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gock221B

映画その他の感想用ブログ(2015年開設) http://gock.flavors.me/

「ピープルvsジョージ・ルーカス (2010)」散々文句言って締めに急に褒めて締めるのが凄い可笑しい

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原題:The People vs. George Lucas 監督:アレクサンドレ・O・フィリップ
制作国:アメリカ/イギリス 上映時間:92分

一週間くらいSWばかり観てたからSW脳になってしまい他のものが観れなくなってる時にGYAO!でこれの配信が始まった。一回観てるけど、もっかい観たかったので観た

gyao.yahoo.co.jp 配信期間2015年12月25日~2016年1月24日

色んな業界人や著名人やSWオタクの人達がSWについて話していく。
ニール・ゲイマンとかも出てくるし、よく知らないSWオタクの人達も面白い。
SWのファンが作った膨大な二次創作動画やアニメ(エドガー・ライトが作ったものも出てくる)実際のSWの本編やニュース映像などがテンポよく編集されてて楽しい

序盤はルーカスが映画製作会社の元で働く事に限界を感じた後SWが大ヒットする様を見せる。「SWは優れた娯楽映画というだけでなく、皆で参加して遊びたくなる砂場のようなもの。それを提供してくれた」とルーカスを称賛する。
前半はルーカスとSWが出世していくばかりなので景気がよく楽しい

★特別編
時は過ぎルーカスはSW特別編を作る。フィルムを綺麗にするだけならまだしも細部をCGで色々と変えていく事にマニアたちは異を唱える。
その最たるものは、ハン・ソロがグリードを不意撃ちで殺すカッコいいシーンが、悪役グリードが先に撃ったからヒーローのソロが撃ち返したというダサい場面に変えられていた件
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何の邪魔もされてないベテラン賞金稼ぎのグリードが1mの距離から銃撃を外すのと、ハン・ソロがCG加工で申し訳程度にカクッと首を動かして避けてる感じなのがいつ観ても面白い
「当時の特撮はアカデミー視覚効果賞を受賞した。しかしその視覚効果はCGで上書きされて観る事ができない。当時の特撮作ってくれた仲間に失礼じゃないか?特別編のCGが視覚効果賞を取れるとは思えないのに」「E.Tやブレードランナーなどのディレクターズカットが作られた映画は、Dカットと同時にオリジナルもソフトに入っている。SWもそうするべき」という意見は、SWおじさん達の言い分の方が正しい。
そしてルーカスが、自分の作ったSWによってがんじがらめとなり一切映画が撮れなくなってしまい只の実業家になってしまった、と先輩のコッポラが悲しそうな顔で心配してたのが印象的

★見えざる脅威
しばらくしてエピソード1を作り始めるパート。
ルーカスが「久々にSW作るぞ」と張り切ってる様子や、SWファン達の信じられないほどの熱狂状態。エピソード1の予告編を観るためだけに映画館に通ったり、いかに楽しみかを興奮状態で口々に話すファンたち。
この辺は、観てられないものがある
遂に公開されたが、面白くない事にショックを受けるSWおじさん達。
当時、SWマニアでも何でもないが、僕も友人たちと観に行って「あれ‥?」と思い観終わった後誰もファントムメナスについて語らず、自分も「面白くないはずがない」と思いパンフレットの色んな説明を読んでエピソード1について考えたり(現実逃避)後日、こっそりまた観に行った覚えがあった。この現象は全世界的に起こったようだ。
エピソード1を何度も何度も観に行ってしまうファンたち。面白いからではない、面白くないのはとっくに分かっていて「自分の妥協点を見つけるために通った」という悲壮なコメント。。
話を聞くと凄く可笑しいが、彼らにとってはアイデンティティに関わる重要な事なんだろうと思う。キリストが何かすげー悪い事する聖書の失われた章が見つかった時、人は何とか自分を納得させようとするだろう。それと同じだ

