジョンの愛犬はバワリーが受け継いだらしい。
死ぬのもまぁわかるけど、だが犬も残ってた事だし別に死ななくても良い気がする。
とはいえ殺しの世界から足を洗って一般人になるって事は「殺し屋ジョン・ウィック」は死ぬという事なんで物語的には死のうが生きようが同じっちゃ同じだけど。でも長いこと大変だったから犬を抱っこしてウィンストンとバワリーとコーヒーでも飲んでるラストの方が良かったかな僕は。
しかし横になるシーンと墓は映ったものの、後から続編作りたくなったら「ウィンストンはジョンを死亡扱いにしただけで本当は生きてる」という設定にも出来るわけなんで僕は半分くらいジョンは死んでないと思ってる。
あんまり致命傷っぽいところ撃たれてないからね(とはいえこれだけ痛めつけられたら死んでもおかしくないが)。
ちなみに4作品中、本作が一番良かったかな?普通の映画だったらラストバトルになるレベルの死闘が4連続くらい釣瓶打ちで出てくる終盤が良かったですね。

 

 

まだ観てないけどAmazonプライムで、ウィンストンの若い時を描いたスピンオフドラマ『ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から』(2023)の第1話が配信された(ちなみに全3話)。
またアナ・デ・アルマス主演で〈ルスカ・ロマ〉の殺し屋バレリーナのスピンオフ映画『バレリーナ(仮題)』(2024)もある。『ジョン・ウィック』のアニメ化も計画してるらしい(実写じゃなくアニメだからジョンやケインやシマヅの現役時代を描いた前日譚だろうな)。
……とか言ってたら『ジョン・ウィック5(仮題)』制作が動き出したって報道を観た。
アキラやケインの話か?いや、「ジョン・ウィック」ってタイトルなんだから、やはり死んでなかったジョンの作品だと思いたい。
もし生きてたジョンによる続編だったとしても、この合間なく続いた4作はジョンが大変そう過ぎて息苦しかったので、続編があるなら「ジェームズ・ボンド」シリーズみたいに一話完結でやって欲しい。
しかしジョンは生きてるかもしれんとして真田広之なんですぐ死んでしまうん……?
一時期のショーン・ビーン並に死んどるYAN。完全に死に枠だな。たまには生きてほしいものだY。

 

 

 

 

そんな感じでした

gock221b.hatenablog.comgock221b.hatenablog.comgock221b.hatenablog.com

gock221b.hatenablog.com

 

 

チャド・スタエルスキが第二班監督したやつ〉
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)/この世に白と黒はなく灰色だけが在る事を描いたヒーローの内戦👱 - gock221B

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020)/ハーレイ一人でやる役割をバーズオブプレイと四等分した結果薄くなったと推測🥪 - gock221B

🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫🧔🏻🐶🔫

John Wick: Chapter 4 (2023)

www.youtube.com
www.youtube.com

#sidebar { font-size: 14px; }