gock221B

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『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)/ポム氏演じるパリスと中盤のカーチェイス良かったです。トム氏の危険なスタントはファンを想うなら今すぐやめた方がいい⚫~*


原題:Mission: Impossible: Dead Reckoning Part One 製作&主演:トム・クルーズ 監督&脚本&制作:クリストファー・マッカリー 原作:『スパイ大作戦』(1966-1973) 製作国:アメリカ 上映時間:163分 シリーズ:『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7作目

 

 

危険すぎるスタントを繰り返しているが、たまたま事故死してないのでファンが「いざ彼が死んでしまた今……彼の無茶を応援したり楽しんでた自分も加害者みたいなものか……」と自己嫌悪に陥らずに済んでいるだけの「もう危険なスタントはやめてほしい。本当にやってもCGでも大してわからんから」と僕が思ってるムービースター、トム・クルーズ主演の人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7作目。
元々はTVドラマ『スパイ大作戦』(1966-1973)と『新スパイ大作戦』(1988-1990)の続編……だがさすがに生まれる前のドラマなのでテーマ曲以外よく知らない。
今回の第7作目は事件は完全に解決せず、一年後に公開する第8作目『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』(2024)で完結する。つまり「デッド・レコニング」という前後編の前編が本作。

「イーサン・ハント率いる特殊諜報部隊IMFが実現不可能なミッションに挑む!」というこの『ミッション:インポッシブル』シリーズ。最初はトム氏が活躍するってだけの印象だったが3作目くらいから「様々な能力のIMFの仲間が作戦実行するイーサン・ハントをサポートするチームもの」という傾向になっていき、監督がクリストファー・マッカリーになってトム氏のスタントも激しさを増し女性エージェント・イルサも登場した第5作目『ミッション:インポッシブル/ローグネイション』(2015)以降が現在のMIシリーズという印象。トム氏の不要なまでに危険なスタントはどうかと思うが、面白いので好きです。もしトム氏が事故死したらもう楽しめなくなって観なくなる気がするが今はまだ死んでないので観れています。ちなみにトム氏は制作費も出してる制作者でもあるので誰もトム氏を止められないのが現状なので、もう即死しそうなスタントを辞めてくれるか即死しない事を祈るのみです。

ネタバレあり⚫~**

 

 

 

 

Story
ある日、ロシアの高性能AIを搭載した潜水艦セヴァストポリが人知れず撃沈された。

不可能な作戦を実行する極秘諜報部隊、IMF(Impossible Mission Force)のエージェント、イーサン・ハント(演:トム・クルーズ)。
彼が立ち向かうミッションは「全てのシステムに不正にアクセスできるAI”エンティティ”を動かすために必要な二つの鍵の奪取」。この世界を統べる恐ろしい力が悪の手に渡る前に見つけ出し制御する必要がある。
イーサンたちIMFは、鍵を狙う泥棒グレース(演:ヘイリー・アトウェル)、謎の男ガブリエル(演:イーサイ・モラレス)などと対峙していく――

そんな感じで今回は「2つの鍵」というマクガフィン(登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる作劇上のアイテムや概念のこと)を敵と奪い合って次作に続く!わかりやすい。
しかし、冒頭の潜水艦と奪い合うAIを掌握する鍵の説明とかイーサンが仲間と合流するまでの前フリ長すぎない?20~30分なかったここ?5分でいいだろ。

IMFイーサン・ハント(演:トム・クルーズ)のほか、元MI6エージェントのイルサ(演:レベッカ・ファーガソン)、ハッカールーサー(演:ヴィング・レイムス)、ITやアイテム担当ベンジー(演:サイモン・ペッグ)という、いつめん4人。
イーサンは相変わらず無茶してるのとトム走りが好評なせいか、あまり走らなくていい場面でトムが空港の屋上を爆走するシーンがあって笑った。終盤、崖からバイクでジャンプして列車に飛び移るのが見せ場のシーン。
前半、空港でベンジーが核爆弾を見つける。核爆弾はクイズを幾つか解かないと停止させられない。ベンジーは登場してからというもの一緒に行動するイーサンが無茶しすぎて気が狂いそうになったり爆弾の解除でハゲそうになる。今回もこの1分以内に爆発予定のクイズ核爆弾を見つけて慌てて解除する。彼が爆弾を前に「あああ!どうしよう!止めなきゃ!しかしどうやって!」と頭を抱えたり指を噛んだりして悪戦苦闘してる姿を見てたら面白さがどんどん高まってくるのが凄い。サイモン・ペッグが爆弾と格闘する姿は映画を観てて面白い瞬間かなり上位に入るな。彼のルックスも歳と共にどんどん良くなってる。
ルーサは相変わらずチームのお母さんみたいな雰囲気だし、初登場時は危険な敵だったイルサも本作ではもうみんなの妹みたいな感じで馴染んでいる。ただ「仲が良い」というだけでなくファミリー感が凄い。撮影現場でトム氏の無茶なスタントを心配し続けてる間に作中でも現実でも凄い一体感が生まれてるんだろうなと思わされる。
ベネチアの屋上でイルサがイーサンを気遣ってハグするのだが、このシーン物凄く愛情を感じさせる。恋愛とかじゃなく人間愛のテイスト。これは只の演技じゃ出来ない雰囲気だなと思った。