★ジャージャー
EP1についてまだ続く。ジャージャーを始めとする魅力がない新キャラ達。
ジャージャーが如何にムカつくかの映像が延々と流れる。不評すぎてエピソード2以降で出番減ったジャージャーがカメラ目線でマニアたちを挑発するかのように不敵に笑うカットが可笑しい(知らんかった)
しかしジャージャーやプリクエルが大好きな子供たちのコメントも流れる。
子供達「おじさんたちはジャージャー嫌いだよね‥新しいキャラだから‥」
純粋な瞳のプリクエル大好きキッズの映像を見せられると、SW好きおじさんの方が大人げなく見えてくる(そして自分の事も‥)。そしてルーカス自身も「子供のために作ってる」と連呼する。SWおじさん達が間違ってるのか?
SWおじさん「本当に子供のためにって言うなら何で、関税がどうとか貿易連合がどうとかみたいなクソつまんねえ設定やストーリーばっかなんだ?禁輸について息子に説明したが全然理解できなかったぜ。ルーカスは子供を盾に逃げてるだけだろ」とファンは言う。確かし。。それにSWとしてどうとか以前に映画として単純に面白くない。勝負あったな

★ミディ=クロリアン
EP1から出てきた「フォースはミディ=クロリアンと呼ばれる血中の微小生物から生まれる」という、不評すぎて即、無かった事にみたいになったクソ設定について。説明無用のクソ設定なため説明は短い

SWは色んな人の才能が結集して成功したのに、ルーカスは自分の思い通りにしようとしてSW世界がおかしくなっていく。ルーカス帝国に引きこもってしまい誰の声も届かない。
THXやアメリカングラフティを勝手に編集されて傷ついたルーカスは絶対に自分の作品は自分で管理しようと思った。最初はそのように思い通りに作って成功したSWだったが、今では彼自身が破壊しようとしている」
しかし一方でファンが作ったSWや二次創作を容認する懐の深さも持つルーカス
チューバッカが里帰りして30分間ウーキー語でうなってるだけの「スターウォーズクリスマスSP」を歴史から抹消したいくだり

★ルーカスの悲劇
SWファンおじさん達はやがてアンチとなってSWを叩くのが生きがいになる‥
そしてルーカスは「インディ・ジョーンズ クリスタルスカル」でもキツい出来栄えになってしまい(それにしてもそれら失敗作も全て大ヒットしてるのが面白い)「サウスパーク」でルーカスとスピルバーグがインディをレイプする話が作られる
「ルーカスは俺たちの少年時代の思い出をレイプしている」派と、「さんざん楽しませてもらったろ」というルーカス擁護派の双方の意見が展開される
SWおじさん「俺たちはまるでDV夫の妻みたいだ。殴られるのはわかってるのに‥離れられないんだ!」ファンの息が長くてデカいジャンルには、よくある話だ。
ルーカス「制作会社の言いなりになるのが我慢できなかった。しかし必死に頑張って気付くと僕は自分が最も嫌いな独裁者になってしまっていた‥」
SWおじさん「彼は肥大した億万長者だ。その中には理想主義的なヒッピーがいる。その中にはガレージに逃避して車をいじる孤独な少年がいる。"彼ら"はデススターの様な巨大な企業体の中で闘っている。勝って欲しいね、少年に」
その後「何だかんだいって楽しませてくれたよ、ありがとう」的なルーカスへの感謝の言葉が多く語られて終わる。本編の殆どボロクソに文句を言いつつも、ちょいちょいルーカスをフォローして、最後の数分で称賛して何となくいい感じにして終わる感じが可笑しい
ルーカスが色々許可したから、この映画も公開できたんだろうし、批判し合ったり褒めたりしつつのこういうアメリカ文化は爽やかで憧れる
それにしてもSWに対する色んなファンムービーやツッコミなどが30年以上も熟成され洗練されすぎていてポンポンとテンポよく飛び出し続けるのでかなり面白かった


そんな感じでした

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www.imdb.com

www.youtube.comf:id:gock221B:20151225122834g:plain

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