新キャラのグレース(演:ヘイリー・アトウェル)。
彼女は前作に続いて登場した武器商人”ホワイトウィドウ”ことアラナ・ミソポリス(演:ヴァネッサ・カービー)の依頼で鍵を盗んで運んでいる女泥棒で本作のヒロイン的なポジション。
自然と鍵を狙うイーサンと鍵を奪い合ってるうちに、行動を共にする事になる(というか鍵を狙ってイーサンが追いかけてる)。
MCUキャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーター役で有名な人が演じている。
Twitter見たらこのグレースはそこそこ嫌われていた。彼女の登場で人気キャラのイルサの出番が大幅に減ったことし、グレースのせいでイルサがヤバいことになってしまうのでグレースを叩くのは八つ当たりだろう。グレースの立場になると仕事を終えてとっとと家に帰りたいのにIMFがグイグイ絡んでくるから一刻も早く離れたいだろうし。
……とはいえ、かなり後半までグレースがトンズラしようとするせいで、どんどん危険が増えてくるので「いいから言うこと聞いていらんことすんな!」という気持ちに僕も少しなった。これか?好かれてない原因は。
ホワイトウィドウはパーティで得意げな顔して座ってたり終盤は眠らされて寝ぼけてたりと全体的に可愛い雰囲気がある。長身で面長なんだけど妙に頬がふっくらしている独特の雰囲気ある顔してるし。

今回の敵はガブリエル(演:イーサイ・モラレス)というオッサン。IMFに入る前のイーサンを知ってるとかで因縁ありそうだが、この前編では特に語られないので単純に強くて憎いし倒す事もできないラスボスでしかないので特に語ることもない。

彼の右腕パリス(演:ポム・クレメンティエフ)としてイーサン&グレースを殺して鍵を奪おうと追いかけてくる。演じてるポム氏はMCU『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのマンティス役で有名な韓国とフランスの間に生まれた女優。
このパリスはわかりやすいバーサーカー(狂戦士)キャラ。狂気笑いを浮かべながらガンガン追い詰めてくる。中学生じゃないのでこの手のキャラあんまり好きじゃないけど単純にめちゃくちゃ良かったので本作で一番好きなキャラだった。白っぽい化粧して目の下に涙のタトゥーが彫ってあるので哀しい過去があったが笑いで本心を隠すクラウン系のキャラ。ちなみにこの涙のタトゥー彫ってる外国人は高い確率で犯罪者なので危険らしい。中盤イーサンとグレースが二人羽織でパリスとのカーチェイスする場面と、ラスト間際に死にかけたパリスがフランス語で心情を吐露する場面も好きだった。
ちなみにIMFの人らに保護されてたし来年のパート2にも出るので死んでない。

最初と最後に出てくるCIA長官キトリッジ(ヘンリー・ツェニー)はアメリカのために鍵を手に入れようとするが上手く行かない役柄。一作目『ミッション:インポッシブル』(1996)IMF監督官だったが26年ぶりに再登場したらしいが再登場させる意味があったのかわからんほど全く覚えてない。なんか本作と次回作でイーサン・ハントの総決算にするらしいので他の過去キャラも次回作に出てきたりすんのかな?だけど全員キャラ薄いから正直キトリッジ同様に再登場しようが新キャラだろうがどっちでもいい感じもする。
イーサンを捕らえるために大工さんみたいな顔したオッサンと、任務に疑問を持つ黒人青年のCIAエージェントが出てくる。彼らはキトリッジの命令を無視して独走するイーサンを追いかけてくる。二人ともなかなかいい味出ている。

 

 

ネタバレですけど人気メインキャラの一人イルサがガブリエルに刺されて死んでしまう。
本作でのイルサの活躍が少なすぎるし死とその後の雰囲気があっさりしすぎてるし、何よりも全く同じ様に胸を刺されたパリスは生きてたので死んでないんじゃないか?という気がする。グレースをIMFに引き込むためか、それとも何かわかんないけど誰かを欺くためにか、死を偽装してるんじゃないか?それなら初の二作またいだ後編でのサプライズにもなるし。
ヒロイン交代だと思ってグレースを叩く人もいるけどイルサはエージェントで、グレースは盗みが特技で得意分野違うから別にダブるわけでもないし。
あとイルサが死ぬ意味あんまりない気がするんだよね。主役のトム氏が現実に常に死にかけてるせいで別に作品内でメインキャラが死なないと危険の緊迫感ないなんて事ないからね。
わからんけど。これで死んでたらパート2で「死んでたんかい!?」と不満に思うかもしれん。
ガブリエルとイーサンの過去は後編に持ち越されて人間ドラマなかったし、あとは何時ものようにアクションアクション……で特に書くことなかったけど面白かったよ。
AIの凄さが日と共に浸透してるから、エンティティの恐ろしさとか、あらゆる危険を推測するAIとか、今はもう特に説明なくても「AI」ってだけでえらいこっちゃ感がある。
これまだ途中だから『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)同様に後編観ないと判断つかないよね。
グレースとパリスは最初から味方として出るのか?とかイルサ死んでないよね?とかイーサン総決算とかいうけど死ぬんやろか?とか気になる。あとMIシリーズは終わるのか?とか。
この感想は自動的に消滅しまーす💣

 

 

 

 

そんな感じでした

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Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One (2023) - IMDb

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